増刊号掲載分とは? わかりやすく解説

増刊号掲載分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:32 UTC 版)

ゴルゴ13のエピソード一覧」の記事における「増刊号掲載分」の解説

増刊話数 題名 / 発表年月”の順で記載増刊1話 17人の渇き / 1971年1月 船で国外脱出を図るKGBスパイ正体究明狙撃MI6依頼されゴルゴ。しかし、その船にはスパイとは無関係の客が十数名乗っていた。 増刊2話 デスマスクの肖像 / 1971年6月 いまだに根強い人種偏見の残る米国南部地方ルイジアナ州知事のエイブラハム・ゴードンは、ニューオーリンズ訪れていたゴルゴひょんなことから偶然顔を合わせ驚愕する。KKK団支持を受ける白人至上主義者ゴードンは、州知事直前ライバルスキャンダル作り出すためにゴルゴ仕事依頼した過去があったのだったゴルゴ自分をゆすりに来たのだとかんちがいしたゴードンは、人種差別主義者テロ装ってゴルゴ殺そうとするが、一方でゴルゴの方も偶然からゴードン依頼事情をすべて話していなかったことを知る。 増刊3話 国際ダイヤモンド保安機構 / 1971年11月 世界で産出されるダイヤモンドのすべてを買い上げダイヤモンド市場牛耳るデビス社には、独占体制維持するためのIDSO(国際ダイヤモンド保安機構)という秘密組織があった。密輸組織探索のためにIDSOが派遣した残忍悪名高い暗殺者クリューガー3兄弟は、組織の女幹部手酷く拷問した末に誰にも顔を見せたことが無いという組織ボスの名前を白状させる。3兄弟密輸組織ボス狙い始めたことを知った執事ゴルゴに3兄弟抹殺依頼するが、ちょうど同じ頃なぜか兄弟達の元にゴルゴ顔写真届けられていた。 増刊4話 誕生日に白豚を殺せ!! / 1972年2月 米国社会揺るがした黒人暴動はここ数年なりを潜めたものの、人種間抗争払拭されたわけではなかった。ゴルゴコンタクトに応じて訪れたニューヨーク黒人居留でも、マルコムX誕生日白人警官を殺すという過激な襲撃事件目と鼻の先発生した依頼人黒人神父から黒人解放運動の指導者暗殺事件への復讐依頼されゴルゴは、犯人正体を知るという黒人ベトナム帰還兵ジム・ホーキンスの下を尋ねる。 増刊5話 素晴らしきシカゴ / 1972年9月 かつて銀行強盗として名を馳せたマックス・ボイド。仮釈放8年ぶりに古巣シカゴ戻ってきた彼を待っていたのは、すっかり変わってしまったシカゴ町並みと元恋人ジニー成金結婚してフロリダへ行ってしまったという残酷な現実だった。ジニー取り戻すことを決意したマックスは、資金調達のため銀行強盗加わり、金を奪って逃走する増刊6話 デス・バレイ / 1972年10月 狙撃終えたゴルゴは、FBI追われ死の谷入った。そこには、黄金探し出て行方不明になった兄を探している男がいた。2人インディアン泊まることとなった増刊7話 蝶を射つ!! / 1973年4月 アリゾナ州ノガリスの麻薬捜査手を焼いていた麻薬密輸組織ボスとその側近は、ゴルゴ駆除依頼するゴルゴフェロモン利用して無数のに纏わり付かせて足止めし、仕留める増刊8話 英雄都市 / 1975年12月 英雄都市一つレニングラード舞台。アンドレイ・パブロヴィッチ・ボロコフは、第二次大戦中ドイツ軍捕虜になり、無理やりドイツ軍協力させられ戦後西側住んでいた。しかし齢を重ねたボロコフは望郷の念にたえられず、逮捕覚悟レニングラード家族をたずねる。直後に、家族誰か密告により、ボロコフは戦犯として逮捕されてしまう。彼は、もし逮捕されたら、殺してくれ、という依頼事前に行っていた。 増刊9話 皇帝と共に北へ向かう / 1978年4月 アメリカ南極アムンゼン海岸の島にて極秘裡に開発していた致死性ウィルス水死「φx176」。ゴルゴバイオハザード発生した可能性があるラボ全て焼き払いウィルス回収して欲しいとの依頼を受け、南極に足を運ぶ。しかしラボ生き残り発狂したコーニング博士は、ウィルス周辺生息するペンギン使いとんでもない陰謀企んでいた。 増刊10話 アカプルコ散華の夜(ファイアー・ワーク) / 1978年8月 メキシコアカプルコ米国億万長者玉の輿になったヒッピーメアリーは、久しぶりに夫と知り合ったホテル訪れた上流階級暮らしにも飽きがきていたメアリーは、ホテルプールサイドでたまたま再会したゴルゴ誘惑しようとする。金の無い時は春を売ることもあったメアリーは、かつてゴルゴ相手をしたこともあったのだった。が、ゴルゴの方ではどんなアプローチをしてもメアリーに全く関心示さない無視されることでかえって思い高じてゆき、とうとうメアリー思いきった行動に出る。 増刊11話 刑事よさらば / 1978年10月 深刻な治安の悪化社会を覆う米国。ここシカゴでも、立て続け発生する連続婦女暴行殺人事件市民達を震撼させていた。捜査当たっていたシカゴ市警刑事ボイルは、「病めるアメリカ」との言葉相応し凄惨な犯罪数々憔悴しきっていた。一本気頑固な性格から職場もうまくいかず、ボイル刑事辞めて恋人二人でどこか静かな場所穏やかに暮らしたい夢想していた。そんな中ボイル新たに起こった暴行事件現場検証最中ゴルゴ目撃する増刊12話 B&Cクラブ会員死す / 1978年12月 ハンター団体ブーン&クロケットクラブ」のメンバーは、ワニ狩りのためにフロリダ集まっていた。合法的な人間狩りがしたいという願望持っていた彼らは、上院議員殺害したゴルゴ自分達の近く逃げ込んだ事を知り喜び勇んでゴルゴ仕留めようとする。 増刊13話 G線上の狙撃 / 1986年5月 ヴァイオリニスト・シンプソンはG線上のアリア演奏ヴァイオリンの弦が切れるというアクシデントに見まわれ、パニック起こし演奏ができなくなってしまう。その時ショック人前演奏できなくなったシンプソンはチャリティコンサートのソリスト降ろされてしまう。そして自分代わりソリスト共産主義者であるカミンスキー知ったシンプソン自分と同じよう演奏中弦だけを切って欲しいとゴルゴ依頼する増刊14話 禍なすもの / 1986年9月 新型原子炉搭載したソ連偵察衛星軌道修正誤りモンタナ州山中落下したハイカー扮しKGB局員達は原子炉回収成功するケガ負ってしまい、手近にあった山荘訪れる。が、そこはゴルゴ山荘であり中には休暇中のゴルゴがいた。やがて局員達を探していた国防総省部隊駆けつけ山荘取り囲む局員達は動揺するが、ゴルゴ眉一つ動かさなかった。それもそのはず山荘は窓はすべて防弾ガラスドア鉄板丸太壁の中には鉄筋コンクリート仕込まれ地下には核シェルターまで備えられこの上なくゴルゴ所有物相応しい完全防備山荘であったからだった。 増刊15話 メイティング・マテリアル / 1987年5月 壮年ボディー・ガードのロバート・ブレディのもとに、警護仕事が入る。依頼人のハロルド・エマーソンは大のチェス好きで、チェス巧いガードマン一ヶ月雇いたいというのだ。滞在先のコテージニュージーランド海岸にあり、波は荒く強い海風吹き荒れ周辺には何もない平原広がるという、警備はうってつけの場所であったある日ハロルド電話回線を介してチェス対戦相手探しコンピューター通信によって彼らとの勝負始める。