クレメンス

実用日本語表現辞典

クレメンス

ネットスラングとしての「クレメンス」の意味

インターネットスラングとして「～してクレメンス」という場合のクレメンスは、「くれ」に引っ掛けた駄洒落。意味は「くれ」と一緒。「くれ」は、一般動詞と併用されて《要望》や《願望》の意味合いを示す補助動詞である。

用例

• 教えてクレメンス
• 許してクレメンス
• 成仏してクレメンス
  

ネットスラングとしての「クレメンス」の由来

「～してクレメンス」という表現の語源・由来としては、アメリカ大リーグを代表する投手の一人、ロジャー・クレメンス（Roger Clemens）の名にちなむ、というのが定説とされている。

人名の「クレメンス」について

そもそも「クレメンス」は西欧の男性名である。英語では Clemens もしくは Klemens と綴る。フランス語のクレマン（Clément）に対応する。ギリシアの教父、ローマの司教、およびローマ教皇の名として知られる。現代でも男性名として一般的な名である。

（2020年11月20日更新）

デジタル大辞泉

クレメンス【Clemens】

読み方：くれめんす

ローマ教皇17人の名。

（5世）［1264〜1314］在位1305〜1314。フランス王フィリップ4世に屈服し、教皇庁をアビニョンに移した。アビニョン捕囚の最初の教皇。

（7世）［1478〜1534］在位1523〜1534。メディチ家の出身。神聖ローマ皇帝カール5世に対抗し、ローマを奪われたが、のち和解。イギリス王ヘンリー8世の離婚に反対し、イギリス教会のローマからの分離を招いた。イタリア‐ルネサンス運動を保護、文芸を奨励した。

世界宗教用語大事典

クレメンス 【Clemens】

①ギリシア教父。アテナイの生まれといい、アレクサンドリア教理学校学頭のあとを継いだが迫害で追われ、カッパドキアで没。広いギリシア的教養を生かし、知識人にキリスト教を弁論した。著『ギリシア人への勧告』他。（一五〇頃～二一五頃）②ローマ司教。ローマからコリント教会にあてた「クレメンスの第一の手紙」の著者。この手紙は一世紀末のキリスト教会の状況を伝える。第二の手紙は偽書とされる。（三〇頃～一〇一頃）

外国人名読み方字典

クレメンス

名前 Clemence； Clemens； Clement； Klemens； Klēmēs

ウィキペディア

クレメンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/06 03:14 UTC 版)

クレメンス（Clemens, Klemens）は、ヨーロッパ系の男性名、姓。ラテン語の男性名を起源とし、「慈悲深い」の意味を持つ。対応するギリシア語名Κλήμηςを(古典式の)発音に基づいて片仮名表記すれば「クレメース」であるがこちらも慣用的に元のラテン語名と同じく「クレメンス」と片仮名表記される^[1]。クレメント、クレメンテなどに相当する（相当する各国語の表記については後述）。

姓

• アデレイド・クレメンス - オーストラリアの女優。
• クリスティアン・クレメンス - ドイツのサッカー選手。
• サミュエル・クレメンス - アメリカ合衆国の作家マーク・トウェインの本名。
• ジェラルド・クレメンス - アメリカの天文学者。
  • 小惑星「クレメンス」の名は彼にちなむ。
• ポール・クレメンス - アメリカの野球選手。
• レイ・クレメンス - イングランドの元サッカー選手。
• ロジャー・クレメンス - メジャーリーグ選手。

