家族と親友、共演者に見せるその素顔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 18:59 UTC 版)
「小芝風花」の記事における「家族と親友、共演者に見せるその素顔」の解説
「“大阪出身だったらお笑いもイケるでしょ?”と言われるのですが、私から言わせるとそれは関西ハラスメントです(笑)。」と語る小芝だが、バラエティではトークができるばかりかMCやナレーションでの進行役も好評で、紀行・ドキュメンタリー番組の語りなどもこなす一方で、ファッショングラビアやメイクアップブランドのイメージモデルなど、女優業以外でも多才な素顔を見せ「小芝風花ほど守備範囲が広い子はなかなかレアです」とテレビ関係者も太鼓判を押す。 NHKが防災・減災のキャンペーンで1週間の特別編成をした『NHKスペシャル』のメインコンテンツ・ドラマ『パラレル東京』では、大震災に直面し、自身も被災しながら必死にニュースを通して被害の大きさを伝え続ける主人公の新人アナウンサーを熱演。役作りのため、数カ月にわたるアナウンサーレッスンを受け本作に挑んだ小芝だが、「夏ごろからレッスンをだいたい週に1度、2時間ほどNHKの中川緑アナウンサーからマンツーマンで指導していただきました。」「女優もアナウンサーも、現場で“瞬発力”を問われるという意味では似ているかもしれません。でも、女優としてのお仕事は、セリフとして言葉を用意していただいた状態から、気持ちをつくっていく作業が多いと思います。でも、アナウンサーさんは自分で瞬時に的確な言葉を頭の中から見つけなくてはいけなくて。演じてみて、自分の語彙力のなさを痛感しました」と語ることも。しかし、そんな小芝についてコラムニストの堀井憲一郎は、「彼女はいつも、目の前にあるものに強く関わろうとしている。そういうふうに見える。彼女が演じると、その真剣さが刺さってくる。」「役者は、脚本に設定された『思念』を伝える媒体でもある。人のおもいを拾い、増幅して、それを強く出そうとする力が彼女は強い。目が離せなくなる。」と述べ、新米女性キャスター役を通して覚悟を持った若者の力を示して見せたと評している。そして、この『パラレル東京』を含む『体感 首都直下地震』プロジェクトはイタリア賞のウェブ・インタラクティブ部門の最優秀賞に。また、ABUのニューメディア・デジタルコンテンツ賞部門でも最優秀賞に選ばれるなど高評価を得る。 もとより声の仕事にも積極的で、これまでにレギュラーのラジオパーソナリティーは2度経験。ディズニー実写映画でプリンセスの吹き替えを務めたことも。裁判員役で出演し初めてモノローグによるドラマ進行役も務めた『昔話法廷 三匹のこぶた』は、ドイツ・ミュンヘンの子供向けテレビ番組賞「プリ・ジュネス2016」で 第1位を獲得し、「国際こども審査員賞」を受賞。そして、『パラレル東京』の災害報道の最前線で奮闘する新人アナウンサー役が反響を呼び、BS1の『千鳥のスポーツ立志伝』などの番組ナレーションや、ラジオの『おしゃべりな古典教室』など、小芝の凛と美しく聞き取りやすい声を活かした仕事のオファーも増える中で、『アナウンサー百年百話』というアナウンサーの言葉で伝える技術をテーマにした番組などにも呼ばれることに。「災害報道の歴史から何を見いだすか」をテーマに武田真一アナウンサーと2人で番組を進めた小芝について、制作を担当した小松宏司アナウンサーは「小芝さんは番組の中で、台本に目を落とさず、自分の言葉で語っています。第2回は小芝さんが司会、武田アナがゲストのように話していて、小芝さんの引き出し方のおかげで、武田アナも『あっという間に時間が過ぎた』と話していたほどです」と明かす。 『トクサツガガガ』が好評な中で発売した2nd写真集『F』も発売後1ヶ月を経てTOP10内をキープ。記念イベントが東京・ブックファースト新宿店で開催され、イベント前には報道陣の囲み取材に対応し「沖縄に2泊3日で行きました。雨がすごく降っていたんですが、なぜか外で撮影ってなったら晴れてくれて。そのおかげで虹といっしょに撮影できました」と撮影秘話を明かす。また、水着や下着姿などセクシーな撮影に臨んだということで、報道陣から「体を絞ったりしたんですか?」と質問が飛ぶと、小芝は待ってましたと言わんばかりに「そうなんです!4キロ落として頑張ったんです。ダイエットはいつも失敗してしまうんですが、今回は半年くらいかけて少しずつ落としていって。