意識とは? わかりやすく解説

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い‐しき【意識】

読み方:いしき

[名](スル)

心が知覚有しているときの状態。「—を取り戻す」

物事や状態に気づくこと。はっきり知ること。また、気にかけること。「勝ちを—して硬くなる」「彼女の存在を—する」

政治的社会的関心態度、また自覚。「—が高い」「罪の—」

心理学哲学の用語。

自分自身精神状態直観

自分精神のうちに起こることの知覚

知覚判断感情欲求など、すべての志向的体験

《(梵)mano-vijñānaの訳》仏語六識八識の一。目や耳などの感覚器官が、色や声など、それぞれ別々に認識するのに対し対象総括して判断し分別する心の働き第六識。

「意識」に似た言葉

意識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 10:27 UTC 版)

意識(いしき、Consciousness)は、一般に、「起きている状態にあること(覚醒)」または「自分の今ある状態や、周囲の状況などを認識できている状態のこと」を指す[1]


  1. ^ G.Bryan Young ら(編), 井上聖啓ら(訳)『昏睡と意識障害』
  2. ^ フロランス・ビュルガ『そもそも植物とは何か』河出書房新社、2021年4月)
  3. ^ シモーナ・ギンズバーグ、エヴァ・ヤブロンカ(著)、鈴木大地(訳)『動物意識の誕生 生体システム理論と学習理論から解き明かす心の進化』上・下(勁草書房、2021年5月)
  4. ^ 「計算機に意識は宿るか 動物からアップロード実験も」日本経済新聞』朝刊2021年6月6日サイエンス面
  5. ^ Moruzzi G. & Magoun H.W. (1949) Brain stem reticular formation and activation of the EEG. Electroencephalography and Clinical Neurophysiology 1:455–473.
  6. ^ 前田敏博 「睡眠の神経機構」『動物心理学研究』第47巻第2号 99-106 (1997)
  7. ^ 井深信男 「サーカディアン・システムの神経機構とその生理心理学」『The Japanese Journal of Psychology』1985, Vol. 56, No. 5, 300-315
  8. ^ 秋山正憲, 守屋孝洋, 柴田重信 「生体時計の生理学的,薬理学的,分子生物学的解析」『日薬理誌』(Folia Pharmacol. Jpn.)112, 243~250(1998年)
  9. ^ 本間研一 「ヒトのサーカディアンリズムと光環境」『人間工学』第37巻 特別号 pp.44-45(2001年)
  10. ^ a b c d e [1]
  11. ^ "By "consciousness" I mean those states of sentience or awareness that typically begin when we wake up in the morning from a dreamless sleep and continue throughout the day until we fall asleep again. " (「意識」という言葉で私が意味するのは、典型的には夢のない眠りから覚めたときに始まり、再び眠りにつくまで日中続く、感覚や気づきのこうした状態である) John R Searle "Mind, Language And Society: Philosophy In The Real World" Basic Books (1999) pp.40-41 ISBN 978-0465045211
  12. ^ Antonio Damasio and Kaspar Meyer "Consciousness: An Overview of the Phenomenon and of Its Possible Neural Basis" The Neurology of Consciousness: Cognitive Neuroscience and Neuropathology Steven Laureys et al. ed. p.4 Academic Press (2008) ISBN 978-0123741684
  13. ^ クリストフ・コッホ著、土谷尚嗣金井良太訳『意識の探求―神経科学からのアプローチ <上>』岩波書店 2006年 ISBN 4000050532 pp.28-29
  14. ^ a b Gerald Edelman, Giulio Tononi "A Universe Of Consciousness How Matter Becomes Imagination" Basic Books (2001) ISBN 978-0465013777
  15. ^ ここでは非常に簡単な区分しか示さない。より詳細な議論については、たとえば哲学分野での議論を反映した文献として、スタンフォード哲学事典の記事、Van Gulick, Robert, "Consciousness", The Stanford Encyclopedia of Philosophy (Spring 2009 Edition), Edward N. Zalta (ed.) がある。また「意識」という概念について分析を行っている様々な論文を、PhilPapersというサイトがリストしている。こちらも参照のこと。(文献リスト)The Concept of Consciousness (英語) - PhilPapers 「「意識の概念」について論じた文献のリスト。」の文献一覧。
  16. ^ Naotsugu Tsuchiya and Christof Koch (2008), "Attention and consciousness" Scholarpedia, 3(5):4173. (オンライン・ペーパー)
  17. ^ Lawrence M. Ward (2008), "Attention" Scholarpedia, 3(10):1538. (オンライン・ペーパー)
  18. ^ Thomas Nagel (1974). "What is It Like to Be a Bat?" Philosophical Review 83 (October):435-50 (Online PDF) 永井均訳『コウモリであるとはどのようなことか』勁草書房、1989年、ISBN 4326152222 PhilPapersにネーゲルのこの What it is like の用法と関連した論文をリストしているカテゴリがある。そちらも参照のこと。(文献リスト)What is it Like? (英語) - PhilPapers 「「○○であるとはどのようなことか」について論じた文献のリスト。サイトPhilPapersより」の文献一覧。
  19. ^ Koch, C, and Greenfield, S, (2007) How Does Consciousness Happen? Scientific American (Online PDF)
  20. ^ モーガン・フリーマン 時空を超えて 第2回「死後の世界はあるのか?」
  21. ^ 中田力『脳のなかの水分子 意識が創られるとき』紀伊國屋書店 ISBN 4314010118
  22. ^ 野口豊太『「意識の謎」への挑戦』文芸社 ISBN 978-4-286-08872-3
  23. ^ Florian Mormannクリストフ・コッホ Neural correlates of consciousness. scholapieida.org, 2(12):1740
  24. ^ クリストフ・コッホ著、土谷尚嗣金井良太訳『意識の探求―神経科学からのアプローチ』岩波書店 2006年 上巻:ISBN 4000050532 下巻:ISBN 4000050540
  25. ^ ジェラルド M. エーデルマン (著)『脳は空より広いか―「私」という現象を考える』草思社 2006年 ISBN 978-4794215451
  26. ^ Giulio Tononi "An information integration theory of consciousness", BMC Neuroscience 2004年, 5:42. doi:10.1186/1471-2202-5-42
  27. ^ ベンジャミン・リベット (著), 下條信輔 (翻訳)『マインド・タイム 脳と意識の時間』岩波書店 2005年 ISBN 978-4000021630



