宇宙航空研究開発機構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 14:41 UTC 版)
宇宙機の打ち上げ
ここでは、JAXAが開発した宇宙機の打ち上げ、もしくはJAXAの衛星打ち上げロケットによる打ち上げのみを列挙する[14]。H-IIAロケットは13号機から、H-IIBロケットは4号機から打ち上げ業務のほとんどが三菱重工に移管されたが、打ち上げ安全管理業務はJAXAが責任を負う。
名称 | 略字名 | 用途 | 打上ロケット | 打上日 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
光学2号機 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット6号機 | 2003年 | 11月29日 | 打ち上げ失敗によりロケットが指令破壊され衛星を喪失。 | |
レーダ2号機 | ||||||
ひまわり6号 | MTSAT-1R | 運輸多目的衛星 | H-IIAロケット7号機 | 2005年 | 2月26日 | RSCサービス |
すざく | ASTRO-EII | X線天文衛星 | M-Vロケット6号機 | 7月10日 | ISAS(宇宙科学研究本部) | |
きらり | OICETS | 光衛星間通信実験衛星 | ドニエプルロケット | 8月24日 | ||
れいめい | INDEX | 小型科学衛星 | ISAS ピギーバック衛星 | |||
だいち | ALOS | 陸域観測技術衛星 | H-IIAロケット8号機 | 2006年 | 1月24日 | |
ひまわり7号 | MTSAT-2 | 運輸多目的衛星 | H-IIAロケット9号機 | 2月18日 | RSCサービス 初の1か月以内連続打ち上げ。 | |
あかり | ASTRO-F | 赤外線天文衛星 | M-Vロケット8号機 | 2月22日 | ISAS | |
光学2号機 | K2 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット10号機 | 9月11日 | H-IIAロケット6号機の打ち上げ失敗によって失った衛星の代替機。 | |
ひので | SOLAR-B | 太陽観測衛星 | M-Vロケット7号機 | 9月23日 | ISAS | |
大型展開アンテナ 小型・部分モデル2 |
LDREX-2 | 大型展開アンテナの実証試験 | アリアンVロケット | 10月14日 | 相乗り衛星。 | |
きく8号 | ETS-VIII | 技術試験衛星VIII型 | H-IIAロケット11号機 | 12月18日 | 初のH2A204型での打ち上げ。 衛星も5.8トンと過去もっとも重い。 | |
レーダ2号機 | R2 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット12号機 | 2007年 | 2月24日 | H-IIAロケット6号機の打ち上げ失敗によって失った衛星の代替機。 |
光学3号実証機 | K3 | |||||
かぐや | SELENE | 月周回衛星 | H-IIAロケット13号機 | 9月14日 | ||
きずな | WINDS | 超高速インターネット衛星 | H-IIAロケット14号機 | 2008年 | 2月23日 | |
日本実験棟「きぼう」 船内保管室 |
ISS日本実験棟「きぼう」(JEM) の船内保管室 | スペースシャトル・エンデバー号 | 3月11日 | 土井隆雄宇宙飛行士が搭乗し組み立てミッション(1J/A)を行う。STS-123 | ||
日本実験棟「きぼう」 船内実験室/ロボットアーム |
ISS日本実験棟「きぼう」(JEM)の船内実験室とロボットアーム | スペースシャトル・ディスカバリー号 | 6月1日 | 星出彰彦宇宙飛行士が搭乗し組み立てミッション(1J)を行う。STS-124 | ||
いぶき | GOSAT | 温室効果ガス観測技術衛星 | H-IIAロケット15号機 | 2009年 | 1月23日 | 他に学校・企業開発の小型衛星6機相乗り。 |
小型実証衛星1型 | SDS-1 | 技術試験衛星 | ||||
日本実験棟「きぼう」 船外実験プラットフォーム/船外パレット |
ISS日本実験棟「きぼう」(JEM)の船外実験プラットフォームと船外パレット | スペースシャトル・エンデバー号 | 7月16日 | ISS長期滞在中の若田光一宇宙飛行士が組み立てミッション(2J/A)を行う。きぼうの完成。STS-127 | ||
HTV技術実証機 | HTV-1 | 宇宙ステーション補給機(HTV) | H-IIBロケット試験1号機 | 9月11日 | 夜間打ち上げ(2時1分)。 | |
