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三省堂 大辞林 |
ものがたり 3 【物語】
(名)スル
(1)あるまとまった内容のことを話すこと。ものがたること。また、その内容。話。談話。
「世にも悲しい―」「知る人の許にて夜に入るまで―し/舞姫(鴎外)」
(2)文学形態の一。広義には、散文による創作文学のうち、自照文学を除くものの総称。すなわち、作者が人物・事件などについて他人に語る形で記述した散文の文学作品。特に、人物描写に主眼のある小説に対して、事件の叙述を主とするものをさすことが多い。狭義には、日本の古典文学で、「竹取物語」「伊勢物語」に始まり、「宇津保物語」「源氏物語」で頂点に達し、鎌倉時代の擬古物語に至るまでのものをさす。歴史物語・説話物語・軍記物語を含めることもある。
(3)浄瑠璃・歌舞伎の演出・演技の一形式。登場人物が過去の事件や心境を身振りを交えて物語る場面。「熊谷陣屋」の熊谷など。
(4)男女が相語らうこと。情を交わすこと。
「夜すがら―せしを/浮世草子・一代女 2」
(1)あるまとまった内容のことを話すこと。ものがたること。また、その内容。話。談話。
「世にも悲しい―」「知る人の許にて夜に入るまで―し/舞姫(鴎外)」
(2)文学形態の一。広義には、散文による創作文学のうち、自照文学を除くものの総称。すなわち、作者が人物・事件などについて他人に語る形で記述した散文の文学作品。特に、人物描写に主眼のある小説に対して、事件の叙述を主とするものをさすことが多い。狭義には、日本の古典文学で、「竹取物語」「伊勢物語」に始まり、「宇津保物語」「源氏物語」で頂点に達し、鎌倉時代の擬古物語に至るまでのものをさす。歴史物語・説話物語・軍記物語を含めることもある。
(3)浄瑠璃・歌舞伎の演出・演技の一形式。登場人物が過去の事件や心境を身振りを交えて物語る場面。「熊谷陣屋」の熊谷など。
(4)男女が相語らうこと。情を交わすこと。
「夜すがら―せしを/浮世草子・一代女 2」
ピティナ・ピアノ曲事典 |
イベール : 物語
【英】Histoires
作品情報
標準演奏時間: 21m30s
解説
出版情報作曲年: 1922 出版年: 1922 初版出版地/出版社: Leduc
作品情報
標準演奏時間: 21m30s
| 楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
| 1 | 金の亀を使う女 La meneuse de tortues d'or | 3m30s | - |
| 2 | 小さな白いろば Le petit âne blanc | 2m0s | - |
| 3 | 年老いた乞食 Le vieux mendiant | 3m0s | - |
| 4 | おてんば娘 A giddy girl | 1m30s | - |
| 5 | 悲しみの家で Dans la maison triste | 2m0s | - |
| 6 | 廃墟の宮殿 Le palais abandonné | 2m0s | - |
| 7 | 机の下で Bojo la mesa | 2m0s | - |
| 8 | 水晶の籠 La cage de cristal | 1m30s | - |
| 9 | 水売り女 La marchande d'eau fraîche | 2m0s | - |
| 10 | バルキス女王の行列 Le cortège de Balkis | 2m0s | - |
イベールの代表的ピアノ曲。作曲が完成したのは1922年で、同じころかきあげられた管弦楽曲《寄港地》とあわせて、イベールの名は、より広く世に知られるところとなった。
《物語》は10曲の短い小品から成る。イベールはこの頃、中近東や西欧の国々を旅行したが、そこで感じた印象や、その土地々で聞き知った昔話が、非常に洗練された形で音楽に表現されている。これらは一貫して弾かれることもあれば、単品としてとりあげられる曲も多い。テクニック的にも音楽的にも親しみやすいので、個人的な楽しみに演奏するのもよいだろう。
それぞれのタイトルは曲の最後に添えられていることから、標題音楽としてとらわれ過ぎないように、という作曲者の意図がよみとれる。
I金の亀を使う女 La meneuse de tortues d'or:やさしく、物憂げにはじまる《物語》の第一曲。歩むような左手にのせて、透明感に満ちた右手の音色が大気を静かに震わせる。
II小さな白いろば Le petit ane blanc:演奏会などでも、単品でとりあげられることが多い。スペインが舞台。ろばのひづめの音を思わせる16分音符のスタッカートが終始一貫して続く。極めて陽気に奏される中間部、弱拍に置かれたおどけたようなアクセントは聞く者の興奮をあおる。人気の高さもうなずける、楽しい一曲。
III年老いた乞食 Le vieux mendiant:繰り返される左手の和音は、悲しみにうちひしがれるような重々しさに包まれて、あてもなくさまようように響く。最後はpppで消え入るように。
IV風変わりな娘 A giddy girl:イギリスの優しい恋歌の様式で。前曲とは対照的に、登場するのはおてんばな娘。中間部で見せる陰りのある一面で、織りなす和声の響きはやはり少し風変わりか。
V悲しみの家で Dans la maison triste:子供が死んでしまった悲しみに包まれた家。ゆっくりと、そして嘆くように。4分の7拍子。わりきることのできない心の揺れ、どこに向かえばいいのかわからないやるせない気持ちが音の中に感じられる。
VI廃墟の宮殿 Le palais abandonne:森の中で道に迷った恋人たち。彼らがそこで目にしたのは、廃墟の宮殿であった。かつては存在したであろう神々しい宮殿。しかし今ここに、それはない。過去の面影と現在のあり様が、響きの上でも見事に表現されている。
VII机の下で Bojo la mesa:ヴァレンシアのカフェにて。踊り手の女性が、机の上でスペイン舞踊「サパテアド」を踊っている。一人の酔っ払いが机の下に寝転がっており、それを闘牛士が踏みつけている。暴れもがく酔っ払い、悠々と踊りを眺める闘牛士。そんな様子が描かれている。
VIII水晶の籠 La cage de cristal:水晶の牢屋に閉じ込められたお姫様。装飾音を効かせた愛らしい音色にのせて、彼女の心はどこまでも遠くへ。けれどもやはり囚われの身、中間部ではどこか悲しげに、同じ音型が繰り返される。
IX水売り女 La marchande d'eau fraiche:水売りの女が、ラバを引き連れて市場へやってくる。右手と左手で交互に奏する冒頭部分、ラバの足音を想わせる伴奏が奏でられている一方で、それは個性的な旋律の一部にもなっている。
Xバルキス女王の行列 Le cortege de Balkis:アジアが舞台。女王様が率いる賑やかな行列。煌びやかな雰囲気の中で物憂げな女王の表情が目立っている。女王様を見ようとしたひとりの子供を、警護の男たちが追いかけている。後半の細やかなテンポ設定も、曲の物語性をより一層ひきたてている。
《物語》は10曲の短い小品から成る。イベールはこの頃、中近東や西欧の国々を旅行したが、そこで感じた印象や、その土地々で聞き知った昔話が、非常に洗練された形で音楽に表現されている。これらは一貫して弾かれることもあれば、単品としてとりあげられる曲も多い。テクニック的にも音楽的にも親しみやすいので、個人的な楽しみに演奏するのもよいだろう。
それぞれのタイトルは曲の最後に添えられていることから、標題音楽としてとらわれ過ぎないように、という作曲者の意図がよみとれる。
I金の亀を使う女 La meneuse de tortues d'or:やさしく、物憂げにはじまる《物語》の第一曲。歩むような左手にのせて、透明感に満ちた右手の音色が大気を静かに震わせる。
II小さな白いろば Le petit ane blanc:演奏会などでも、単品でとりあげられることが多い。スペインが舞台。ろばのひづめの音を思わせる16分音符のスタッカートが終始一貫して続く。極めて陽気に奏される中間部、弱拍に置かれたおどけたようなアクセントは聞く者の興奮をあおる。人気の高さもうなずける、楽しい一曲。
III年老いた乞食 Le vieux mendiant:繰り返される左手の和音は、悲しみにうちひしがれるような重々しさに包まれて、あてもなくさまようように響く。最後はpppで消え入るように。
IV風変わりな娘 A giddy girl:イギリスの優しい恋歌の様式で。前曲とは対照的に、登場するのはおてんばな娘。中間部で見せる陰りのある一面で、織りなす和声の響きはやはり少し風変わりか。
V悲しみの家で Dans la maison triste:子供が死んでしまった悲しみに包まれた家。ゆっくりと、そして嘆くように。4分の7拍子。わりきることのできない心の揺れ、どこに向かえばいいのかわからないやるせない気持ちが音の中に感じられる。
VI廃墟の宮殿 Le palais abandonne:森の中で道に迷った恋人たち。彼らがそこで目にしたのは、廃墟の宮殿であった。かつては存在したであろう神々しい宮殿。しかし今ここに、それはない。過去の面影と現在のあり様が、響きの上でも見事に表現されている。
VII机の下で Bojo la mesa:ヴァレンシアのカフェにて。踊り手の女性が、机の上でスペイン舞踊「サパテアド」を踊っている。一人の酔っ払いが机の下に寝転がっており、それを闘牛士が踏みつけている。暴れもがく酔っ払い、悠々と踊りを眺める闘牛士。そんな様子が描かれている。
VIII水晶の籠 La cage de cristal:水晶の牢屋に閉じ込められたお姫様。装飾音を効かせた愛らしい音色にのせて、彼女の心はどこまでも遠くへ。けれどもやはり囚われの身、中間部ではどこか悲しげに、同じ音型が繰り返される。
IX水売り女 La marchande d'eau fraiche:水売りの女が、ラバを引き連れて市場へやってくる。右手と左手で交互に奏する冒頭部分、ラバの足音を想わせる伴奏が奏でられている一方で、それは個性的な旋律の一部にもなっている。
Xバルキス女王の行列 Le cortege de Balkis:アジアが舞台。女王様が率いる賑やかな行列。煌びやかな雰囲気の中で物憂げな女王の表情が目立っている。女王様を見ようとしたひとりの子供を、警護の男たちが追いかけている。後半の細やかなテンポ設定も、曲の物語性をより一層ひきたてている。
出版情報作曲年: 1922 出版年: 1922 初版出版地/出版社: Leduc
物語
| 英語表記/番号 | 作品情報 | 出版情報 | |
|---|---|---|---|
| グレチャニノフ : 物語 | Historiettes Op.118 | ||
| ストロング : 物語 | Erzählungen op.31 | 出版年: 1887 |
ウィキペディア |
物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/11/07 03:11 UTC 版)
物語(ものがたり)とは、語り手が語られる主体に語るさまざまな出来事のこと。虚構の作品だけではなく、歴史上の出来事や新聞記事の用例も見られる、幅広い意味を持った語である。
- ^ 現在取り上げられることは少ないが、そのような考えに基づいた玉上琢彌は『源氏物語音読論』を唱えた。
- ^ 物語が多かったことをあげている『三宝絵詞』の記述や、『源氏物語』の作中であげられている現存しない作品などによる。
- ^ 更に作中の人物の話を語り伝えた「語り手」の存在そのものも、「物語」と呼びうる。
- ^ 『はてしない物語』(独 Die unendliche Geschichte、英 The Neverending Story)のように、近現代の「物語」と訳された作品は、元々は別の概念であることが多いが、「物語」と訳されたことから、しばしば日本の古典のタイトルに含まれる「物語」と同一のレベルで捉えられている。
- ^ 日記文学や随筆、場合によっては近代以降の私小説などを含む自照的なもの以外を示す。
[続きの解説]
品詞の分類
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