意識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 06:57 UTC 版)

主夫」の記事における「意識」の解説

家事育児への男性の意識として、育児については、「父親育児参加に関する世論調査」(社団法人 中央調査社)では、「積極的に育児参加すべき」が約3割・「時間があれば参加」が約6割と、一定の父親育児への参加への意識を持っている子供のいる父親場合、「積極的、どちらかというと積極的」に育児参加している割合は約4割、「消極的、どちらかというと消極的」に育児参加している割合は6割弱となっている。 家事については、従来の「男は仕事、女は家庭」といった価値観対し1970年代後半生まれの男性あたりから男性家事をすることへの抵抗感薄くなっているという。これについては、「中学高校で、男女が同じ家庭科必修することになった」ことが影響しているとの指摘がある。 また、主夫家庭生活における男女の平等感への意識については、「男女共同参画社会に関する世論調査によれば以下のとおりとなっている(百分率)。なお、男女対比のため参考として女性データも記す。 主夫 男性の方が優遇されている - 46.2% 平等 - 30.8% 女性の方が優遇されている - 23.1% (参考主婦 男性の方が優遇されている - 54.9% 平等 - 34.4% 女性の方が優遇されている - 8.4% 出典平成19年男女共同参画社会に関する世論調査」(内閣府 男女共同参画局結婚相手求め条件はどうか。プレジデント調査では、「若い世代では、約4割が結婚相手として高学歴女性望み上方婚志向がある」という。これについては、牛窪恵が「若い世代になるほど、男女結婚相手求め条件差違なくなっている」と指摘している。 こうした専業主夫志望男性対す女性の意識であるが、家事への専業専業主婦志望女性にとっても憧れであり、そのために女磨きをしてきた身からすれば、「専業?むしろ私が専業主婦なりたいわよ」となり、女性にとって主夫魅力乏しいという指摘がある。仕事続け女性からすれば家事育児進んでしてくれる専業主夫志望男性魅力的であるといえる