その時、表の番犬吠え始めたのを聞いてロバート500メートル離れた所に立つ隣のコテージ双眼鏡覗いた。そこに見えたのは、カミソリのように目付きの鋭い東洋人の姿だった。 増刊16汚れた重賞グレートレース) / 1988年5月 王室所有の馬ハーディリーフに不正薬物投与して自身所有の馬モーゼスワイルをダービーに勝たせようとするタタミール卿の計画を、ゴルゴ疾走するハーディリーフの肛門ホルモン系統撃ち込んで阻止する増刊17話 幻のジゼル / 1988年8月 ボリショイ・バレエ団至宝ナタリア・パブロワは、ソ連文化省意向で、アメリカバレエ団パリ共演することになる。演目は「ジゼル」で、相方務めるのは6年前にソ連から亡命したミハイル・レシオフスキーだった。かつて恋人だったミハイルは、パリへ出向いて来たことを好機としてナタリアアメリカへの亡命勧めるナタリアは、悩んだ末に亡命決意する増刊18話 ワシントン秘密工作 大統領はお元気? / 1988年11月 CIA秘密作戦部・DDOコンピューター室から、NATOに関する機密書類、“レインボー221”が盗まれた。犯人コンピューター技師のハリー・ローゼンバーグで、贅沢好きな愛人のために金に困り盗んだ情報東側売ろうとしたのだ。DDO部長であるウイリアムズは、責任問われCIA辞職するが、その直後情報を売るためのノウハウ持たないハリーから、報酬折半するという条件で、ソ連接触する仲介役を頼まれるウイリアムズは、自らの手で”レインボー221”を取り戻し事件決着をつけるべく、友人であるゴルゴ依頼を行う。 増刊19話 インディアン・サマー / 1989年5月 ネバダユタ州境にある小さなモーテル盲目老女マーサと娘のシンディ二人で切り盛りしているこの宿に、出稼ぎ出ていた息子ハンクしばらくぶりに戻ってきた。ハンクシンディ久しぶり再会を喜ぶが、マーサハンク陽気な声に隠れて一つ足音モーテル忍び足入っていくのを聞き逃さなかった。マーサ顔なじみ保安官がつい先刻教えてくれた二人組強盗の話を思い起こすシンディは気がつかなかったようだが、目が見えない代わりに聴覚が鋭いマーサにはそれですべての察しがついた。朝一番モーテル訪れた東洋人らしき客を、足音だけで只者でないと見抜いたように。 増刊20話 疫病神の道標 / 1989年8月単行本未収録ハリウッド人気俳優ハック・ロブソンの元を、三流ゴシップ誌の記者ブラドッグが訪れる。ロブソン必死隠していたある感染症感染をどこからか聞きつけ、金を強請りに来たのだったロブソン仕方なしに金を払うが、強請られた悔しさ押さえることはできず、ゴルゴ雇ってブラドッグの狙撃依頼する。これでブラドックの口を封じることはできるものの、病魔蝕まれていく将来考えるとロブソンの気は鬱してゆくばかりだった。悩み悩んだ末、ゴルゴ依頼遂行時刻やってくる増刊21話 公開処刑の日 / 1989年11月 モサドのスパイイラク公安警察捕まった戦争終わり国外向いていた不満分子感情が再び政権へ向けられ始めていることを危惧していたフセイン大統領は、不満感情をイスラエル向けさせるためこのスパイ公開絞首刑にかけることにする。モサドエージェント達処刑阻止命じられバグダッド乗り込むが、その任務内容フランスのテレビクルーに変装してカメラ構えていろというだけのものだった一方そのころ、ゴルゴイラク入国したという情報入りイラク警察騒然とさせていた。 増刊22話 カリブの夢 / 1990年5月 キューバ革命戦士だったパブロは、かつて恋人巡って対立した同志アベラ策謀によって現在はモスクワ拘禁されていた。KGBキューバ革命秘密資金譲渡条件釈放持ちかけるが、パブロは首を縦に振らない。しかし故国残し野球才能見込まれて現在はドミニカ訓練受けている息子危機には沈黙を通すことはできなかった。パブロ息子アメリカ球界に行くことで革命時の悪行を喋られることを危惧したアベラは、彼を暗殺しよう画策していたのだったパブロ秘密資金譲渡引き替えに、KGBゴルゴコンタクトをとることを要求する増刊23マイアミの奇跡ミラクル) / 1990年8月 大企業PFIコンツェルン創業者、デビッド・ホーキンスは、若い妻グロリアもおり、世間がうらやむ暮らしをしていた。しかし、デビッドは、グロリア浮気癖に気がついていた。いままで浮気相手大物であったためにデビッド黙認したが、今回浮気相手水上スキー選手というこものであり、デビッド自尊心は傷つく。そんなデビッド見て知人で元CIAジェフは、デビッド妙な提案をする。ただのナイフデビッド渡し、これを百万ドルで買い取れ、そして奇跡信じて待て、というのだった増刊24誇り高き葡萄酒ワイン) / 1990年11月 世界最高峰ワイン「ロマネ・モン・リュイザン」のオーナーであるガイヤールは、日本人バイヤー柳田1800年ものをオークション競り落とすだろうと予想する。そこで1905年ものを1800年ものと偽って出品し柳田はガイヤールの予想通り偽の1800年ものを競り落とす。しかし柳田はガイヤールが出品したものは実は偽物でないかと疑い始め、自らパーティー主催しフランストップクラスソムリエらを招くことを計画する増刊25話 死仮面の館 / 1991年5月 閑静な森の奥佇む古城女主人のトルバンセンは、同居する甥の婚約者・ナディネに特別な信頼寄せていた。ナディネには予知能力のような不思議な能力があり、これまで何度となくトルバンセンの身の回りに起こる出来事言い当ててきたのである。とある日、ナディネは館に不吉な男現れるという予知をする。ほどなくトウゴウ名乗る奇妙な男が館を訪れ、ナディネはあの男こそが件の男だとトルバンセンに耳打ちするトウゴウ親し伯爵から紹介受けた客であり、トルバンセンは当惑する増刊26話 クロスアングル / 1991年8月 パパラッチカメラマンのビクター・ランスは、その日スキャンダル写真をものにした。しかしランスはこの仕事飽き飽きしており、懇意編集者に、もう足を洗うつもりだ、と打ち明ける。そんなランス編集長は、最後の大物残っているだろう、ゴルゴ13狙撃写真撮れそうすればそれ以上スクープありえないのだぞ、と焚き付ける。これでランスはその気になり、ゴルゴ狙撃撮影しようと策を練る直接撮影するのは無理だ、と判断しランスは、窓ガラス反射したゴルゴ狙撃シーン撮影しよう、と思いつく増刊27話 バスを待つ人々 / 1991年11月 米国某所舞台バス待合室内で、会話だけで進行する長距離乗るため、バス待合所に、何人かの男女集まってきた。そして、その中のひとりは、ゴルゴであった他の者たち話題は、もっぱら先日、この町で発生したレイプ殺人めぐってだった。シャーリーという娘がレイプされ殺されたのだが、犯人はまだつかまっていない。警察が一番の容疑者みなしたのが、バス待つ者たちのなかの中年男性、スタンリーだった。実は、シャーリー父親は、ゴルゴ頼りにするスペシャリストのひとりだったが、娘の死でまいっていた。ゴルゴ依頼遂行のためにチャーリーの父の力が必要であり、そのために、娘のレイプ殺人犯あぶりだし一役買ったのである増刊28話 クラウン夫妻の死 / 1992年2月 雲仙普賢岳大火砕流一年目特集担当することになったテレビ記者伊東は『火砕流から車で逃げ切った男がいる』との話を聞いて取材進めるとその男ゴルゴ13であること、そしてゴルゴ火砕流死んだ火山学者クラウン夫妻アメリカ軍つながりを悟る。 