burst errorシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 02:43 UTC 版)
「EVEシリーズの登場人物」の記事における「burst errorシリーズ」の解説
シリア・フラット 性別:女 職業:エール外国人学校・アラビア語教師 年齢:23歳 身長:171センチ/170センチ(SS版/PLUS/R) 体重:49キロ 生年月日:7月7日 スリーサイズ:B105 W62 H81(SS版)/B105 W52 H91(PLUS/R) 趣味:体を鍛えること(SS版) 声:高乃麗/一条沙希(PLUS18禁) 英名表記はSiria Flatte。海外版ではNatasha McLean。エール外国人学校にてアラビア語の授業を担当する謎の女性。出身がエルディアである事以外の詳しい詳細は不明となっており、小次郎やまりなの行く先々に現れては、何かと助言や忠告をする。巨乳の持ち主であるが激しいコンプレックスを抱いており、その事を指摘されると怒る。真弥子からはそれなりに信頼を得ている。 実は桂木源三郎とエルディア人の女性との間に生まれた娘であり、弥生とは異母姉妹の関係になるが、当の弥生本人はその存在どころか、父の源三郎に愛人がいた事すら知らない。幼い頃から自分に対して戦闘技術しか叩き込まなかった父を大いに嫌っているが、反面父性愛に飢えている部分もあり、弥生ともども極度のファザコンの一面がある。源三郎によって情報員としての訓練を受けて育ったシリアは、源三郎の日本帰国後、二重スパイとしてエルディア情報部に残り、源三郎を陰でサポートしていた。源三郎が刑務所での襲撃から生き延びたのも、シリアが情報をリークしたからだった。 真弥子の周辺で色々と調査するまりなが現れてからは、軍用ナイフを用いて脅し「テラー」の存在を匂わせて手を引かせようとしたり、1度は敵と判断して決闘をもちかけ真弥子を利用したりもしたが、源三郎の加勢などで傷を負い姿をくらます。その間は単身でプリシア(プリン)の身を案じて探し続け、小次郎の事務所にいた事を突き止める。事務所に忍び込んだシリアは小次郎をナイフで脅しプリシアの安否を確かめようとするが反撃され逆に尋問されるが、銃創の悪化に耐えられなくなり目の前で倒れてしまう。 翌日、銃創を完璧に手当し明け方まで不眠で看病してくれた小次郎から提案された、「どちらかがお互いの事を気に入って先に達したら負け」という賭けの性交渉を受け入れて肉体関係を持つが(コンシューマー移植版ではくすぐりの刑やマウントポジション争いの勝敗)、事後を目撃され弥生と痴話喧嘩をする姿を見聞きする内、源三郎とよく似た小次郎に対する敵意は完全に消え、事あるごとに話題にされながら褒められ続けたことで胸に対するコンプレックスも克服したらしく、治療の借りは必ず返すと告げて好意的に別れる。 ディーブの一味に戻り小次郎と再会した際は、あくまでも敵対者として振る舞いながら脱出させようと拘束具のワイヤーに細工を施すなど協力し借りを返した。ディーブの死後は、豪華客船の「トリスタン号」に乗り込み、本来の防衛の対象であるプリシアを陰ながら護衛していたが、機関室にて暴走した御堂の凶弾によって致命傷を負い、最後は沈み行くトリスタン号の中、同じく脱出不可能になった源三郎の隣で息絶える。『1st』での設定 年齢:23歳 職業:エルディア国際学校・科学教師 声:植竹香菜 松乃 広美(まつの ひろみ) 性別:女 職業:大学生/エール外国人学校・図書館司書→エルディア関連研究施設の研究者 年齢:不明/推定25歳(PLUS/R) 身長:154センチ(PLUS/R) スリーサイズ:B85 W58 H82(PLUS/R) 声:むたあきこ/吉永あゆり(PLUS18禁) EVEの生みの親である剣乃ゆきひろの過去作『悦楽の学園』のヒロインで、私立雨宮学園に通う高校2年生(17歳)だったキャラクターと同一人物。