全球降水観測計画
別名:全球降水観測、GPM計画
英語:Global Precipitation Measurement、GPM
宇宙航空研究開発機構(JAXA)や米航空宇宙局(NASA)をはじめとする国際機関が共同で進めている、複数の人工衛星を用いて、地球上における全ての降水や降雪を観測する計画。従来、熱帯降雨観測衛星(TRMM)によって行われてきた観測の範囲を全球に広げるものであり、観測頻度と観測精度の向上も企図されている。
全球降水観測計画の主な目的としては、地球上の降雨と降雪を正確に把握することで、気候変動や異常気象の予測や対策を行うことが挙げられている。観測結果はインターネットを通じてリアルタイムで提供され、天気予報などにも利用される。
全球降水観測計画に用いられる人工衛星の主衛星(コア衛星)は、2014年2月にH2Aロケットによって打ち上げられることが発表されている。主衛星は、各機関が個別に打ち上げる副衛星(コンステレーション衛星)と連携して観測にあたる。全球降水観測計画で用いられる主衛星は、日本で開発された二周波降水レーダ(DPR)を搭載しており、従来よりも高精度での観測が可能となっている。
関連サイト:
全球降水観測計画 GPM - 地球観測研究センター - 宇宙航空研究開発機構
全球降水観測計画
(GPM計画 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/04 22:46 UTC 版)
全球降水観測計画(ぜんきゅうこうすいかんそくけいかく、GPM 計画、Global Precipitation Measurement)とは、地球大気中の降水を高頻度(3時間ごと)で観測する、NASA、JAXA ならびにその他国際機関による共同ミッションである[1]。
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- ^ “Science Missions”. NASA. 2010年10月28日閲覧。
- ^ “GPM計画の概要”. JAXA. 2013年3月17日閲覧。
- ^ “2009年3月現在の世界の降水観測衛星計画 (2005-2018)”. JAXA. 2013年3月17日閲覧。
- ^ “全球降水観測(GPM)計画主衛星の打上げについて”. JAXA. 2013年12月26日閲覧。
- ^ “GPMデータの配信と現業利用”. JAXA. 2013年3月17日閲覧。
- 1 全球降水観測計画とは
- 2 全球降水観測計画の概要
- 3 映像資料
- 4 大衆文化
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