ラトゥール


山羊のチーズは春から初夏が旬!
チーズの旬というのは、ミルクのシーズンが決め手。つまり、原料であるミルクが一番美味しい時期に作られたものが旬のチーズというわけです。
例えばカマンベールでは、干草を食べた冬のミルクで作ったチーズより、おいしい牧草を食べた春や夏のチーズの方が、ミルクにコクがあっておいしいといわれます。カマンベールは1ヶ月ほど熟成させるので、ミルクの時期に1ヶ月プラスして、春の終わりから晩秋が旬ということになります。
中でも、特に旬がはっきりしているのは山羊乳チーズ(シェーブル)。
一年を通して長い期間ミルクの出る牛と違い、山羊の泌乳期間は短いんです。
山羊の出産時期は春先で、ミルクが出るのは春から秋の間だけ。秋に再び身ごもるとミルクが出なくなり、シェーブルのシーズンは終わりとなります。
最近では出産時期を調節したり、ミルクを冷凍したりして、一年中シェーブルチーズが食べられるようになりましたが、やっぱり自然のサイクルでできた旬のチーズは格別。特に、フレッシュ・シェーブルは春から初夏のものが一番!この時期は、柔らかな草が生え、草の花咲く頃。牧草のおいしさはミルクのおいしさになり、そしてチーズに。目を閉じればみずみずしい牧草が浮かぶような、そんな味わいのフレッシュチーズになります。
山羊乳で作るチーズというと、「臭い」、「通向け」と敬遠されがちですが、実はそれほど臭くもキツくもありません。特に熟成の若いうちは、さわやかな酸味があり、さらりとして後味もさっぱり。熟成したカマンベールより、ずっとやさしい味わいなんです。しかも、山羊乳は体に優しいと、最近話題の食材。母乳の成分に一番近く、栄養豊富で脂肪分は少なめ、しかも消化吸収がいいので、フランスでは離乳食に使われるほど。
それでもクセが気になるという方は、牛乳や羊乳を混ぜた混合乳チーズはいかがでしょう。
ラトゥールは3種のミルクを使ったチーズ。山羊乳のさわやかさや牛乳のミルキーさ、羊乳の甘みとコクが混ざり合い、それはおいしいハーモニーに。若いうちは酸味のあるさっぱりした味、熟成すると、とろりと流れるほどクリーミーになるのが魅力。濃厚すぎず、軽い酸味で上品な後味なのは山羊乳が入っているから。スプーンですくってお召し上がりください。
ラトゥール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/25 17:59 UTC 版)
ラトゥール、またはラ・トゥール(La Tour、Latour)は、フランス語圏の地名、また姓。
地名
フランスのコミューン。
- ラ・トゥール=デーグ - ヴォクリーズ県のコミューン。
- ラ・トゥール=デュ=パン - イーゼル県のコミューン。
- ラ・トゥール=ドーヴェルニュ - ピュイ=ド=ドーム県のコミューン。
- ラトゥール=ドゥ=カロル - ピレネー=オリアンタル県のコミューン。
その他
姓
- ラ・トゥール・ドーヴェルニュ家 - フランス貴族の家系。
- 個別人物記事はCategory:ラ・トゥール・ドーヴェルニュ家を参照。
- ジョルジュ・ド・ラ・トゥール - フランスの画家。
- ピエール・ラトゥール - フランスの自転車ロードレース選手。
- ブルーノ・ラトゥール - フランスの哲学者、人類学者、社会学者。
- ホセ・ラトゥール - キューバ出身の推理作家。
- アンリ・ファンタン=ラトゥール - フランスの画家、版画家。
- ジャン=バティスト・レシェノー・ド・ラ・トゥール - フランスの植物学者。
- モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥール - フランスの画家。
- アンリ・ド・バイエ=ラトゥール - ベルギーの第3代国際オリンピック委員会(IOC)会長。
建物名
- 住友不動産の高級賃貸マンション名に使用されている。
- ラ・トゥール汐留
- セントラルパークタワー・ラ・トゥール新宿
- ラ・トゥール新宿ガーデン
- ラ・トゥール三田
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