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意識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 14:41 UTC 版)

共働き」の記事における「意識」の解説

結婚後も全ての共働き夫婦共働き望んでいるかというと、そうは言えない。例え三浦展著書下流社会』において「主婦は、結婚後は専業主婦となることを理想としている」と述べているし、小倉千加子若い女性専業主婦願望を「新・専業主婦志向」と呼んでいる。

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意識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:54 UTC 版)

フリーター」の記事における「意識」の解説

2002年平成14年)現在フリーターとなっている者(男性の9割以上、女性の7割以上)が定職に就くことを希望している。 希望する仕事種類別構成比2002年性別希望定職に就く現状維持家庭に入る他・無回答男性90.9% 8.0% 0.0% 1.1% 女性74.1% 19.8% 5.6% 0.4% 合計78.8% 16.6% 4.1% 0.6% 職業能力の向上に向けた意識は、正社員比べ低く職業能力の向上はあまり期待できないとされる一方で、これらの中では正社員並の仕事任されている者もいるため、これらの層の職業能力をどう高めるかが、企業側の今後の課題として指摘されている。

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意識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 15:02 UTC 版)

汎用人工知能」の記事における「意識」の解説

サイエンスフィクション人工知能の倫理主要な役割を果たす強力なAI概念関連する知能以外にも、人間精神には他の側面あります。 意識:主観的な経験思考を持つこと。 自己認識自分自身別の個人として認識すること、特に自分の考え認識すること。 感覚知覚感情主観的に感じる」能力知恵知恵能力。 この形式強力なAI備えたマシンには、人間以外の動物権利同様の権利がある可能性があるため、これらの特性には道徳的な側面あります。 そのため、完全な倫理的エージェント既存法的および社会的枠組み統合するためのアプローチに関する予備作業実施されました。 これらのアプローチは、「強力なAI法的立場権利焦点当ててます。 しかし、ビル・ジョイは、とりわけ、これらの特性備えた機械は、人間生命または尊厳対す脅威である可能性があると主張してます。 これらの特性いずれか強力なAIに必要かどうかはまだ明らかにされていません。 意識の役割は明確ではなく、現在、意識の存在について合意されテストはありません。 意識の神経相関シミュレートするデバイスマシン構築されている場合、それは自動的に自己認識持ちますか? また、感覚などのこれらのプロパティ一部は、完全にインテリジェントマシンから自然に出現する可能性あります。または、明らかにインテリジェント方法動作し始めると、これらのプロパティマシン帰するのが自然になる可能性あります。 たとえば、知的な行動は、その逆ではなく感覚のために十分かもしれません。

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意識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/11 15:29 UTC 版)

ガンマ波」の記事における「意識」の解説

ガンマ波は、意識的または無意識的な視覚刺激どのようにして神経同期的な反応引き起こすかという点に関して研究されてきた 。この研究神経活動同期性によって神経系における確率共鳴説明できる可能性生むものでもある 。

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意識

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 10:22 UTC 版)

名詞

(いしき)

  1. 自己または外界について持つ、直接的で明らか経験のこと。
  2. 1.認識する心の働きおよび状態
  3. そのことについてのはっきりした認識のこと。
  4. 気にかけ心配する。注意する。念頭におく。
  5. 社会的政治的関心
  6. (仏教) 識知し思考する六識のひとつ。意識界いしきかに同じ(ウィキペディア三科」も参照)。

「意識」の例文・使い方・用例・文例

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