ちくま文庫とは? わかりやすく解説

ちくま文庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 02:35 UTC 版)

ちくま文庫(ちくまぶんこ)は、株式会社筑摩書房が発行している文庫レーベル。1985年昭和60年)12月より刊行が開始された。フォーマットならびに基本的な装幀は安野光雅がデザインした。


注釈

  1. ^ 一部を除き、全巻分売されるので、読者は好きな巻だけを買うことができ、宮沢賢治の場合は童話の収録された巻の売れ行きがよく、詩集の収録された巻は弱い。ただし、常備は難しいので品切の巻も多い[3]
  2. ^ ミュージシャンの小沢健二がテレビで紹介したところ、火がついたように重版され、小沢のお気に入り本との紹介コピー入った帯が新たに付き、小沢自身も喜んだという[4]。女性向けファッション雑誌『Olive』1992年9月号の「私が文を学んだ本」というコーナーで紹介したことがきっかけという説もある[5]
  3. ^ 品切後は、講談社学術文庫(全4巻)で改訂再刊。
  4. ^ 元版は「中国古典文学大系」で、講談社文庫(全8巻)版を再刊
  5. ^ 前者は単行判全6巻と同時刊行、後者は文庫オリジナルでの全集判

出典

  1. ^ 岡崎 2000, p. 232.
  2. ^ 岡崎 2000, p. 231文庫編集部員だった金井ゆり子の回想より。
  3. ^ 岡崎 2000, p. 233.
  4. ^ 岡崎 2000, pp. 234–235.
  5. ^ 小沢健二×三島由紀夫のコラボが実現。小沢健二、「三島由紀夫レター教室」特別帯をデザイン”. 2020年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月25日閲覧。


「ちくま文庫」の続きの解説一覧

ちくま文庫(筑摩書房)

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三島由紀夫」の記事における「ちくま文庫(筑摩書房)」の解説

三島由紀夫レター教室』(1991年12月4日) - 解説群ようこ肉体の学校』(1992年6月22日) - 解説群ようこ愛の疾走』(1994年3月24日) - 解説清水義範反貞女大学』(1994年12月5日) - 反貞女大学第一の性解説田中美代子私の遍歴時代――三島由紀夫エッセイ1』(1995年4月24日) - わが思春期私の遍歴時代師弟高原ホテル学生分際小説書いたの記、わが魅せられたるもの、作家結婚、母を語る――私の最上の読者、ぼくはオブジェなりたい小説家息子実感スポーツ論、私の遺書、私のきらいな人、男の美学独楽解説田中美代子新恋愛講座――三島由紀夫エッセイ2』(1995年5月24日) - 新恋愛講座おわりの美学若きサムライのための精神講話解説田中美代子外遊日記――三島由紀夫エッセイ3』(1995年6月22日) - 旅の絵本、遠視眼旅人日本株価、南の果ての都へ、外遊日記ニューヨーク溜息ニューヨークぶらつ記、紐育レストラン案内大統領選挙口角の泡、ピラミッド麻薬、旅の夜、美に逆らうもの、冬のヴェニス熊野路、英国紀行インド通信アメリカ人日本神話解説田中美代子芸術断想――三島由紀夫エッセイ4』(1995年8月24日) - 芸術断想あとがき(目――ある芸術断想)、盛りあがりのすばらしさ、ベラフォンテ讃、迫力ある「ウエストサイド物語」――初日見て篠山紀信論、など32篇。解説田中美代子幸福号出帆』(1996年7月24日) - 解説鹿島茂三島由紀夫フランス文学講座』(1997年2月24日) - 序(鹿島茂)、ラディゲ憑かれて――私の読書遍歴、一冊の本――ラディゲドルジェル伯の舞踏会」、私の好きな作中人物――希臘から現代まで中にラディゲ病、レイモン・ラディゲ小説家の休暇、からの抜粋などフランス文学多数編者あとがき鹿島茂命売ります』(1998年2月24日) - 解説種村季弘三島由紀夫美学講座』(2000年1月6日) - 序(谷川渥)、美について唯美主義日本、ヴォリンガア「抽象感情移入」をめぐって、など35篇。編集解説谷川渥文化防衛論』(2006年11月10日) - 新潮社1969年4月刊行単行本とほぼ同一内容果たし得ていない約束――私の中の二十五年、を追加)。解説福田和也文豪怪談傑作選 三島由紀夫集――雛の宿』(2007年9月10日) - 朝顔雛の宿花火切符英霊の聲邪教博覧会仲間孔雀月澹荘綺譚、など18篇。編集解説東雅夫恋の都』(2008年4月10日) - 解説千野帽子

※この「ちくま文庫(筑摩書房)」の解説は、「三島由紀夫」の解説の一部です。
「ちくま文庫(筑摩書房)」を含む「三島由紀夫」の記事については、「三島由紀夫」の概要を参照ください。

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