中予とは? わかりやすく解説

ちゅう‐よ【中予】

読み方:ちゅうよ

伊予中部の意》愛媛県中部地域の称。松山市伊予市東温市と3町からなる。→東予南予


中予地方

(中予 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/06 14:04 UTC 版)

中予地方の県内位置図(:市 / :町)
拡大表示(SVGファイル対応ブラウザのみ)

中予地方(ちゅうよちほう)は、愛媛県(旧伊予国)中部の別名。

愛媛県を東予地方、中予地方、南予地方の三つに細分した中の一つで、松山市伊予市東温市上浮穴郡久万高原町)、伊予郡砥部町松前町)にて構成される。明治大正期には喜多郡(現在の大洲市内子町)も中予地方に属した。旧小田町(当時は久万高原町と同じ上浮穴郡)は内子町と合併するまでは中予に属していた。内子町と合併する時には既に内子町は南予に属していたため、合併と同時に旧小田町も南予地域になった。

概要

50万人強という四国最多の人口を持つ松山市が中心で、他に伊予市東温市などがあるが、いずれも松山市の衛星都市である。唯一、久万高原町国道440号三坂峠で地形的に分断されており、厳密には松山都市圏の一部とは言えないが、通勤・通学などの日常的な人の流れや松山への農産物・木材等の物資の供給地として、広義では都市圏の一部とみなされる。この意味では、概ね中予地方と松山都市圏は同一とみなしてもよい。

「一強型」という点では、「群雄割拠型」の東予地方南予地方とは性格を異にする。

交通網は、中心地である松山を境にして東西軸(国道11号)と南北軸(国道56号)が逆転する。

産業

松山市を中心とした第三次産業と、松山市を取り巻く近郊、中山間地の農業などの第一次産業が主要産業である。商業などは東予地方南予地方からの用務を含めた人の流入によって支えられている面がある。

構成自治体

  • 中予地方の自治体一覧
自治体名 郡名 面積(km2) 人口(人) 人口密度
(人/km2)
備考
松山市 - 429.40km2 501,959人 1,169人/km2
伊予市 - 194.44km2 34,121人 175人/km2
東温市 - 211.30km2 33,587人 159人/km2
久万高原町 上浮穴郡 583.69km2 6,581人 11.3人/km2
砥部町 伊予郡 101.59km2 20,107人 198人/km2
松前町 伊予郡 20.41km2 29,436人 1,442人/km2
合計 1,540.83km2 625,791人 406人/km2

(データ出典)
※ 愛媛県『愛媛県推計人口及び人口動態』(推計人口、2023年12月1日現在:データ解説参照)。
※ 国土地理院『全国都道府県市区町村別面積調』(データ解説参照)。

関連項目

外部リンク


「中予」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「中予」の関連用語

中予のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



中予のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの中予地方 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS