インド・ヨーロッパ語族とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > インド・ヨーロッパ語族の意味・解説 

インドヨーロッパ‐ごぞく【インドヨーロッパ語族】

読み方:いんどよーろっぱごぞく

共通のインド‐ヨーロッパ祖語から分かれて発達し古代よりインドからヨーロッパにかけて分布している大語族近代以降南北アメリカ・オーストラリアなどにも使用者広まった。インド・イラン・バルト・スラブ・ギリシャ・イタリック・ゲルマン・ケルトなどの語派分かれる印欧語族インド‐ゲルマン語族


インド・ヨーロッパ語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 13:24 UTC 版)

インド・ヨーロッパ語族(インド・ヨーロッパごぞく)は、インドからヨーロッパにかけた地域に由来する語族である[1][2][3]


注釈

  1. ^ この語族に属しないヨーロッパの言語に、スペイン・バスク地方のバスク語フィンランド語ハンガリー語などウラル語族フィン・ウゴル語派に属する言語、ジョージア語などのコーカサス諸語などがある[4]
  2. ^ イギリスでは、ジェームズ・ミルによる『英領インド史』によってインドや広くアジアの文化を文化と認めない、改良の対象である野蛮とする見方が方向づけられた。功利主義と結びついた見方は植民地経営に都合が良く、ジョーンズのような知印派は評価されなかったという背景が指摘されている[12]
  3. ^ ヤングは新造語との断りを記していないという[3]。また、これがイギリス以外に広まるのに20年ほどかかり、1836年にフランス語訳indo-européenが現れる[18]
  4. ^ 後者については、タマズ・ガムクレリッゼ英語版ヴャチェスラフ・イヴァノフ英語版が1973年の著作で印欧祖語にライオンやヒョウの語彙が含まれると主張している[30]
  5. ^ 比較言語学において、語の前のアステリスク*はそれが再建または推定された語形であることを意味する。アンソニー上, p.29、宇賀治2000, p.4. ポズナー1982, p.50など
  6. ^ A.Lehmanは、前アナトリア語が分岐したのちに印欧祖語に起こった変化を2001年の論文において10種類提示している[52]
  7. ^ 伊藤は紀元前240年から紀元前81年までの文語ラテン語を「古代ラテン語」としている[59]
  8. ^ 論者によって俗ラテン語の定義が異なるが、いずれにせよ一定の輪郭を持つことがポズナー二章で論じられている。
  9. ^ ポーランドは10世紀後半のピャスト朝で西方教会キリスト教を受容していて影響が及ばなかった。クロアチアはハンガリーの支配下におかれたため西方教会キリスト教に従い影響が及ばなかった[105]
  10. ^ ただし、キエフ・ルーシにおいては11世紀初頭の時点で古代教会スラヴ語と現地スラヴ語との混交が起こっており、古代ロシア文語と見なされるという[106]
  11. ^ ブルガリア語とマケドニア語は格変化を失っている[110]
  12. ^ ブルガリア語には伝聞法があり、トルコ語に由来するとされる[113]
  13. ^ ロシア語は現在時制完了体を用いない[114]。スロヴェニア語を除く南語群とブルガリア語がアオリストを残す[115]
  14. ^ 「多神教信仰者(ヴェーダの宗教)の地」をカーフィルスタンと呼んだが、イスラーム受容に伴い差別的な意味となった。現在ではヌーリスターン語派と呼ぶ。
  15. ^ 独特な字形から中性ペルシア文字やアラム文字の影響などの推測がなされた。現在では、ギリシアの影響を隠すために意図的な創作がなされたものだと考えられている[119]
  16. ^ 生物の性を区別するあり方としては、Աքաղաղ雄鶏/Հաւ雌鶏, Եղբայր兄弟/քոյր姉妹など単語から異なっている例、動物の名詞に雌や女を表すէգやմատակを添加する例(առիւծ:ライオン、էգ առիւծ または մատակ առիւծ:雌ライオン など)、人間の属性を表す語に女性形語尾 -ուհի をつける例(Երգիչ:歌手、Երգչուհի:女性歌手)がある[125]

