河合夕子
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河合 夕子 | |
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生誕 | 1958年12月20日 |
出身地 | ![]() |
学歴 | 愛媛県私立済美高等学校卒業 |
ジャンル | J-POP |
担当楽器 | ヴォーカル |
活動期間 | 1981年 - 現在 |
事務所 | レジェンドア |
公式サイト | http://www.yuko-kawai.com/ |
河合 夕子(かわい ゆうこ、英: Yuko Kawai, 1958年12月20日[1] - )は、愛媛県松山市出身[1]のシンガーソングライター。RISE-D 株式会社代表取締役[2]。
略歴
小学1年生からピアノを習い始める。NHKの音楽番組『ステージ101』を視たのがきっかけで歌って踊る若者に憧れ、洋楽好きになる[1]。音楽専門コースが設けられていた愛媛県私立済美高校に進学し、声楽を専攻。在学中にホリプロタレントスカウトキャラバンの第一回に出場し、決戦大会にて小椋佳の『少しは私に愛を下さい』を弾き語りで歌唱する[1]。この決戦大会後にスカウトされ[3]、高校卒業後に上京しホリプロダクションに所属となる。しかしそれから約4年間、デビューの話が持ち上がっては消えるということが繰り返される[1]。
1981年、エピックレコードジャパンよりデビュー[4]。それまで何度もデビュー話が立ち消えていたこともあって、正式にデビューが決まっても最初は疑心暗鬼になって素直に喜べず、ディレクターからも「せっかくデビューが決まったのに、喜んでない」と思われたという[1]。シングル9枚、アルバム4枚(内、1枚はカセット企画)を発表。
歌手として活動していた当時は、顔はカーリーヘアに眼鏡という外見がトレードマークであった。これは当人が原田真二のファンであり、そのスタイルに憧れていたということで、同じ髪型にしたかったからと話している。眼鏡は単に近視なのでかけていたもので、かけ続けていたら「いつしかそうなった」という[1]。
27歳の時にホリプロを退所し、アーティスト活動からも引退[1]。その後は音楽事務所の仕事を手伝いながら、コーラスの仕事をするようになる[1]。
1987年、セッション・ミュージシャンに転向。『ドリームラッシュ』(宮沢りえのデビューシングル)など、アイドル系やアニメ系の曲の仮歌を多く歌う[1]。1996年にはアニメ「わんころべえ」で主題歌を担当した。以後ボイストレーニング指導、プロデュース、コーラスなど、幅広く活動中。参加した作品は数百を越える。
2006年に、夫で音楽ディレクター・プロデューサーの堀口泰史と共に作曲家マネージメント会社「レジェンドア」を設立[1]。
2022年に「RISE-D 株式会社」を設立し代表取締役に就任した。
ディスコグラフィー
シングル
# | 発売 | A/B面 | タイトル | 規格品番 | レーベル |
---|---|---|---|---|---|
1st | 1981年2月25日 | A面 | 東京チーク・ガール | 07・5H-66 | EPIC |
B面 | ルートB♭m | ||||
2nd | 1981年7月21日 | A面 | ジャマイカンCLIMAX | 07・5H-88 | |
B面 | バスクリン・ビーチ | ||||
3rd | 1981年11月1日 | A面 | ハリウッド・ラバーボール | 07・5H-102 | |
B面 | スターライト・エアポート・ブルース | ||||
4th | 1982年2月25日 | A面 | 東洋微笑 | 07・5H-108 | |
B面 | 太陽の下のラスト・ワルツ | ||||
5th | 1982年5月21日 | A面 | フジヤマ・パラダイス | 07・5H-121 | |
B面 | セ・シャボン・クロック | ||||
6th | 1982年6月21日 | A面 | バスクリン・ビーチ | 07・5H-126 | |
B面 | ジャマイカンClimax | ||||
7th | 1982年7月21日 | A面 | タイトル・スーパー・マーケット | 07・5H-129 | |
B面 | テレビジョン・トリップ | ||||
8th | 1982年12月1日 | A面 | 摩天楼サーカス | 07・5H-145 | |
B面 | スノー・ビーチ | ||||
9th | 1983年4月21日 | A面 | 赤色エアロビクス | 07・5H-157 | |
B面 | REDS AEROBICS | ||||
1996年11月21日 |
|
VIDL-10829 | Victor |
アルバム
# | 発売 | タイトル | 規格品番 | レーベル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1st | 1981年5月21日 1992年11月21日(再発) 2009年7月6日(再々発) |
リトル・トウキョウ | 28・3H-35 ESCB-1361(再発) DYCL-157(再々発) |
EPIC EPIC(再発) オーダーメイドファクトリー(再々発) |
町支寛二プロデュース。作詞は売野雅勇と共作[5]。再々発時にはボーナス・トラックを1曲追加。 |
2nd | 1982年3月21日 2008年3月18日(再発) |
フジヤマ・パラダイス | 28・3H-60 DYCL-73(再発) |
EPIC オーダーメイドファクトリー(再発) |
再発時にはボーナス・トラックを2曲追加。 |
3rd | 1982年11月1日 | オールナイト・ホンコン | 28・6H-55 | EPIC | カセットのみでリリース。 「リトル・トウキョウ」「フジヤマ・パラダイス」からのピックアップ曲で構成。 曲間に小林克也・田代まさしと本人のMCを収録した企画盤。 |
4th | 1983年6月22日 2008年9月16日(再発) |
不眠症候群 | 28・3H-93 DYCL-89(再発) |
EPIC オーダーメイドファクトリー(再発) |
その他の参加作品
- ぺぱーみんと・エイジ オリジナルアルバム - 1986年
- スウィート物語
- 恋はハートブレイク気分
- 逆説ハート
- ぺぱーみんと・エイジ
- シティーハンター3 - 1989年
- MAKE UP TONIGHT(第1話挿入歌)
- やじきた学園道中記-牡丹慕情編- オリジナル・アルバム - 1991年
- ブルーミントを少しだけ
- マリオネットジェネレーション イメージアルバム - 1991年
- クレッシェンドの夕映え
- 月と薔薇/ムーンプリンセス・オリジナル・アルバム - 1992年
- ムーンプリンセス
- 恋よ恋
- あさぎり夕オリジナルアルバム コンなパニック - 1992年
- あしたはちがうわたしになぁれ!