現在では当時の事件で知り合った佐久間裕一と婚約関係になっており、アメリカに赴任しているため遠距離生活中。 本来は大学院生だがエール外国人学校には教育実習生として赴任。大学での専攻は古美術史方面で、当の広美本人も古美術に目が無い。普段はエール外国人学校所有の図書館勤務であり、教育実習生としては美術を担当。誰にでも笑顔で優しく接する大人の女性であるが、やや子供っぽい振る舞いや仕草をする面も。かつてはウェーブがかったロングヘアーだったが、ボブカットにするつもりが失敗して現在の髪型になってしまったことを気にしており、まりなにからかわれたりもした。 図書館にイスラム紋様の絵画を調べに来た小次郎に快く協力し、絵画に関する情報を調べた。 上述の高校時代の事件から、エール外国人学校にディレクターの脱税調査のため潜入して来て再会する事になった氷室に陰で情報提供していたが、広美本人はディレクターのストールマン・孔に対して好意的に見ていた。 『TLO』の直前にあたるCDドラマではエルディア大使館傘下の研究施設に勤務。そこで悩み事を抱える上司に小次郎と氷室を紹介したりもしている。 『1st』には登場しない。 ロス・御堂(ロス みどう) 性別:男 職業:エルディア駐日大使/エール外国人学校名誉理事長 年齢:46歳(PLUS/R) 身長:172センチ(PLUS/R) 声:若本規夫/馬並硬太(PLUS18禁) 英名表記はRoss Mido。エルディア共和国より在日中の親善大使で、エール外国人学校の名誉理事長も兼任している。急激に活発になり始めているテロリストの襲撃から義理の娘である真弥子を守るため、日本政府に護衛を依頼し、元内調のエージェントであるまりながその護衛任務を受ける事になった。首相のアクア・スティル・ロイドと同様、エルディアに新たな改革をもたらす事を望んでおり、一見、娘思いの温厚な人物に見えるが、政治家だけあって、他人に隙を見せる事のないポーカーフェイスの持ち主である。 実は、前国王の狂信的な信者であり、かつて前国王によってエルディアが支配されていた際には、エルディア情報部の局長を務め、ディーブ・桂木源三郎の二人と同様、陰でエルディアを動かしている存在であった。源三郎の提案した「Cプロジェクト」の中心人物でもあったが、研究の担当を行っていたドールマン・孔が息子のストールマン・孔に暗殺された事で、プロジェクトは崩壊を迎え、情報部や科学局も解散せざるを得なかった。 しかし、アクアと結託して、秘密裏に有機ヒューマノイド・御堂真弥子に前国王とアクアの記憶を移植。彼女に自分が前国王と妾の間に生まれ、父である前国王に裏切られたと思い込ませる事で、彼女がエルディアの次期国王に立候補するよう仕向けており、自らは真弥子の人格を支配していた前国王の命令に忠実に従っていた。また、真弥子がテロリスト達に襲われていたのも、王権派の目論見によるものと見せかけ、自分達改革派の支持率を上げるための自作自演であった。更にエルディア情報部の次長であったディーブには、ストールマン・孔が隠した国璽の原版が隠してある絵画の捜索をさせていたが、密かに桂木探偵事務所の二階堂進とも裏取引きを行い、同じく国璽の捜索をさせていた。 その後、国璽を手に入れる事に成功した御堂は、トリスタン号の戴冠式にて、当初の目的どおりに真弥子を次期エルディア女王に擁立させようとしたが、真弥子が自分の出生について知り始めた事で、真弥子はプリシアに次期女王の座を託してしまい、自らの計画は御破算に終わった。 その後、プリシアによって、自らのエルディア大使としての任を解かれ、逮捕命令が下された事で追い詰められた御堂は、プリシアを人質に取り、まりな達が自らを逮捕できないよう、エルディア領域に逃れようとしたが失敗。最後は、自らの出生を知った真弥子の暴走によって、自滅的な最期を迎える事になった。『1st』での設定 ロイス・御堂 (ロイス みどう) 職業:エルディア国外務省所属駐日大使 年齢:48歳 声:太田哲治 英名表記はLouis Midou。慎重174cm。東洋人系帰化エルディア人。元の国籍は日本。前国王政権下では外務大臣を務めるが、崩御後は大臣職を退き在日大使として来日。 ストールマン・孔 (ストールマン こう) 性別:男 職業:エール外国人学校・ディレクター 年齢:35歳 身長:178センチ/167センチ(PLUS) 体重:75キロ 生年月日:1月2日 声:茶風林/邪風林(PLUS18禁) 英名表記はStoleman Ko。エール外国人学校の校長(ディレクター)を務める東洋人の男性。長らくの間、旅行中との事で行方不明になっていたが、小次郎が絵画捜索の依頼を受けた2日後、夜の自宅にて、喉元をサバイバルナイフで切り裂かれた死体の状態で小次郎に発見された。彼の殺害現場を目撃した小次郎と氷室はこれをきっかけに協力体制をとるようになる。 ちなみに警察側は、凶器のサバイバルナイフに二階堂の指紋がベッタリとついていたことから、二階堂を指名手配し、このため彼の所属する桂木探偵事務所が窮地に追い込まれた。 故郷のエルディア共和国にいた頃、祖父の代から国王に仕えており、国民の知的水準が非常に低い事から、国王に進言して、教育基金を設立し、日本にエール外国人学校を創設した。 急進的過ぎる改革を推し進める御堂やアクアには反感を抱いており、同じく急進的な改革に危惧を感じていたプリシアのサポートを行う。その後、金と時間さえ貰えばどのような非道な研究をも行う父・ドールマンを殺害する事で、御堂の野望である「Cプロジェクト」を崩壊に導いた。 プリシアが御堂達に命を狙われる事を悟ったストールマンは、戴冠式の一週間前にプリシアを日本へと脱出させ、彼女に特殊な暗示をかける事で、彼女が一時的に自分をプリシアの侍女であるプリンだと思い込ませた。この暗示は、エルディア王家に伝わるある詩をプリンが聞く事で解除されるようになっている。 プリシアと別れた後、エルディアの次期女王を決めるために必要となる国璽を二つに分割し、一つは絵画に隠した後更にそれを自宅の二重底のトリックがあるタンスの中へ、もう一つはエール外国人学校のディレクタールームに隠した。更に絵画のイミテーションを製作しようとしたが、エルディア情報部次長であるディーブに拘束されてしまい、拷問を受けたが、ストールマンは吐こうとはせず、ディーブがまだ国事を見つけていない事を確信したストールマンは、ディーブのアジトから脱出。しかし、国璽の隠していた自宅には既に国璽は無かったため、プリシアの安否を確かめるべく小次郎に連絡を取ろうとするが、そこへ現れたディーブに殺害された。 桂木源三郎とは、エルディア時代からの親交で、自らの死が訪れた場合の保険として、プリンとして活動するプリシアが小次郎と接触できるよう、国璽の受け渡しの場所をあまぎ探偵事務所付近の波止場に指定した。『1st』での設定 孔雲樵(こう うんしょう) 職業:エルディア国際学校・校長 声:河本邦弘 ディーブ 性別:男 職業:エルディア情報部次長 年齢:推定45歳(PLUS) 身長:167センチ(PLUS) 声:茶風林/邪風鈴(PLUS18禁) 英名表記はDeeb[要出典]。海外版ではPat。ストールマン・孔の自宅にて彼の名を騙り、小次郎や弥生達に国璽の隠された絵画の捜索を依頼した肥満の男性。 その正体は、エルディア情報部の次長で、物腰丁寧そうな口調や態度の内に隠されているのは、残虐非道なサディストの本性である。 御堂の命によって本物のストールマン・孔を捕らえ、国璽の在り処を吐かせようとするが、ストールマンは国璽が絵画に隠している以外は吐こうとしなかったため、止む無くディーブはストールマンに成りすまし、あまぎ探偵事務所と桂木探偵事務所の双方を多額の報酬を条件に雇い、国璽を隠してある絵画の捜索をさせる。しかし、桂木探偵事務所の二階堂が小次郎達を出し抜いた事で、絵画は見つかっても肝心の国璽は見つからずに終わり、再度ストールマンを拷問にかけても国璽の行方は解からなかったため、ストールマンを殺害した。 その後、エール外国人学校のディレクタールームに分割された国璽の一つが隠されている事を知り捜索に向かうが、またしても無駄骨に終わる(既に源三郎が持ち出していた)。しかしその後、既に死亡している二階堂が出し抜いていた事に気付いたディーブは、二階堂と結託していた茜を捕らえ、凄惨な拷問にかけた末、小次郎の元に置いて来たカメラに国璽の一つが隠してある事を突き止め、小次郎をセントラル・アベニューに誘導し、その隙にカメラを手に入れ、ようやく国璽の一つを手に入れる。そして今度は小次郎をプリンセス・ホテルで捕らえ、もう一つの国璽の在り処を聞き出すべく大量の自白剤を投与するが、その時に初めて自分を出し抜いた二階堂が御堂と裏取引きを行っていた事を知る。 小次郎の話した事実を突き止めるべくプリンセス・ホテルにて御堂と落ち合うが、意見の対立と同時に真弥子に前国王の人格が眠っていた事を知る。前国王の人格に乗っ取られた真弥子に襲われ、部下を失い孤立したディーブは、そこへ現れたまりなを気絶させて捕らえ、国外から脱出するべく茜から手に入れた国璽を所有したままトリスタン号に乗り込む。 しかし、結局は御堂と前国王に人格を支配された真弥子に追い詰められたようで、前国王の手によって処刑される結末となった。『1st』での設定 声:河本邦弘 元チャイニーズマフィア。 アクア・スティル・ロイド 性別:女 職業:エルディア国首相 年齢:32歳(PLUS/R) 身長:160センチ(PLUS/R) スリーサイズ:B84 W58 H83(PLUS/R) 声:田中敦子/深井晴花(PLUS18禁) 英名表記はAqua Royd。海外版ではAmanda Steele Lloyd。エルディアより来日してきた30代前半の女性で、御堂と意見が対立していた小次郎とショットバーで出会った。 元エルディア情報局員である桂木源三郎とも何かしらの関係があったようであり、彼とはプリンセス・ホテル内で密会してもいる。小次郎に口説かれる程の美人であるが、小次郎は常に軽くあしらわれてしまっている。 その正体はエルディア共和国政府の首相にして前国王と妾の間に生まれた娘にして、御堂の義理の娘である。本来ならアクアは習わしによって堕胎されるはずであったのだが、母の妾がこれを拒否し逃亡した後に御堂と結婚したため、アクアは誕生した。母である妾がアクアにも王位継承権があると主張した結果、前国王によって母は爆弾テロに見せかけて殺害されてしまう。 その後、海外留学を経てエルディアに帰国後政治家として国政に参加。国王の死後、それまでの恐怖政治とは違い民主的な解放政治を展開するなど辣腕を振るう。しかし、急速な西洋文化の浸透や民主化への改革によって、国民が世論操作によって簡単に扇動されてしまいエルディアが他国の植民地にされてしまう事を危惧したプリシアや、エルディアの伝統文化を無視した改革に反感を抱くストールマンを、アクアは王制の信奉者と見なすようになり、御堂に協力して、自らの記憶を「Cプロジェクト」によって生み出された有機ヒューマノイド・御堂真弥子に移植。彼女を次期女王に即位させ、更にはエルディアの王制を廃止させる事で、プリシアの次期女王即位を妨害しようと目論む。