増刊29話 ジョーカーを砕く / 1992年5月 1991年イスラエルラミィキューブ第1回国際大会開かれた世界各国から代表者大会出席したが、それは秘密裏各国次期国連事務総長就任対す賛意を表すための暗号になっていた。そんな中台湾ビジネスマン装ったゴルゴイスラエル入国するラミィキューブ大会騒ぎ紛れて要人暗殺するつもりではないか危惧したイスラエル警察ゴルゴマークし続ける。 増刊30話 邯鄲の夢 / 1992年8月 今なお中国大衆の間で高い人気を誇る毛沢東地方では毛沢東肖像画家内安全一族息災お守りになるとまで信じられ飛ぶよう売れていた。肖像画ブームの影には、保守派重鎮・老青文の存在があった。大衆の毛信仰利用した老の企みは、肖像画大量に流すことで北京政府権威失墜させようとすることにあり、老の企み見抜いた中国政府ゴルゴコンタクトをとり彼を北京に招く。が、ゴルゴ示され標的は、老青文ではなく毛の肖像画であった増刊31話 ウエストウッドに死す / 1992年11月 とある依頼ゴルゴ託し、それを遺言にするようにして息を引き取った老人ウィンダム警察身寄りのない一人暮らしアパート検分すると、元FBIロス支局アトキンス宛てた書き損じ脅迫状見つかった教会雑用をしていた一介老人と、引退したFBI支局長の二人にいったいどんな繋がりがあるというのか。不可解な事件担当刑事のクリアキンは首をひねるが、やがて捜査進展するうちに二人の間をつなぐ一人女性存在浮かび上がってきた。二人老人をつなぐ意外な架け橋、それはかの大女マリリン・モンローだった。 増刊32話 告発の鉄十字 / 1993年2月単行本未収録ドイツ精神科医、ヘルムート・グローガーは、ゴルゴ13スナイプ依頼したターゲットは、実父のハインツ・グローガーだが、ヘルムートゴルゴ13に、「父の“影”撃ってくれ」と依頼するハインツ隠居の身だったが、ハインツには一時的に記憶のない時間帯があり、その間ハインツは、ハンス名乗って、ネオナチグループのリーダーとして振舞っていたのだ。ハインツ自身の話によれば戦時中、彼はV2ロケット製造工場働いていた。この工場いざこざがあり、少尉のハンス・シュタイナーと撃ちいになるハンス発砲した弾丸は、ハインツ胸ポケット入れていた鉄十字章に当たり、ハインツ死なないですんだ。一方ハインツ弾丸ハンス即死だったという。しかしヘルムートもうひとつ納得できず、ドキュメントセンターに出向き父の過去調べる。その資料によれば、ハンス・シュタイナーと撃ちあいになったのは曹長ブラウアーで、ブラウアーこの際死亡、ハンス・シュタイナーは逃亡していた。そして、ハンス顔写真は剥がされていた。その顔写真はがしたのは、ハインツ・グローガーであり、その写真写っているハンス・シュタイナーは、ハインツ・グローガー当人であったヘルムートは、ハンス・シュタイナー=ハインツ・グローガーが、解離性同一性障害発症していると診断ゴルゴ13に、ハンス・シュタイナーの人格だけを狙撃してほしい、という依頼なのであった。ある夜、ハンス人格現れアジト演説始める。そこにゴルゴ13は、戦時中軍服着て現れ、「曹長ブラウアーだ」と自称する。そしてゴルゴ13ハンスの胸の鉄十字章狙って発砲ハンス失神する。気がついたときにはハンス・シュタイナーの人格消滅し、ハインツ・グローガーの人格だけ残っていた。 増刊33話 CRAZY PARK / 1993年5月 富も地位も、すべてを手に入れた大富豪ウィルキンス刺激のない毎日ほとほと倦いた彼は、莫大な資金投じて様々な仕掛け施したテーマパーク状の施設造り、そこにゴルゴ誘い込む増刊34話 血液サンプルG / 1993年8月 ゴルゴ宿泊するホテルから腸チフス患者発生ゴルゴは他の宿泊客共々血液検査を受けることになるが、自らの血液採取した女医異様に緊張した顔を見逃さなかった。ゴルゴ疑念通り腸チフス患者発生仕組まれたものであり、その裏ではCIA局員要請受けた血液学者が、ゴルゴ血液遺伝子情報解析して彼の出生地特定しようという企み進行していた。 増刊35正義行なう者(ジュスチセイロス) / 1993年11月 ブラジル・リオデジャネイロ。「ジュスチセイロス」と名乗るグループが、ストリートチルドレン襲撃する事件頻発していた。危険を予知する不思議な力を持つチルドレンのリーダー・カタリーナは、仲間達復讐のため敵の懐に忍び込む増刊36話 アッシュ最良の日 / 1994年2月 うらぶれた裏町アパートに住む自称天才芸術家」のアッシュは、ガラクタ集めて前衛的なオブジェ作り続けていた。が、作品サッパリ売れず近所の子供達からもバカにされる始末大家からも立ち退き迫られていたが、アッシュは「いつか才能認められる日が来るはず」と信じ意固地になってアパート居座り続けていた。そんな彼の元に突然ゴルゴ現れ作品をひとつ残らず買い上げたいと申し出る増刊37話 雪上の悪魔 / 1994年5月 フィンランド国境警備隊員・スキュレは、アルベールビルバイアスロン競技金メダルを取るほどのスキー射撃の腕前に加えて、山の天候読みさらには人為的に雪崩起こすなどの、人間離れし能力持っていた。ある日、彼と部下たちは、ロシア国境へと向かって雪上滑走する密入国者を発見する。崖のような急斜面滑り降り射撃の“間”を読んで弾丸回避するその姿を見たスキュレは、かつて祖父を含む腕きき猟師たちを返り討ちにしてきた、伝説シベリア灰色悪魔グレーデビル)”を想起する。 増刊38話 スナイパーストリート / 1994年8月 停戦合意なされた後も泥沼民族紛争収まらないボスニア・ヘルツェゴビナクロアチア人狙撃手アンドリッチは、その狙撃技術とどんな相手標的にしても怯まない非情さから、敵味方双方より畏怖されていた。しかし内実は、憎しみ憎しみ呼び憎悪連鎖包み込むボスニア現状懊悩し、そして卓抜した狙撃技術を持つ自身停戦妨げている原因一つであることもよく理解していた。悩み抜いた果てに、アンドリッチはかつて親友だったセルビア人・シカティックに、とある手紙を出す。 増刊39話 潮流激る南沙 ―G資金異聞― / 1994年9月 南シナ海に浮かぶ南沙諸島。島とも呼べないよう小さな岩礁集まりだが、その海底には現在の世界消費量50年分とも100年分ともいわれる莫大な石油眠っている。この島の領有についてはかねてより周辺六カ国が領有権主張していたが、そこへ向こう四年以内確立した領有権に対して巨額開発資金支給されるという噂が流れ抗争激化する200ドルにも及ぶ多額開発資金「G資金」。 176話、180話『穀物戦争 蟷螂の斧』の藤堂伍一が再登場増刊40話 36000秒分の1秒 / 1994年11月 フランス警備厳重なサンテ刑務所囚人狙撃するには、囚人独房から屋外へと続く通路を遮る扉が二枚同時に開いた一瞬狙って発砲する必要がある。しかしそのチャンスはわずか10時間に1回のみ。依頼受けたゴルゴ長時間M16を構え続けるために筋弛緩剤注射し針の穴に糸を通すような可能性賭けて36000秒分の1秒のチャンス待ち続ける。 