光学3号機 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット16号機 | 11月28日 | 5年の耐用年数の切れる情報収集衛星光学1号機の代替。 | ||
あかつき | PLANET-C | 金星探査衛星 | H-IIAロケット17号機 | 2010年 | 5月21日 | あかつきはISAS PLANET計画。他に大学開発の小型衛星4機相乗り。 |
IKAROS | 小型ソーラー電力セイル実証機 | |||||
みちびき | QZS-1 | 衛星測位システム | H-IIAロケット18号機 | 9月11日 | 準天頂衛星システム計画(QZSS)の初号機。 | |
こうのとり2号機 | HTV-2 | 宇宙ステーション補給機(HTV) | H-IIBロケット2号機 | 2011年 | 1月22日 | |
光学4号機 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット19号機 | 9月23日 | 5年の耐用年数の切れる情報収集衛星光学2号機の代替。 | ||
レーダ3号機 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット20号機 | 12月12日 | |||
しずく | GCOM-W1 | 水循環変動観測衛星 | H-IIAロケット21号機 | 2012年 | 5月18日 | 他にアリラン3号と鳳龍弐号が相乗り。 |
小型実証衛星4型 | SDS-4 | 技術試験衛星 | ||||
こうのとり3号機 | HTV-3 | 宇宙ステーション補給機(HTV) | H-IIBロケット3号機 | 7月21日 | こうのとり3号機の与圧部には5機のCubeSat(日3、米1、米越瑞共同1[15])を搭載。ISSに搬入後、きぼうから軌道へ投入する(参照)。 H-IIBには新型アビオニクス(参照)を初適用。 | |
レーダ4号機 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット22号機 | 2013年 | 1月27日 | ||
光学5号実証機 | 情報収集衛星 | |||||
こうのとり4号機 | HTV-4 | 宇宙ステーション補給機(HTV) | H-IIBロケット4号機 | 8月4日 | こうのとり4号機の与圧部には4機のCubeSat(日越共同1、米3)を搭載。ISSに搬入後、2013年10月から2014年3月にかけて順次きぼうから軌道へ投入する。 4号機からH-IIBの打ち上げ業務が三菱重工に移管された。 | |
ひさき | SPRINT-A | 惑星分光観測衛星 | イプシロンロケット試験機 | 9月14日 | 2度の延期のあとのイプシロンロケットの初打ち上げ。8月22日の打ち上げが信号中継装置の配線誤りにより延期され、再設定された8月27日の打ち上げも、自動点検装置の姿勢制御に関するエラー誤検知により再延期されていた。 | |
全球降水観測主衛星 | GPM | 全球降水観測衛星 | H-IIAロケット23号機 | 2014年 | 2月28日 | 他に大学開発の7機の小型衛星を搭載。 |
だいち2号 | ALOS-2 | 陸域観測技術衛星 | H-IIAロケット24号機 | 5月24日 | 他に大学や企業開発の4機の小型衛星を搭載。 | |
ひまわり8号 | Himawari-8 | 気象衛星 | H-IIAロケット25号機 | 10月7日 | ||
はやぶさ2 | Hayabusa2 | 小惑星探査機 | H-IIAロケット26号機 | 12月3日 | 他に大学開発の3機の小型衛星を搭載。 | |
レーダ予備機 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット27号機 | 2015年 | 2月1日 | ||
光学5号機 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット28号機 | 3月26日 | |||
こうのとり5号機 | HTV-5 | 宇宙ステーション補給機(HTV) | H-IIBロケット5号機 | 8月19日 | こうのとり5号機の与圧部には18機のCubeSat(ブラジル1、日本1、アメリカ合衆国14、デンマーク2)を搭載。 | |
Telstar 12 VANTAGE | カナダのテレサット社の通信放送衛星 | H-IIAロケット29号機 | 11月24日 | 官需衛星への相乗りではない日本初の純粋な商業打ち上げ。基幹ロケット高度化のうち「長秒時慣性航行機能の獲得」を初適用し、ロングコースト静止トランスファ軌道への初打ち上げ。 | ||
