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ウィルス

別名:ウイルスコンピュータウィルスコンピュータウイルス
【英】computer virus

ウィルスとは、コンピュータ感染して破壊活動を行ったりトラブルを引き起こしたりするプログラムのことである。病原体ウィルスが伝染する様にたとえてこのように呼ばれている。通常感染経路となるのは、ネットワークフロッピーディスクCD-ROMなどであり、一旦感染するとディスク保存されているファイル破壊したり、ディスプレイ異常な表示を行ったりする。また、近年では、感染したパソコンサーバにして、保存されているデータ外部流出させるものも存在する。この内、ネットワークを使って自己増殖するものは特に「ワーム」と呼ばれる

コンピュータウィルスは、プログラムそれ自体ソフトウェアOS寄生し、データ交換した他のコンピュータ自分コピー寄生させる働きをするプログラムのことを原則的には指すが、

システム停止データ破壊など、悪意を含んだ目的作成されたものも非常に多く見られる

またウィルスの中にはシステム侵入感染)しても、すぐには目に見えるよう働きをせず、一定期間潜伏してから特定の操作をした場合特定の期日になると、メッセージ表示したり、破壊的活動開始発病)するものもある。

このようなウィルスの感染防止したり、感染してしまったウィルスの検出除去治療)をするプログラムは「ワクチンソフト」「ウィルス対策ソフト」などと呼ばれる

また近年では、「Word」「Excel」などのマクロ機能を使って文書ファイル感染する「マクロウィルス」なども発見されている。


参照リンク
マカフィー株式会社
Symantec Corp.
Trend Micro Homepage (Japan)
情報処理推進機構


ウィキペディア

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ウイルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/15 10:15 UTC 版)

(ウィルス から転送)

ウイルス (virus) は、他の生物細胞を利用して、自己を複製させることのできる微小な構造体で、タンパク質の殻とその内部に入っている核酸からなる。

生命の最小単位である細胞をもたないので、生物学上は非生物とされている。

目次

名称

「ウイルス」は、「毒液」または「粘液」を意味するラテン語: virus[ˈwiːrus](ウィールス)」に由来して命名された。古代ギリシアヒポクラテスは病気を引き起こす毒という意味でこの言葉を用いている。日本では当初、日本細菌学会によって「病毒」と訳され、現在でも中国語では、「病毒」と呼ばれているが、1953年日本ウイルス学会が設立され、本来のラテン語発音に近い「ウイルス」という表記が採用された。その後、日本医学会ドイツ語発音に由来する「ビールス」を用いたため混乱があったものの、現在は一般的に「ウイルス」と表記される(日本ウイルス学会が1965年日本新聞協会に働きかけたことによって、生物学医学分野、新聞などで正式に用いる際はウイルスと表記するようになったという説もあるが定かではない)。また、園芸分野では植物寄生性のウイルスを英語発音に由来する「バイラス」の表記を用いることが今でも盛んである。

特徴

ウイルスは細胞を構成単位としないが、遺伝子を有し、他の生物の細胞を利用して増殖できるという、生物の特徴を持っている。現在でも自然科学は生物・生命の定義を行うことができておらず、便宜的に、細胞を構成単位とし、代謝、増殖できるものを生物と呼んでおり、細胞をもたないウイルスは、非細胞性生物または非生物として位置づけられる。あるいは、生物というよりむしろ"生物学的存在"といわれる[1]。しかし、遺伝物質を持ち、生物の代謝系を利用して増殖するウイルスは生物と関連があることは明らかである。感染することで宿主の恒常性に影響を及ぼし、病原体としてふるまうことがある。ウイルスを対象として研究する分野はウイルス学と呼ばれる。ウイルスの起源にはいくつかの説があるが、トランスポゾンのような動く遺伝子をその起源とする説が有力である。

遺伝物質の違いから、大きくDNAウイルスRNAウイルスに分けられる。詳細はウイルスの分類を参照。真核生物真正細菌古細菌、いずれのドメインにもそれぞれウイルスが発見されており、ウイルスの起源は古いことが示唆されている。細菌に感染するウイルスはバクテリオファージと呼ばれ、分子生物学の初期に遺伝子発現研究のモデル系として盛んに用いられた。しかし、今日の分子生物学医学の分野では「ウイルス」という表現は動植物に感染するものを指して用いることが多く、細菌に感染するバクテリオファージとは区別して用いることが多い。

歴史

微生物学の歴史は、1674年オランダレーウェンフックが顕微鏡観察によって細菌を見出したことに始まり、その後1860年フランスルイ・パスツール生物学や醸造学における意義を、1876年ドイツロベルト・コッホが医学における意義を明らかにしたことで大きく展開した。特にコッホが発見し提唱した「感染症が病原性細菌によって起きる」という考えが医学に与えた影響は大きく、それ以降、感染症の原因は寄生虫を除いて全て細菌によるものだと考えられていた。

1892年タバコモザイク病の病原が細菌濾過器を通過しても感染性を失わないことをロシアディミトリー・イワノフスキーが発見し、それが細菌よりも微小な顕微鏡では観察できない存在であることを報告した。またこの研究とは別に、1898年にドイツのフリードリッヒ・レフラーとポール・フロッシュが口蹄疫の病原体の分離を試み、これが同様の存在であることをつきとめ、「filtfrable virus(濾過性病原体)」とも呼ばれた。同じ年にオランダのマルティヌス・ベイエリンクはイワノフスキーと同様な研究を行って、同じように見出された未知の性質を持つ病原体を「Contagium vivum fluidum(生命を持った感染性の液体)」と呼んだ。

レフラーは濾過性病原体を小さな細菌と考えていたが、ベイエリンクは分子であると考え、この分子が細胞に感染して増殖すると主張した。ベイエリンクの主張はすぐには受け入れられなかったが、同様の性質をもった病原体やファージが発見されていくことで、一般にもウイルスの存在が信じられるようになった。その後、物理化学的な性質が徐々に解明され、ウイルスはタンパク質からできていると考えられていた。1935年にアメリカのウェンデル・スタンレータバコモザイクウイルス結晶化に成功し、この結晶は感染能を持っていることを示した。化学物質のように結晶化できる生物の存在は科学者に衝撃を与えた。スタンレーはこの業績により1946年ノーベル化学賞を受賞した。スタンレーはウイルスが自己触媒能をもつ巨大なタンパク質であるとしたが、翌年に少量のRNAが含まれることも示された。当時は遺伝子の正体はまだ不明であり、遺伝子タンパク質説が有力とされていた。当時は、病原体は能動的に病気を引き起こすと考えられていたので、分子ロボット(今で言うナノマシン)の様な物で我々が病気になるという事に当時の科学者達は驚いた。それでも当時はまだ、病原体であるには細菌ほどの複雑な構造、少なくとも自己のタンパク質をコードする遺伝子位は最低限持っていなくては病原体になりえない、と思われていた。

ハーシーとチェイスの実験は、バクテリオファージにおいてDNAが遺伝子の役割を持つことを明らかにし、これを契機にウイルスの繁殖、ひいてはウイルスの性質そのものの研究が進むようになった。同時に、この実験は生物の遺伝子がDNAであることを示したものと解せられた。






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