ワクチンとは? わかりやすく解説

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vaccine

別表記:バクシーン、ワクチン

「vaccine」とは・「vaccine」の意味

「vaccine」は、病気予防免疫力高めるために接種される物質を指す。ワクチンは、ウイルス細菌などの病原体弱めたり無力化したしたもので、体内入れることで免疫システム病原体対抗する能力獲得する具体的な例としては、インフルエンザワクチン麻疹ワクチン挙げられる

「vaccine」の発音・読み方

「vaccine」の発音は、/væksíːn/バクシーン)となる。日本語では「ワクチン」と読む。

「vaccine」の語源・由来

「vaccine」の語源は、ラテン語の「vacca」(牛)という言葉から来ている。これは、最初のワクチンが牛痘ウイルス用いて作られたことに由来するエドワード・ジェンナー1800年牛痘ウイルス用いて天然痘予防接種行ったことが、ワクチンの歴史始まりである。

「vaccine」の類語

「vaccine」の類語には、「immunization」(免疫化)や「inoculation」(接種)などがある。これらの言葉は、ワクチン接種によって免疫力高めることを意味する

「vaccine」と「vaccination」の違い

「vaccine」と「vaccination」は、両者ともワクチンに関連する言葉であるが、意味は異なる。「vaccine」はワクチンそのものを指すのに対し、「vaccination」はワクチンを接種する行為プロセスを指す。

「vaccine」を含む用語・関連する用語

「vaccines」とは

「vaccines」は、「vaccine」の複数形であり、複数のワクチンを指す。

「vaccine certificate」とは

「vaccine certificate」は、ワクチン接種証明する書類のことである。これにより、接種者はワクチン接種記録持ち歩くことができる。

「vaccine impact factor」とは

「vaccine impact factor」は、ワクチンの効果影響評価する指標である。これにより、ワクチンの有効性安全性定量的評価することができる。

「vaccine passport」とは

vaccine passport」は、ワクチン接種の証明書を持っていることで、国際的な旅行イベントへの参加容易になる仕組みである。これにより、感染症拡大を防ぐことができる。

「vaccines impact factor」とは

「vaccines impact factor」は、「vaccine impact factor」と同様に複数ワクチンの効果影響評価する指標である。

「vaccine」の使い方・例文

1. The flu vaccine is recommended for everyone over the age of six months.(インフルエンザワクチンは、6か月上のすべての人に推奨されている。)
2. The development of a new vaccine can take several years.(新しワクチンの開発には数年かかることがある。)
3. The government has launched a nationwide vaccination campaign.(政府全国的なワクチン接種キャンペーン開始した。)
4. The vaccine has been proven to be safe and effective in clinical trials.(ワクチンは臨床試験安全性有効性証明されている。)
5. Some vaccines require booster shots to maintain immunity.(一部のワクチンは、免疫力維持するためにブースターショットが必要である。)
6. The vaccine is administered through an injection.(ワクチンは注射によって投与される。)
7. The vaccine was developed using cutting-edge technology.(ワクチンは最先端技術用いて開発された。)
8. The vaccine is expected to be available to the public soon.(ワクチンは近いうちに一般に利用可能になると予想されている。)
9. The vaccine has been approved by the regulatory authorities.(ワクチンは規制当局によって承認されている。)
10. The vaccine provides protection against several strains of the virus.(ワクチンはウイルスの複数対す保護提供する。)

ワクチン【vaccine】

読み方:わくちん

牝牛の意のラテン語由来し牛痘の意》生体免疫をつくらせて感染症予防するために用いられる抗原病原体あるいは細菌毒素毒性弱める失わせるかし、抗原性だけ残したもの不活化または死菌ワクチン・生ワクチン・トキソイドなどがある。ジェンナー痘瘡(とうそう)の予防牛痘用いたことに始まる。

ワクチンプログラム」「ワクチンソフト」の略。


ワクチン

英訳・(英)同義/類義語:vaccine

不活性化もしくは無毒化したウイルス病原菌で、これを接種することにより病原体対す免疫をあらかじめ成立させておくことで病気かからないか、症状軽くできる。天然痘ウイルスワクシニアウイルス)が最初の例。

