STS-124
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/08 03:36 UTC 版)
STS-124 | |||||
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徽章
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ミッションの情報 | |||||
ミッション名 | STS-124 | ||||
シャトル | ディスカバリー | ||||
乗員数 | 7 | ||||
発射台 | LC39-A | ||||
打上げ日時 | 2008年5月31日 21:02 UTC | ||||
着陸または着水日時 | 2008年6月14日 15:16 UTC | ||||
ミッション期間 | 約14日間 | ||||
高度 | 225km – 343km | ||||
軌道傾斜角 | 51.6 ° | ||||
航行距離 | 217周回(約923万km) | ||||
乗員写真 | |||||
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(左から)シャミトフ、フォッサム、ハム、ケリー、ナイバーグ、ギャレン、星出。 | |||||
年表 | |||||
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STS-124は、国際宇宙ステーション(ISS)組立ミッション(1J)のために、2008年5月末から15日間に渡って行われたスペースシャトルディスカバリーによる有人宇宙飛行である。
ミッション内容は、日本の実験棟きぼうの本体部分である船内実験室のISSへの運搬と設置、STS-123でISSに仮設した船内保管室の本設置等であった。
乗組員
かっこ内の数字は、今回を含めたフライト経験数。
- マーク・E・ケリー (3) — 船長
- ケネス・ハム (1) — パイロット
- カレン・ナイバーグ (1) — ミッションスペシャリスト
- ロナルド・ギャレン (1) — ミッションスペシャリスト
- マイケル・E・フォッサム (2) — ミッションスペシャリスト
- 星出彰彦 (1) — ミッションスペシャリスト(
日本,JAXA)
出発する Expedition 17 乗組員
- グレゴリー・シャミトフ (1) — フライトエンジニア
帰還する Expedition 16–17 乗組員
- ギャレット・リーズマン (1) — フライトエンジニア
緊急時救援飛行
STS-124の飛行中に万が一、耐熱パネルに損傷が生じる等してディスカバリーが地球への再突入に耐えられないと判断された場合、エンデバーが救援飛行を行うことになっていた。この飛行はSTS-326と名付けられており、STS-126で飛行予定の7名の宇宙飛行士の中からクリストファー・ファーガソン船長以下4名の飛行士が搭乗することになっていた。
参考文献
- NASA (2008年5月22日). “STS-124 Press Kit” (PDF). 2008年5月27日閲覧。(英語)
- 宇宙航空研究開発機構 (2008年5月16日). “STS-124(1J)プレスキット” (PDF). 2008年5月30日閲覧。
外部リンク
- JAXAの1Jミッションのページ
- NASAのMission Information - STS-124 [1](英語)
STS-124
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 20:45 UTC 版)
2007年3月23日、JAXAが、「きぼう」日本実験棟打上げ2便目のスペースシャトル(STS-124/1J)に搭乗する日本人宇宙飛行士を、星出に決定。 2008年5月31日、アメリカ合衆国東部夏時間17時2分(日本時間6月1日6時2分)、スペースシャトルディスカバリーによってケネディ宇宙センターより宇宙へ。国際宇宙ステーション(ISS)に設置する日本の実験棟「きぼう」の船内実験棟を搭載。この船内実験棟は今までスペースシャトルが打ち上げたペイロード(貨物)の中では最大のものである(質量約15トン)。6月2日、アメリカ中部夏時間13時3分(日本時間6月3日3時3分)ディスカバリーISSとドッキング。6月3日、アメリカ中部夏時間15時49分(日本時間6月4日5時49分)ISSのロボットアームによって「きぼう」船内実験棟の設置を開始。星出は、ISSのロボットアームを操作した初めての日本人宇宙飛行士となった。同日中部夏時間18時42分(日本時間6月4日20時42分)およそ3時間におよぶISSと宇宙船内実験室の設置に成功。翌々日6月5日16時5分(日本時間6月6日6時5分)実験棟船内に入室。 6月8日、日本の首相福田康夫、文科相渡海らが東京の日本科学未来館にて、同館館長の毛利衛とともにISSの星出と交信。総理大臣と日本人宇宙飛行士の交信が総理官邸以外の場所でおこなわれたのは初めてであり、ハイビジョンなどを使用した大掛かりなイベントとなった。星出は福田より「実験の成功を祈っております」などのコメントをもらう。 6月14日、アメリカ中部夏時間11時15分(日本時間6月15日0時15分)スペースシャトルディスカバリーにてケネディ宇宙センターに無事帰還。
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