コンピューター‐ウイルス【computer virus】
コンピューター・ウイルス(こんぴゅーたーういるす)
コンピューターに侵入してソフトウェアやデータを破壊するプログラムのことである。感染・潜伏・発症というサイクルを取りながら次々に他のコンピューターに広がっていく。感染を繰り返しながら増殖していくことから病気のウイルスをもじって「コンピューター・ウイルス」と呼ばれる。
日本でのウイルス感染に対する取り組みとしては、通産省の外郭団体である情報処理振興事業協会(IPA)が、被害届出の状況をまとめている。
増殖の仕組みとして、コンピューターが一旦ウイルスに感染すると、使用者も気づかないうちに他人へ被害を広げてしまう、ということがある。
感染したコンピューターから電子メールなどで他人とやりとりする際、ウイルスを含んだ電子メールが勝手に送信されてる。こうすると、また誰か別の人がウイルスを含んだメールを受け取ることになり、感染・発症につながる。
ウイルスに対する対策としては、ワクチンソフトの使用が効果的である。ワクチンソフトには、ウイルス検出・ウイルス駆除など、いろいろな機能のものが出回っている。これらはインターネット上の信頼できるサイトからダウンロードしたり、あるいは市販されているものを購入したりすることで入手できる。
また、不用意にファイルを開かないことも重要である。ウイルスは電子メールの添付ファイルとして送られてきる。この際に、たとえウイルスが送られてしまっても、そのファイルを開かない限りは、基本的にコンピューターは被害をこうむらない。従ってこの時点でそのファイルを消去できれば、ウイルスによる被害は防げる。
(2000.05.09更新)
コンピュータウイルス
(コンピューターウイルス から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/02 07:34 UTC 版)
コンピュータウイルス(表記揺れ:コンピューターウイルス[注 1]、英: computer virus)とは、マルウェア(コンピュータに被害をもたらすプログラム)の一種で、自立せず、動的に活動せず、プログラムファイルからプログラムファイルへと静的に感染するものを指す。
注釈
出典
- ^ 情報処理推進機構 セキュリティセンター (IPA/ISEC) (2012年3月16日). “コンピュータウイルス対策基準”. 公式ウェブサイト. 独立行政法人 情報処理推進機構. 2020年5月23日閲覧。
- ^ “情報技術用語データベース JIS X 0008:2001 情報処理用語(規制,完全性及び安全保護) 2001改正●1987制定”. Yamasaki Lab (2001年). 2020年5月23日閲覧。
- ^ 独立行政法人 情報処理推進機構 (2004年1月5日). “コンピュータウイルス対策基準”. 公式ウェブサイト. 経済産業省. 2020年5月23日閲覧。
- ^ 英国の賭博サイトを停止させる恐喝犯 [リンク切れ] @police(警察庁)、2004年04月06日。
- ^ 三柳英樹 (2006年4月17日). “命令を受けて2ちゃんねるへの攻撃を行なうボット「Trojan.Sufiage.C」”. INTERNET Watch. Impress Watch. 2020年5月23日閲覧。
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- ^ http://www.symantec.com/region/jp/news/year04/040922.html [リンク切れ][出典無効]
- ^ a b c 「携帯電話で感染する致死性ウイルスのうわさ、アフガニスタン」『Reuters.com』ロイター、カーブル(16日)、2007年4月27日。2020年5月23日閲覧。
コンピューター・ウイルス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 06:19 UTC 版)
コンピューターの世界では、コンピューター・ウイルスである。コンピューター・ウイルスは、まず悪意のある設計者がプログラムを作る。そのプログラムを、誰かが使う他のプログラムに潜り込ませる。人々がそのプログラムを使うと、ウイルス・プログラムはコンピューター上の他のプログラムに自己の複製を感染させる。感染したプログラムが自動的あるいは手動で他のコンピューターにコピーされると、そのコンピューターもウイルスに感染する。
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