出典

  1. ^ a b 風間喜代三「インド・ヨーロッパ語族」平凡社『世界大百科事典 3』2009年改訂新版.
  2. ^ 風間喜代三「インド・ヨーロッパ語族」p.849-851. 小学館『日本大百科全書 2』1985.
  3. ^ a b c Joshua Whatmough, 竹内公誠訳「インド=ヨーロッパ語族」p.502-504. TBSブリタニカ『ブリタニカ国際大百科事典 2』第3版, 1995.
  4. ^ レンフルー 1993, pp. 90–92.
  5. ^ a b c d e f Michael Balter, 日経サイエンス編集部 訳「言語学バトル 印欧語族の起源をめぐって」『日経サイエンス』2016年9月号、pp.84-90.
  6. ^ (pdf) Languages for the future: which languages the UK needs most and why ?. (2013). p. 7. ISBN 978-0-86355-722-4. https://www.britishcouncil.org/sites/default/files/languages-for-the-future-report.pdf 
  7. ^ 風間1978, p.1-12. 序章「言語の親族関係」
  8. ^ 吉田2005, p.1-7. 第1章「比較言語学の基本原理」
  9. ^ a b 田中利光「ウィリアム・ジョーンズと印欧語族の認識」『言語研究』第93巻、日本言語学会、1988年、61-80頁、NAID 110000425376 
  10. ^ アンソニー『馬・車輪・言語(上)』、p.18-20。
  11. ^ 第一章「類似の発見」風間1978, p.13-31.
  12. ^ 長田 2002, pp. 39–41.
  13. ^ a b 風間1978, p.33-42. 第二章「比較文法の誕生」.
  14. ^ a b 風間1978, p.75-119. 第四章「言語は変化する」
  15. ^ 風間1978, p.121-158. 第五章「印欧祖語の再建」.
  16. ^ 松本2006, p.27-33.
  17. ^ シュライヒャー』 - コトバンク
  18. ^ a b c 風間1978, p.43-73. 第三章「印欧語の世界」
  19. ^ 風間1993, p.11.
  20. ^ 風間1993 p.7-8。
  21. ^ 風間1978, p.121-158. 第六章「印欧祖語の再建」
  22. ^ 風間1993, p.26-27.
  23. ^ a b 松本2006, p.36-38.
  24. ^ アンソニー『馬・車輪・言語(上)』2018, p.20-21.
  25. ^ 風間1993, p.26-98
  26. ^ a b 松本2006, p.22-23.
  27. ^ 風間1993, p.29-30.
  28. ^ 風間1993, p.32.
  29. ^ マルティネ2003、p.301-302
  30. ^ アンソニー『馬・車輪・言語(上)』2018, p.146-147.
  31. ^ a b c d e アンソニー『馬・車輪・言語(上)』2018, p.18-26.
  32. ^ a b c 大田2013, pp.79-104.
  33. ^ 長田 2002, pp. 136–166.
  34. ^ レンフルー1993, p.25.
  35. ^ 吉田2005, p.60-61.
  36. ^ 澤畑塁 (2018年5月30日). “『馬・車輪・言語』 ステップを駆けたライダーたちがこの世界にもたらしたもの”. HONZ. HONZエンタープライズ. 2021年10月20日閲覧。
  37. ^ 池内了 (2018年8月26日). “「文明はどこで誕生したのか」への解答”. 文春オンライン. 文藝春秋. 2021年10月20日閲覧。
  38. ^ Carol P. Christ (2017年12月11日). “Marija Gimbutas Triumphant: Colin Renfrew Concedes by Carol P. Christ”. feminismandreligion.com. 2021年10月26日閲覧。
  39. ^ Lucas Brandão (2018年8月6日). “A arqueologia antropológica de Colin Renfrew”. Comunidade Cultura e Arte. 2021年10月26日閲覧。
  40. ^ Beekes 1995, p. 137.
  41. ^ 松本 2006, pp. 37–38.
  42. ^ 宇賀治 2000, pp. 6–7.
  43. ^ a b 吉田 1996, pp. 112–115.
  44. ^ 清水 2012, pp. 54–57.
  45. ^ 吉田 2005, pp. 56–60.
  46. ^ Beekes 1995, pp. 134–135.
  47. ^ 高津 1954, pp. 77–78.
  48. ^ アンソニー 2018a, pp. 27–28.
  49. ^ a b c d アンソニー『馬・車輪・言語(上)』2018, p.72-79.
  50. ^ 大城・吉田1990、 p.1
  51. ^ Melchert (1995) p.2152.
  52. ^ アンソニー『馬・車輪・言語(上)』2018, p.78.
  53. ^ a b c d e f 直野敦「アルバニア語」 亀井ら, 1998, p.26-34.
  54. ^ a b c 直野1989, p.196.
  55. ^ a b c d e f g h 中山「ラテン語」p.458-476. 亀井ら, 1998.
  56. ^ 伊藤1994, p.39.
  57. ^ 風間1998, p.23.
  58. ^ a b 伊藤1994, p.34.
  59. ^ 伊藤 1994, pp. 42–43.
  60. ^ 伊藤 1994, pp. 43–44.
  61. ^ 伊藤 1994, p. 45.
  62. ^ 伊藤 1994, p. 47.
  63. ^ 伊藤1994, p.50.
  64. ^ 伊藤1994, p.45.
  65. ^ ポズナー1982, p.78-88.
