戦争
せん‐そう〔‐サウ〕【戦争】
読み方:せんそう
[名](スル)
1 軍隊と軍隊とが兵器を用いて争うこと。特に、国家が他国に対し、自己の目的を達するために武力を行使する闘争状態。国際法上は、宣戦布告により発生し、当事国間に戦時国際法が適用される。いくさ。「—が勃発する」「隣国と—する」
[補説]
2014年6月に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2014」キャンペーンでの「戦争」への投稿から選ばれた優秀作品。
◆平和の尊さを感じさせる最も愚かな手段。
chgnatsuさん
◆正しい者が勝つわけでもなければ、勝つ者が正しいわけでもない。
ころんさん
◆たくさんの人から明日を奪い取っていくもの。
ちょコぱふぇさん
◆人間をコマとした、権力者の将棋。
ひっちょさん
◆あらゆる技術の産みの親。多数の犠牲から新たな世界が創造されるという、皮肉ではあるが現実の存在。
J.P.Gさん
◆それによる損失は計り知れないのにも関わらず、周期的に繰り返さずにはいられない、人類特有の愚行。
VAMさん
◆死語になるのを待っている言葉。ありとあらゆる辞書からの消滅を待っている言葉。未来の子供たちに「戦争? それ、なに?」と言われるのを待っている言葉。
花見咲蔵さん
◆歴史に於ける酷い二日酔い。起きた直後は二度と繰り返さないと誓うが、いつか必ず繰り返す。
飲兵衛さん
◆ハンバーグや唐揚げが晩御飯に並んだとき、大人数の兄弟がいる場合の食卓。
Jのおまめさん
せんそう【戦争】
【戦争】(せんそう)
狭義では軍隊と軍隊が武力を用いて争うこと。とくに国家が他国に対し、事故の目的を達成するために、自国の武力を行使する闘争状態。
戦争
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戦争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 01:08 UTC 版)
戦争(せんそう、英: war)とは、兵力による国家間の闘争である[1]。広義には内戦や反乱も含む(戦争一覧)。集団を形成するようになる有史以来、人類が繰り返してきたものである。戦争に対を為すのは国際紛争の平和的解決である[2]。銀行などが引受けた巨額の戦費は慢性的な租税負担となる。市民生活に対する制限と攻撃は個人の尊厳を蹂躙する。時代ごとの考え方によって、違法性が認定されてきた[3]。
注釈
- ^ 敵を完全に殲滅して敵国の抵抗力を徹底的に破壊する戦略。
- ^ ベイジル・リデル=ハートは『戦争に関する考察(Thoghts on War)』において戦争の原因は突き詰めれば心理的なものであると考え、全感覚(あらゆる方面における知覚)を用いて戦争を理解しなければ、戦争を防止する展望は持ち得ないと論じた[40]。
- ^ 戦争哲学の前提として戦争の原因論はその性質から観察者の哲学的・政治的・歴史学的・法学的な立場やバイアスなどに大きく関わる。例えば決定論の立場で戦争の原因論を考察した場合、あらゆる要因がその戦争の発生を決定付けているために人間は本質的に戦争に責任を持つことができないということとなり、原因は起因したそれら諸要素となる。
- ^ 国際政治学において侵略と認定する条件として、第一に武力行使、第二に先制攻撃、第三に武力による目的達成の意思、が挙げられており、自衛や制裁などの免責理由がないこととして価値中立的な定義としている。ただし、侵略の条件に「意思」が挙げられていることはこの定義の法律的性質を現すものであり、ある特定の価値観が存在していると指摘できる。そのため、軍事上の事実的行為として侵略は武力の先制使用であると考えられている[42]。
出典
- ^ 「戦争」『国際法辞典』、217-219頁。
- ^ 「国際紛争の平和的解決」『国際法辞典』、118-119頁。
- ^ 三石善吉 戦争の違法化とその歴史 東京家政学院筑波女子大学紀要第8集 2004年 pp.37-49.
- ^ 本郷健『戦争の哲学』(原書房、1978年)46-47頁
- ^ Field Manual 100-5, Operations, Department of the Army(1993)
- ^ 佐原真「日本・世界の戦争の起源」、仮名関恕・春成秀爾編『佐原真の仕事4 戦争の考古学』岩波書店 2005年
- ^ 服部 2017, p. 190.
- ^ 佐原真「ヒトはいつ戦い始めたか」、金関恕・春成秀爾編『戦争の考古学』佐原真の仕事4 岩波書店
- ^ 本当の戦争―すべての人が戦争について知っておくべき437の事 ISBN 978-4087734102
- ^ 佐原真「戦争について考える」、『考古学つれづれ草』小学館 2002年
- ^ 朝日新聞2016年3月31日2016年4月10日閲覧
- ^ 佐原真「日本・世界の戦争の起源」、金関恕・春成秀爾編『佐原真の仕事4 戦争の考古学』岩波書店
- ^ Max Boot, War Made New: Technology, Warfare, and the Course of History, 1500 to Today (New York: Penguin Group Inc., 2006), 4–5.
- ^ 石津朋之、ウィリアムソン・マーレー著 『21世紀のエア・パワー』 芙蓉書房出版 2006年10月25日第1刷発行 ISBN 482950384X
- ^ “クギを打った棒や素手で殴り合い 中印衝突で 奇妙な戦闘の舞台裏”. 産経新聞 (2020年6月26日). 2021年2月13日閲覧。
- ^ “ロシア、ウクライナ複数都市を攻撃 首都空港巡り戦闘(写真=AP)”. 日本経済新聞 (2022年2月24日). 2022年2月24日閲覧。
- ^ “ロシアのウクライナ侵攻、ネット上に情報続々 宣戦布告はYouTubeに、火の手の様子はTwitterに、航空機の状況はFlightradar24に”. ITmedia NEWS. 2022年2月24日閲覧。
- ^ Gilpin, Robert (1988). “The Theory of Hegemonic War”. The Journal of Interdisciplinary History 18 (4): 591–613. doi:10.2307/204816. ISSN 0022-1953 .
- ^ Pandit, Puja (2023年4月4日). “Relationship Between Conflict and Prosocial Behaviours” (英語). Vision of Humanity. 2023年4月8日閲覧。
- ^ 飯田浩司著 『軍事OR入門』 三恵社 2008年9月10日改訂版発行 ISBN 9784883616428 195頁
- ^ Wallinsky, David: David Wallechinsky's Twentieth Century: History With the Boring Parts Left Out, Little Brown & Co., 1996, ISBN 0-316-92056-8, 978-0-316-92056-8 – cited by White
- ^ Brzezinski, Zbigniew: Out of Control: Global Turmoil on the Eve of the Twenty-first Century, Prentice Hall & IBD, 1994, – cited by White
- ^ Ping-ti Ho, "An Estimate of the Total Population of Sung-Chin China", in Études Song, Series 1, No 1, (1970) pp. 33–53.
- ^ “Mongol Conquests”. Users.erols.com. 2011年1月24日閲覧。
- ^ “The world's worst massacres Whole Earth Review”. (1987年). オリジナルの2003年5月17日時点におけるアーカイブ。 2011年1月24日閲覧。
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- ^ Michael Duffy (2009年8月22日). “Military Casualties of World War One”. Firstworldwar.com. 2011年1月24日閲覧。
- ^ “Selected Death Tolls for Wars, Massacres and Atrocities Before the 20th Century”. Users.erols.com. 2011年1月24日閲覧。
- ^ McFarlane, Alan: The Savage Wars of Peace: England, Japan and the Malthusian Trap, Blackwell 2003, ISBN 0-631-18117-2, 978-0-631-18117-0 – cited by White
- ^ “Nuclear Power: The End of the War Against Japan”. BBC News. 2011年1月24日閲覧。
- ^ “Timur Lenk (1369–1405)”. Users.erols.com. 2011年1月24日閲覧。
- ^ Matthew White's website (a compilation of scholarly death toll estimates)
- ^ “Russian Civil War”. Spartacus.schoolnet.co.uk. 2010年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月24日閲覧。
- ^ ジェイムズ・F・ダニガン、ウィリアム・マーテル著、北詰洋一訳『戦争回避のテクノロジー』(河出書房、1990年)37頁
- ^ 防衛大学校・安全保障学研究会編『安全保障学入門』(亜紀書房、2005年)24-25頁
- ^ 栗栖弘臣『安全保障概論』(BBA社、1997)116-119頁
- ^ 防衛大学校・安全保障学研究会編『安全保障学入門』(亜紀書房、2005年)25-27頁
- ^ 防衛大学校安全保障学研究会『最新版 安全保障学入門』(亜紀書房、2005年)31-32頁
- ^ 栗栖弘臣『安全保障概論』(ブックビジネスアソシエイツ社、1997年) 131-133頁
- ^ 松村劭『名将たちの戦争学』(文春新書、2001年)18頁
- ^ 古賀斌『戦争革命の理論』(東洋書館、1952年)128-139頁
- ^ 服部実『防衛学概論』(原書房、1980年)33-34頁
