エピソード主人公とは? わかりやすく解説

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エピソード主人公

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 15:12 UTC 版)

ベルサイユのばら」の記事における「エピソード主人公」の解説

オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ エピソード7主人公本編同様にストーリー登場するが、途中で自身でも気づかぬ本心暴く姉上似た少女」が絡む。実は、父レニエにより男性・軍人として人生強制され疑いもなく生きているつもりで血を吐くような思い諦めた願望化身であり、真夜中結婚式、子を儲け等々普通に女性として育てられたならば手にしていた筈のものを見せつけられる諦めた結果ではなく自ら選び取った道を歩んでいると父親告げるが、もう1人女性として分身突きつけられた叶わぬ願望数々心の奥底封印していた。姉に似た貴族少女がつき纏っていると思い込んでいたとはいえ相手を「お前」と呼んで貴婦人対す礼儀欠落しており、職場放棄判断され咎められたかもしれぬ行動取っていた。同い年フェルゼンに対して若造呼ばわりする初対面も本編と同様だったバスティーユ戦闘戦死したが、本編アランロザリー介抱されてバスティーユ牢獄白旗挙がるのを見て満足した最期だったのとは異なり臨終言葉フランスばんざい」は同じものの単独血まみれになって路面倒れアラン衛兵隊員ロザリーの姿はなく、狙撃され倒れた際にうつ伏せだったので表情確認できなかった。 ほとんどのエピソード登場する過去回想シーンのみ登場エピソード2で5歳の時から剣を腰に帯びて育ったジェローデル語り、本来なら入隊資格15歳ところを11歳近衛隊に入隊しており、フランスオーストリア同盟の締結及び王太子ルイ・オーギュストルイ16世)とオーストリア皇女マリー・アントワネット婚姻進められていた頃、近衛隊に正式入隊する前に15年前にポンパドゥール夫人提案創設されパリ王立陸軍士官学校将来部下となる士官候補生直に接して彼らが何を考え暮らしているかを学べアンドレ護衛付き入学したエピソード5では最初で最後の「ウェディングドレス」としてオダリスク風(トルコ後宮)の白いドレスを纏った姿が描かれた。エピソード6で、そのミドルネーム領地ポーランド国王スタニスワフ譲渡させたことに罪の意識を持つ父レニエロレーヌ公フランソワの名を付けたのだった生まれたばかりの赤ちゃんとして登場したエピソード8ではロザリーとジャルジェ将軍回想の中で、「首飾り事件」や黒い騎士出現近衛続けることに疑問抱き終生忠誠を誓うも王妃とは道を分かたれフランス衛兵隊移り王室に背く道を進み運命の時を迎えたアンドレ・グランディエ エピソード1主人公ジャルジェ家領地で育つも母親死別した8歳の姿が描かれ幼馴染クリスティーヌ涙ながらに別れを惜しむ中で「ママン死んでしまったから、肉親はお邸勤めおばあちゃんだけになってしまった。」と語った父親のことには本編同様に触れていない。殆どのエピソード登場する過去回想シーンのみ登場幼馴染少女と仲が良かったことが明らかになり、数年後、彼女と気づかぬまま再会した。彼女を見て驚いたような表現はあったが、それが幼馴染少女だと気づいてのことなのか美しい女性を見てのことなのかはわからない。主にクリスティーヌ視点物語進んで自身心情描かれることはなかった。エピソード7では本編同様にストーリー登場して謎の少女動揺して持ち場離れるオスカルを捜したり、彼女の懊悩理解できてもどうすることも出来ない憂愁の色を浮かべたエピソード8時計師ブレゲがジャルジェ将軍注文時計届けた際、反王室思想持ち主マラー交流があることをオスカル説明したフローリアン・F・ド・ジェローデル エピソード2、エピソード5主人公本編オスカルを「マドモアゼル」「シルフィード」と呼んだ唯一の人物2話ではフローリアンというファーストネーム呼ばれオスカル年齢11歳1つ差で登場する。『外伝』からジャルジェ家は6人の子全員手元育ているのに対しフローリアン10年田舎里親元に放置されていた。実家戻った際、そばかすが浮くくらい日焼けしていた。