増刊41話 黒い通信 / 1995年2月 ゴルゴ元に次々と届く黒い封筒包まれ手紙。謎の手紙の送り主は、ゴルゴ滞在はおろか情報網までをも知り尽くしているようだった。送られて来る手紙指示に従ってゴルゴ足を運んだ街は、かつてゴルゴ狙撃行ったことのある街だった。手紙送っていた少年ゴルゴ教会射殺したアルシオーネ警護していた刑事フランク・マードック息子で、何度も外部からの狙撃危険性訴えて無視した主任刑事ケリー事件の全責任押しつけられ、不遇のまま死んだ父の無念晴らすべく、わざとゴルゴ殺され自身の命とその先に続く筈だった未来を代償差し出し遺言テープ依頼したしがない刑事息子には依頼料に足るお金作れない、だからこそ! 今や警察署長成り上がったケリー証人として呼びされた市長目の前で少年の死賭した依頼ゴルゴ遂行した増刊42話 アムールの制裁 / 1995年5月ソ連国防軍特殊部隊員のユーリ・マルコフは、ロシアマフィアが軍から横流しされウラニウム235東洋小国に渡すため、テレビクルーをカモフラージュにして中国国境地帯入ったマルコフ殺害ウラニウム235回収依頼を受け、ゴルゴアムール川奥地森林地帯に入る。 増刊43話 50年目の亡霊 / 1995年8月 帝国物産会長・巽千太郎には秘められた過去があった。大戦時ソ連弱み握られスパイになり、外務官僚だった地位利用して機密情報ソ連漏洩させていたのである。そんな醜悪な過去暴き立て手紙が、終戦より50年経たある日当時部下だった堀内武から届けられた。手紙末尾には巽の命を狙うとも書かれていたが、しかし堀内帰国後に事故にあってすでに死んだはずであった。巽の忠実な秘書有木は、巽の暗殺阻むためにゴルゴを雇うことを進言する増刊44話 GOD HAND 神の手 / 1995年9月 メキシコで、ゴルゴ13は、ポール・アンガスなる人物の狙撃依頼されるアンガス高額な治療料でイカサマ治療行いばくだい報酬溜め込んでいた。依頼人の妻はアンガス財産貢いだ挙句他界しており、その報復であった。しかし、アンガス要塞といってもよいほど守りかためたロッジこもっている遠距離狙撃難しいとみたゴルゴ13は、別のアプローチ模索する増刊45話 未明の標的 / 1995年12月 ゴルゴリバプール仕事請け負うボビーという若者がドラッグパーティーのさなかに殺されたという。依頼人ボビー父親ターゲットボビー殺したバイディアというインド人だった。バイディアが乗る飛行機ゴルゴインドのバンガロール空港待ち受けるが、その機は着陸したまま動きなくなった機内ハイジャック発生し犯人篭城したのだったインド特殊部隊突入決断するのだが、ゴルゴはその特殊部隊隊員装って機内突入どさくさまぎれに、バイディアの暗殺成功する増刊46話 乳白の闇 / 1996年2月 レーザー銃光線は、風や重力影響を受けることなく障害物がない限り確実に標的向かって直進するさらには光の速さ目標物まで到達し銃声硝煙の臭いを発するともない。そんなレーザー銃用いて標的網膜焼き幾人も人間葬ってきた狙撃手タップスゴルゴ抹殺依頼舞い込んできた。もはやライフル時代終わったのだと豪語するタップスは、彼が旧時代の象徴見なすゴルゴ葬ることで新時代到来証明しよう意気込む増刊47話 老いた獅子 / 1996年5月 ゴルゴクルド民族過激派から依頼請け負うターゲットは、イラクのバビルライオン部隊司令官アマドクルド人を何千人殺したという。一方、この依頼激しく戸惑うものがいた。過激派の中の長老格のゼバリ老師である。ゼバリは10年前アマド交錯したものの、油断してアマド側から銃撃受けて右腕撃ち抜かれ自由になっていた。ゼバリは自分アマドしとめたかったと仲間愚痴るがゼバリにはやはり無理であった。しかしゼバリはあきらめず依頼受けたゴルゴつきまといアマド自分獲物なのだとゴルゴ主張するがもちろんゴルゴ聞き入れない。そしてゴルゴアマド捕捉するのだが、ゴルゴ引き金を引くよりも先に、ゼバリはアマド狙って発砲する。ゼバリの弾丸アマドの肩を撃ちぬき、さらにその直後ゴルゴ発射した弾丸が、アマド眉間撃ち抜く増刊48話 フルマーク / 1996年8月 オリンピック近づくアトランタで、女子ライフル射撃アメリカ代表選手であるメアリージョーは、焦燥感駆られていた。ライバル選手であるモニカが、新興勢力銃器メーカーダーレン社が開発した新型ライフルを手に、フルマークを始めとする抜群トレーニング成績叩き出しているためだ。筋力トレーニングからメンタルリハーサルまで、全てやりつくしたにもかかわらず女に及ばない苛立ちの中、メアリージョーは気分転換故郷へ帰省する。しかし、帰省先の射撃場で、彼女は軍用銃・M16で十発連続のフルマークを叩き出したという東洋人情報聞きつける。自らの壁を乗り越えるためのヒント欲しいメアリージョーは、男の後を追い始める。 増刊49話 禁じられた言葉 / 1996年11月 終戦から二十年経た今頃になってベトナム戦争時の悪夢うなされるようになったベトナム帰還兵ウィリーほとほと参ったウィリー精神科訪れるが、そこで戦時中小隊軍医だったトラヴィスとばったり再会するトラヴィス戦場ストレス研究するために派遣されていた精神科医で、得意の催眠術使ってウィリーケガ痛み和らげてくれたこともあったのだったトラヴィス診てくれるなら安心だとウィリーは喜ぶが、病院には戦友カッツもいた。不可解なことに、カッツも全く同じ悪夢に悩されてトラヴィス診察受けているのだという。敵兵ではなく味方米軍部隊追い回されるという、ウィリーと同じ異様な夢に増刊50話 13階段の狙撃 / 1997年3月 悪辣な大統領の下、腐敗の澱の底に沈み続け南米某国暴政憤る将校たちはクーデター計画していたが、いよいよ決行の日を決めた矢先リーダーであった国防長官マティアス秘密警察長官姦計遭って逮捕され根も葉もない汚名着せられ絞首刑宣告されてしまう。息子アロンソは父にかまわず計画実行すべきと同志たちに願うが、しかし汚名着せられた末の処刑には黙っていられずゴルゴ刑の執行直前マティアス狙撃し執行立ち会う秘密警察長官殺害することを依頼する。ところがゴルゴ前者断り後者だけを請け負って去っていった。 増刊51話 PROFESSIONAL / 1997年5月 ハリウッド映画界で名バイプレーヤーとして名を馳せてきた老優レイスに、一世一代主役回ってきた。現在は静かに暮らす老境の元殺し屋が己のかつての生き方取り戻すため妻を殺すという物語だったが、どうしても役柄がつかめない。役柄と同じ生活を実際にしてみるなど役作り徹底してこだわってきたレイスは、ある晩とうとう眠っている愛妻リサ拳銃向けてみることまでしてみた。が、やはり演技おぼつかなく、レイス頭を抱える。寝床密かに目を覚ましていたリサは、薄目開けて苦悩するレイスを見つめていた。愛する夫を見つめる彼女の胸の底には、ある重大な決意があった。 増刊52話 HAPPY END / 1997年8月 CIA腕利き工作員活躍するアメリカ人気コミック「ゲーリー・ライトニング」。