増刊79話 荒んだ大地 / 2003年12月
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タリバーン政権崩壊後も混乱の続くアフガニスタン。無医村で医療ボランティアに携わる日本人女医平松の下に東郷というボランティア志願の男が現れた。いまだに軍閥の暗躍する世情の中、男手もなく心細く過ごしていたところだったので平松は喜んだものの、ある日近隣のパシュトゥーン系軍閥の兵士達が医薬品を強奪しようと押しかけてくる。リーダーの将軍が悪性のマラリアに罹患したらしく、兵士達は往診に行ってもいいと言う東郷を連行する。東郷の身を案じた平松は危険を顧みずトラックを飛ばして軍閥の砦に乗り込む。
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