- いつの日にか…
- 贈り物
- TOSHIGORO
- オリジナルイメージアルバム 水色時代 - 1993年
- 恋は素敵
- めぐりあえるかな-女の子のテーマ-
- わかってくれない
- 飯坂友佳子オリジナルアルバム YUKAKO・LAND - 1993年
- 恋は素敵なバトル 〜[バトルガール藍]
- 美少女戦士セーラームーンS - 1994年
- 愛のエチュード ※石原慎一とともに歌唱(かわいゆうこ名義)
- テレビアニメ「わんころべえ」 - 1996年
- 恋は揺れるメロディー(OP主題歌)
- 夢の国で逢いましょう(ED主題歌)
- テレビアニメ「セイバーマリオネットJ」 - 1996年
- 遠雷(挿入歌)
- ゲーム「脅迫DVG ~囚われた明日~」 - 2002年
- LAMENTATION DVG(OP主題歌)
カバー楽曲
- ひらけ!ポンキッキ
- 2100ねんガチャピンキッド
- へっちゃらロック
- ドスコイ! ※石原慎一とともに歌唱
- ユイユイ
- メロンにきいてもわからない
- きた!きた!とっきゅう
- ゆめいっぱい(ちびまる子ちゃん)
- はじめてのチュウ(キテレツ大百科)
- 夢の世界へ(楽しいムーミン一家)
コーラス参加
- 遊佐未森初期ツアーバックコーラス及びビデオ作品「Forest Notes」
- 月島きらり starring 久住小春 (モーニング娘。) 「恋☆カナ」
- 松任谷由実「Sweet Surrender」
- 中川翔子「輪舞-revolution」
- 星泉「セーラー服と機関銃」
- 上戸彩「Pieces」
- 松田聖子「春夏秋冬」
- MAX「Ride on time」
- Melody「季節だけ変わる」
- 鈴木あみ「White key」
- 茅原実里「純白サンクチュアリィ」
- Aice5「Believe My Love」
- 安室奈美恵「toi et moi」
- 影山ヒロノブ「奇跡の炎よ 燃え上がれ!!」「Fight it Out」
- 遠藤正明「マブラブ」「Wing of Destiny」
- きただにひろし「ウィーアー!」
- 堀江由衣「PRESENTER」
- 電気グルーヴ「ノイノイノイ」
- CHAGE&ASKA「YAH YAH YAH」
- マキ凛子「ともだちがたからもの」
- ヤマナミさん(堀内賢雄) 「オーレ!ヤマナミさんバ!」(アニマル横町)
他多数
楽曲提供
作詞
作曲
出演番組
- 笑福亭鶴光のオールナイトニッポン(ニッポン放送)
- サムシングNOW(1981年3月、TBS)
- ドリフ大爆笑(1981年4月、フジテレビ)
- レッツゴーヤング(1981年12月、NHK総合)
- 8時だョ!全員集合 #611話(1982年1月16日、TBS)
関連項目
脚注
出典
- ^ a b c d e f g h i j k 昭和40年男(株式会社ヘリテージ)2025年7月号 p.116 - 119「俺たちのマドンナ 河合夕子」
- ^ Yuko Kawai Legendoor
- ^ 河合夕子の3作のアルバム『リトル・トウキョウ』(1981年)、『フジヤマ・パラダイス』(1982年)、『不眠症候群』(1983年)が全世界配信開始 大人の音楽誌otonano 2023年9月7日
- ^ 河合夕子のソニーミュージック時代の作品が全世界配信スタート PR TIMES 2023年9月7日
- ^ “これぞ80年代の幕開け!河合夕子「東京チークガール」は“TOKIO”以上のぶっ飛び!”. Re:minder. リマインダー. 2024年9月1日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
- 河合夕子のページへのリンク