予防接種(ワクチン) (よぼうせっしゅ(わくちん))

感染症原因となるウイルス細菌増殖力弱くしたり(弱毒ワクチン)、まったく増殖できないように(不活化ワクチンしたもの。ワクチンを体内注入する(予防接種)ことで、体内抗体免疫)をつくり、その感染症にかかりにくくします。
link_out.png参考:予防接種と感染症

予防接種(ワクチン) (よぼうせっしゅ(わくちん))

感染症原因となる病原体の毒力を弱めたり薬物殺したり(不活化)、病原体毒素一部精製するなどして予防接種液(ワクチン)をつくり、それを体に接種して、その病気対す抵抗力(免疫)をつくることを予防接種といいます。 予防接種で使うワクチンには、生ワクチン不活化ワクチン2種類あります
link_out.png参考:予防接種と感染症

ワクチン

Vaccine

【概要】 病原体そのものではなく病原体似たもの与えて抵抗力(=免疫力)を導く方法。つまり病原体中和する能力(=抗体)を作らせたり、細胞との結合阻止したり、病原体処理する細胞を作らせたり(=細胞性免疫)する。個体免疫能力依存している。  

分類(1)不活化ワクチン病原体処理して感染性なくしたもの。(2)弱毒ワクチン病原性が非常に弱い生きた病原体を使うもの。(3)部分ワクチン:病原体構造一部だけを人工的に作らせたもの。  

HIVワクチン難しさHIV遺伝子全部解明されているのでその一部変えることはできる。ところがHIV変異がよく起こるので、感染予防ワクチンの開発にはなかなか成功しない。むしろ感染者発病遅らせるワクチンの成功報告されている。いずれにしても広く使用できるうになるのは、10年近く先になると言われている。

《参照》 予防抗原抗体細胞性免疫HIVワクチン肺炎球菌ワクチン変異


ワクチン

生体持っている免疫」のシステム利用して、あらかじめさまざまな感染症対する「免疫力」を作らせて予防することを目的とした医薬品のことです。 使われるのは、ウイルス細菌病原体)や毒素毒性弱めたり失わせたりしたもので、人為的に接種することで発病することなく生体免疫反応記憶を残すことが可能です。そのため、その病原体侵入した時に免疫による防衛反応働き発病せずにすみます。ワクチンをあらかじめ接種することを予防接種いいます。ワクチンは次の3種類に大きく分かれます
1.生ワクチン弱毒ワクチン病原体毒性の弱いものを生きたまま使うワクチンです。一度投与するとほぼ一生
果を持続するものもあります
2.不活化ワクチン死菌ワクチン病原体を熱、紫外線薬剤などで、死滅させて毒性無くした製剤です。ある程度
期間を過ぎると効果無くなってしまうので、基本的に追加接種が必要です。
3.トキソイド変性毒素
病原体作り出す毒素ホルマリンなどで処理し抗原性免疫作用引き起こす能力)を失わせずに毒性減少させたものです。

ワクチン [Vaccine]


ワクチン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/18 04:55 UTC 版)

ワクチン: Vakzin: vaccine)は、感染症の予防に用いる医薬品病原体から作られた無毒化あるいは弱毒化された抗原そのもの、または病原体を基にデザインされたmRNA[1][2][3]DNA遺伝子配列を化学合成したもの(遺伝子ワクチン)、もしくは遺伝子組換え技術によって大量発現されたタンパク質(遺伝子組換えワクチン)などを投与することで、体内の病原体に対する抗体産生を促し、感染症に対する免疫を獲得する。




「ワクチン」の続きの解説一覧

ワクチン

出典:『Wiktionary』 (2021/11/16 17:15 UTC 版)

語源

ドイツ語 Vakzin からの借用語

発音

名詞

ワクチン

  1. (免疫学) 感染症予防目的用いられる毒性弱めた、または無くし病原体から作られた抗原

翻訳


「ワクチン」の例文・使い方・用例・文例

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