あまりにも長く続いたシリーズ作者スヴェンソンはすっかり飽き飽きしていたが、絶大な人気を誇るために作者やめたい思っていても物語終わらせることができないストーカーじみたマニア存在にもうんざりしたスヴェンソンは、旅先で偶然出会ったゴルゴ狂言自殺相談持ちかける増刊53話 海底の豚 / 1997年11月 グレートバリアリーフ内で船舶事故発生現場駆け付けた沿岸警備艇の隊員たちは、海面投げ出され人々を襲う無数のホオジロザメと、海中サメと戦う一人の男――ゴルゴ13発見するクルーザー上の標的を、スキューバダイビングによって水中から狙撃することに成功したゴルゴであったが、直後暴走した同船逃走用のクルーザー激突、これを破壊してしまったのだ。海中では人間のろまな豚も同然次々襲い来るサメ群れと、彼を捕まえるべく待ち構える警備隊挟まれ、やがて身を守る武器失い空気ボンベ残量底を突いた増刊54話 感謝の印 / 1998年5月 インドカルカッタテロ組織資金提供しているシュリーという娘の抹殺依頼受けたゴルゴは、その依頼が嘘であることに気づき依頼者の司教射殺する。その直後バス事故遭うが、マザー・テレジアに命を救われた。後にテレジア死去知ったゴルゴは、100万$を教会寄付する増刊55話 神の滴 / 1998年12月 市場に十本しか出回らなかったといわれる幻のワイン「シャトー・ラ・ミッション」の七八年ものの発見ワイン通達沸き返らせたが、生みの親であるワイン職人ジャン・エミールにとっては凶報以外の何ものでもなかった。七八年ものは職人としての情熱をかけて作り上げた極上品だったが、敵対する職人陰謀三流ものの瓶を混ぜられてしまい、シャトー面目を保つために泣く泣く回収したのだったが、よりにもよってその偽の瓶をエミール快く思わない卸売業者に見つけられてしまったのである増刊56話 硝子の要塞 / 1999年3月 イギリスとアイルランドの間にある小さな人工島周囲ガラス囲まれ幻想的な佇まい見せるこの島を、主のウォルトンは「不幸な女性社会復帰のための保養施設」として造った称していたが、実際にウォルトンIRA協力者であり、島はイングランド女性臓器密売するために建てられ施設であったゴルゴIRA資金源を断つためウォルトン狙撃依頼されるが、ウォルトン四方三重防弾ガラス覆われた「硝子要塞」ともいえる島にこもって外へ出ることはない。 増刊57話 総統の揺りかご / 1999年6月 ベンチャー製薬企業社長ドッジナチス傾倒していた。ドイツ帝国総統アドルフ・ヒトラー愛用しブラシ密かに入手付着した毛根細胞からヒトラークローン作成しよう画策し、ついにヒトラーDNA抽出成功するであった。その裏製薬研究所副所長ヒンクルは、ゴルゴ接触し自社研究所ヒトラー受精卵諸共破壊するように依頼する増刊58話 一年半の蝶 / 1999年8月 欧米屈指の化学プラントグループの社長カールは、会長である父親殺害ゴルゴ依頼する会長末期の癌に冒されており、余命残り1年だという。1年過ぎてもなお、会長生存していれば、1年半後に狙撃を行うという条件提示してきた。紆余曲折経て最終的に1年半後の狙撃依頼成立する会長熱烈なコレクターであることを掴んだゴルゴは、社長の息子ネロ接触し希少種である「アレキサンドラトリバネアゲハ」の人工孵化依頼する1年半後、ゴルゴ人工孵化成功したアレキサンドラトリバネアゲハ』をネロから買い上げた。 増刊59話 高度7000メートル / 1999年9月 米国行き旅客機ハイジャックされ、その犯人元海兵隊員で爆破スペシャリストだった。偶然乗り合わせたゴルゴ犯人殺害するが、機体が高度7000メートル以下に降下する爆発する爆弾仕掛けられていることを知る。ゴルゴ咄嗟に対応策思いつき機体主翼取り付けられ爆弾の処理を行う。 増刊60話 原子養殖 / 1999年12月 インドとパキスタン相次いで核実験強行した米・露英・仏・中五カ国による独占体制揺さぶられる中、米国核問題ロビイストのアレンシスが核実験が行われた近隣位置するサウスパシフィック共和国訪れる。名目休暇ということであったが、実際のアレンシスの目的同国外務院副議長のロネッタ・ベリーと密かに会うためであった二人密会知った米国人ジャーナリストハルクはその意図探ろう取材始めるが、その矢先空港ゴルゴの姿を目撃する増刊61話 列島油濁包囲網 / 2000年3月 日本の石油会社巨大タンカーGPS通じて乗っ取られてしまった。犯人多額金銭要求し要求従わない場合タンカー座礁させ、満載されている重油流出させることを通告してきた。FBIアメリカ国防省内部人間犯行関与していることを察知し犯人自宅乗り込むが、犯人射殺してしまう。その場にいた犯人恋人タンカー機関部暴走させるスイッチ入れてしまい、タンカー数時間もすれば爆発する事態となる。重油流出事故食い止めるため、在日米軍ゴルゴにある依頼を行う。 増刊62話 フロリダ・チェイス / 2000年6月 フロリダ州マイアミにてキューバ外相補佐官面会したゴルゴは、刑務所収監され囚人ホセ・カンボスの抹殺依頼される所内での暴動繰り返す凶悪犯である彼に対してキューバ政府フロリダへ移住した他の善良な同国民への評判を陥しめる存在判断、これを排除するように要請したのだ。しかしその直後、カンボスは別の刑務所へ護送中に共犯者の手引きによって逃亡同じく彼らが用意していた現金輸送車乗り込みメキシコへと向かう。さらにこの輸送車は、銃弾はおろかバズーカ砲高熱の炎も通用せず、タイヤへの攻撃無力化するという、戦車にも匹敵する強度を持つ代物であった増刊63話 錆びた黄金 / 2000年8月 成人人口の5人に一人エイズ感染者といわれる南アフリカ共和国アメリカ製薬会社エイズ研究行っていたカレル教授は、本国戻り廉価な治療薬量産する計画進めていた。しかしその折、米副大統領治療薬複製規制する方針立ち上げ国内外物議を醸す。これを受けて鉱山エネルギー省長官のサイモン・ロイドは、南アフリカ未来を救うという大義のもと、米副大統領暗殺ゴルゴ依頼するべく動きだす。しかし、彼の周辺人物多くは、アメリカ行動義憤覚えると同時に軽薄傲慢な性格ロイド対す不信感持ち彼の選択更なる混乱南アフリカもたらすではないか危機感抱いていた。人々の不安をよそに、ゴルゴロイド長官接触する増刊64話 赤いトロフィー / 2000年10月 1999年5月起こった米軍機によるベオグラード中国大使館爆撃事件米軍誤爆だったと主張したが、直前問題になっていた中国スパイ問題影を落としているのではないかという推測事件発生当時から存在した直後にはスパイ問題に関するコックス報告書がまとめ上げられ対中批判はいよいよ高まったが、とはいうものの、ナスダック・バブル崩壊後中国巨大市場意識せざるをえなくなり、米政界対中強硬意見尻すぼみになる。一方中国側米国との穏便な関係を望む人間がいることには変りはなかった。そんな中空港盗難被害にあった奇妙なトロフィーニューヨーク市警押収される中心に赤いガラス筒をあしらった洒落たデザインのこのトロフィーには、件の米中関係まつわるある秘密隠されていた。 増刊65話 炎の証言 / 2000年12月 雑誌記者アルマンは、その日記事捏造しては誌面埋めていた。アルマン事務所にいるただ一人部下イブリンであったが、どうやら秘密かかえているようであったアルマンは、その秘密を偶然知る。イブリンは、以前、夫と子とともにカルト教団属していたが、FBI撃ち合いになり、イブリンだけ生き延びた。