測地系
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測地系(そくちけい、英語: geodetic system)は、地球上の位置を経緯度(経度・緯度)および標高を用いる座標によって表すための系(システム)を指す。
注釈
- ^ 正確にはITRF 等では固体地球重心を測地座標系の原点とする。
- ^ a b c d 学術的名称は「日本測地系2011」("The Japanese Geodetic Datum 2011"、JGD2011)、日本国内の法令上名称と通用名は「世界測地系」。
- ^ 米国では、国防総省が1960年に世界測地系(World Geodetic System)を策定する以前は、軍(陸軍と空軍)によって異なる全地球的測地系を開発していて、統合化されていなかった。
- ^ Tokyo97座標系とは旧日本測地系とITRF座標系との橋渡し作業の目的で、1997年に国土地理院、海上保安庁水路部、通信総合研究所の3機関が合同で、VLBI、SLR、GPSを用いた共同同時観測(Project97)を実施して決定された[6]。
- ^ このTKY2JGDは、一、二、三等三角点の経緯度(および地表面高度)のITRF94および日本測地系の数値に基づいており、四等三角点による検証では全国でほぼ0.2 m以下の水平誤差で変換できる。
出典
- ^ a b “測量法”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2013年6月5日閲覧。
- ^ 測量法[1]第11条第2項「前項第一号の地理学的経緯度は、世界測地系に従つて測定しなければならない。」
- ^ “NATIONAL GEOSPATIAL-INTELLIGENCE AGENCY (NGA) STANDARDIZATION DOCUMENT DEPARTMENT OF DEFENSEWORLD GEODETIC SYSTEM 1984 Its Definition and Relationships with Local Geodetic Systems 2014-07-08 Version 1.0.0” (PDF). 2017年7月10日閲覧。2.2.3節
- ^ “用語集”. 国土地理院. 2016年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月2日閲覧。
- ^ “東京(大正)(東京都港区)三角点”. 観石万歩. 2014年1月2日閲覧。
- ^ 飛田幹男 2002, p. 52.
- ^ 飛田幹男 2002, p. 75.
- ^ 飛田幹男 2001, p. 5.
- ^ 『平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に伴う三角点及び水準点の測量成果の改定値を公表(10月31日から提供開始)』(プレスリリース)国土地理院、2011年10月28日 。2017年7月4日閲覧。
- ^ “東北地方太平洋沖地震に伴う基準点測量成果の改定(測地成果 2011 の構築)” (PDF). 国土地理院. 2017年7月9日閲覧。
- ^ “GLONASS Interface Control Document - ICD_GLONASS_4.0_(1998)_en.pdf” (PDF). 2017年7月10日閲覧。 3.3.4節
- ^ a b ““PARAMETRY ZEMLI 1990” (PZ-90.11)” (PDF). 2017年7月10日閲覧。
測地系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 22:32 UTC 版)
測地系とは、地球の形状と、それに付随する3次元座標系を定めるものである。 日本ではこれまで主に日本測地系が使われてきたが、平成14年(2002年)4月1日、「測量法及び水路業務法の一部を改正する法律」(平成13年法律第53号)の施行により、世界測地系に基づく日本測地系2000(Japanese Geodetic Datum 2000, JGD2000)へ移行しつつある。無料GISソフトのQGIS、WebGISのGoogle Mapsなどでは、WGS84が良く使われている。
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測地系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 07:23 UTC 版)
「グローバル・ポジショニング・システム」の記事における「測地系」の解説
詳細は「測地系」を参照 GPS受信機に経緯度を直接入力してナビゲーションする場合、測地系を整合させる必要がある。(例えば、WGS84もしくは日本測地系を選択)
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測地系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 15:33 UTC 版)
以前の日本の海図は日本測地系で作成されていたことがある。最近の海図は世界測地系で作成されている。世界測地系と日本測地系の緯度経度は400-500m程度ずれているので、万一ふたつの系を混用すると混乱や事故のもととなる。 日本の海図の経緯度は、下里水路観測所の本土基準点を基準として作成する。
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測地系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 10:07 UTC 版)
詳細は「測地系」を参照 緯度や経度の値は、いくつかの異なる測地データに基づいている。そのうち最も一般的なものは、全てのGPS装置で使われているWGS 84である。しかしその他のデータも、それぞれの地域を表現するのに最も適しているとして、各国の地図製作組織に用いられているため、重要である。簡単な翻訳によって、ある作図法の座標系から別の系に変換できることもある。例えば、ETRF89 (GPS)からIrish Gridに変換するには、東に49m足し、北に23.4m引けばよい。正確には、ヘルメルト変換(ドイツ語版、英語版)を行う必要がある。これには、球面座標系から直交座標系、またその逆への変換も含まれる。 主な地理情報システムのソフトでは、緯度/経度のデータは'Geographic Coordinate System'で表示されることが多い。例えば、1983年のNorth American Datum(NAD83)は、'GCS North American 1983'と表示される。
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