今もリバウンドせずにキープしているんですよ」と語るが「お腹が空いてないときには食べない」と、一見当たり前思われるダイエット法に取材陣からは笑いが起きたとのこと。そして、『F』は2万部を超えるスマッシュヒットを記録。大増刷を記念してイベントが開催されることに。重版記念イベントは東京に加え地元・大阪でも行われ、小芝は「重版なんて夢にも思っていなくて、担当の方が『重版決まったよ』って電話してきてくれて、もうびっくりしました。」「今日、大阪と東京でイベントができるということが楽しみでした」「今回は『20歳も越えたし2冊目だから好きなことをしていいよ』って言ってくださったので、やりたいことや挑戦をさせていただきましたし、ファッションやヘアメークで遊ばせていただきました。私自身大好きな一冊になりました!」などと語ったとのこと。 新元号の幕開けに因み、山田美保子には「令和美人」と称される小芝。自身の芸能生活10年目の年には、25ansウエディングの企画でハイジュエリーブランド「GRAFF」の大粒の極上ダイヤモンドを身に付け、麗しき花嫁に変身した姿も反響を呼ぶ。この企画で小芝を撮影したフォトグラファー・五十嵐隆裕は、「最近骨の美を感じたのが小芝風花さんです/顎の角度、口角と目尻の上がり方、首の美しさ/きっと均等で美しい蝶形骨をお持ちだろうなあと思いました。/照明映えするお顔。これも才能です。」などと評している。『水野真紀の魔法のレストラン』に出演した際は、正解を連発し機転のきいたコメントをするなど、頭の回転の速さを存分に発揮したとのことで、そんな小芝の一挙一動を水野真紀は「無邪気でいい!」「かわいいわ~もう!」と絶賛。収録中にも関わらず「東宝芸能に来なさい!」とスカウトするなど、自身が所属する東宝芸能のモットー“朗らかに清く正しく美しく”に小芝はすべて当てはまると断言したとのこと。また、大成のCM発表会でイメージキャラクターに就任した小芝を取材した記者の佐藤勝亮は「テレビなどで見せる明るく人当たりの良さは、放送されない場面でも変わりはなかった。」「絶え間なく作品に出演しているが、一切、偉ぶらない。こちらは何のストレスもなく、撮影が終了。そのせいか、イベントが終わり出稿する写真を選ぼうとしたら、多すぎてかなり時間がかかったが、“小芝効果”で、気持ちは晴れやかだった。」などと語り、小芝の気配り力に驚いたという。 そんな好感度の高さを見せる小芝は、徐々にCM契約数も増加。やがて、「2021年~2022年の年末年始TV-CMタレントランキング」において、「放送回数」「会社数」が共に2位、さらに「放送回数・女性部門」「急上昇・ブレイク会社数」では共に1位となる。2019年12月、井田ラボラトリーズは『CANMAKE』のメモリアルイヤーを機に小芝をイメージモデルに起用。「キャンメイクの商品は以前からすごく使っていたので、今回イメージモデルに選んでいただけて本当に本当に嬉しいです」と語る小芝だが、井田ラボラトリーズが「2020年、生誕35周年を記念として掲げたCANMAKEのブランドイメージ『かわいい!に出会える』をコンセプトにした世界観を表現するモデルとして、かわいらしさや明るく元気なイメージはもちろん、演技力の高さによって当社ブランドの商品に込めた思いが、より幅広いお客様への認知拡大につながることを期待しています」と表明する起用理由の通り、彼女のSNSを通じたメイク&ファッションの発信も注目されることに。 2021年4月には日本コカ・コーラも開発に約3年を要したむぎ茶飲料の新商品「やかんの麦茶 from 一(はじめ)」のCMキャラクターに小芝を起用。その際、日本コカ・コーラの竹井仁美担当マネジャーは「便利で簡単なものがあふれかえる現代に“ひと手間”かけた麦茶で、人の温もりを感じてもらい、やすらいだ気持ちになってもらえる世界観を伝えていきたい。そのような視点で『やかんの麦茶』がターゲットとしている20代から40代くらいまでの多くの方に愛されるキャラクターとして小芝さんが適切」などと述べ、小芝の起用はむぎ茶飲料市場でこれまであまり行われてこなかった情緒的価値の訴求と直結すると語る。PRイベントにはスピードワゴンの2人とともに登壇。このとき小沢は、小芝の人柄について「この人、すごくいいコなんです。昔さ、湘南を10km歩くロケをやったんだけど、ずっとニコニコしてるの。僕なんか愚痴しか言わないのに......」と過去の共演エピソードを語る。