エピソード2の終わり子供のころ敵愾心抱いたオスカル対す感情変化があり、エピソード5以降変わっていない。エピソード5では前述フルネーム公開フェルゼンのために最初で最後ドレス着たオスカル見て気がつかなかった反面フェルゼンマリー・アントワネット橋渡し役をしていたフェルゼンの妹ソフィア助けるために衛兵の前で口づけをしたふりをし難を逃れたが、宮廷内のになってしまった。以降フローリアン視点本編同様に進み平民議員排除オスカル説得思い留まる命令背いたことで官位剥奪の上営倉入り処された。その間バスティーユ襲撃事件起き愛すオスカル戦死して自身だけ生き延びてしまったと苦しむ。それらをソフィア語り故国フランス旅立って消息絶えたところで終わっている。スウェーデンの彼女の家から去る時、今度会う時はあの時のような突然の口づけではなく普通にして宜しいかと尋ねソフィア頷いて受諾している。 エピソード9ロザリーフランソワを影から助け春になるまで別荘に匿った。30代にしか見えずオスカルとほぼ同年齢のフローリアンバスティーユ襲撃より15年後も生きているとすれば50近くになるため、あまりに若すぎる外見ロザリー瓜二つ別人かと混乱したが、1793年パリに戻るも英国亡命し各地転々とした際に「包まれバラ咲き乱れる谷間」 に迷い込み永遠の時を生きる不思議な一族」の美し兄妹出会って一族迎えられ自身も「時を超えて生きる存在になったのだったハンス・アクセル・フォン・フェルゼン エピソード3の主人公フランス革命を潰すべくヨーロッパ各国結束のため、ウィーン駐在スウェーデン大使として赴いたオーストリア宮殿初め会った時のマリー・アントワネット瓜二つマリー・テレーズ再会する。かなり鈍感エピソード5にも登場し、妹とジェローデル同志的な関係とジェローデルオスカル求婚して断られたのではなく身を引いたことを知らず世間流布する「ふられた」という噂を笑いながらソフィア語った自身のためにドレス着たことでオスカル片想い知ったジェローデル睨まれたり、アントワネット以外に目を向ければと、暗にオスカル想い語ったソフィア心情にも気づかなかった。その後本編同様に進む。エピソード7にも登場する本編同様に進む。 エピソード9で、アントワネット処刑されたことで「生ける死人」と妹ソフィア評され無口厳格な人物となって保守的貴族寄り政策取り評判低下するばかりとなる。王制廃止民主共和制への移行を急ぐ一派新聞使ってグスタフ4世追放発展したクーデターデンマークから迎えられ皇太子カール・アウグスト事故死見せかけ暗殺黒幕であり、自身スウェーデン王位に就き戦争引き起こして王妃マリー・アントワネット処刑したフランス国民復讐企んでいる。」と噂を流して民衆煽動したため、1810年6月20日近衛連隊にすら皇太子暗殺首謀者だと看做され、民衆撲殺された。アントワネット失った日から、死を待ち望んでいたことが日記から明らかになるアラン・ド・ソワソン エピソード4主人公。妹ディアンヌを裏切った婚約者男性殺そうとするが、アンドレ言葉と元婚約者乗り換えた身重の妻シュザンヌの命を賭した行動断念したベルナール同様に過去偏見憎悪から脱皮できていない。『栄光のナポレオン-エロイカ』でナポレオン彼のポーリーヌとの結婚勧められても断りロザリーカトリーヌ似合いだと勝手に想像膨らませるも「一生分の片想い」をオスカル抱いたから駄目だとベルナール語った通り、殆ど色恋沙汰とは無縁だった。タレイランの妻となったことで失恋したカトリーヌには彼女がシャトレ家に同居していた独身ころから心が傾いてたが、自身でも予想だにしない程に出遅れた」と思うほどに失恋ショック大きかったカトリーヌ行動不審を抱くことはあったが、彼女がフーシェスパイ演じたばかりか王党派革命ジャコバン派深く憎悪していたことは最後まで気づかなかった。 エピソード9で『栄光ナポレオン~』と同じくナポレオン暗殺計画実行するが、事前に連絡もなくブーローニュ駐屯部隊パリ入城したことに疑問抱いた兵士参謀本部問い合わせたことで計画露見し暗殺失敗して逃亡しようとするも立ち去らずに留まっていベルナールと共に射殺された。そのため、妻子のある身で計画参加したベルナール気遣いロザリーフランソワの許にベルナール戻そうとするも叶わなかった。 ガルティエ エピソード6主人公1人オスカルの父レニエ・ド・ジャルジェ主君ルイ15世の命により、ロレーヌ公国クレメンス王子交渉すべく密使として訪れたガルティエ偽名ロレーヌ公国小国呼び、それでも美し田園風景国王陛下固執するのもわかると感嘆した写生から帰る途上ジョルジェット惹かれクレメンス死去騒然となる教会で彼女に声をかけるが、交渉相手失いオーストリアクレメンスの弟フランソワ手を伸ばすだろうと推測するジョルジェット描いたガルティエの絵を見たジョルジェット付き小間使いリュシールからは「美し貴公子」と評される当初ジョルジェットとの結婚は彼女の素性知らなかったことでルイ15世許されなかったが、じいを蒼白にさせてまで主君逆らってでも彼女と結婚式強行しようと暴走するほどの激情家だった。ロレーヌ公フランソワオーストリア皇女マリア・テレジア結婚認め代わりにロレーヌ公国統治権譲渡せよとの主君横槍亡きクレメンス代わりにロレーヌ公国を継ぐと共にマリア・テレジア婚約者となったフランソワ伝え、それを承諾させて故国捨てさせたことは心の深い部分罪の意識となって刻まれていたため、最後の子供となる末娘の6女オスカルミドルネームフランソワ命名した。次こそは男児をと望みをかけるも呪われた女系図と呼ばれる様を証明して6人全員女児であったため、遂に諦めと共に元気の良い末娘男名前を付けて跡継ぎにすることに決めた。しかし、だいぶ前からジョルジェットの体にこれ以上妊娠・出産負担をかけることはやめるようにと主治医警告されていたこともオスカル子作り打ち止めにした理由である。 エピソード2 - 4、7に登場しエピソード2ではオスカルアンドレ10代前半の子供ゆえに若い姿で登場し士官学校将来部下心理学べ命じたエピソード3ではフェルゼンエピソード4ではアラン言葉を交わしている。アランに対して自身と娘は選ぶ道が違うと告げたエピソード6青年時代の恋が描かれた。エピソード7では本編同様にストーリー登場するエピソード8では、アントワネット遺品携えたロザリー訪問受けて当時振り返る。アントワネット脱出させるだけで精一杯ながらも逃亡計画提案するが、彼女が母親であるがゆえに断られ涙ながらに諦めた際、ロザリーから王妃ブレゲ時計望んでいることを相談されて妻の形見時計を彼女を介して届けのだったジョルジェット エピソード6のもう1人主人公。後のジャルジェ夫人オスカルの母。フルネーム不明ロレーヌ公国の貧乏貴族娘。ガルティエからの感想は「清楚知的」な女性絵を描くのが好きで母親によればラ・トゥール家の血筋ゆえとのことだが、何かにつけのめり込みやすい性格資産家との縁談により援助を得るか曾祖父の絵を売るかの二者択一迫られるほどの生家窮状知り強く惹かれる青年ガルティエ対す想い諦めて資産家ウリアス嫁ぐ決意固める。それでもガルティエ再会して操を捧げてしまい、長女オルタンスを身籠った。貧乏貴族ゆえに当初ルイ15世結婚を許さなかったが、曾祖父ジョルジュ・ド・ラ・トゥールルイ13世御世宮廷画家として功績認められ貴族称号与えられたことが顔も覚えていない亡きの手ほどきを受けた画家証言明らかになり婚前交渉によるできちゃった結婚ながら正式に結婚することが出来た。まだガルティエという偽名しか知らなかった頃、もう1度会えるならば一番大切な絵筆捨てるという誓いを神に立てたため、会えたばかり結婚まで出来たので綺麗さっぱり絵を描くことは捨てた。『Kids』の担当編集者が「名前が定かでない」と記述 されていたが、『新』命名された。 エピソード2 - 4、8に登場するが、名前やその後のことが語られる程度オスカル死後1791年末娘失った悲しみから立ち直れずに他界したことが夫レニエの口より明らかになった。夫とのなれ初めエピソード6に。フランス貴族ではなくロレーヌ出身の貧乏貴族令嬢エピソード8では、結婚45周年に、夫レニエ知人から安く譲られ試作品とはいえ王妃オルレアン公手にする時計師ブレゲ懐中時計贈られるマリー・アントワネット エピソード8主人公黒い騎士暗躍始めた頃、ジャンヌ引き起こした首飾り事件」で彼女のデマ真に受けた民衆自身敗北喜び事実無根であるにも関わらず深く憎悪されていることを知りショックを受ける。