ソユーズTMA-16Mとは? わかりやすく解説

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ソユーズTMA-16M

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/13 00:16 UTC 版)

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ソユーズTMA-16M
ISSに接近するソユーズTMA-16M (2015年3月28日)
運用者 ロスコスモス
COSPAR ID 2015-016A
SATCAT № 40542
特性
宇宙機 11F732A47 No.716
宇宙機種別 ソユーズTMA-M 11F747
製造者 RKKエネルギア
乗員
乗員数 3
乗員 ゲナディ・パダルカ
打ち上げ ミハイル・コルニエンコ
スコット・ケリー
着陸 アンドレアス・モーゲンセン
アイディン・アイムベトフ
コールサイン Altair (アルタイル)[1]
任務開始
打ち上げ日 2015年3月27日
19:42:57 UTC[2]
ロケット ソユーズFG
打上げ場所 バイコヌール宇宙基地 LC 1/5
任務終了
着陸日 2015年9月12日
00:51 UTC
着陸地点 カザフスタン
軌道特性
参照座標 地球周回軌道
体制 低軌道
ISSのドッキング(捕捉)
ドッキング ポイスク
後にズヴェズダに移動
ドッキング(捕捉)日 2015年3月28日
01:33 UTC
分離日 2015年9月11日
21:29 UTC
dock時間 167日19時間56分


左からケリー、パダルカ、コルニエンコ
ソユーズ計画
(有人宇宙飛行)

ソユーズTMA-16M は国際宇宙ステーション第43次長期滞在クルーを送り届けるため2015年3月27日に打ち上げられた有人宇宙船[3]で、1967年の初飛行以来、125機目のソユーズ宇宙船である。

スコット・ケリーミハイル・コルニエンコは、到着後1年間に渡って滞在[3]し、ソユーズTMA-18Mで帰還した。

クルー

地位[4] 打ち上げ機メンバー 着陸機メンバー
コマンダー ゲナディ・パダルカ, RSA
第43次長期滞在
最後・5回目の宇宙飛行
フライトエンジニア 1 ミハイル・コルニエンコ, RSA
第43次長期滞在
最後・2回目の宇宙飛行
アンドレアス・モーゲンセン, ESA
Iriss[5]
1回目の宇宙飛行
フライトエンジニア 2 スコット・ケリー, NASA
第43次長期滞在
最後・4回目の宇宙飛行
アイディン・アイムベトフ[6], KazCosmos
なし
1回目の宇宙飛行

バックアップクルー

地位[7] メンバー
コマンダー アレクセイ・オブチニン, RSA
フライトエンジニア 1 セルゲイ・ヴォルコフ, RSA
フライトエンジニア 2 ジェフリー・ウィリアムズ, NASA

経過

ドッキングまで

ソユーズTMA-16Mは、カザフスタンバイコヌール宇宙基地から2015年3月27日 19:42 UTCにソユーズFGロケットで打ち上げられた。打ち上げから約9分後に地球低軌道に到達し、国際宇宙ステーションへのランデブーシーケンスを経て3月28日 1:33 UTCにポイスクにドッキングした[8][9]

ソユーズTMA-16Mは国際宇宙ステーションに緊急脱出用として係留されていたが、2015年9月12日に予定通りパダルカと、ソユーズTMA-18Mで9月2日に到着したアンドレアス・モーゲンセン、アイディン・アイムベトフを乗せて地球に帰還した[6]。当初の予定ではイギリスの歌手サラ・ブライトマン宇宙旅行者として搭乗するはずだったが、2015年5月に家庭の事情でキャンセルされた[10]

移動

ソユーズTMA016Mは当初ポイスクに係留されていたが、2015年8月28日にソユーズTMA-18Mに場所を空けるためズヴェズダに移動した[11]

ドッキング解除後

ソユーズTMA16Mは2015年9月11日 21:29 UTCに国際宇宙ステーションとのドッキングを解除し、パダルカ、モーゲンセン、アイムベトフの3名を乗せて帰還の途についた。ドッキング解除からわずか3時間後の0:51 UTCには無事カザフスタンに着陸した[12]

ギャラリー

参考文献

  1. ^ Soyuz TMA-16M mission updates Archived 2015-09-24 at the Wayback Machine. Spaceflight101, 28 march 2015
  2. ^ Live coverage: Crew ready to begin record-setting space mission”. SpaceflightNow. 2015年3月27日閲覧。
  3. ^ a b NASA, Roscosmos Assign Veteran Crew to Yearlong Space Station Mission NASA, 2012-11-26.
  4. ^ ru:Планируемые полёты” (ロシア語). astronaut.ru. 2012年6月30日閲覧。
  5. ^ Agencia Espacial Europea. “Andreas Mogensen’s mission name links cosmos and Earth”. 2015年6月22日閲覧。
  6. ^ a b TASS (2015年6月22日). “Kazakhstani cosmonaut to fly to ISS in September in place of British singer Brightman”. 2015年6月22日閲覧。
  7. ^ astronaut.ru (2013年). “Орбитальные полёты”. 2014年3月20日閲覧。
  8. ^ Soyuz TMA-16M kicks off historic one year expedition”. NASASpaceflight.com. 2015年3月27日閲覧。
  9. ^ One Year Crew Arrives at Station”. NASA. 2015年3月28日閲覧。
  10. ^ Brightman steps down from station flight”. Spaceflightnow.com. 2015年5月28日閲覧。
  11. ^ Soyuz Relocation”. NASA. 2015年8月29日閲覧。
  12. ^ Soyuz Return to Earth”. NASA. 2015年9月11日閲覧。





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