しかし、そのFBI攻撃には不審な点があった。FBI催涙ガス教団打ち込んだが、どうやらその催涙ガス引火性のもので、それが爆発し必要以上死傷者出た、というのが真相しかったアルマンは、この謎を暴けば、ピューリッツァー賞も夢ではない、と意気込む増刊66話 星条旗を撃つ / 2001年3月 僅差の大接戦となった2000年米大統領選挙集計作業不備のあったフロリダ州パームビーチ投票所で票の再集計最中、未集計だった票の束が発見される。ところがその票の束が高々掲げられ瞬間屋外から換気扇隙間をぬって銃弾撃ち込まれ弾痕穿たれパンチカードの票の束は穴が潰れて無効票となってしまう。その超人的な狙撃技術共和党民主党立会人達はゴルゴ仕業直感するが、直後に現在投票所起こっている騒ぎ真相知っているという怪電話かかってくる。ゴルゴ雇った騒動黒幕は、ホワイトハウス人生のすべてを捧げた一人老人であった増刊67話 シリコンアイランド / 2001年6月 独断動いたIRA雇われハッカー達が、資金目当て外資系IT企業物理的なテロしかけた。IT立国目指すアイルランド大統領ハッカー達の掃討ゴルゴ依頼したものの、その大統領依頼ハッカー達にネット通して筒抜けになっていた。彼らをもてあますIRAメンバーゴルゴ恐ろしさ訴えるが、ハッカー達はITの力の前には敵ではないと嘲笑する増刊68話 タミルの虎 / 2001年8月 スリランカ大蔵大臣カナガシンガムは、ある日家出し消息不明だった息子チャンドランが武装組織LTTEタミル・イーラム解放のトラ)に参加していることを知り愕然とするその後息子から自爆テロ予告する電話かかってきて、父を道連れ自爆するとすると話す。カナガシンガムはテロ断固とした態度示したいが、息子助けたい思いもあり、ゴルゴ警護依頼する増刊69話 魔の海峡 / 2001年10月 マラッカ海峡運航していた日本海運会社全日本海運タンカー海賊襲撃を受け、青年船員丹羽殺害される丹羽社長野口親友息子であり、野口奇しくもかつて同じマラッカ海峡消息不明になったこの親友忘れ形見実の子のように育ててきた。我が子のように面倒を見てきた若者殺され憤り押さえきれない野口は、ゴルゴコンタクトをとって海賊殲滅依頼する野口依頼受けたゴルゴマラッカ飛び仕事で使う高速艇操縦できる腕利き船員を雇う。が、「スズキ」と名乗るその日本人船員は、死んだ丹羽青年面立ちがひどく似ていた。 増刊70話 ブーメランを持つ女 / 2001年12月 乗っていたセスナ機事故墜落してしまったゴルゴ重傷負ったゴルゴ助けたのは、人里離れた地で寂しく暮らす女。彼女はゴルゴ色目を使う増刊71話 三人の狙撃手 / 2002年3月 国連人権問題担当女性幹部ゴルゴ仕事依頼した国連は、アフリカ大戦、とまで称されるコンゴ民主共和国内戦沈静化させたい、そのために新大統領対抗勢力話し合い2週間後にセットした。この時まで、新大統領対す不測の事態備えてほしい、という依頼であった増刊7213恐怖症(トリスカイ・デカフォビア) / 2002年6月プロボクサートッドは、マフィアのボスクレイグの手となっていた。トッドは、極端なゲンかつぎで、黒猫13という数字忌み嫌っており、そのこと仲間笑いの種になっていた。町中ゴルゴ見たトッドは、きっとゴルゴクレイグ殺しに来たのだと考えクレイグ身を隠すよう進言するが、まともにとりあってもらえない。 増刊73話 ピンヘッド・シュート / 2002年8月 新疆ウイグル自治区教育部ウイグル人初の幹部となったアッシジ正体は、子供たち共産主義植え付けるために中国共産党から送られてきた男だった。これを防ぐため、ウイグル人老人は完全な事故死見せかけることを条件に、彼の狙撃ゴルゴ依頼増刊74話 未来予測射撃 / 2002年10月凄腕狙撃手狙われている」という偽の情報を買わせた男の制裁臨んだゴルゴ。しかし男の頭を撃った瞬間、全く逆の方向から別の銃弾飛んできて男の頭に命中した銃弾放ったのは件の狙撃手であり、男はその狙撃手にも「ゴルゴから狙われている」という偽の情報つかませ双方から金をせしめていたのだった各々制裁現場に偶然居合わせたことで、図らずも二人プロ対決することになる。ジョン・スミスという偽名名乗るその狙撃手は、「未来予測射撃」ともいうべき見越し狙撃天才であった増刊75話 最後の酒 / 2002年12月 長年ゴルゴ仕事調査請け負っていた調査員ジョイス息を引き取った今際の際に、ジョイス後釜としてかつて旧ソ連対テロ組織在籍していたピーター熱心にゴルゴ薦めた。「きっと化けるということだったが、しかしピーターはすでに現役退いて長く今はしがないポルノショップ親父収まっている男だった。ゴルゴからの要請受けたピーターは、好きな酒も断ってかつての勘を取り戻そう気を引き締める増刊76話 ある女の視界ファインダー) / 2003年3月 モータージャーナリストフリーダは、有名カーデザイナー・ロッティの新車をなんとか公式発表前にスクープしようとしていた。だが公道テスト走行中の新車追い回している最中相棒運転ミスで車ごと川に転落してしまう。相棒危うく溺死しそうになったが、たまたまその場居合わせたゴルゴ救われ一命取り留める以来ゴルゴの姿が視界焼きついてしまったフリーダは、どうにかゴルゴ素性調べよう躍起になる増刊77話 1インチの錯覚 / 2003年6月 スイス銀行貯蓄されている国際テロ組織「バグダリア」の秘密資金。その百超える口座番号を知るのは、組織金庫番ダリル・ラジェただ一人である。用心深く決し人前に姿を現そうとしないダリルだったが、近日中行われるスイス銀行との契約には当人立ち会ねばならない組織壊滅一気呵成進めようとするCIAはこのチャンスゴルゴ狙撃依頼するが、ダリルには錯視利用した視覚的なトリック用い奇妙な護衛がついていた。 増刊78話 サンクチュアリ / 2003年8月 オセアニアのナウトロ共和国小国ながら天然資源グアノ恵まれたこの国はかつては国民一人当たりのGDP世界最高を誇っていたが、近年ではそのグアノ枯渇して経済危機到来し外国から亡命者呼び込むという政治的奇策走っていた。ゴルゴはナウトロに亡命したサウン連邦の前副首席サヤ・タンの暗殺依頼されたものの、サヤ・タンは整形手術容姿を完全に変えてしまったようでその行方は全く捕捉できなかった。 増刊79話 荒んだ大地 / 2003年12月 タリバーン政権崩壊後混乱の続くアフガニスタン無医村医療ボランティア携わる日本人女医平松の下に東郷というボランティア志願の男が現れた。いまだに軍閥暗躍する世情の中、男手もなく心細く過ごしていたところだったので平松喜んだものの、ある日近隣のパシュトゥーン系軍閥兵士達医薬品強奪しよう押しかけてくる。リーダー将軍悪性のマラリア罹患したらしく、兵士達往診行ってもいいと言う東郷連行する東郷の身を案じた平松危険を顧みずトラック飛ばして軍閥の砦に乗り込む増刊80話 再発・ギランバレー症候群 / 2004年6月 フィリピン営利目的誘拐事件繰り返している民兵組織首領狙撃依頼されゴルゴ組織立てもっている山の砦に潜入して難なく首領仕留めたものの、首領愛人部隊指揮を執ってゴルゴ追い詰めてゆく。