ひとみ | ASTRO-H | X線天文衛星 | H-IIAロケット30号機 | 2016年 | 2月17日 | 他に大学と企業開発の3機の小型衛星を搭載。 |
ひまわり9号 | Himawari-9 | 気象衛星 | H-IIAロケット31号機 | 11月2日 | ||
こうのとり6号機 | HTV-6 | 宇宙ステーション補給機(HTV) | H-IIBロケット6号機 | 12月9日 | こうのとり6号機の与圧部には7機のCubeSat(日本7)を搭載。 | |
あらせ | ERG | 小型ジオスペース探査衛星 | イプシロンロケット2号機 | 12月20日 | ||
TRICOM-1 | 超小型実験衛星 | SS-520ロケット4号機 | 2017年 | 1月15日 | 打ち上げ20秒後にテレメータのデータが受信できなくなったため、2段目の点火を取りやめミッションを放棄。世界最小のローンチ・ヴィークルによる打ち上げの試み。 | |
きらめき2号 | DSN-2 | 防衛通信衛星 | H-IIAロケット32号機 | 1月24日 | 防衛省初の独自衛星。整備から運用まで一括してPFI方式で行う。 | |
レーダ5号機 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット33号機 | 3月17日 | |||
みちびき2号機 | QZS-2 | 衛星測位システム | H-IIAロケット34号機 | 6月1日 | 準天頂衛星システム計画(QZSS)の2号機。 | |
みちびき3号機 | QZS-3 | 衛星測位システム | H-IIAロケット35号機 | 8月19日 | 準天頂衛星システム計画(QZSS)の3号機。 | |
みちびき4号機 | QZS-4 | 衛星測位システム | H-IIAロケット36号機 | 10月10日 | 準天頂衛星システム計画(QZSS)の4号機。 | |
しきさい | GCOM-C | 気候変動観測衛星 | H-IIAロケット37号機 | 12月23日 | ||
つばめ | SLATS | 超低高度衛星技術試験機 | ||||
ASNARO-2 | 高性能小型レーダ衛星 | イプシロンロケット3号機 | 2018年 | 1月18日 | ||
たすき | TRICOM-1R | 超小型実験衛星 | SS-520ロケット5号機 | 2月3日 | ||
光学6号機 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット38号機 | 2月27日 | |||
レーダ6号機 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット39号機 | 6月12日 | |||
こうのとり7号機 | HTV-7 | 宇宙ステーション補給機(HTV) | H-IIBロケット7号機 | 9月23日 | ||
みお | MMO | 水星磁気圏探査機 | アリアン5 | 10月20日 | 欧州宇宙機関の水星表面探査機(MPO) と相乗り。 | |
いぶき2号 | GOSAT-2 | 温室効果ガス観測技術衛星2号 | H-IIAロケット40号機 | 10月29日 | 他にアラブ首長国連邦のハリーファサットと日本の大学開発の5基の小型副衛星を搭載。 | |
革新的衛星技術実証1号機 | RAPIS-1 | 革新的技術実証衛星機 | イプシロンロケット4号機 | 2019年 | 1月18日 | 他に日本の大学・企業が開発した3基の超小型副衛星と3基のCubeSatを搭載。 |
こうのとり8号機 | HTV-8 | 宇宙ステーション補給機(HTV) | H-IIBロケット8号機 | 9月25日 | 他に日本の大学と外国の大学や機関が共同開発した3基のCubeSatを搭載。 | |
光学7号機 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット41号機 | 2020年 | 2月9日 | ||
こうのとり9号機 | HTV-9 | 宇宙ステーション補給機(HTV) | H-IIBロケット9号機 | 5月21日 | H-IIBロケット最終号機 | |
Hope (al-Amal) | アラブ首長国連邦の火星探査機 | H-IIAロケット42号機 | 7月20日 | アラブ首長国連邦から受注した商業打ち上げ。 | ||
光データ中継衛星・データ中継衛星1号機 | データ中継衛星 | H-IIAロケット43号機 | 11月29日 | JAXA側からの呼称は光データ中継衛星、内閣衛星情報センター側からの呼称はデータ中継衛星1号機。 | ||
みちびき初号機後継機 | OZS-1R | 準天頂衛星システムの初号機後継機 | H-IIAロケット44号機 | 2021年 | 10月26日 | |