時計師ブレゲ懐中時計魅了され当時で最高とされる機能全部備えた懐中時計作って欲しいと依頼しルイ16世刑死後、残された家族引き離されコンシェルジュリー牢獄移され再会したロザリー世話を受けながら自身死刑判決が下るのは時間の問題だったある日革命委員会より差し入れ希望尋ねられ下着細々とした物を入れる箱の他に「ブレゲ時計を」と答える。誰のものとは知る由もなかったが、ロザリーから渡され懐中時計時を刻む音に慰められながら死を迎えた。 殆どのエピソード登場する過去回想シーンのみ登場エピソード6で、父が母との結婚泣く泣く手放したロレーヌ公国の名を受け継いでいることが明らかにエピソード7では本編同様に登場するロザリー・シャトレ エピソード9主人公ベルナールの妻。旧姓は「ラ・モリエール」。ヴァンドーム広場にある洋裁店「ギナン商会」でお針子として働いている。異母ジャンヌ・バロア同様に王朝バロア王朝の末裔であるサン・レミー男爵落胤であり、15歳の頃ポリニャック伯夫人母として生を受けた。同じ父親を持つ異母ジャンヌ実母ラ・モリエールに育てられる同性女性知りつつオスカル恋い慕うが、軍人として生きる男装の麗人でも恋に破れたこともあった女性ゆえにオスカル拒まれ想い叶うことなく黒い騎士事件再会したオスカル曰くマザコン」のベルナール結ばれた革命勃発してオスカルアンドレ戦死した年、息子フランソワ出産した逃亡失敗してコンシェルジュリー牢獄で死を待つばかりの王妃マリー・アントワネット世話をし、相次いで処刑され国王夫妻遺品をジャルジェ将軍渡した。『栄光のナポレオン-エロイカ』とリンクしエピソード9ベルナールアランナポレオン暗殺未遂事件決行した時であり、ナポレオン権力握りつつあるフランス憂えるベルナール将軍抜擢されながらも革命守ろうとしたアラン・ド・ソワソンナポレオン暗殺決意した際、常とは異な様子ベルナール見て不安に苛まれるが、彼の指示従い密かに愛息フランソワと共にスウェーデン大使館の元大蔵大臣ジャック・ネッケルの娘スタール夫人の手配によりスイスコペにある別荘目指し、彼女の夫であるスタールホルシュタイン男爵のいるスウェーデンに亡命すべく夜陰乗じてパリ出立した。門を閉じ時間に間に合わずに開くのは翌朝5時と言われ立ち往生するが、暗殺に向かう途中アラン助け舟パリ脱出成功したその後パリから2日の距離にある宿屋2人の死と御者失踪知り愕然となる。誰も彼も自身置き去りに逝ってしまい、それでも春風のような微笑浮かべねばならないのかと悲しみのあまり自暴自棄なりかけるが、フランソワ存在で立ち上がる気力取り戻して出立するその際物音に気づいた客と様子を見に来た仲間何者かに倒されスタール夫人別荘でも落ち着くことも叶わずに懸賞金に目が眩んだ別荘使用人村人追われる途上馬車乗せられ宿屋でも別荘でも助けてくれたのが年齢的に自身の知る「フローリアン・F・ジェローデル」によく似ていながら別人ではないか混乱するが、スウェーデンに亡命して6年経てフェルゼン暗殺事件後ソフィアよりフローリアン不思議な体験聞くグスタフ4世追放劇の黒幕フェルゼンではとの噂をフランソワから聞いた際、民衆恨んでいても自身権力を掴むために主君陥れる人物ではないと反論した。時は流れフランソワ見守られながら眠るように他界したコミックス化の際、オスカル1世のことが語られ臨終シーン次にパリ石畳の道で夫ベルナールと寄り添う姿が加筆された。 エピソード4エピソード7エピソード8にも登場した革命亡命貴族狩りが目立つ中でベルナールの口から「ローランシー」の名前が出てル・ルー案じるエピソード7では本編同様に登場するエピソード8では潜伏中のジャルジェ将軍の許を訪れ自身黒い騎士ベルナール結婚したことを明かすもジャルジェ将軍に驚く様子はなかった。2人当時振り返るという形で物語進行したベルナールアランの死を知った時、その話をしていた宿泊客によればベルナールが「黒い騎士」だったことは周知の事実だった。

※この「エピソード主人公」の解説は、「ベルサイユのばら」の解説の一部です。
「エピソード主人公」を含む「ベルサイユのばら」の記事については、「ベルサイユのばら」の概要を参照ください。

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