ゴルゴ追っ手をかわしつつ逃走するが、折悪く右手痺れ持病再発してしまう。 増刊81話 欧亜の狭間 / 2004年8月 イラク政府対す敵対勢力として米国イラク戦争共同戦線張ったイラク内のクルド人勢力は、戦争終結後米国後ろ盾得てイラク北部占領したクルド人多数居住するトルコでも、その勢い受けてクルド人独立掲げPKKクルド労働者党)がトルコ政府停戦協定終了突きつけてきた。トルコEUへの加盟悲願としており、何としてもテロ活動活発化避けたいMITトルコ国家情報機構)はPKK狙いBTCパイプラインにあると睨むが、その背後にはクルド人独立意識利用しよう謀る黒幕存在があった。 増刊82話 町が死にゆく時 / 2004年10月 モンタナ州のとある小さな田舎町経済支えていた金鉱が二年前廃鉱になってしまったこの町は、以来過疎化進んで寂れゆく一方だった。ところがある日、町にトランク一杯に金と宝石詰め込んだ女が乗ったヘリ墜落してきた。直前には隣の群に住むハリウッドスター狙撃されという事件が起こっており、どうやら愛人事件直後どさくさ紛れて金品持ち逃げしようとしたしかった。町の住民達は金と宝石を懐に抱え込んでだんまり決め込もうとする。 増刊83話 消滅海域 / 2004年12月 日本最南端の島、沖ノ鳥島。「島」という呼称疑問符が付くほどの小さな岩礁であるものの、日本の南方の経済水域規定する重要な根拠であり、もしもこの小島無くなれば日本四十万平方kmもの水域領有権を失うことになる。中国海洋開発局局長光家元は共産党本部無断沖ノ鳥島消滅させる計画立て尖閣諸島領海侵犯騒動起きている隙に沖ノ鳥島赴く。が、島の周囲では日本新造深海掘削研究船「ちきゅう」号が航行していた。単なる試験航海に過ぎないと高をくくり、光は計画実行移そうとする。 増刊84話 生と死を分かつ川 / 2005年3月 ヨルダン川西岸パレスチナ自治区において、イスラエルヘリからの攻撃繰り返していた。その攻撃精緻であり、ターゲットのみをピンポイント抹殺していた。次々と幹部殺されいくためアラブ独立派長老は、イスラエル内通している者が居ると考え業を煮やしゴルゴ起用するその上で、おとりを用意しイスラエル攻撃するよう仕向ける果たして、裏切り者は、実はグループ幹部で、彼はターゲットに対して地上からレーザー照射しイスラエルはその照射点をピンポイント攻撃していたのであったゴルゴはそれに気づきすばやく裏切り者抹殺した増刊85話 鶏は血を流す / 2005年6月 南アフリカ共和国世界各国紛争地域危険地帯傭兵送り出す世界最大傭兵供給国である。ナミビアとの国境近くのとある小さなでも、食い扶持を稼ぐべく日々若者達に訓練を積ませていた。ある日オランダ傭兵派遣会社からトウゴウという新し教官赴任してきた。優秀な傭兵だった父の後を継ごう鍛錬励んでいた少年リコは、トウゴウの持つ気迫圧倒され憧れを持つようになる。やがてアンゴラダイヤ鉱山から警備仕事入りリコトウゴウ頼み込み選抜メンバー加えてもらう。 増刊86話 プリンセスの涙 / 2005年8月 皇太子との離婚決まった皇太子妃ダイアン英国一の宝飾職人コルダー注文したのは、涙の形をデザインしたダイヤペンダントだった。自分代わりにペンダント泣いてもらいたいという彼女の言葉にいたく同情したコルダーは腕によりをかけて作りあげるが、完成品が届く前にダイアン自動車事故亡くなってしまう。が、その後ペンダントあろうことかダイアンから皇太子奪った後妻カメリア夫人身につけるようになった激怒したコルダーゴルゴコンタクトをとり、カメリアの首にかかったペンダント狙撃弾き飛ばすことを依頼する増刊87話 THE MOBS / 2005年10月 ボルティモア郊外ロックフォール大学では生物兵器転用可能な細菌培養実権密かに進められていた。生物兵器開発反対する研究主任から暴走する部下暗殺依頼されゴルゴは、研究所潜入し見事標的仕留める。が、この依頼問題標的倒したにあった生物兵器開発の噂を聞きつけたデモ隊マスコミ十重二十重研究所包囲しているのである脱出甚だ困難な仕事であったが、ゴルゴネット呼びかけ奇矯扮装をして集まり大騒ぎをして去って行くお騒がせ集団MOBS」(モブス)に目をつける増刊88話 螺旋 / 2005年12月 スイスの高級時計ブランド社長殺害された。工房時計分解していたところを遠距離から狙撃されたもので完全にプロ狙撃手犯行だったが、いったい誰がそのような依頼をさせたのか皆目わからなかった。唯一の手がかり被害者の頭を撃ち抜く同時に壊され腕時計だったが、元時計職人だった刑事ジャヌー調べたところ、時計部品一つ一つ手作り作られていた上に最高峰技術トゥールビヨン」まで使われ信じがたい程の高級品だった。 増刊89話 ONE SHOT / 2006年3月 舞台シカゴ中国マフィア依頼引き受けたゴルゴは、ロシア系マフィア幹部抹殺。この組織イワノフ報復しようとゴルゴ立ち向かうゴルゴ返り討ちにされる。イワノフの兄でもある組織ボスは、是が非でもゴルゴ殺そう奇策立案した。そのために、粗暴犯と、ロシアなまりの少年、この二人抱きこんで手駒とする。そして、粗暴犯ロシア系財閥一族少年誘拐した、というフィクション用意しゴルゴ誘拐犯抹殺少年解放依頼するゴルゴ監禁現場に向かうと、凶悪犯少年の左胸部発砲少年はそこから出血し死んだように思われた。それを見て緊張緩めたのようなゴルゴに対して少年立ち上がり発砲しようとする。実は少年内臓転位であり、心臓は右胸部にあった。しかし、ゴルゴ少年の左胸部からの出血少ないことから、罠ではないかと気がついており、少年眉間を撃つ。 増刊90話 伏兵 / 2006年6月 コロンビアでは、政府反政府左翼ゲリラ、パラミリタレス(右派準軍事組織)が三つ巴内戦続けていた。左派FARC(コロンビア革命軍)は、パラミリタレスの将軍暗殺しようと、グルカ部隊出身の、バサンタ、アディカリ、というコンビスナイパーを雇う。二人アジト接近していくが、その後方にゴルゴの姿があった。実は二人の師匠である老兵今回二人任務嫌な予感覚えゴルゴ雇い二人後方スタンバイしもし二人成功するならそれでよし、もし失敗した場合は、ゴルゴ将軍狙撃するよう依頼していたのだった結局二人失敗しゴルゴ標的射殺する増刊91話 人形の家 / 2006年8月 ベネズエラのアンヘラ・ガルシアエネルギー石油大臣は、アンティーク・ドールコレクターとしても有名で、先日も、ネットオークションで、ある人形5万ドル買ったという。しかし、この人形には、大変な秘密隠されていた。人形出品者の夫は元CIAエージェントで、この人形の頭部に、CIA時代知られてはならない記録保存してあるメモリーチップ隠しておいたのだった。これがもし明るみ出れば大変なスキャンダルになるのだが、人形ベネズエラ政治家の手落ちてしまい、回収不可能に思われた。CIA幹部ゴルゴ13に、人形体内メモリー破壊依頼する増刊92話 天使の一滴 / 2006年10月 テネシー州ナッシュビル。とあるバーで、バーテンダーガルシアは客にその店で起こった不思議な事件語って聞かせていた。その店で飲んでいた若者ホレイショ娼婦ドロシー毒牙にかかり、高価なものをみついだあげくに、薬物中毒にされ、さらに、ドロシーヒモ引き起こした殺人容疑かぶせられるホレイショ逮捕され収監されるが、獄中自殺してしまう。