CALLISTOとは? わかりやすく解説

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カリスト【Kallistō】

読み方:かりすと

[一]ギリシャ神話で、アルテミス仕えたニンフゼウス愛されアルカス産んだため、ゼウスの妃ヘラによって熊にされた。

[二](Callisto)木星の第4衛星で、すべての衛星のうち8番目に木星に近い軌道を回る。1610年ガリレオ=ガリレイ発見。名は[一]由来エウロパ同様、表面の氷の層の下に液体の海が存在する可能性があるとされる直径は約4800キロ地球の約0.38倍)。


Callisto

名前 カッリスト

CALLISTO

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/29 04:58 UTC 版)

CALLISTO (Cooperative Action Leading to Launcher Innovation in Stage Toss-back Operations) は、ドイツ航空宇宙センター (DLR) とフランス国立宇宙研究センター (CNES)、日本宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が共同で開発する、単段式の再使用型ロケット実験機。将来の再使用型宇宙往還機 (RLV) の開発と運用において必要な技術の実証を目的としており、また再使用における運用コストの評価も行う。[1][2] 最初の打ち上げは2026年度が予定されている[3]

概要

CALLISTO 計画

JAXAでは1998年から2007年にかけて再使用ロケット実験 (RVT) が、次いで2008年から2016年にかけて再使用観測ロケットの技術実証が行われた。この成果は、2016年から開始された高度100mの飛行実験機であるRV-Xへと引き継がれている。一方で、2017年3月には米国の民間企業スペースX社がファルコン9ロケットの1段目において、世界初となる再使用ロケットの実用化に成功した。こうした流れを受け、2017年6月に独仏日の宇宙機関が協定を締結して、共同で高度30kmの飛行を行う実験機CALLISTOの開発を行うことが決定された。[1]

CALLISTOは液体酸素/液体水素を燃料とする1段式ロケットで、ロケットエンジンや後部胴体、液体酸素タンクをJAXAが、降着装置や液体水素タンク、機首部構造、空力舵面をDLRが、地上設備をCNESが分担する。打ち上げはCNESのギアナ宇宙センターで行う。[1] 2020年度から開発が始まり、当初2022年度の打ち上げを目指していたが遅延しており、2024年現在では打ち上げは2026年度とされている[3]

JAXAはCALLISTOの成果を元に、将来の大型ロケットにおいて1段目再使用を行うかを検討する考えを示している[1]。DLRやCNESも、ESAで並行して進めている再使用実験機Themis英語版の成果と合わせて、再使用を行うかを検討するとしている[4]。JAXAの総事業費は34億円と見込まれている[5]

参考文献

関連項目

外部リンク


カリスト (曖昧さ回避)

(CALLISTO から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/04 14:58 UTC 版)

カリスト(カリストー、Καλλιστώ、Kallisto、Callisto)

関連項目



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