そんな小芝が出演する「やかんの麦茶」のCMは高い共感を集め、ブランドのメインアイテムである650mlPETが発売から3週間で販売本数1000万本を突破。5月の清涼飲料POS分析で6位にランクイン。5週以内の発売品では首位をマークと好スタートを切る。そして、発売から2ヵ月で出荷本数5,000万本、約半年間で2億本を突破。このような清涼飲料市場のお茶カテゴリーをけん引する大ヒットに、日本コカ・コーラの山腰欣吾マーケティング本部止渇系無糖茶・機能性茶・紅茶事業部部長は「気温が下がった10月以降も、その勢いは継続している。特にやかんで煮出した麦茶の飲用体験が少ないとみられる20~40代のお客様の比率が高く、麦茶飲料市場の活性化に大きく貢献した」「昨年の飲料市場における新製品として最大級のヒットになった」などと語り胸を張ったとのこと。さらに、翌年3月には「やかんの麦茶」は発売から11ヶ月で累計出荷本数3億本を突破。これは、過去10年間で発売されたコカ・コーラ社の新製品としては最速で、「い・ろ・は・す」「檸檬堂」「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」など数あるヒット商品を上回るペースとなる。そして、ITI(国際味覚審査機構)が実施する国際的な審査会で「優秀味覚賞」も受賞すると、日本コカ・コーラは発売から1年の2022年4月に新たなパッケージデザインでリニューアルを断行。小芝は引き続き麦茶屋の店主役として、リニューアル発売に合わせて放送される新CMやデジタル広告、SNSキャンペーンなどにも起用される。また、小芝は「紅茶花伝」ブランドの新商品「紅茶花伝 クラフティー 贅沢しぼりレモンティー」のCMにも2021年10月から起用されるのだが、この市場投入が紅茶ブランド全体の伸長に寄与。2020年と比べて2桁近くの成長を見せると、小芝はさらに翌2022年3月の「紅茶花伝」ブランド誕生30周年を記念したリニューアル発売の新キャンペーンにも抜擢されることに。 フィギュアスケートの練習に「おやつとしてお供に持っていました」「好きな味はピーナッツ」「味のバリエーションがあるので母とは違う味を買い、2枚入りの片方を交換して楽しんでいた」などと話すのは山崎製パンの「ランチパック」。2022年1月からはその「ランチパック」のCMにも採用され、新作ランチパックのプロデュースもする小芝だが、選手時代から今も変わらず自身の支えとなっている母の金言について「“夢に向かって努力すること、夢をあきらめないこと、成功した自分を想像すること”。この3つは母からの言葉で、自分の座右の銘にしています」「努力って、ちゃんと明確な目標が想像できないと、続けるのが難しいじゃないですか。だから、すごく基礎的なことだと思うんですけど。母から教わったこの『三つの言葉』は、忘れちゃいけないなって、ずっと思ってます」などと述べ、特に3つ目の金言が「いちばん好き」で「お芝居に正解はないので、何をもって成功なのか難しい部分もありますが、私にとっては、頑張る理由を明確にしてくれる言葉だと思っています」と語る。芸能界入りに際して母親、妹とともに上京。「母は私にスケートを続けてほしかったんですけど、『それでもあなたが女優を頑張るって言うなら応援してあげる』と言って、全く知り合いのいない東京に一緒に上京してくれて。寂しい思いをさせてしまうことも多いんですけど、朝早くから仕事があったら『行ってらっしゃい』と見送ってくれて、遅く帰ってきたときも『おかえり』って迎えてくれて、本当に支えられています」と語る小芝だが、一緒にお酒を飲み相談ごとは「全部一番に話しています」という母には、「産んでくれてありがとう」「ママがママで良かった」などと日頃から直接伝えているという。3人姉妹の真ん中で、姉とは一回り離れていて姪が1人。小学校6年生の時に叔母になったという小芝。妹とは5歳離れており、朝いつも小芝を起こしてくれるのだそうだが、妹が投げ出し放置していたアコースティックギターを自分のものにして練習を始めるなど姉らしい一面も見せ、「動画で弾き方を学んで、最新の曲を弾くこともあれば甲斐バンドさんの曲などを弾くことも。集中すると2時間くらい弾き続けていて、手が痛くなってようやく我に返ります」と笑う。そんな甲斐バンドへの想いも自身のラジオ番組などで語っていた小芝だが、そのことを知った甲斐よしひろからギターをプレゼントされると、早速そのギターを使った弾き語り動画をネットに披露しその腕前が反響を呼ぶ。