ギリシア語とは? わかりやすく解説

ギリシア語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 14:44 UTC 版)

ギリシア語ギリシアご: Ελληνικά[eliniˈka]、または 希: Ελληνική γλώσσα[eliniˈki ˈɣlosa] ( 音声ファイル))は、インド・ヨーロッパ語族ヘレニック語派(ギリシア語派)に属する言語。 単独でヘレニック語派(ギリシア語派)を形成する。 ギリシャ共和国キプロス共和国イスタンブールギリシャ人ギリシャじん居住区などで使用されており、話者は約1200万人[1][2]。 また、ラテン語とともに学名や各分野の専門用語にも使用されている。 漢字転写希臘語、さらにそれを省略し希語などと記される[注釈 1]地中海ひがしちちゅうかい諸地域における共通言語の一つとして3000年以上もの間、日常言語、あるいは文学作品や公式記録、外交文書の言語として重要な役割を果たしている。


注釈

  1. ^ なお、ヘブライ語(希伯来語)も希語と省略しうるが、現状、希語は、もっぱらギリシア語の意味で使われる。
  2. ^ 民衆の口語がギリシアの言葉と考え、主としてイオニア諸島の方言から収集し口語民衆語を提唱した。『開放された自由人』を参照。
  3. ^ 西海沖の地域を除く東域の諸島・北ギリシア本土・小アジアの当時の人々には、現地語とカサレヴサしか解する言語はなく、アテネ方言はまったく通じなかった。

出典

  1. ^ a b Modern Greek, UCLA Language Materials Project: Language Profiles, 2009年1月30日閲覧。
  2. ^ a b c d Greek language, Columbia Encyclopedia(オンライン版)”. 2008年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年1月30日閲覧。
  3. ^ "Greek language", Encyclopædia Britannica (オンライン版)、2009年1月30日閲覧。
  4. ^ Robert Browning, Medieval and Modern Greek, Cambridge University Press, 2nd edition, 1983.
  5. ^ Arvaniti 1999, p. 2.
  6. ^ http://unicode.org/charts/PDF/U0370.pdf



ギリシア語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/24 22:42 UTC 版)

アーサー王に関する書籍の一覧」の記事における「ギリシア語」の解説

老いた騎士(プレスビュス・ヒッポテス)』 (Presbys Hippotes1300年頃) - 短詩。この老騎士には、パラメデスガウェインランスロットトリスタンかなわない。。

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ギリシア語

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エリサベト (曖昧さ回避)」の記事における「ギリシア語」の解説

エリサベト - 新約聖書登場人物洗礼者ヨハネの母。本人物を由来としてヨーロッパ諸言語相当する女性名用いられるようになった

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ギリシア語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 06:44 UTC 版)

リングワ・フランカ」の記事における「ギリシア語」の解説

航海技術優れた古代ギリシア人地中海一帯植民市形成し、また通商携わったことからギリシア語は地中海地域広く用いられた。更にアレクサンドロス大王征服とそれを継承するヘレニズム諸王朝により、ギリシア語はエジプト西アジア支配層の言語となる。ギリシア語の用いられ地域多く古代ローマ併呑されるが、ローマ文明学術の面でギリシア文化を範としたことから、ギリシア語はローマで教養人必須科目であり、ローマ領域東部では依然ギリシア語が用いられ続けた新約聖書はギリシア語によりローマ帝国内で形成されたものであるローマ帝国イタリア半島を含む国土西部失い東ローマ帝国枠組み成立すると、ギリシア語が東ローマ帝国における公用語として扱われるうになる。また帝国国教である東方正教会典礼語として、布教とともに帝国領外にも普及していった。しかし、宗教文書現地語への翻訳東ローマ帝国領域縮小滅亡経てコミュニケーション言語という面ではギリシア人民族語上のものではなくなった。しかしながら、現在でも学術用語語彙においては、ギリシア語の単語多用されている。 なお、以上の「ギリシア語」は時代による変化大きく、必ずしも同一言語とは言いがたい面もある。 「ギリシア語#歴史」を参照

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ギリシア語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/22 07:49 UTC 版)

中動態」の記事における「ギリシア語」の解説

古代ギリシア語には中動態がよく残っている。たとえば能動態 λούω(洗う)に対して中動態 λούομαι(自分を洗う)。 動詞によっては中動態のみが存在する。例: μάχομαι(戦う)。また、時制によって異なる態を持つことがある。たとえば、ἀκούω (聞く)は、現在形では能動態だが、未来では ἀκούσομαι と中動態になる。 形態の上ではアオリストおよび未来でのみ中動態受動態区別される現代ギリシア語においても中動態残っており、たとえば能動態 λούζω((主に髪を)洗う)に対して中動態 λούζομαι(洗髪する)。

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ギリシア語

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モールス符号」の記事における「ギリシア語」の解説

ギリシア語のモールス符号欧文モールス符号と非常に似ているギリシア文字「Χ」を追加しラテン文字の「J、U、V」を使用していない。二重母音符号については旧符号表には表記されるが、実際通信使用されることは無く2つ母音文字送信するギリシャ文字ラテン文字符号ギリシャ文字ラテン文字符号ギリシャ文字ラテン文字符号Α A ・- Ι I ・・ Ρ R ・-・ Β B -・・・ Κ K -・- Σ S ・・・ Γ G --・ Λ L ・-・・ Τ T - Δ D -・・ Μ M -- Υ Y -・-- Ε E ・ Ν N -・ Φ F ・・-・ Ζ Z --・・ Ξ X -・・- Χ CH ---- Η H ・・・・ Ο O --- Ψ Q --・- Θ C -・-・ Π P ・--・ Ω W ・-- 二重母音HY V ・・・- YI J ・--- OY U ・・- OI 8 ---・・ EI S ・・・ AI Ä ・-・- AY Ü ・・-- EY Ö ---・

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ギリシア語

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名詞

ギリシア (ギリシア)

  1. おもにギリシア使われている言語現代ギリシア語
  2. 古代ギリシア語

類義語

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