革新的衛星技術実証2号機 | RAPIS-2 | 革新的衛星技術実証機 | イプシロンロケット5号機 | 11月9日 | 他に4基の超小型衛星と3基のCubeSatを搭載 | |
Inmarsat-6 F1 | イギリスの通信衛星 | H-IIAロケット45号機 | 12月22日 | イギリスから受注した商業打ち上げ[16]。 | ||
革新的衛星技術実証3号機 | RAISE-3 | 革新的技術実証衛星機 | イプシロンロケット6号機 | 2022年 | 10月12日 | 他に日本の企業・大学などが開発した2基の小型副衛星と5基のCubeSatを搭載。第二段と第三段を切り離す時点で姿勢が目標と異なっていたことから、9時57分11秒に指令破壊信号を送信[17]。 |
情報収集衛星レーダ7号機 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット46号機 | 2023年 | 1月26日 | ||
だいち3号 | ALOS-3 | 陸域観測技術衛星 | H-3ロケット試験機1号機 | 3月7日 | 1段目切り離し後に2段目エンジンに点火せず、指令破壊信号を送信[18]。 | |
XRISM | X線分光撮像衛星 | H-IIAロケット47号機 | 9月7日 | 2016年に姿勢制御系の不具合のため短期間で運用終了したX線天文衛星「ひとみ 」の代替機 | ||
SLIM | 無人月面探査機 | |||||
情報収集衛星光学8号機 | 情報収集衛星 | H-IIAロケット48号機 | 2024年 | 1月12日 | ||
VEP-4 | ロケット性能確認用ペイロード | H-3ロケット試験機2号機 | 2月17日 | 他に2機の小型衛星(CE-SAT-IE、TIRSAT)を搭載 |
打ち上げ予定
打ち上げが予定されているロケットと衛星・探査機。状況に合わせて順番などは変更されることがある。2023年(令和5年)12月22日に決定された宇宙基本計画工程表(令和5年度改訂)によると打ち上げスケジュールは次の通りである[19]。
- H3ロケット:先進レーダ衛星 ALOS-4
- H-IIAロケット:情報収集衛星レーダ8号機
- H3ロケット:Xバンド防衛通信衛星3号機(きらめき3号)
- H-IIAロケット:温室効果ガス・水循環観測技術衛星 GOSAT-GW
- イプシロンSロケット実証機:LOTUSAT1(ベトナムへ供与するASNARO-2同型機。LOTUSAT2もNECが受注活動中。)
- H3ロケット:準天頂衛星システム5号機
- H3ロケット:新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)1号機
- イプシロンSロケット:革新的衛星技術実証4号機
- イプシロンSロケット:DESTINY+(深宇宙探査技術実証機。公募型小型計画2号機)
- H3ロケット:準天頂衛星システム6号機
- H3ロケット:準天頂衛星システム7号機
- H3ロケット:技術試験衛星9号機
- H3ロケット:HTV-X 2号機
- H3ロケット:月極域探査機
- イプシロンSロケット:革新的衛星技術実証5号機
- H3ロケット:情報収集衛星光学9号機
- H3ロケット:情報収集衛星光学多様化2号機
- イプシロンSロケット:JASMINE(赤外線位置天文衛星)
- イプシロンSロケット:Solar-C_EUVST(高感度太陽紫外線分光観測衛星)
- H3ロケット:ひまわり10号機
- H3ロケット:情報収集衛星レーダ多様化1号機
- イプシロンSロケット:革新的衛星技術実証6号機
- H3ロケット:情報収集衛星光学10号機
- H3ロケット:情報収集衛星レーダ多様化2号機
- H3ロケット:情報収集衛星レーダ多様化2号機
- イプシロンSロケット:革新的衛星技術実証7号機
- H3ロケット:情報収集衛星レーダ9号機
- H3ロケット:情報収集衛星多様化後継機
- H3ロケット:LiteBIRD(宇宙マイクロ波背景放射偏光観測衛星)
- 2033年度以降
- イプシロンSロケット:革新的衛星技術実証8号機
- H3ロケット:情報収集衛星レーダ10号機
- H3ロケット:情報収集衛星光学11号機
- H3ロケット:情報収集衛星多様化後継機
検討・提案段階の宇宙機
- 赤外線天文衛星 GREX-PLUS:2030年代の打ち上げを目指す次世代赤外線天文衛星。
継続予定の航空技術
- 国産旅客機(Mitsubishi SpaceJet)への技術支援
- 低騒音・低公害ジェットエンジンの研究
- 低ソニックブーム超音速機の研究
- 次世代運航システムの研究開発
- スクラムジェットエンジンの基礎研究