  66. ^ ポズナー1982, p.88-99.
  67. ^ ポズナー1982, p.62.
  68. ^ 伊藤1994, p.46.
  69. ^ ポズナー1982, p.145-149.
  70. ^ ポズナー1982, p.149-151.
  71. ^ ポズナー1982, p.151-154.
  72. ^ ポズナー1982, p.160-162.
  73. ^ ポズナー1982, p.166-179.
  74. ^ ポズナー1982, p.186.
  75. ^ 風間1998, p.34-37.
  76. ^ Scandinavian languages
  77. ^ 清水誠「ゲルマン語の歴史と構造(1): 歴史言語学と比較方法」『北海道大学文学研究科紀要 131』、2010年
  78. ^ 清水 2012, pp. 4–5.
  79. ^ a b 河崎 2006, pp. 92–93.
  80. ^ 清水 2012, pp. 5–6.
  81. ^ 清水 2012, p. 6.
  82. ^ 清水 2012, pp. 7–11.
  83. ^ 清水 2012, pp. 13–18.
  84. ^ 河崎 2006, pp. 104–105.
  85. ^ 清水 2012, pp. 18–20.
  86. ^ 清水 2012, pp. 20–26.
  87. ^ 清水 2012, pp. 26–29.
  88. ^ 清水 2012, pp. 29–43.
  89. ^ 清水 2012, pp. 43–53.
  90. ^ 清水 2012, pp. 84–87.
  91. ^ 清水 2012, pp. 87–92.
  92. ^ 桜井 1998.
  93. ^ 山本 1998a.
  94. ^ 山本 1998b.
  95. ^ 山本 1998c.
  96. ^ a b 清水 2012, pp. 80–84.
  97. ^ 河崎 2006, pp. 125–127.
  98. ^ 河崎 2006, pp. 70–82.
  99. ^ 服部 2020, p. 172.
  100. ^ 服部 2020, pp. 170–171.
  101. ^ a b 服部 2020, pp. 37–43.
  102. ^ 三谷 2016, pp. 24–25.
  103. ^ 服部 2020, pp. 83–87.
  104. ^ 三谷 2016, pp. 20–21.
  105. ^ 服部 2020, pp. 119–122.
  106. ^ 服部 2020, pp. 114–124.
  107. ^ 服部 2020, pp. 174–175.
  108. ^ 服部 2020, pp. 176–184.
  109. ^ 三谷 2016, pp. 66–69.
  110. ^ 三谷 2016, pp. 72–77.
  111. ^ 三谷 2016, pp. 78–79.
  112. ^ 三谷 2016, pp. 82–83.
  113. ^ 三谷 2016, pp. 112–115.
  114. ^ 三谷 2016, pp. 124–133.
  115. ^ 三谷 2016, pp. 138–139.
  116. ^ 服部 2020, pp. 192–202.
  117. ^ 千種 2001, p. 2.
  118. ^ 佐藤 1988, p. 4.
  119. ^ 千種 2001, pp. 10–14.
  120. ^ a b 岸田泰浩「現代アルメニア語はどのような言語か -その地域的特徴-」(pdf)『Contribution to the Studies of Eurasian Languages』第20巻、ユーラシア言語研究コンソーシアム、2018年3月、227-280頁、ISBN 978-4-903875-23-1 
  121. ^ 佐藤 1988, p. 31.
  122. ^ 佐藤 1988, pp. 32–33.
  123. ^ 佐藤 1988, pp. 56–70.
  124. ^ 佐藤 1988, p. 36.
  125. ^ 佐藤 1988, pp. 161–165.
  126. ^ 佐藤 1988, p. 37.
  127. ^ 千種 2001, p. 9, 18-19.
  128. ^ 佐藤 1988, p. 56.
  129. ^ 千種 2001, p. 9.
  130. ^ 佐藤 1988, pp. 167.
  131. ^ a b Gray, R.D.; Atkinson, Q.D. (2003), “Language-tree divergence times support the Anatolian theory of Indo-European origin”, Nature 426: 435–9 
  132. ^ T. Zerjal et al, The use of Y-chromosomal DNA variation to investigate population history: recent male spread in Asia and Europe, in S.S. Papiha, R. Deka and R. Chakraborty (eds.), Genomic Diversity: applications in human population genetics (1999), pp. 91–101.
  133. ^ L. Quintana-Murci et al., Y-Chromosome lineages trace diffusion of people and languages in Southwestern Asia, American Journal of Human Genetics vol. 68 (2001), pp.537–542.
  134. ^ eupedia.com/genetics
  135. ^ Eupedia
  136. ^ Allan Bomhard (2019) "The Origins of Proto-Indo-European: The Caucasian Substrate Hypothesis" Journal of Indo-European Studies, The 47(Number 1 & 2, Spring/Summer 2019):9-124