ホレイショの父の上院議員は、ゴルゴ雇いドロシーヒモ暗殺依頼しゴルゴはそれを遂行するその際ゴルゴ小技弄しこのため狙撃地点わからず事件迷宮入りしてしまう。 増刊93話 双龍狙撃指令 / 2006年12月 片岡ファンドという投資ファンド日本大手メディアひそかに買い進んでいた。この片岡ファンド資金出所は、という中国人であるが中国政府の命で動いていた。しかも、このカネは、もともと日本ODA支援した金品元手だった。事態重く見た外務省防衛庁官僚動き暗殺ゴルゴ13依頼するは、ケイマン資金プールしていた。始末しただけでは、この資金使って後任者引き継ぐだけである。そこでゴルゴ13に、暗殺と、ケイマン隠しガネ出し入れするためのコード抹消を、一弾で行ってほしい、と依頼する増刊94話 ドッグマンの鼻 / 2007年3月 タイノイ社は、タイドリンク剤開発販売しているメーカーだ。しかし社長のソムーチャイは、過去オーストリアのエナジーオン社に煮え湯飲まされていた。複雑な契約書をよく吟味しないままソムーチャイはサインしてしまい、欧米での販売権をエナジーオンにみすみす独占させてしまったのだ。捲土重来期して、ソムーチャイは、甥で天才官能士のチャクラポンの能力活用して、エナージオン社の商品超えるドリンク剤開発し欧米発売目指す。それを察知したエナジーオン社の社長は、ゴルゴ13起用し、チャクラポン殺害ではなく嗅覚の麻痺依頼する増刊95話 生き続ける遺体 / 2007年6月 モスクワレーニン廟地下施設から警備員数名失踪するという事件が発生した。しかしその事件の真相ゴルゴ地下施設侵入したというもので、失踪したとされていた警備員達は左遷されいただけに過ぎなかった。ゴルゴ真の狙いレーニン遺体破壊ではなくエンバーミング実験のため保存されていた遺体1つ破壊することだった。歴史の闇に葬られ事件の真相世間公表しようと、一連の顛末記事にしようとするロシア人記者現れた。 増刊96話 復活・羅刹鳥 / 2007年8月 中国にて共産党要人狙った連続殺人事件発生したどこからともなく飛来し標的の喉を斬りつけ殺害するという手口から、中国に伝わる伝説怪鳥羅刹仕業だという根拠の無い噂がネット上に広がる。しかし殺害され要人たちには共通点があり、新興宗教『金来(こんぽうらい)』の信者弾圧深く関わっていたのである増刊97話 夏の老人 / 2008年8月 夏のある日一人暮らし老人急逝した。娘が遺品整理をしていたところ、亡父タンスから小さな謎の箱と通帳発見する亡父口座には定期的に多額の金が振り込まれており、銀行詳しく調べてもらうと、それらが海外からの送金よるものだと分かる。しかしそれ以上詳細分からず引き続き遺品整理している娘のもとに、ゴルゴ訪れてくる。 増刊98話 必殺の0.5秒 / 2008年10月ブレット」という異名を持つ狙撃手は元刑事であり、プロ同士撃ち合い無敗誇っていた。相手初弾回避するという技能有しており、それが無敗由縁であったクライアントからゴルゴ暗殺依頼を受け、ニューメキシコ州荒野ゴルゴ対峙する増刊99話 疑惑のペースメーカー / 2008年12月 CIA国防総省核兵器に関する情報探っているスイス懐疑目を向けていた。ベン・クラハイムという人物ロシア不審な行動取っており、国防総省スイス周辺スパイ派遣していた。そしてスパイ入手した、クラハイムのレントゲン写真から謎のペースメーカー存在明らかになる増刊100話 獣の爪を折れ / 2009年6月 北京オリンピック控え二人金メダル候補エリックアレントラック練習励んでいた。エリック専属コーチ専用スパイク開発責任者二人からアレンスパイクピン狙撃しアレン金メダル獲得妨害するように依頼されゴルゴ。しかしその依頼とは別に専属コーチからある依頼受けていた。 増刊101話 死への階(きざはし) / 2009年8月 かつての仲間の手紙からゴルゴに命を狙われていることを知ったマフィアのボス自分自身の死がもはや避けられない覚悟決めゴルゴ狙撃利用して組織抱え後継者問題解決を図る。 増刊102話 カリブの人喰い菌 / 2009年12月 カリブ海消息を絶っていた高級クルーザー発見されるが、全く人の気配無かったCDC疾病管理予防センター)の医師含めた湾岸警備隊一行防護服に身を包みクルーザー乗り込んだ破壊され通信機機関室には問題が無いこと等が明らかになり、更に医務室ベッド残され痕跡から人食いことビブリオ・バルニフィカス感染があったことが断定される。 増刊103話 ジンネマンの1時間 / 2010年6月バージニア州ハイウェイで、標的である悪徳医師ジンネマン待ち構えるゴルゴ対向車線の車が交通事故起こしてしまい、ジンネマン仕方なく応急処置を施すが、運転していたのは臨月迎えた妊婦であったその様子をゴルゴスコープ越し見守っていた。 増刊104話 禁忌のスコープ / 2010年8月 カンボジア旅行道中日本人旅行者が偶然拾ったというライフルスコープ。そのスコープレンズに詳しい知人見せたところ、ドイツ製の最高級品であり、各所カスタマイズ施されていると言われる。更にその知人顔見知りであるアメリカ人画面越し見せたところ、そのスコープがM16のパーツであることが明らかになる増刊105話 消えた原稿 / 2010年12月 サンディエゴ新聞記者ニールは、後輩記者ケインから「マリンニューディール計画」と題され原稿渡される学生時代友人で、議員秘書務めているガセルとの酒の席でスピーチ原稿の話になり、件の原稿見せたところ、ガセル顔色変えていた。執拗に原稿買い取ろうとするガセルに対してニールはその原稿著者自分後輩記者であることを明かし原稿返還求める。 増刊106話 もうひとりのプロフェッショナル / 2011年12月 カナダヌナブト準州雪原で、テント設営するゴルゴのもとへ一人の老ハンターがやって来た。その老人ゴルゴ写真家判断し、その翌日ゴルゴテントへやって来て自分身の上話狩猟における持論語り自分心境吐露する。 ●ビッグコミック増刊号への新作ゴルゴ13掲載106話まで。以後は、ビッグコミック増刊号には過去のエピソード再掲載されている。 [先頭へ戻る]

※この「増刊号掲載分」の解説は、「ゴルゴ13のエピソード一覧」の解説の一部です。
「増刊号掲載分」を含む「ゴルゴ13のエピソード一覧」の記事については、「ゴルゴ13のエピソード一覧」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「増刊号掲載分」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「増刊号掲載分」の関連用語

増刊号掲載分のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



増刊号掲載分のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのゴルゴ13のエピソード一覧 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS