COCOA
COCOA(新型コロナウイルス接触確認アプリ COVID-19 Contact-Confirming Application)は、厚生労働省が提供しているスマートフォン向けモバイルアプリの名称。2020年6月半ばに提供が開始された。iPhoneとAndoroidスマートフォンの両方に対応しており、それぞれApp Store、Google Playを通じて配布されている。
COCOAは新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性の検知および通知を目的とするアプリである。スマホのBluetooth(近距離無線通信技術)によって端末の近接を検知・記録し、感染症の陽性者と接触した可能性がある場合に通知する。これによって感染が疑われる人の検査や受診が促され、早期の治療や、無症状感染者による感染拡大の抑止が期待できる。
厚労省の資料によれば、COCOAが収集する情報は当該端末の中に暗号化して記録され(外部に送信されるような事はなく)、14日後に自動的に無効になる他、アプリを削除すればデータの任意の抹消も可能である。個人情報の収集に類いする挙動は一切ないという。
COCOAが理想的に機能するためには、各人の所持するスマートフォンにCOCOAがインストールされている必要がある。つまり、陽性の者がCOCOAをインストールしたスマホを持ち歩いていなかった場合には、COCOAは意味をなさない。とはいえ2020年6月19日にリリースされて同月29日までの10日間で累計ダウンロード数は472万件に上っており、それなりに高い関心が寄せられていると推察される。
関連サイト:
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Application
cocoa
「pulling」の意味・「pulling」とは
「pulling」は英語の動詞で、その基本的な意味は「引く」である。具体的には、何かを自分の方向に引き寄せる行為を指す。物理的な力を用いて物体を移動させることから、比喩的な意味として、人々の注意や関心を引きつけるという意味でも使われる。「pulling」の発音・読み方
「pulling」の発音は、IPA表記では /ˈpʊlɪŋ/ となる。IPAのカタカナ読みでは「プーリング」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「プーリング」が近い。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではないので、一つの発音パターンで覚えることができる。「pulling」の定義を英語で解説
「pulling」は、英語で定義すると"The act of applying force to move something toward or with you"となる。これは直訳すると、「何かを自分の方向に、または自分と一緒に移動させるための力を適用する行為」を意味する。「pulling」の類語
「pulling」の類語としては、「tugging」や「dragging」がある。これらも「引く」という意味を持つが、それぞれに微妙なニュアンスの違いがある。「tugging」は一回の力強い引きを指し、「dragging」は地面に接触したまま引きずることを指す。「pulling」に関連する用語・表現
「pulling」に関連する用語や表現としては、「pulling one's weight」や「pulling strings」などがある。「pulling one's weight」は自分の責任を果たすという意味で、「pulling strings」は裏で糸を引く、つまり影響力を行使するという意味で使われる。「pulling」の例文
以下に「pulling」の使用例を示す。 1. He is pulling a heavy suitcase.(彼は重いスーツケースを引いている)2. She was pulling my arm to get my attention.(彼女は私の注意を引くために私の腕を引いていた)
3. The tractor is pulling the plow.(トラクターがすきを引いている)
4. The advertisement is pulling a lot of customers.(その広告は多くの顧客を引きつけている)
5. The team is pulling together to finish the project.(チームはプロジェクトを完成させるために一緒に引っ張っている)
6. He is pulling his weight in the team.(彼はチームで自分の役割を果たしている)
7. She is known for pulling strings in the political world.(彼女は政界で糸を引くことで知られている)
8. The horse is pulling the cart.(馬が馬車を引いている)
9. The magnet is pulling the metal pieces.(磁石が金属片を引き寄せている)
10. The company is pulling its resources to develop a new product.(会社は新製品を開発するために資源を引き寄せている)
cocoa
「cocoa」の意味・「cocoa」とは
「cocoa」は、チョコレートやその他の食品の製造に使用されるカカオ豆から作られる粉末である。カカオ豆は、カカオツリーの果実から取り出され、発酵、乾燥、焙煎、そして粉砕される。その結果得られる細かい粉末が「cocoa」である。この粉末は、チョコレート、ココアドリンク、ケーキ、アイスクリームなど、多くの甘い食品の製造に欠かせない原料となる。「cocoa」の発音・読み方
「cocoa」の発音は、IPA表記では /ˈkoʊ.koʊ/ となる。IPAのカタカナ読みでは「コウ・コウ」、日本人が発音するカタカナ英語では「ココア」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「cocoa」の定義を英語で解説
"Cocoa" is a powder made from cacao beans, which are used in the manufacture of chocolate and other food products. The cacao beans are extracted from the fruit of the cacao tree, fermented, dried, roasted, and then ground. The resulting fine powder is "cocoa". This powder is an indispensable ingredient in the manufacture of many sweet foods such as chocolate, cocoa drinks, cakes, and ice cream.「cocoa」の類語
「cocoa」の類語としては、「chocolate」、「cacao」、「hot chocolate」などがある。これらは全て、カカオ豆を原料とした食品や飲料を指す言葉である。ただし、それぞれの言葉は微妙に異なる意味や用途を持つ。例えば、「chocolate」は固形のチョコレートを、「hot chocolate」は温かいチョコレート飲料を指す。「cocoa」に関連する用語・表現
「cocoa」に関連する用語や表現としては、「cocoa butter」、「cocoa powder」、「cocoa bean」などがある。「cocoa butter」はカカオ豆から抽出される脂肪で、チョコレートや化粧品の製造に使われる。「cocoa powder」は「cocoa」そのものを指し、「cocoa bean」はカカオ豆を指す。「cocoa」の例文
1. I like to drink hot cocoa on a cold day.(寒い日にはホットココアを飲むのが好きだ。)2. This cake is made with cocoa powder.(このケーキはココアパウダーで作られている。)
3. The cocoa beans are harvested from the cacao tree.(カカオ豆はカカオツリーから収穫される。)
4. Cocoa is a key ingredient in chocolate.(ココアはチョコレートの主要な成分だ。)
5. The cocoa powder is mixed with sugar and milk to make a cocoa drink.(ココアパウダーは砂糖と牛乳と混ぜてココアドリンクを作る。)
6. Cocoa butter is used in the manufacture of cosmetics.(ココアバターは化粧品の製造に使われる。)
7. The cocoa powder gives a rich chocolate flavor to the cake.(ココアパウダーはケーキにリッチなチョコレートの風味を与える。)
8. The cocoa beans are fermented, dried, and then roasted.(カカオ豆は発酵させ、乾燥させ、そして焙煎する。)
9. The cocoa powder is sifted to remove any lumps.(ココアパウダーは塊を取り除くためにふるいにかけられる。)
10. The chocolate is made from high-quality cocoa.(そのチョコレートは高品質のココアから作られている。)
ココア【cocoa】
読み方:ここあ
1 カカオ豆から脂肪を一部取り除き、粉末にしたもの。また、これにミルク・砂糖などを加えて煮溶かした飲み物。
2 (Cocoa)米国アップル社のオペレーティングシステム、macOSが実装するオブジェクト指向のプログラミング環境。
3 (COCOA)《COVID-19 Contact-Confirming Application》厚生労働省が提供する新型コロナウイルス接触確認アプリ。スマートホン向けのアプリで、Bluetooth(ブルートゥース)によって利用者同士の接触を記録し、新型コロナウイルス(COVID(コビッド)-19)感染者と接触の可能性がある利用者に通知する。令和2年(2020)提供開始。
株式会社ココア
株式会社ココア(Co-Core)は3Dバーチャルコミュニティ(メタバース)事業を展開することを目的として2007年3月に設立されました。ココアが提供するメタバース「meet-me」は、①カーナビと同等のデジタル地図をもとに東京を再現②現実社会に限りなく近い“コモンセンスの維持”③ユーザーが受身であっても心地よく過ごせる仕掛けを提供という特徴を持ちます。
事業区分 | : | インターネットサービス コンテンツ・ゲーム制作、配信 |
---|---|---|
代表者名 | : | 森山雅勝 |
本社所在地 | : |
東京都 渋谷区 渋谷3-25-18 |
企業URL | : | http://japan.zdnet.com/company/20169385/ |
上場区分 | : | 非上場 |
※「ZDNet Japan 企業情報」に関するお問い合わせはこちら
Cocoa
Cocoaとは、AppleがMac OS X向けに提供している、Mac OS Xのネイティブなアプリケーション環境の名称である。
CocoaのAPIは、NeXTSTEPの後継であるOPENSTEPをベースとして開発された。オブジェクト指向であり、開発言語として主にObjective-Cが用いられている。開発の際には、Xcodeと呼ばれるIDE(統合開発環境)がよく利用される。
Cocoaのフレームワークは、基礎的なクラスを提供するFoundation Kitと、UIやグラフィカルな要素に関するクラスを提供するApplication Kit(AppKit)という、2種類の大きなフレームを骨格にして構成されている。
参照リンク
Cocoa - (英文)
ココア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 02:41 UTC 版)

100 gあたりの栄養価 | |
---|---|
エネルギー | 1,134 kJ (271 kcal) |
42.4 g | |
食物繊維 | 23.9 g |
21.6 g | |
飽和脂肪酸 | 12.40 g |
一価不飽和 | 6.88 g |
多価不飽和 | 0.70 g |
18.5 g | |
ビタミン | |
ビタミンA相当量 |
(0%) 3 µg |
チアミン (B1) |
(14%) 0.16 mg |
リボフラビン (B2) |
(18%) 0.22 mg |
ナイアシン (B3) |
(15%) 2.3 mg |
パントテン酸 (B5) |
(17%) 0.85 mg |
ビタミンB6 |
(6%) 0.08 mg |
葉酸 (B9) |
(8%) 31 µg |
ビタミンE |
(2%) 0.3 mg |
ビタミンK |
(2%) 2 µg |
ミネラル | |
ナトリウム |
(1%) 16 mg |
カリウム |
(60%) 2800 mg |
カルシウム |
(14%) 140 mg |
マグネシウム |
(124%) 440 mg |
リン |
(94%) 660 mg |
鉄分 |
(108%) 14.0 mg |
亜鉛 |
(74%) 7.0 mg |
銅 |
(190%) 3.80 mg |
他の成分 | |
水分 | 4.0 g |
カフェイン | 0.2 g |
コレステロール | 1 mg |
水溶性食物繊維 | 5.6 g |
不溶性食物繊維 | 18.3 g |
テオブロミン | 1.7 g |
ポリフェノール | 4.1 g |
ビタミンEはα─トコフェロールのみを示した[2]。別名:純ココア。粉末製品 | |
| |
%はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 |
ココア(cocoa、英語発音: [ˈkoukou] コウコウ 聞く )とは、広義には、カカオ豆およびカカオ豆を原料とするチョコレートの各種中間製品(カカオペースト(カカオマスを滑らかにしたもの)、狭義のココア、ココアバターなど)、狭義には、カカオマスの油脂分(ココアバター)を減らした固形物、または、その粉末ココアパウダーや、ココアパウダーを溶かした飲料の略称である。以下では主に狭義のココアを説明する。
飲料のココアとホット・チョコレートには厳密な区別は存在しない。区別をする場合、例えば飲料のココアは、ココアバターを減らすことで粘性を低くし飲みやすくするためにココアパウダーから作られ、ホット・チョコレートは、ココアバターをより多く含んだクーベルチュール・チョコレートから作られる、などと区別する[3]。
ココアの製法
ココアの原料はカカオの種子(カカオ豆)である。ココアはカカオ豆を発酵・焙煎させた後、種皮と胚芽を取り除いてすり潰したカカオマスからココアバターと呼ばれる油脂分を搾油した残りのココアケーキとして得られる[注 1]。ココアケーキを粉砕しココアパウダーにする。さらにココアパウダーに砂糖や粉乳を加えて「調整ココア」にする場合が多い。
ココアパウダー(ピュアココア)はカカオマスをある程度脱脂した後、粉末にしたもので約300粒のカカオ豆からおよそ1kgのココアパウダーが取れる。ピュアココアにもココアバターは11 - 24%含まれている[注 2][注 3]。油分0%のココアパウダーは法的な基準を満たさないため、「ココアパウダー」とは呼ばれない[4]。
なおココアパウダーを生産する際、パウダーが水やミルクに添加されたときに生じる凝集や沈殿を防ぐ目的で、ほとんどのカカオリカーにアルカリ剤が添加される。このアルカリ化は19世紀のオランダで開発されたため、ダッチ・プロセスと呼ばれる[5]。
ココアの飲み方
純ココア(ココアパウダー)を用いる場合はココアパウダーと砂糖、少量の熱湯(または牛乳)を混ぜ弱火でペースト状になるまでよく練る。これを牛乳で伸ばして飲み、さらに生クリームやシナモンを添えることもある。1人分、ココア5gである[6]。ココアを溶かす際は、水(または牛乳)を加える前に、砂糖とよく混ぜ合わせておくとダマになりにくい。また、ココアパウダーをコンデンスミルクに練りこんでペースト状にしても、ダマにならず容易にお湯に溶ける[7]。牛乳の代わりに豆乳を用いたものもある。
飲む際の手間を省くため「ミルクココア」「アーモンドココア」「フレーバーココア」などといった名前で牛乳や湯を注ぐだけで飲める粉末のものや「練ココア」としてペースト状になったものも販売されている。こうしたものは「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」では「調整ココア」に分類され、同規約では「ココアパウダーに糖類、乳製品、麦芽、ナッツなどを加えて飲みやすくしたもの」と定められている[8]。
喫茶店ではコーヒーや紅茶と並んで定番のメニューでもあり、ホイップクリームを浮かべたウィンナーココアやミルク分を多くしたココア・ラテなどのメニューが存在する。夏季には冷やして供されることもある(アイス・ココア)。
ほとんどの場合ホット・チョコレートはチョコレートソースかチョコレートシロップを溶かして提供される。純ココアが粉っぽい風味なのに対してホットチョコはココアバターの多さと乳化剤の影響で滑らかで、かなり風味が異なる。ただし「調整ココア」はココアバターを除く多くの油脂と乳化材を添加し、湯に溶けやすくしているため、よりホットチョコレートに似ている。
歴史
カカオの起源
カカオはアメリカ大陸に自生している。カカオは今日の南米のアマゾン川流域、アンデス山脈山麓東部およびオリノコ川流域が起源といわれる [9]。しかしながらスペイン人到来のはるか以前にもその後同様にこれらの地域で栽培されていたため、過去においてどれだけ広域であったかについては不明瞭である。カカオは古代マヤ族によって中米に伝わりオルメカ、トルテカ帝国、アステカによりメキシコで栽培され、スペイン征服前にはメソアメリカとカリブで共通通貨として用いられた。
カカオは、15世紀のメソアメリカでの重要な商品であった。エルナン・コルテスによるスペインのメキシコ征服の年代記にて、アステカの皇帝モクテスマ2世が金のゴブレット(酒杯)で給仕され金のスプーンで飲むチョコレート以外何も飲まなかったことが記されている。チョコレートはバニラと香辛料で風味付けされ、口で溶けるようにホイップされていた。モクテスマ2世は日常で50杯、貴族会議では200杯以上飲んでいたといわれている。
ココアの発明
チョコレートはスペイン人により16世紀初頭に欧州へ伝わり、当初は病人に与える薬のように飲用された。17世紀初頭にスペイン国王フェリペ3世の娘アナ(アンヌ・ドートリッシュ)がフランス国王ルイ13世に嫁いだことをきっかけとしてフランスにも伝わり[9]、17世紀中期に一般的な飲み物となった。スペイン人はまた、カカオ栽培を西インド諸島およびフィリピンに伝えた。
カカオは、17世紀のスウェーデンの自然科学者カール・フォン・リンネの植物分類学により初めて植物学名が与えられTheobroma(神の食物) cacaoと呼ばれた。
17世紀以前にヨーロッパで飲まれていたチョコレートはスプーンを立てても倒れないほど濃い飲み物であり、18世紀になると牛乳を加えるようになったが大差なかった[9]。単にカカオをすりつぶしただけでは油脂分が多く、湯や牛乳に溶けにくい難点があり、1828年ごろにオランダのカスパルス・ファン・ハウテン (1770年-1858年)が、カカオマスから油脂を分離し粉末化する手法を開発し、ココアと名付けて売り出した(バンホーテン参照[注 4])。カカオマスからココアバターを分離するようになるまでココアという言葉はなく、固形にも液体にもならないペースト状のチョコレートのみが存在していた。脱脂することで当時の技術でも細かい粉にすりつぶすことができるようになり、湯に溶けやすくなった。
チョコレートの発明
ここまでのココアパウダーはもっぱら飲料にするために開発され、油脂分のココアバターは副産物として利用価値が低かった。その後、ココアバターを再利用する形で初めて固形チョコレートが発明された。ココアパウダーに元のカカオマスより多くのココアバターを混ぜ合わせ調整すると固形チョコレートが実現する。
現在の主な製法ではチョコレートの固形分はカカオマスから直接作り、足りないココアバターが加えられる。固形チョコレートを作るためにも一定量のココアバターが必要になり、ひいてはココアが生産される。チョコレートの原料としての意味でも、両者は異なり、別に作る必要がある。なるべくココアパウダーは飲料にする分だけ、かつチョコレートにココアバターを供給する分だけ作る。最終消費者の嗜好により完全にバランスさせることは困難だが、当初より、ずっと有効利用できるようになった。
日本での歴史
フランスに留学していた徳川昭武の日記に、慶應4年8月3日(1868年9月18日)の出来事として「朝8時、ココアを喫んだ後、海軍工廠を訪ねる」とあり、これは日本人がココアを飲む様子が書かれた最古の史料である[10]。
1918年(大正7年)に森永製菓が田町工場において日本で初めて、カカオ豆からチョコレートの一貫生産を開始した。同年8月原料用ビターチョコレート、10月ポケット用ミルクチョコレートを発売している。この頃から板チョコレートの量産化でチョコレートの普及が進み始め、また、価格も輸入品に比べて安くなった。1919年(大正8年)にミルクココアを発売したのが日本製のココア第一号である[11]。また、2016年森永製菓により立冬の日がココアの日として制定された[12]。
チョコレートの製法

1kgのチョコレートを作るには、必要に応じて通常300から600gのカカオ豆を原料とする。工場では混入した砂、鉄、カカオ豆以外の植物の組織などの異物を磁石や吸引、ふるいにかけるなどして除去する[13]。こうした工程を経た後、カカオ豆は焙煎され、粉砕されて外皮がふるい分けられる。残った胚乳部はカカオニブと呼ばれ、これを磨砕してペースト状にしたカカオマスをベースとし様々な方法でカカオリカーまたはココアペーストと呼ばれる厚いクリーム状のペーストを作る。カカオリカーは更に(多くの)ココアバターと砂糖(場合により乳化剤としてのレチシンとバニラ)を加え次に精製(微粉砕)、練り上げ(コンチング)、調温(テンパリング)を行いチョコレートに加工される。
高品質のココアバターは、カカオリカーを水平プレス機で圧搾することで得られる。搾油の残滓であるココアプレスケーキを粉砕したものがココアパウダーである[14]。この工程ではカカオマスを約50%のココアバターと50%のココアパウダーへと分離する[要出典]。ココアバターはチョコレート、チョコバー、他の菓子、石鹸、および化粧品の製造に使用される。
ココア消費による健康の影響
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チョコレートおよびココアは多くのフラボノイド、特に循環器に有益な健康の影響を与えるカテキンを含んでいる。フラボノイドが豊富なココアの食物摂取は一酸化窒素循環の急激な上昇、循環器を介した血管拡張および微小循環系の増大と相関する。
フラボノイドが豊富なココアの長期摂取は循環器系に有益な健康の影響を与えるが、これは純粋なココアとブラックチョコレートを示すことに注意すべきである。ミルクチョコレートでの牛乳の添加は単位あたりのココアの量を減らし不飽和脂肪を増加させ、場合によってはココアの心臓への健康の利益を否定する可能性がある。それでもやはり研究では引き続き、ブラックチョコレート消費による短期間のLDLコレステロール値の改善が発見されている。
ハーバード大学医学部のホレンバーグらは、ココアの摂取量が非常に多いパナマのクナ族のココアとフラボノイドの影響を研究した。研究では島に住むクナ族が島の住民ほどココアを飲まない本土の人と比べて、心臓病や癌の率が有意に低いことが分かった。フラボノイドが豊富なココアの消費により改善された血液循環が、心臓や他の臓器の健康に有益な影響を与えたと信じられている。特に有益な影響は脳に達し、学習と記憶に重要な好影響をもたらす可能性がある[15]。
アメリカの医学専門誌であるArchives of Internal Medicine(JAMAアーカイブジャーナルのひとつ)の2007年4月9日号で発表された研究「血圧に対するココアとお茶の影響:メタアナリシス(Effect of Cocoa and Tea Intake on Blood Pressure: A Meta-analysis)」によると、ココアに富んだ食事は血圧を下げるようであるが緑茶や紅茶ではそのような結果は認められなかった。
ココアには、血管収縮作用を有するチラミンが含まれているので、ココアを飲んでから数時間後にココアの血管収縮作用が消える際に血管が拡張する反動の影響として頭痛を引き起こすことがある[16]。チョコレートアレルギーも参照のこと。
人間以外の動物の消費
チョコレートは人間だけでなく、他の数多くの動物も惹き付ける食物である。しかしながらチョコレートおよびココアには多くのキサンチン、特にテオブロミン、およびより少ない範囲であるがカフェインが含まれ、犬と猫を含む多くの動物の健康に有害である。これらの成分は人間には望ましい効果を与えるが多くの動物では効率的に代謝できず、心臓と神経系に問題を引き起こし多量に消費した場合は死に至る。
しかしながら2000年代の中期に、キサンチンの濃度が低いココアの派生物がペットの消費に適するよう専門の産業により設計され、ペットフード産業は動物に安全なチョコレートとココア風味製品を提供することが可能となった。これにより食物繊維とタンパク質を多く含み、砂糖と他の炭水化物を控えた製品となった。その結果、ココアの健康的で機能的なペット製品の作成が可能となった。
ココア市場
ここでのココアはチョコレート原料としての広義のココアである。カカオ豆、ココアバターおよびココアパウダーはロンドンとニューヨークの2カ所の商品取引所で取引されている。ロンドン市場は西アフリカ産を、ニューヨーク市場は東南アジア産のものを主に扱う。ココア市場は世界最小である。ココアバターとココアパウダーの先物価格は、豆の価格に比率を掛けることで決定する。バターとパウダー合算の比率はおよそ3.5の傾向であった。合算比率が3.2を下回る場合、利益を上げられなくなるため、いくつかの工場ではバターとパウダーの抽出を停止し、代わりにカカオリカーのみを取引する。
ココア・ブーム
1963年に狼少年ケンのシール付きココア「まんがココア」が大ヒット。これを飲んで初めてココアの味を知った人も多かったという。
1995年に第8回チョコレート・ココア国際栄養シンポジウムでココアの健康効果についての学術発表がなされ、それをもとにみのもんたが司会をしている日本テレビの番組『午後は○○おもいッきりテレビ』で「ココアはポリフェノールを含む健康飲料であり、ピュアココアに入っているリグニン(食物繊維の一種)が腸管の掃除に役立つ(朝に飲むと効果的)」として紹介され1996年冬に一時社会現象にまでなりスーパーマーケット等小売店では関連商品の売切れ及び品薄が相次いだ[17](健康ブームを参照)。
成分
脚注
注釈
出典
- ^ 文部科学省 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
- ^ 厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」
- ^ “ココア編”. チョコレート・ココアの用語辞典. 日本チョコレート・ココア協会. 2017年10月23日閲覧。
- ^ S.T.ベケット、p.51。
- ^ S.T.ベケット、p.50。
- ^ おいしいココアの飲み方、森永製菓