- ^ 防衛大学校・安全保障学研究会編『安全保障学入門』(亜紀書房、2005年)182頁の『軍事力によるエスカレーションの具体例』の図、及びジェイムズ・F・ダニガン、ウィリアム・マーテル著、北詰洋一訳『戦争回避のテクノロジー』(河出書房、1990年)32-36頁を参考とした。
- ^ 寺沢一、山本草二、広部和也編 編「Ⅲ国家の成立16国家結合」『標準 国際法』(初版)青林書院、1989年6月、112頁頁。ISBN 978-4417007517。
- ^ 佐分晴夫「従属国」『日本大百科全書』小学館 。2010年4月11日閲覧。[リンク切れ]
- ^ Yahoo Dictionary>JapanKnowledge>大辞泉>傀儡政権[リンク切れ]
- ^ Exite>三省堂>大辞林>傀儡政権[リンク切れ]
- ^ 防衛大学校・防衛学研究会『軍事学入門』(かや書房、2000年)及びジェイムズ・F・ダニガン著、岡芳輝訳『新・戦争のテクノロジー』(河出書房新社、1992年)などを参考にし、主要な闘争の局面について整理した。
- ^ 防衛大学校・防衛学研究会『軍事学入門』(かや書房、2000年)52-53頁
戦争
出典:『Wiktionary』 (2021/10/17 10:49 UTC 版)
名詞
類義語
関連語
複合語
- 戦争状態
翻訳
- 古英語: wīġ 中性
- アラビア語: حرب (ħarb) 男性
- ベラルーシ語: вайна 女性
- ブルトン語: brezel 男性
- ボスニア語: rat 男性
- カタルーニャ語: guerra 女性
- チェコ語: válka 女性, vojna 女性 (archaic)
- ウェールズ語: rhyfel
- デンマーク語: krig
- ドイツ語: Krieg (de) 男性
- ギリシア語: πόλεμος (pólemos) 男性
- 英語: war (en)
- エスペラント: milito
- エストニア語: sõda
- ペルシア語: جنگ (fa) (jang)
- フィンランド語: sota
- フランス語: guerre 女性
- 西フリジア語: oarloch, kriich
- アイルランド語: cogadh
- スコットランド・ゲール語: cogadh 男性
- グアラニ語: ñorairõ
- ヘブライ語: מלחמה (milkhama) 男性
- ヒンディー語: युद्ध (yuddh) 男性, जंग (ja.ng) 女性
- クロアチア語: rat 男性
- ハンガリー語: háború
- インターリングア: guerra, bello
- インドネシア語: perang
- イド語: milito
- アイスランド語: stríð 中性, styrjöld 女性
- イタリア語: guerra 女性
- ハウサ語:yaƙi
- 朝鮮語: 전쟁 [戰爭] (jeonjaeng)
- クルド語: ceng 女性, şerr 男性
- ラテン語: bellum 中性
- リトアニア語: karas (lt) 男性
- ラトヴィア語: karš 男性 (sometimes kaŗš)
- マレー語: perang, peperangan
- オランダ語: oorlog 男性
- ノルウェー語: krig 男性
- ポーランド語: wojna (pl) 女性
- ポルトガル語: guerra 女性
- パシュトー語: جنگ (jang)
- ルーマニア語: război 中性, răzbel 中性 (archaic)
- ロシア語: война (vojná) 女性
- シンド語: جَنگِ (jangi) 女性
- 北サーミ語: soahti
- シンハラ語: යුද්ධය
- スロヴァキア語: vojna 女性
- スロヴェニア語: vojna 女性
- スペイン語: guerra (es) 女性
- アルバニア語: luftë 女性
- セルビア語: рат 男性
- スウェーデン語: krig 中性 , inbördeskrig 中性
- タミル語: (pór)
- テルグ語: యుద్ధం (yuddhaM) (1,3); అంతర్యుద్ధం (aMtaryuddhaM)
- タイ語: สงคราม (sŏng-kraam)
- タガログ語: gera, gyera, digmaan
- トルコ語: savaş, muharebe (obsolete), harp (obsolete), cenk (obsolete)
- ウルドゥー語: یدھ (yuddh) 男性, جنگ (ja.ng) 女性
- イディッシュ語: מלחמה (milkhome), קריג (krig)
- 中国語: 战争, 戰爭 (zhànzhèng)
動詞
活用
「戦争」の例文・使い方・用例・文例
- 人類は依然として飢饉と戦争に苦しんでいる
- 侵略戦争
- 総力戦;全面戦争
- 戦争に伴って生じる諸悪
- 老いも若きも戦争に行った
- 戦争がどれほどひどいものか私にはまったく想像もできない
- 戦争は恐怖と悲しみをもたらす
- 戦争は人間の一番悪いところを引き出す
- その国を訪問したことが若い記者を戦争の現実に直面させた
- 戦雲,戦争が起こりそうな気配
- 戦争の指揮
- 国どうしの対立は戦争になることがある
- 私はどんな戦争にも賛成できない
- 国民はだれもが戦争に反対している
- アメリカ独立戦争の所産
- 彼女は戦争を悪だと言って非難した
- 女王は戦争の早期終結を望んでいると語った
- その国は戦争に引きずり込まれていった
- 戦争でその国は人と資源をしだいに失った
- 大統領はその戦争を終わらせるために多大な努力を払った
固有名詞の分類
品詞の分類
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