「インド・ヨーロッパ語族」の続きの解説一覧

インド・ヨーロッパ語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 09:41 UTC 版)

長母音」の記事における「インド・ヨーロッパ語族」の解説

特にゲルマン語派属す言語ドイツ語オランダ語など)は母音長短弁別する言語が多い。 ただし、英語やアイスランド語では、歴史的に長母音短母音対応していたものの、長母音発音変化したこと(大母音推移など)により、音声学上の長短対応関係崩壊している。 古代ギリシア語ラテン語でも母音長短弁別するが、ラテン語の子孫であるフランス語スペイン語などロマンス諸語母音長短区別失っている。同様に現代ギリシャ語長短区別はない。アクセントなどの関係で長母音現れることはあるが、これはあくまでも異音であり、意味の弁別関与しないスラヴ語派は、チェコ語スロバキア語など一部除き母音長短区別しない言語が多い。 バルト語派(ラトビア語リトアニア語など)では区別される

※この「インド・ヨーロッパ語族」の解説は、「長母音」の解説の一部です。
「インド・ヨーロッパ語族」を含む「長母音」の記事については、「長母音」の概要を参照ください。


インド・ヨーロッパ語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 14:09 UTC 版)

畳語」の記事における「インド・ヨーロッパ語族」の解説

インド・ヨーロッパ語族ではあまり畳語使わず現在のヨーロッパ言語ではほぼ俗語的表現限られる。英語などのオノマトペアには母音変えたアプラウト畳語」(ZigzagFlip-flop、Cling-clangなど)が多い。 上記とは別に古代ラテン語古代ギリシア語ゴート語などでは、動詞完了相表現するために動詞語根最初の子音に母音eを加えた音節語頭添えことがある。これを特に古典語文法用語では畳音じょうおん)と呼ぶ。ギリシア語動詞完了相では畳音規則的に出現する畳音また、ごく一部動詞現在形現れることがあるラテン語 現在形tango「私は触れる」、完了形tetigi「私は触れたギリシア語 現在形κλείω (kleiō)「私は閉める」、完了形 κέκλεικα (kekleika)「私は閉めた」:

※この「インド・ヨーロッパ語族」の解説は、「畳語」の解説の一部です。
「インド・ヨーロッパ語族」を含む「畳語」の記事については、「畳語」の概要を参照ください。


インド・ヨーロッパ語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 19:00 UTC 版)

母音交替」の記事における「インド・ヨーロッパ語族」の解説

インド・ヨーロッパ語族に属す言語では、動詞の活用名詞の数・格などによる変化は、一般に語尾変化によって行われるが、この中には母音変化するものもある。 そのほか語幹母音変化する現象多く見られる。これはウムラウトUmlaut)とアプラウト(Ablaut)に分けられる現代ではドイツ語などにみられるが、英語にも例が多いのでそれらを例に示す。 ウムラウトmousemicefootfeet など不規則名詞の複数形アプラウトsink→sank, sunk sitsat(またset同語源) など不規則強変化動詞の活用歴史的にウムラウト語尾にあったiの影響母音変化した同化)と考えられアプラウトインド・ヨーロッパ祖語にまで遡る古い現象考えられるウムラウトのことを母音変異とも呼びアプラウトという用語で他の言語含め母音交替一般を指すこともある。

※この「インド・ヨーロッパ語族」の解説は、「母音交替」の解説の一部です。
「インド・ヨーロッパ語族」を含む「母音交替」の記事については、「母音交替」の概要を参照ください。


