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どくりつ 0 【独立】
〔古くは「どくりゅう」〕
(1)他と離れて、一つだけ立っていること。また、他のものとはっきり別になっていること。
「―家屋」「―の部屋」
(2)他人の援助・束縛を受けず、個人が一家をかまえて生活を営むこと。
「親から―する」「―して店を出す」
(3)他から干渉を受けずに、単独で権限を行使し得ること。
「司法権の―」
(4)他のいかなる権力、特にいかなる他国家の権力にも従属せず、主権を行使する能力を有すること。
(5)植民地・属領などが、主権を獲得して新たに独立国となること。
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独立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/09/14 20:26 UTC 版)
独立(どくりつ)とは、他者・他国家などによって支配され、従属的立場にあったものがその支配から離れ、1つの主体として成立することである。とりわけ従属的立場にあった民族が別個の国家を樹立する際に用いられる。
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国家の独立
国家の独立とは、既存の国家に所属する一部の地域や、他国の支配下にあった領域が、その支配を離れ、新たな国家として成立することを指す。ただし、何をもって独立とされるかは、必ずしも明確なものではない。
明らかな支配下にあるものとして、植民地・被保護国・信託統治領がある。第二次世界大戦後には、民族自決の考えの下、世界各地で独立運動が起こり、アジアやアフリカの植民地が次々と独立した。現在でも各地で独立運動は展開されているが、それらには国際社会から支持されていないものも多い。
国家の成立
詳細は「国家の独立」を参照
ある地域が独立した、と言われるためには、国家として成立する必要がある。国際法においては、国家の要件として一定の領域、国民、及び主権が必要とされる。主権とは、その領域を排他的に支配する権力であり、いわば統治能力である。
ただし、その地域が国家としての実態を備えたかどうかを判断するのは他の国家に委ねられており、各国家はその地域を新たな国家として認めるか否か、つまり国家承認をするか否かを自由に決定することが出来るとされる。 そのため、たとえある地域が一見国家としての実体を持っているように見える場合でも、国家としては扱われない場合(例えば台湾など。ただし台湾を中華民国として承認している国も一定数存在する)もあり、国家の4つ目の要件として、他国からの承認を挙げる説も存在する。
独立運動
国家の成立には主権を確立して、その地域を有効に統治する必要がある。しかし、その地域を支配する既存の国家は、地域の独立を認めない場合も多く、既存の国家の軍隊や警察による制圧がなされたり、独立を求める勢力と既存の国家の間で内戦となる例も多い。 とりわけ、独立を求める勢力が少数で既存の国家が大国である場合(ロシアとチェチェン、中国とチベットなど)や、独立しようとする地域に資源が存在する場合など、地域の価値が高い場合(アメリカ合衆国と南部連合、ナイジェリアとビアフラ共和国、インドネシアとアチェなど)には、反発が大きく、独立はより困難なものとなる。
現在の国際法では、民族自決が認められている。しかし、何をもって民族とするかは明確なものではなく、また民族自決権が侵害されていたとしても、侵害国に対し、何らかの制裁を行わなければならないわけではない。既存国との関係の維持など、各国の利害もあって、独立が支持されない場合も多い。
また、そもそも1つの民族のみで、一定の領域が構成されていることは稀であり、多くの場合において複数の民族が混ざった状態で居住しているため、当該地域の居住民の中でも、独立に賛成するもの(主に独立によって多数派となるもの)と反対するもの(主に独立によって少数派となるもの)との対立が発生する。そのような地域での民族自決は、独立による達成は困難である(独立した結果として新たな民族紛争の火種となることもある。チェコスロバキアの成立により少数民族となったズデーテン地方のドイツ人問題など)。
一方、自国の利害関係などから、独立勢力に対して何らかの支援がなされる場合もあり、既存国に対して非難や制裁が加えられたり、独立勢力に対する資金や武器の供給、軍事的支援が行われる場合もあり、既存国からは内政不干渉の原則が主張されることも多い。また国家として十分成立しているとは言い難いものでも、国家承認が行われる場合もあり、尚早の承認と言われる。
軍事介入の口実として「独立運動の当事者からの援軍要請」が主張されることがある。この場合、軍事介入に反対する側からは「独立運動」自体が傀儡政権的なものと見なされることが多い。
独立宣言
独立宣言とは、独立の際に発せられる、自国が独立した旨の宣言である。アメリカ独立宣言など。
独立宣言では、自国の正当性や掲げる理念、今後の方針などが盛り込まれることが多く、人権や自決権が謳われる。
もちろん、独立宣言を出したからといって、本当に独立できるというわけではなく、独立宣言を出したものの結局成立しなかった国家もある。
独立記念日
植民地から独立した国の多くは、独立した日を祝日としている(一部例外はあるが)。詳細は、建国記念日を参照。
その他の独立
一般的には、実家を出て生活する時や、企業の雇用を離れて自ら起業する時、師匠の元を離れて、自分の商売を持つ時などに用いられる。自立も参照。
2006年5月1日に施行された新会社法では、最低資本金の制限が無くなり、企業の設立が容易になった。(以前は株式会社で1000万円、有限会社で300万円の資本金が必要であった。) 競業避止義務が定められている例も多く、独立に際しては注意が必要である。
関連項目
- 国家の独立
- 国の一覧
- 事実上独立した地域一覧
- 独立主張のある地域一覧
- 独立戦争
- 民族紛争
- アメリカ独立党:1968年に人種隔離主義者のジョージ・ウォレスを大統領候補に擁立し「州の連邦からの独立性」を主張した。
- アフリカの年
- アメリカ大陸諸国の独立年表
- アジア・アフリカ諸国の独立年表
独立 (禅僧)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/05/07 01:25 UTC 版)
(独立 から転送)
| 独立性易 | |
|---|---|
| 1596年 - 1672年 | |
|
喜多元規筆
|
|
| 生地 | 浙江杭州 |
| 宗派 | 臨済宗黄檗派 |
| 寺院 | 広寿山福聚寺 |
| 師 | 隠元 |
| 弟子 | 高玄岱・北島雪山・年江直美 |
| 著作 | 『斯文大本』 |
独立(どくりゅう、万暦24年2月24日(1596年) - 寛文12年11月6日(1672年12月24日))は、中国明末に生まれ、清初に日本に渡来した臨済宗黄檗派の禅僧である。医術に長け、日本に書法や水墨画、篆刻を伝えた。
その書の識見は高く中国伝統の本流の書を日本に示し、のちの唐様流行の基となった。また禅僧でありながら文人気質に富み、日本文人画の先駆けとなる水墨画を残している。同じく帰化僧の化林性偀とともに長崎桑門の巨擘と称賛される。篆刻においても日本篆刻の祖として称揚される。
俗姓を戴、諱をはじめ観胤、ついで観辰のちに笠とした。字を子辰のちに曼公。日本で得度した後は独立性易(どくりゅうしょうえき)と僧名を名乗った。荷鉏人、天外一閒人(てんがいいっかんじん)、天間老人、就庵などを号とした。文人・書家などからは戴曼公と称されることも多い。 浙江省杭州仁和県の人。
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略伝
父は敬橋、母は陳氏。泰昌元年3月(1620年)に父が没し翌年の大火で家産を焼失したため、医をもって生業にすることを決意し、儒学と医術を学び明朝に仕官した。名流が集う詩社に参加して、詩や書で名が聞こえていた。宦官の魏忠賢による政治の乱れを嫌い、長水(河南省廬氏県か?)語渓に隠れ医術を業とした。
明朝滅亡後、清朝の圧政を逃れて永暦7年(1653年)58歳のとき、商船に乗って長崎に渡来。そのまま亡命する。
しばらく帰化人の医師頴川入徳の許に身を寄せていたが、ここでは朱舜水と同居となっている。承応3年12月(1654年)、隠元に請うて興福寺にて得度し、儒者であったが仏門に帰依。道号を独立、法諱を性易と名乗った。
同年、隠元の普門寺行きに記室として随行。続いて万治元年(1658年)隠元が徳川家綱に謁見するための江戸行きにも随うと、漢詩や書、篆刻、水墨画などが高く賞賛された。噂を聞いた老中松平信綱より平林寺に招かれる栄誉にも浴した。
しかし、病を得て万治2年(1659年)には長崎に戻る。興福寺の幻寄山房にて脚痛の養生をしながら、自著『斯文大本』を元に『書論』を著し正しい書法の啓蒙に努めた。明代の新しい篆刻を伝え日本の篆法を一新した。また初めて石印材に刻する印法を伝えた。
万治4年(1661年)に岩国藩主吉川広正と子の広嘉に招聘され施術した。岩国では錦帯橋[1]の架設に重要な示唆を与えている。
寛文2年(1662年)、67歳からは各地を行脚しながら医業に専念。貧富にかかわらず民に薬を施し病を癒したという。とりわけ疱瘡の治療で知られた。岩国吉川家や長州毛利家、小倉小笠原家などからも招かれている。
寛文5年(1665年)、即非如一の広寿山福聚寺の書記となり白雲室を与えられている。
寛文12年3月(1672年)に海を渡って孫二人が訪れた。同年11月、崇福寺広善庵で示寂する。享年78。荼毘に付され遺骨は従者の慧明・祖明によって宇治黄檗山萬松岡(ばんしょうこう)に奉じられた。
正徳6年(1716年)に弟子の高玄岱が独立を記念して武蔵平林寺に戴渓堂を建立し、享保3年には高松の弟子年江直美と共に木牌を建て行状[2]を記した。
明治23年(1890年)、中井敬所によって『独立禅師印譜』が編集され、現在東京国立博物館に所蔵されている。この印譜に鈐された印は独立が中国から持ち込んだ印で、弟子玄岱に授けられたものが代々の門弟を通じて敬所に届いたものである。
他に書家の北島雪山も弟子となっている。
著作
- 『斯文大本』
- 『一峰双詠』
- 『西湖懐感三十韻』
- 『就庵独語』
- 『東矣吟』
- 『痘疹百死伝』
- 『痘科鍵口訣方論』
関連項目
註
参考文献
- 中田勇次郎『日本の篆刻』二玄社、1966年
- 石村喜英「黄檗独立禅師交遊の一側面」(『仏教史研究』4、1969年)
- 大槻幹郎『文人画家の譜』ぺりかん社、2001年
- 大槻幹郎編『黄檗文化人名辞典』1988年 思文閣出版 ISBN 4784205381
品詞の分類
「独立」の用例一覧
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