名

• アレクサンドリアのクレメンス - 初期キリスト教神学者。
• オフリドのクレメンス（オフリドのクリメント） - オフリドの主教。
• クレメンス・アウグスト・フォン・ドロステ＝フィシェリング - ケルン大司教。
• クレメンス・アウグスト・フォン・バイエルン - ケルン大司教・選帝侯。
• クレメンス・ヴィルヘルム・ヤーコプ・メッケル - プロイセン王国・ドイツ帝国の軍人。
• クレメンス・ヴィンクラー - ドイツの化学者。
• クレメンス・クラウス - オーストリアの指揮者。ニューイヤーコンサートの創始者。
• クレメンス・ダヒンデン - スイスのヴァイオリニスト、指揮者。
• クレメンス・ノン・パパ - ルネサンス盛期のフランドル楽派の作曲家。
• クレメンス・フォン・メッテルニヒ - オーストリアの政治家。
• クレメンス・フランツ・デ・パウラ・フォン・バイエルン - バイエルン選帝侯家の公子。
• クレメンス・フリッツ - ドイツのサッカー選手。
• クレメンス・ブルマー - ドイツのフィギュアスケート選手。
• クレメンス・ブレンターノ - ドイツの詩人。
• クレメンス・ヘルスベルク - オーストリアのヴァイオリニスト。
• クレメンス・マリア・ツー・テーリンク＝イェッテンバッハ - バイエルン王国の貴族。
• クレメンス・ヨナス - オーストリアのフィギュアスケート選手。
• クレメンス (お笑いコンビ) - 広島ローカルで活動しているお笑い芸人コンビ。

ローマ教皇

• クレメンス1世 (ローマ教皇)
• クレメンス2世 (ローマ教皇)
• クレメンス3世 (ローマ教皇)
• クレメンス4世 (ローマ教皇)
• クレメンス5世 (ローマ教皇)
• クレメンス6世 (ローマ教皇)
• クレメンス7世 (ローマ教皇)
• クレメンス8世 (ローマ教皇)
• クレメンス9世 (ローマ教皇)
• クレメンス10世 (ローマ教皇)
• クレメンス11世 (ローマ教皇)
• クレメンス12世 (ローマ教皇)
• クレメンス13世 (ローマ教皇)
• クレメンス14世 (ローマ教皇)
• 対立教皇
  • クレメンス3世 (対立教皇)
  • クレメンス7世 (対立教皇)
  • クレメンス8世 (対立教皇)

相当する各言語表記

• クレメント（英語・ルーマニア語: Clement）
• クレマン（フランス語: Clément）
• クレメンテ（ラテン系: Clemente）
• クレメンティ（イタリア語: Clementi）
• クリメント（スラヴ系: Климент）
• ケレメン（ハンガリー語：Kelemen）

脚注

1. ^ 田川建三『書物としての新約聖書』勁草書房、ISBN:978-4-326-10113-9、p148

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クレメンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/09/09 15:12 UTC 版)

「パレドゥレーヌ」の記事における「クレメンス」の解説

27歳。184cm。

クレメンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/18 15:07 UTC 版)

「医龍-Team Medical Dragon-」の記事における「クレメンス」の解説

バウマンと同時期に国立が呼び寄せた世界的な医師で、かつては加藤と同じチームのNGOに所属し医療支援活動を行っていた。加藤は彼から朝田の評判を聞きつけ、その腕前を間近で見たことで、帰国後に朝田をスカウトすると決意する。バチスタチームの腕前をその目で見たことで、加藤の組閣力、医師を辞めていたはずの朝田の腕の冴え、そして伊集院の類稀なる才能に着目。とりわけ伊集院に関しては、「アメリカに留学させ、本格的な指導を受けさせれば素晴らしい医師となるだろう」と高く評価している。

クレメンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/05/10 03:32 UTC 版)

「この私、クラウディウス」の記事における「クレメンス」の解説

ポストゥムスの解放奴隷。ポストゥムスの追放後、真相を知ったアウグストゥスがプラナシア島へ渡った際同行し、アウグストゥスによって公にポストゥムスの名誉が回復されるまでの間、島に残りポストゥムスの影武者を務めた。その後ポストゥムスが公的に許される前にアウグストゥスは暗殺され、入れ替わっていたことを知らないクリスプスによってポストゥムスとして殺された。

クレメンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/02/18 18:26 UTC 版)

「炎人」の記事における「クレメンス」の解説

神父。煌が頭の上がらない相手。クエンティンに水嶋母子を悪魔から解き放つよう仕事を依頼した。