インド・ヨーロッパ語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/23 20:06 UTC 版)

アフリカの言語」の記事における「インド・ヨーロッパ語族」の解説

アフリカーンス語は、アフリカのほとんどのクレオール言語語彙基盤となった言語 (en:Lexifier) と同様インド・ヨーロッパ語族に属しアフリカ発展したインド・ヨーロッパ語族の言語として知られている唯一ののである植民地時代以来アフリカーンス語、英語、フランス語イタリア語ポルトガル語スペイン語のようなインド・ヨーロッパ語族の言語多くの国で公用語地位持ち一般にリングワ・フランカとして広く用いられている。 ドイツ語はかつてアフリカでのドイツの植民地において、1800年代後半から第一次世界大戦イギリスフランスドイツ引き継ぎドイツ語公用語から外すまで広く[要出典]用いられていた。ただしナミビアでは今でもおもに白人によってドイツ語話されており、1990年代公用語ではなくなったものの、代わりに国語として認められている。グジャラート語などのインド系言語もっぱら南アジアからの移住者によってのみ用いられている。歴史を遡れば、アフリカ大陸あちこち他のインド・ヨーロッパ語族言語を見つけることができる。エジプトにおける古代ペルシア語コイネー北アフリカにおけるラテン語ヴァンダル語(英語版)、アフリカの角におけるペルシア語などである。

※この「インド・ヨーロッパ語族」の解説は、「アフリカの言語」の解説の一部です。
「インド・ヨーロッパ語族」を含む「アフリカの言語」の記事については、「アフリカの言語」の概要を参照ください。


インド・ヨーロッパ語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 14:54 UTC 版)

農耕/言語拡散仮説」の記事における「インド・ヨーロッパ語族」の解説

アナトリア仮説では、印欧祖語話者新石器時代通じてアナトリア住んでおり、印欧語族拡散紀元前7-6千年紀新石器革命関連しているとする。印欧語族新石器革命ともなって紀元前7000年頃より小アジアからヨーロッパ拡散し、それは平和裏先住民族混合しながら起こったものと主張する。ゆえに、新石器時代のヨーロッパのほとんどの住民印欧語話しており、のちに起こった移住によって別の印欧語属す言語置き換えられたとしている。しかし、学問的には、もう一つ仮説であるクルガン仮説支持する結果出ている。

※この「インド・ヨーロッパ語族」の解説は、「農耕/言語拡散仮説」の解説の一部です。
「インド・ヨーロッパ語族」を含む「農耕/言語拡散仮説」の記事については、「農耕/言語拡散仮説」の概要を参照ください。


インド・ヨーロッパ語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 07:22 UTC 版)

接中辞」の記事における「インド・ヨーロッパ語族」の解説

ラテン語の linquo (残す)に対して liqui (残した)のように、現在語幹接中辞 -n- があらわれ動詞がある。

※この「インド・ヨーロッパ語族」の解説は、「接中辞」の解説の一部です。
「インド・ヨーロッパ語族」を含む「接中辞」の記事については、「接中辞」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「インド・ヨーロッパ語族」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

インド・ヨーロッパ語族

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 08:09 UTC 版)

名詞

インド・ヨーロッパ語族(インド・ヨーロッパ ごぞく)

  1. 語族一つ英語フランス語ロシア語ギリシア語ヒンディー語ペルシア語などを含み、主にインドからヨーロッパにかけて分布する。その推定される祖語インド・ヨーロッパ祖語呼ばれる

翻訳

関連語


インドヨーロッパ語族

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 08:09 UTC 版)

名詞

インド・ヨーロッパ語族(インド・ヨーロッパ ごぞく)

  1. 語族一つ英語フランス語ロシア語ギリシア語ヒンディー語ペルシア語などを含み、主にインドからヨーロッパにかけて分布する。その推定される祖語インド・ヨーロッパ祖語呼ばれる

翻訳

関連語


「インド・ヨーロッパ語族」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「インド・ヨーロッパ語族」の関連用語

インド・ヨーロッパ語族のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



インド・ヨーロッパ語族のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのインド・ヨーロッパ語族 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの長母音 (改訂履歴)、畳語 (改訂履歴)、母音交替 (改訂履歴)、アフリカの言語 (改訂履歴)、農耕/言語拡散仮説 (改訂履歴)、接中辞 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのインド・ヨーロッパ語族 (改訂履歴)、インドヨーロッパ語族 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS