生産上位県とは? わかりやすく解説

生産上位県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 14:32 UTC 版)

ナシ」の記事における「生産上位県」の解説

2018年各県和梨収穫量は、1位から順に、千葉県茨城県栃木県福島県鳥取県長野県だった。これらの県の収穫量それぞれ1万トン超え千葉県収穫量は3400トン13%)だった。 千葉県 - 江戸時代から続く和梨産地で、古く長十郎などを特産また、幸水豊水人気出てからは2004年より和梨生産量収穫量栽培面積いずれも1位である。主な産地白井市市川市鎌ケ谷市船橋市松戸市柏市八千代市市原市香取市いすみ市一宮町茨城県 - 千葉県比較して市場出荷比率が高い。幸水収穫量第2位豊水収穫量1~2位主な産地筑西市下妻市八千代町石岡市小美玉市かすみがうら市土浦市栃木県 - 県独自ブランドの「にっこり」が知られる主な産地宇都宮市芳賀町大田原市那須烏山市小山市鹿沼市佐野市福島県 - 福島市収穫量圧倒的に多くブランド萱場知られる。ほかに須賀川市相馬市磯部)、郡山市磐梯熱海)、いわき市サンシャインいわき)などに産地がある。自治体単位では福島市日本一収穫量誇り萱場地区日本一密集産地となっている。幸水豊水のほか、「あきづき」の産地となっている。主な産地福島市須賀川市相馬市いわき市郡山市鳥取県 - 平成13年までは長らく第1位であった今日では豊水幸水などの赤梨の方が市場人気が高いのと二十世紀栽培比較難しいため、生産農家減少したためである。二十世紀収穫量第1位。二十世紀全国シェア53%。また、県内和なし収穫量のうち79%が二十世紀だったが、幸水豊水、県独自の品種、「新甘泉」など赤梨比率増加したため、今日では青梨比率減少している。主な産地湯梨浜町鳥取市八頭町倉吉市琴浦町大山町長野県 - 青梨生産鳥取県次いで多く飯田地区で盛ん。「新水」を親に持つ県独自ブランドの「南水」が知られる主な産地飯田市松川町高森町塩尻市下條村豊丘村

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生産上位県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 00:27 UTC 版)

ウンシュウミカン」の記事における「生産上位県」の解説

和歌山 年間収穫量14トン - 19トンで、大産地の割に隔年結果影響少なく、また出荷調整行っている。主産地有田市有田川町(旧吉備町、旧金屋町)、湯浅町広川町海南市(旧下津町、旧海南市)、紀の川市(旧粉河町、旧那賀町、旧打田町、旧桃山町)、和歌山市由良町日高川町旧川辺町)、田辺市かつらぎ町紀美野町(旧野上町)、上富田町など。主な出荷先近畿北海道新潟関東栃木横浜など)などで、京阪神市場の7割以上を占め、また新潟横浜札幌市場などで高い評価得ている。大都市圏に近いため、観光農園直売所も多い。かつては京阪神中心で、東京市場へはそこまで重視していなかったが、近年出荷ベースでは愛媛県産に肉薄してきている。有田みかん 有田川流域有田郡沿岸栽培される和歌山県代表的ブランドで、有田市有田郡の3町(有田川町湯浅町広川町)が指定産地江戸時代からの名産地であり、県産みかんの40%以上を占めるが、ミカン樹木老齢化進んでおり、近年内陸産地主力となっている。管内には10上の選果場(古く20以上あったが統廃合により集約された)があり、さらにJA直営地域運営分けられる前者よるものAQみかん(AQはArida Qualityから。内陸位置する複数選果場を統合し有田川町に2箇所広川町マル南》に選果場を持つ。全国先駆けて破壊酸度測定装置《シトラスセンサー》を導入)というブランド名付けられる対して地域運営による共同選果場のものとしては、宮原共選(有田市宮原町)、マルス共選(湯浅町栖原。昔は有田市須谷にも須谷マルス共選があったため、栖原マル共選といわれていた)、マル御共選(有田川町庄。御は御霊地区に因む)、マル有共選(有田川町西丹生図)、マル賢共選(有田川町賢。マル賢みかんと呼ばれ宇都宮市石巻市市場にのみ出荷)、ありだ共選(有田市千田アルファベットの「A」を象ったエースマークシンボルで、ハウスみかん生産も多い)などがある。これらの選果場では、JA指定する協会共通のブランドに「味一α」「味一みかん」があり、上記選果場共通で糖度12.5%以上の優良に付けられる。また、有田市にある選果場では、一定糖度上の優品に対し有田市認定みかん」という独自の選定ブランド設けられている。それとは別に出荷組合による個撰ブランドがあり、「新堂みかん」(有田市新堂新堂みかん出荷組合)、湯浅町の「田村みかん」(湯浅町田《旧田村》。田村出荷組合)、「田口共販みかん」(有田川町田口田口共販組合田口みかんともいい、同地区田口早生発祥地)が知られる。これに農業法人企業、または個人農家ブランドもあり、上質みかんをジュースにして販売し成功収めた早和果樹園草創は早和共選)などが知られる有田みかん全国他の51箇所とともに地域団体商標全国第一弾として認定された。 下津みかん 海南市下津町有田郡に次ぐ和歌山県主産地で、江戸時代から連綿とみかん栽培が行われており、紀伊國屋文左衛門がこの下津から船を出した伝わっている。早生種中心有田対し普通温州中心経営的戦略もあって有田みかんとは時期をずらし、みかんの出荷が減る1月 - 2月ごろに「蔵出しみかん」という貯蔵みかんを出荷する収穫後に貯蔵を行うことで、酸を和らげ糖度増し旨味高めることができる。このようなみかんを貯蔵みかん、蔵出しみかんといい、みかんの芸術品と言われている。貯蔵みかん産地として下津町国内最大規模で、「下津蔵出しみかんシステム」が2019年日本農業遺産認定された。また、選果場を最新糖度センサー導入した選果場1箇所集約しており、ブランド品糖度13%以上の「ひかえおろう」、12%以上の「雛みかん」などがある。京阪神のほか、北海道へ出荷が多い。「しもつみかん」として地域団体商標登録また、海南市域の藤白地区でも栽培が盛んで、「下津みかん」として出荷している。貯蔵みかんは、下津の他に徳島県勝浦町静岡県浜松市北区(旧三ケ日町)、岐阜県海津市佐賀県小城市などでも実践されている。 紀南みかん JA紀南管内である和歌山県田辺市上富田町白浜町など西牟婁郡栽培されるJA紀南管轄内におけるみかん産地総称紀南地方気候有田地方より温暖なため、内陸部斜面産地が多い。温暖な気候活かした極早生みかんの早出し出荷および早生みかん・中晩柑類の樹上完熟出荷特色である。ブランドとして田辺市大坊地区の「大坊みかん」、極早生みかんの「天」、早生みかんの「木熟みかん天」「紀州一番」、デコポンポンカン八朔清見ネーブルオレンジの「木熟」シリーズなどがあり、有田下津比較すると、首都圏への出荷比率が高い。 日高郡 日高郡どちらかというとシラヌヒイヨカン甘夏セミノールなど中晩柑生産が盛んであるが、みかんの栽培行っている地域もある。太平洋面した由良町ゆら早生発祥地として知られミカンの他にもレモン清見などを栽培する複合産地となっている。「ゆらっ子」は日高郡由良町生産されるブランドみかんで、マルチ栽培により高糖度実現している。また日高川町旧川辺町)でもみかん栽培が盛んで、総称して川辺みかんと呼ばれブランド産地では若野地区若野みかんなどがある。 紀の川市、和歌山市 紀の川市、和歌山市山東地区でもみかん栽培が盛ん。紀の川市JA紀の里管轄しており、紀ノ川南岸龍門山脈北嶺にみかん産地展開する生産量県内有数で、極早生種や紀州ミカン紀州ミカン)の栽培中心だが、早生種普通種見られる大阪という大都市に近いため、観光農園直売所販売も多い。汎用的な名称である和歌山みかんが一般的だが、産地差別化するため、管轄JAの名から紀の里ブランドみかん、紀の里みかんと名乗っているケース散見され近年差別化ブランド上のために、有田主流早生種宮川早生のほか、愛媛県生産が多い普通種南柑20号生産している農家増えている。また、一帯八朔生産が盛んで、生産量出荷量、栽培面積において日本一産地となっている。和歌山市和歌山電鉄貴志川線沿線山東さんどう地区栽培が盛ん。 愛媛県 年間収穫量12トン - 16トンで、出荷額は高い。また、市場価値の高い中晩柑生産シフトしてきている。主産地八幡浜市(旧八幡浜市、旧保内町)、宇和島市(旧吉田町、旧宇和島市旧津島町)、西予市(旧三瓶町、旧明浜町)、伊方町旧伊方町、旧瀬戸町)、伊予市(旧双海町、旧伊予市)、砥部町松山市(旧中島町、旧松山市、旧北条市)、今治市(旧大三島町、旧大浦町、旧関前村、旧菊間町、旧今治市、旧大西町)、大洲市(旧長浜町)など。主な出荷先関東甲信越近畿などで、愛媛みかんという名称で県外出荷するため、箱の色や選果部会商標産地区別している。西宇和みかん JAにしうわ管轄する愛媛県八幡浜市伊方町西予市三瓶地区(旧三瓶町)で生産されるみかん産地総称明治時代から痩せ地開墾し戦後みかん産地として発展海岸沿いの南向き西向き急斜面という好条件により、品質優れたみかんを生産首都圏築地大田市場中心に高い評価を受け、首都圏中心に名の通ったブランド産地成長した中でも日の丸みかん」(八幡浜市向灘地区で、名称は共同選果部会名から。ブランド品に「豪琉頭日の丸千両」「日の丸千両」「百年蜜柑」などがあり、高級品特化また、もっぱら葉擦れ品を扱った家庭用一般用に「ガキ大将」があるが、この産地だけは茶箱用いていない)、「真穴みかん」(八幡浜市真網代《まあじろ》地区および穴井地区。旧真穴村にあった真穴選果部会因み、マルマの愛称をもつ。ブランド品に「ひなの里」がある。また、真網代青果による「真穴みかん貴賓」などがある)、「川上みかん」(八幡浜市川上地区旧川上村にあった川上選果部会因みマルカ略されるブランド品に「味ピカ」「味ピカ小太郎「風」など)はウンシュウミカン専作の産地となっている。他には旧保内町喜須来、宮内八幡浜市日土町から成るみつる共選(以前の名称は保内共選。みつるはブランド品「蜜る」に因んだもの)、八幡浜共選(八幡浜市内にあり、川之石、舌田、粟野浦の市内沿岸3地区から成る晩柑との複合産地で、収穫量最大選果部会ブランド品に「濱ノ姫」「濱美人」)、八協共選(八幡浜市内内陸に位置する矢野崎、千丈双岩神山の4地区から成る晩柑との複合産地ブランド品に「媛美月」)、三瓶共選(西予市三瓶地区(旧三瓶町)を包含ニューサマーオレンジ産地として知られる複合産地ブランド品に「しずる」《流》)、伊方共選(伊方町ウンシュウミカン中心とする複合産地ブランド品に「媛匠」)などの10箇所共同選果部会が独自のブランド築いている(伊方町(旧三崎町)に三崎共選があるが、ここは清見タンゴールなどの中晩柑専作であり、ウンシュウミカン栽培はほとんど行っていない。また、同じく晩柑中心磯津共選(同旧保内町磯津地区)があるが、規模小さい)。また、箱の色から高級品は俗に黒箱と呼ばれるが、家庭用一般品は茶色の箱。なお、JAにしうわでは西宇和みかんPRキャンペーンのために、例年クレヨンしんちゃん野原しんのすけ採用している。 宇和みかん JAえひめ南管轄する宇和島市吉田町(旧吉田町)、宇和島市中心とした産地作られるみかんの総称。特に宇和島市吉田町八幡浜市に次ぐ県内2番目のミカン産地で、戦後しばらくは首都圏盛んに出荷され八幡浜凌ぐ県内随一産地であった赤色の箱が特徴で、宇和青果農協時代からの銘柄である「うわの赤箱」という愛称親しまれている。宇和島市吉田町内に味楽、玉津、喜佐方宇和島市宇和島共同の、計4箇所選果場がある。ブランド品に「美柑王」「お袋さん」などがあり、またブランド力の高い玉津選果場では厳選品を「たまもの」という名称でブランド販売している。温州みかんのほか、甘平甘夏ポンカン不知火産地にもなっている。 明浜みかん 八幡浜市宇和島市吉田町中間位置する西予市の明浜地区(旧明浜町)で生産されるみかん。みかん産地の中でこの明浜だけがJAひがしうわ管轄となっており、箱の色も他とは異なり橙色である。一般品の「風のいたずら」、ブランド品に「はまかぜみかん」などがあり、契約農家任意搾汁販売するムテンカというストレートジュースでも注目浴びている産地でもある。有機栽培農法でみかんを栽培販売する茶々園も同地区内にある。 興居島みかんごごしまみかん) 愛媛県松山市西部位置する興居島(旧興居島村)で生産されるみかんで、「島みかん」と呼ばれ親しまれている。県外出荷の他産地異なり市内流通中心となっているため、愛媛みかんという名称を用いていない。また、共同選果場がなく、個人選果行っている珍しい産地である。箱の色は濃紅色。 中島みかん 愛媛県松山市北西部位置する中島(旧中島町)で生産されるみかん。かつては選果場を持ち、マルナカブランドとして京阪神首都圏などに出荷していたが松山市吸収合併されると産地として衰退した。後にブランド再興気運高まり松山市内地産と差別化内地ではハウスみかん中心)を図るため、「中島便り」として販売されるブランド品に「中島便り 匠と」。箱の色は黄緑色管轄JAJAえひめ中央因む)。伊予柑カラマンダリンやその他柑橘複合産地にもなっている。 今治、越智地方 県北部の今治市(旧越智郡を含む)もみかん栽培盛んな地である。JAおちいまばり管轄となっており、青色の箱から、青箱呼ばれるまた、産地から瀬戸内みかんと呼んでいるケースもある。ブランド品に「サンエース」があるが、宇和地方産地ブランド志向となるなか、一般向け中心であり、比較京阪神方面への出荷も多い。中晩柑栽培も盛んで、せとか、はれひめ愛媛県果試28号紅まどんな)などの生産盛んになっている。 松山市島嶼以外)、伊予市砥部町 JAえひめ中央管轄し、県中心部中予位置する産地で、ハウスみかん生産主流である。ブランド品に「道後物語」がある。また、一帯伊予柑、せとか、甘平愛媛県果試28号紅まどんな)の主産地としても発展してきている。 静岡県 年間収穫量10万トン - 13トン隔年結果の差が大きい)。主産地浜松市(旧三ヶ日町旧浜松市、旧細江町、旧引佐町、旧浜北市)、湖西市藤枝市(旧藤枝市、旧岡部町)、静岡市葵区静岡市清水区(旧清水市、旧由比町)、沼津市熱海市伊東市島田市牧之原市(旧榛原町)などで、県内東西産地分布する普通温州栽培国内1位。特に浜松市はみかん栽培盛んな三ケ日町細江町引佐町などを合併したため、収穫量出荷量ともに自治体として国内トップである。主な出荷先中京圏北陸関東東北など。三ケ日みかん 静岡県浜松市北区三ヶ日(旧三ケ日町)。静岡県内最大産地浜名湖北部南向き斜面産地広がり中京圏中心に高いブランド力をもつ。ミカちゃんという少女トレードマークとなっている。収穫後出荷を行うもののほか、貯蔵してからの出荷多く産地出荷期間は長い。高級ブランドとして指定登録、樹上熟成などを徹底した「ミカエース」を初め「心」貯蔵みかんの「誉れ」などがあり、また浜松市卸売会社マルマによる私撰の「マルマみかん」も知られる同社ミカン有名だが、馬鈴薯などもブランド化している)。 丸浜みかん 浜松市浜名湖北東部位置する丸浜選果場に因み、丸浜柑橘農業共同組合連合会によるブランドみかん産地片山ミカンという品種原産徳島県普通温州)を多く栽培することで知られる浜名湖みかん 三ヶ日町周囲浜名湖畔はみかん産地集中しており、細江町引佐町浜松市東区湖西市知波田地区などで盛んとなっている。また、一帯のみかんを指して浜名湖みかん名乗っていることが多い。浜松市細江町白柳ネーブル産地としても知られるまた、浜松市内にあるJAとぴあ浜松ではとぴあみかんという名称で販売もしており、マルチ栽培による高糖度みかんを「天下糖一」としてブランド販売している。 