- ^ 練らずに☆簡単ミルキーココア、クックパッド
- ^ チョコレート製品について | チョコレート類の表示に関する公正競争規約 (日本チョコレート・ココア協会)
- ^ a b c 河野、p153
- ^ “日本のチョコレート事始め”. 日本チョコレート・ココア協会. 2018年11月25日閲覧。
- ^ 未来へ向けて。森永ココア、100年品質へ。 - 森永製菓(2024年2月14日閲覧)
- ^ 一般社団法人日本記念日協会に登録制定 立冬の日(11月7日)は「ココアの日」 (PDF) - 森永製菓プレスリリース(2016年10月24日)2024年2月14日閲覧。
- ^ S.T.ベケット、p.35
- ^ S.T.ベケット、p.51 - 52。
- ^ Bayard V, Chamorro F, Motta J, Hollenberg NK (2007). Does flavanol intake influence mortality from nitric oxide-dependent processes? Ischemic heart disease, stroke, diabetes mellitus, and cancer in Panama. Int J Med Sci.4(1): 53–8. PMC 1796954
- ^ 片頭痛の病態と誘発因子予防から治療まで見つかる、Eisai、2011-12-19閲覧
- ^ 医食同源 2003年10月
参考文献
- 『チョコレートの科学』峰屋巖、ISBN 4061329405、1992年
- 『チョコレートの本』晶文社、ISBN 4794928815、1998年
- S.T.ベケット『チョコレートの科学 - その機能性と製造技術のすべて』古谷野哲夫・訳、2008年。
- 河野友美編『水・飲料』(新・食品事典11, 真珠書院, 1992年10月)
- Taubert D, Roesen R, Schömig E (April 2007). “Effect of cocoa and tea intake on blood pressure: a meta-analysis”. Arch. Intern. Med. 167 (7): 626–34. doi:10.1001/archinte.167.7.626. PMID 17420419.
関連項目
- オバルチン
- カカオ
- カカオマス
- カフェモカ
- クーベルチュール・チョコレート
- ココアパウダー
- ココアバター
- ココアシガレット
- チョコレート
- ホット・チョコレート
- チョコレートアレルギー(ココアアレルギー)
- ネスレ・ミロ
- バンホーテン
- ホーリック
- モーレ・ポブラーノ(メキシコ料理)
外部リンク
ココア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/07/21 05:45 UTC 版)
身長:169cm。体重:53キロ。3サイズ:89/59/88。足のサイズ:24.5
※この「ココア」の解説は、「みんみんミント」の解説の一部です。
「ココア」を含む「みんみんミント」の記事については、「みんみんミント」の概要を参照ください。
ココア
「ココア」の例文・使い方・用例・文例
- 熱いココアを1杯飲む
- 高品質のココア「クリオーロ」はベネズエラで作られている。
- ココアを一杯いかがですか?
- ココアを一杯ください。
- 熱いココアを下さい。
- 熱いココアが飲みたいですね。
- チョコレートはココアの豆から作られる。
- その国の主な産物はココアと金である。
- ココアを一杯いかがですか。
- ココア 1 杯.
- これ以上の値崩れを防ごうとアフリカのココア生産国は協調して生産調整を行なうことで同意した.
- ガーナのココア生産
- ココアバターと少量の砂糖とバニラ付きのチョコレートの酒
- 少なくとも32パーセントのココアバターを含むチョコレート
- (ふくらし粉など)適度なアルカリ化物質によって処理されたココアパウダー
- ココアバター、乳固形分、砂糖、およびバニラの混合
- チョコレートかココアで作られたファッジ
- 甘くないチョコレートかココア・砂糖・水で作ったソース
- ココア粉とミルクと砂糖から作られる飲料
- 質の優れたココア
Weblioカテゴリー/辞書と一致するものが見つかりました。
- チョコレート・ココア大辞典 - 日本チョコレート・ココア協会
ココア!と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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