生ワクチンとは? わかりやすく解説

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なま‐ワクチン【生ワクチン】

読み方:なまわくちん

毒性の弱い、もしくは毒性弱めた細菌・ウイルス生きたまま使うワクチン痘苗(とうびょう)・BCGポリオ生ワクチンなどがある。生(せいきん)ワクチン弱毒(化)ワクチン。→不活化ワクチン


生ワクチン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/20 10:24 UTC 版)

生ワクチン(なまワクチン)とは、生存能力を損なうことなくウイルス細菌病原性を低下させて作ったワクチンである。弱毒化ワクチンもしくは弱毒ワクチンともいい、弱毒化とは生きた病原体を無害化したり病原性を低下させたりすることである。弱毒化されたウイルスを特に弱毒化ウイルスまたはワクチン株ともいう。生ワクチンと対照的に病原体を「殺して」(不活化して)得られたワクチンは不活化ワクチンという。


  1. ^ a b Immunization”. 2009年3月10日閲覧。
  2. ^ Levine MM, Ferreccio C, Black RE, Lagos R, San Martin O, Blackwelder WC (July 2007). “Ty21a live oral typhoid vaccine and prevention of paratyphoid fever caused by Salmonella enterica Serovar Paratyphi B”. Clin. Infect. Dis. 45 Suppl 1: S24–8. doi:10.1086/518141. PMID 17582564. http://www.journals.uchicago.edu/doi/abs/10.1086/518141?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%3dncbi.nlm.nih.gov. 
  3. ^ 腸チフス 日本旅行医学会
  4. ^ ワクチンと感染では作られる抗体の質が異なることを発見』(プレスリリース)理化学研究所 東京理科大学、2021年7月15日https://www.riken.jp/press/2021/20210715_3/index.html2021年9月5日閲覧 
  5. ^ Yu Adachi、Keisuke Tonouchi、Taiki Yajima、Yasuyo Harada、Hidehiro Fukuyama、Senka Deno、Yoichiro Iwakura、Akihiko Yoshimura ほか「Influenza virus infection expands the breadth of antibody responses through IL-4 signalling in B cells」『情報知識学会誌』第3789巻第12号、2021年、doi:10.1038/s41467-021-24090-z 
  6. ^ a b c d 乾燥弱毒生麻しんワクチン「タケダ」 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
  7. ^ 厚労省、ワクチンの接種間隔の規定を撤廃”. 日経メディカル (2020年2月5日). 2020年8月25日閲覧。
  8. ^ ワクチンの接種間隔に関する規定を改正することに伴う対応について (PDF) 第45回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和元年度第13回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)2020年1月31日
  9. ^ 献血をご遠慮いただく場合 一定期間内に予防接種を受けた方 日本赤十字社
  10. ^ 日本環境感染症学会ワクチンに関するガイドライン改訂委員会, 岡部信彦, 荒川創一, 岩田敏 ほか、「医療関係者のためのワクチンガイドライン 第2版」 『日本環境感染学会誌』 2014年 29巻 Supplement_III号 p.S1-S14, doi:10.4058/jsei.29.S1, 日本環境感染学会


「生ワクチン」の続きの解説一覧

生ワクチン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 22:55 UTC 版)

ワクチン」の記事における「生ワクチン」の解説

詳細は「生ワクチン」を参照 毒性弱めた微生物ウイルス使用体液性免疫/液性免疫のみならず細胞性免疫/細胞免疫獲得できるため、不活化ワクチン比べて獲得免疫力が強く免疫持続期間も長い生産コストが低い上投与回数少なくて済み経済性優れるが、発見偶発的なものに頼る部分が多いため開発しづらく、また弱っている病原体を使うため、ワクチン株感染による副反応発現する可能性稀にある。免疫不全症細胞性免疫低下している場合は、生ワクチンを接種してはならない不活化ワクチンにはできない変異株など構造異なウイルス株にも対抗できる広域中和抗体産生される。 BCGワクチン ポリオワクチン 種痘天然痘)-現在は、主に軍隊麻疹ワクチン 風疹ワクチン 流行性耳下腺炎ワクチンおたふく風邪麻疹・風疹混合ワクチンMRワクチン水痘ワクチン帯状疱疹黄熱ワクチン ロタウイルスワクチン 弱毒生インフルエンザワクチン -点鼻投与型、注射針使用しないのと、粘膜免疫ができる。 新三種混合ワクチンMMRワクチン麻疹風疹流行性耳下腺炎混合) -日本では1988年から1993年まで実施されていた。 MMRVワクチン英語版)(麻疹風疹おたふく水痘-帯状疱疹

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生ワクチン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 18:12 UTC 版)

予防接種」の記事における「生ワクチン」の解説

生きた病原体毒性弱めたもの。ロタウイルス感染症結核麻しん(はしか)、風しんおたふくかぜ水痘みずぼうそう)、黄熱病 など。生の病原体入れるため、接種した病原体により軽い症状(副反応)が出ることがある

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生ワクチン

出典:『Wiktionary』 (2021/07/14 12:49 UTC 版)

名詞

生ワクチンなまワクチン

  1. 弱毒化させてあるものの、生きた病原体接種するワクチン

関連語


「生ワクチン」の例文・使い方・用例・文例

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