西浦みかん 沼津市位置し県東部を代表するブランドみかん産地駿河湾面する斜面産地展開し古くからの産地となっている。寿太郎温州という糖度の高い品種栽培主流になってきており、貯蔵により糖度上げた寿太郎プレミアム」、ハウスみかんの「寿太郎プレミアムゴールド」というブランド品がある。 静岡青島みかん 静岡市葵区山間部青島温州発祥地マルチ栽培によるブランド化進めており「夢頂」「いあんばい」などの銘柄がある。 清水のミカン 静岡市清水区は県中部盛んな場所の一つで、清水のミカン呼んでPR活動清水柑橘類統一ロゴマーク設定応援ユニット結成など)を行っている。温暖な気候生かしミカンのほかに不知火、はるみ、スルガエレガント(静岡県独自の中晩柑)、ポンカンハウスみかんなどを栽培する複合産地となっている。また、全国でも珍しく平地面でみかん畑が広がる一帯降雨少なく日照時間長いため実現した日照時間均一化高齢者負担軽減する目的)。古く地元のみかんを使った缶詰缶詰清水代表する産業である)も作っており、清水から海外輸出し外貨獲得していた。 藤枝市とその周辺 藤枝市(旧岡部町含む)は県中部で最も盛んな場所の一つで、岡部県内みかん栽培発祥地とされている。まれに、地域名から志太みかんとも言われる管轄JAおおいがわは、厳し検疫クリアした輸出ミカン管理組合置いており、国内対米カナダニュージーランドへのミカン輸出拠点となっている。また、島田市ではハウスみかん栽培盛んなほか、神座みかんというブランド産地がある。 熊本県 年間収穫量は7トン - 10万トン2017年不作静岡県上回り収穫量全国3位となっている。主産地熊本市(旧熊本市、旧植木町)、玉名市(旧天水町、旧玉名市)、宇城市(旧三角町、旧不知火町)、宇土市荒尾市玉東町和水町(旧三加和町)、山鹿市天草市(旧牛深市)など。八代海面した県北部に産地集中する主な出荷先九州岡山中京圏など。極早生種の生産が多い。河内みかん 熊本県河内町1991年2月熊本市編入)の金峰山山麓西側多く栽培されている産地総称江戸後期からみかん栽培勧められ1934年には県立果樹実験場設置石垣組んだ段々畑となっており、温暖な気候八代海反射光石垣からの反射熱から良質のみかんが作れ、県最大産地となった一帯には4箇所選果場があったが品質上のために統合され夢未来みかんとして出荷している。ブランドに「夢の恵」などがある。 天水みかん小天みかん) 小岱山麓にある玉名市天水町付近熊本県内有数産地夏目漱石の『草枕』にもその記述があり、ブランド品草枕」の由来にもなっている。また、玉名市などでは「小天みかん」と呼んでいる。 三角みかん 熊本県宇城市三角町2005年1月宇城市編入)で多く栽培されているブランド早生種の「肥のあかり」「肥のあけぼの」の特産地にもなっている。温州みかんではないが、熊本県果実連合会登録商標をもつデコポンでも有名。 長崎県 年間収穫量5万トン - 7トン主産地佐世保市諫早市(旧多良見町、旧小長井町、旧諫早市、旧高来町)、西海市(旧西海町、旧西彼町)、長崎市大村市南島原市(旧北有馬町、旧有家町)、長与町川棚町長崎市(旧琴海町、旧長崎市)、時津町東彼杵町など。主な出荷先九州関東など。200年上の歴史がある長崎みかんは、長崎県代表する特産品一つとなっており、大村湾中心とした海岸地域中心に県内広く生産されている。長崎県三方を海に囲まれ対馬海流影響を受け、年間通じて温暖な気候であり、また海からの反射光があること、傾斜地利用して非常に日当たりのいい段々畑を中心に栽培されていることなども併せて、みかん作り適した環境整っている。また、マルチシート被覆率は50%超え愛媛県並びブランド戦略が活発である。西海みかん 針尾島などの佐世保市南部から西彼杵半島西岸位置するみかんの愛称西海みかんではさせぼ温州という早生種栽培されており、ブランド品に「味っ子」「味まる」(JAながさき西海)や「ながさきの夢」「味ロマン」(JA長崎せいひ)などがある。