実験用航空機
航空技術部門(旧・航空宇宙技術研究所)が保有する実験用航空機飛行システム分野における実証研究を飛躍させることと、先進的航空技術の発展に寄与することを目的に開発され、幅広い高度、速度や、いろいろな飛行特性に応じた飛行実証を行うことができるよう、ヘリコプター、プロペラ機、ジェット機の3機を保有している。
名称 | 愛称 | 画像 | 保有数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
ドルニエ 228 | MuPAL-α(ミューパル・アルファ) | 1機 | 1988年導入 JA8858 MuPAL-αのMuPALは、Multi Purpose Aviation Labolatory(多目的実証実験機)を表し、αはギリシャ語で「飛行機」を表す単語の頭文字を表す。 「MuPAL-α」は、母機であるDo228-202型機に、JAXAが開発したフライ・バイ・ワイヤー(FBW)操縦装置や、高精度のデータ収録装置など、飛行試験に必要な機器を組み込んだ飛行機で、インフライト・シミュレーション機能を備えている。インフライト・シミュレーションとは、フライ・バイ・ワイヤー(FBW)操縦装置を用い、実際に飛んでいる航空機において別の航空機の飛行特性や乱気流中の運動などを模擬して行うシミュレーションのことである。 定置場所は調布航空宇宙センター(調布飛行場)。 | |
セスナ サイテーション | 飛翔(ひしょう) | 1機 | 2012年導入 JA68CE ジェット機が主流である21世紀のニーズに対応し、またより高高度で高速な環境での宇宙航空の技術研究を支援するため、ジェットFTB(Flying Test Bed)「飛翔」を導入。母機であるセスナ式680型に、さまざまな計測装置やデータ収録装置を搭載・改造した機体である。 定置場所は名古屋空港飛行研究拠点(小牧基地)。 | |
BK117 | 実験用ヘリコプター | 1機 | 2013年導入 JA21RH ヘリコプターの利用拡大に向けたヘリコプター飛行技術の開発に活用するため、実験用航空機として改造中である。 定置場所は調布航空宇宙センター。 |
退役
1999年〜2013年に運用された実験用ヘリコプター。MuPAL-ε(ミューパル・イプシロン)の愛称が存在した。JA21ME。定置場所は調布航空宇宙センター。
- ビーチクラフト クイーンエアモデル65
1962年に航空技術研究所(航空宇宙技術研究所の前身)の実験用航空機として就役し、2011年に老朽化のため退役した[20]。JA5111。定置場所は調布航空宇宙センター。
- ビーチクラフト ボナンザモデルA36
2007年に中古機(N67933)を導入し、DREAMS(次世代運行システム)プロジェクトの技術実証機として運用。プロジェクト終了にともない2015年に売却。JA36AK
- ^ 日本の宇宙開発の歴史 21世紀、JAXA情報センター
- ^ 世界をリードする日本の天文学、JAXA
- ^ 「ひので」の成果が、科学雑誌「サイエンス」の特集と表紙に!、Astro Arts
- ^ 科学誌「サイエンス」が「かぐや」特集号を発行、Astro Arts
- ^ 『米科学誌「サイエンス」における「はやぶさ」特別編集号の発行について』(プレスリリース)JAXA、2011年8月26日 。
- ^ 「はやぶさ」ギネス世界記録に認定、JAXA
- ^ 田中誠士「世界初の宇宙ヨット JAXA「イカロス」、ギネス認定」『朝日新聞』、2012年12月12日。2020年1月11日閲覧。「現在はインターネットアーカイブ内に残存」
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- ^ 内閣府と内閣官房の業務見直し、4つの組織を廃止 行革会議 日本経済新聞 2016年1月26日
- ^ 内閣府ホーム > 宇宙政策
- ^ 内閣府ホーム > 組織・制度 > 内閣府について > 幹部名簿
- ^ 文部科学省:宇宙開発委員会のページ ※ 現在はインターネットアーカイブ内に残存
- ^ 文部科学省:航空科学技術委員会のページ
- ^ 第7回宇宙開発戦略本部資料、宇宙開発戦略本部
- ^ “宇宙開発利用部会(第8期)の調査審議について”. 文部科学省 (2016年4月19日). 2016年6月15日閲覧。
- ^ “航空科学技術に関する研究開発の推進のためのロードマップ(2013)”. 文部科学省 (2013年6月21日). 2016年6月15日閲覧。
- ^ “平成26年度業務実績評価の進め方について” (PDF). 宇宙政策委員会. 2016年6月15日閲覧。
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