さらに2020年6月放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ)でサプライズゲストとして登場した甲斐と初対面を果たし、そこで『安奈』のオリジナル楽譜とフォトブックをサイン入りでプレゼントされると「(小芝家の)家宝にします」と歓喜のあまり号泣した。 「夢を叶える秘訣は?」との問いに「言葉にしてみること!」と答える小芝。実現するためにノートに「書く」ことを大切にしており、20歳の時には25歳までの目標を立てたとのことで、「ある目標を書いたら、それが実現できたんです。実現がちょっと難しくても、やりたいことは書くようにしています」と語る。「23歳の恋愛・結婚観は?」との問いには「27、28歳くらいに結婚して、1、2年は夫婦ふたりで出かけたり、旅行をしたい。30、31歳で出産。子どもは2人。できれば男の子と女の子が欲しいです。」と答え、「男性を惑わすというよりは女性も憧れるような色気が欲しい(笑)。」「活発さが強過ぎるのかなって思います。イベントや握手会でファンの方たちとお話しする機会があるんですけど『イメージと違う』って言われることが多いんです。黙っていると大人しくて清楚なイメージがあるみたいで…。」「いい意味でのギャップだと信じたいです(笑)。今23歳なので、これから年齢を重ねてすてきな大人の女性になれたらいいなと思っています。」などと語る。また「家系的に男運がない」と打ち明けることもある小芝だが、子育てしながらも仕事は続けたいといい、「自分の家族にも、旦那さんや旦那さんのご家族にも、子育ては協力してほしいと思いますね。甘える気満々です!」と話す。昨年はラジオ番組「こどもに読んでもらいたい本を声に出して読んでみた」(ニッポン放送)で児童書の朗読に挑戦したが、「絵本を読むことが楽しいと知りました。自分の子供ができたら感情を入れて読み聞かせできたらいいなと思っています」と夢を膨らませる。読書傾向については、自身の母親との親密な関係からか、反対に主人公の母親に問題があって影があったり闇があったり恐怖があったりするミステリー物に惹かれ、そんな小説に登場するような「すごく怖くて二面性のある」猟奇的な役をやりたいという。一方、ファンタジー系も好きで「人生で印象に残った一冊」として、ガブリエル・ゼヴィン『天国からはじまる物語』を挙げている。 プライベートでは家族でキャンプに出かけたりするというが、基本インドア派であり、「ほとんど家から出ないです。趣味の編み物や刺繍をやったり、愛犬と遊んだり、映画のDVDを観て勉強したりしています」とのこと。しかし、コロナ禍で撮影会が中止となった2020年12月の晴れ着お披露目のインタビューの「自分のことで今年新たに気付いたり発見したことは何かありますか?」との質問には「私は、休日も1日中家から出ない事も多々あり、インドアだと思っていたのですが、自粛期間で全く人と会えなくなった時に、『私は仕事で外に出て、いろいろな人と話せてるからこそ、お家が好きなんだ。ずっとお家は性に合っていないんだ』と気付きました(笑)」と回答。ドラマ『美食探偵 明智五郎』の移動弁当屋の店主役での車の運転シーンを想定して、2019年11月から1ヶ月半ほど教習所に通い運転免許を取得したのだが、作中で実際に運転するシーンは1回のみ(運転席に座るシーン自体は多数ある)。現在も「都内は怖いのでプライベートでも全然運転していません」というが、「いつか、キャンプ道具をいっぱい積める大きくて格好いい車が欲しいです」とも語っている。また、料理のシーンについては「お弁当を詰めることはありますけど、料理をするシーンは多くないです。プライベートで多少は料理をするので、そこは練習しなくても大丈夫かなと思います」と述べ得意料理に四川風麻婆豆腐とエビチリを挙げる。そして、ドラマ『彼女はキレイだった』の取材会では「私、エビの背わたを取るのが好きなんです。だから、面倒くさがらずにエビチリ作れます!」と女子力をアピールすることも。 主な交友関係は、学生時代のクラスメイトだった森高愛など。またドラマ共演をきっかけとして、倉科カナ、木南晴夏、柳生みゆなど、少し年上の女優からも可愛がられている。愛犬の名は小太郎、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルのオスである。
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