その中で、「出島」は14度以上という糖度保証されブランド品で、させぼ温州の県共通ブランドであるが、西海地区での栽培が盛ん。 伊木力みかん・長与みかん 長崎県諫早市多良見町(旧多良見町)を中心とするみかん産地で、旧市町村では多良見町県内最大産地であったとりわけ伊木力(いきりき)地区のものが知られ伊木力みかん、さらに佐瀬地区のものは皇室献上歴史もなどもあり、佐瀬みかんとして高級ブランド化している。隣接する長与町でもみかん生産は盛んで、200年歴史をもつ。町内にはかつて長与選果場があり長与みかんと呼ばれていたが、2011年にことのうみ伊木選果場に統合されたため、県外向けには伊木力みかんとして出荷販売される場合もある。また、この伊木力と長与は共にJA長崎せいひ管轄内であり、長崎中央卸売市場による「ながさき甘姫」という共通のブランド品もある。 南高みかん 長崎県南島原市の南高(なんこう果樹農協中心とするみかん産地で、周辺産地島原みかんと呼ぶこともある。堆肥ステビア利用しているのが特色ステビア有機農法メロンなど他の果物でも実践している地区がある)で、糖度の高いみかんができる。ハウスみかん栽培多く、県共通ブランド品長崎恋みかん」の主産地にもなっている。また、管轄JAブランドに「太鼓判」、「南高自信作」、「味錦」などがある。 県央 大村湾東岸位置する県央部の大村市川棚町もみかん栽培盛んな地区であり、JAながさき県央管轄となっている。大村湾海面多良岳西麓斜面など地形条件恵まれており、ブランド品糖度13度上の「味ホープ」、12度上のはなまる物語」などがある。 豆酘みかん 長崎県対馬市の豆酘(つつ)地区栽培されるみかん。豆酘地区はみかん産地としては北限近く、かなり高緯度となっているが、対馬海流温暖な気候利用してブランドみかんが栽培されている。 佐賀県 年間収穫量5万トン前後主産地唐津市(旧浜玉町、旧唐津市、旧七山村)、太良町鹿島市佐賀市旧大和町)、多久市小城市(旧小城町)、玄海町伊万里市など。県の東西にオレンジベルトと呼ばれるみかん生産地分布している。「さが美人」は県共通の高級ブランドハウスみかん収穫量国内1位。出荷先北九州京阪神などであり、大阪市場では和歌山産の次にシェアが高い。からつハウスみかん 佐賀県唐津市浜崎玉島地区(旧浜玉町)は愛知県蒲郡市と並ぶハウスみかん一大産地古くからハウスみかん生産が盛んで、4月 - 9月の間に京阪神圏などに出荷されるまた、唐津市の上地区(旧鎮西町)では「うわばの夢」という高糖度のみかん(ハウス露地)を生産する太良みかん(たらみかん) 多良岳山麓太良町生産されるみかん。戦後全国最大級極早生産地として一世を風靡したが、その後社会情勢に伴い生産量激減近年選果統合危機直面したことで、「たらみかん活性化プロジェクト」を立ち上げ、同町内ミカン農家有志立ち上げた「たらシトラス会」で情報発信地元への奉仕活動行ったり、たらみかん通販サイト「タラッタ」で太良みかん販売したりしている。盛田温州(皮肌がツルツルしているため、トマトみかんという愛称をもつ)やクレメンティン(スペイン原産柑橘)などが産地特色である。 鹿島市 鹿島市太良町並び多良岳山麓大規模みかん産地鹿島市祐徳稲荷神社門前町であり、「さが美人」の中でも、特に糖度の高いみかんを選び「祐徳みかん」としてブランド化している。 天山みかん 県北部にそびえる天山南麓分布する産地総称佐賀市大和町小城市多久市栽培中心貯蔵みかんやハウスみかんなどで個性化出しており、大和町貯蔵ブランドみかん「あんみつ姫」、小城市の高糖度高級ブランドプレミアム天山」、多久市の「孔子の里」などがある。

※この「生産上位県」の解説は、「ウンシュウミカン」の解説の一部です。
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