また、このアクアの行動によって、プリシアもアクアが前国王の記憶の眠る真弥子を使って、エルディアに再び恐怖政治を展開させようとすると勘違いさせる事になってしまい、戴冠式当日になってようやく和解が成立。アクアはプリシアの女王即位を承認した。しかしその時のプリシアとの密談を前国王の人格が眠っている真弥子が目撃してしまい、最終的には前国王の人格に支配された真弥子によって裏切り者として殺害される結末となった。『1st』での設定 アクア・ロイド ミドルネームは無い。冒頭で小次郎と一夜の肉体関係を結んだオッドアイの女性だったが、翌日に惨殺死体となって発見される。先代エルディア国王の父の子で先代国王の腹違いの妹にあたる。 ドールマン・孔(ドールマン こう) 性別:父 職業:エルディア科学局局長 英名表記はDoleman Ko(Kou)。エルディアの科学局局長を務めていた人物で、ストールマン・孔の実父である。極度の学者馬鹿であったらしく、金と時間さえ貰えばどのような物でも製作し、馬車馬のように働く男であったようで、息子のストールマンや桂木源三郎からは軽蔑されていたようだ。 桂木源三郎が発案した「Cプロジェクト」を引き継ぎ、プリシアの遺伝子データを基に有機ヒューマノイド・御堂真弥子を造り出した張本人である。他にも、ディーブが使用した拷問用の自白剤や、ストールマンが使用した暗示を浸透させやすくする薬、更には御堂真弥子が服用した前国王の記憶と人格を繋ぎとめておく薬も、ドールマンが製作した薬である。 前国王が御堂を通じて計画を知った事で、前国王とアクアの記憶を真弥子に移植した。しかしその後、Cプロジェクトを崩壊をもくろむ息子のストールマンによって殺害された。 『1st』では登場しない。 シルディ 性別:女 職業:エルディア情報部員 声:- 英名表記はSildy[要出典]。海外版ではJenny。ディーブの部下の一人。ディーブ同様サディストで、拷問に苦しむ姿を見る事に快感を覚える危ない女性。小次郎を気に入っている。ディーブと共に小次郎や茜の拷問を行い、グレンを背後から銃殺したが、最終的には内調によって逮捕される結末となった。 『PLUS』では、黒いコートを着た褐色の肌の女性として描かれている。『1st』での設定 シルヴィ 声:片岡あづさ ラウンズマンと呼ばれる謎の存在の命令を受けていた事がエピローグにて判明。自分達を知るディーブや御堂の抹殺を任務として命令されていた模様。 サラ 性別:女 職業:エルディア情報部員 声:- 英名表記はSarah。ディーブの部下の一人。ディーブ同様サディストで、拷問に苦しむ姿を見る事に快感を覚える危ない女性。小次郎を気に入っている。ディーブと共に小次郎や茜の拷問を行ったが、最終的には内調によって逮捕される結末となった。 『PLUS』では、白いコートを着た白い肌の女性として描かれている。『1st』での設定 ラウンズマンと呼ばれる謎の存在の命令を受けていた事がエピローグにて判明。自分達を知るディーブや御堂の抹殺を任務として命令されていた模様。 エルディア前国王 性別:男 職業:エルディア共和国前国王 1年前までエルディアの国王であった人物。悪政の限りを尽くした暴君で、国民達には奉仕と偽った搾取を行い、愛国心や憂国心を強要してきた。自分の意にそぐわない者は容赦なく排除していき、一般市民のみならず、やがては王権派の中にまで反感を育てていく事になった。死亡する直前辺りから王国はクーデター寸前の状態であり、反王権派の多くに命を狙われていた国王は精神に失調をきたし始め、既に完全な躁鬱状態であったと言われている。後に暗殺者「テラー」によって暗殺されたといわれたが、テラーに暗殺されたというのは国王がある目的達成のために偽装した真実であり、テラーという暗殺者も架空の存在である。 自分の命が狙われている事に気付いていた前国王は、死亡する直前、御堂を通して、桂木源三郎が提案しドールマン・孔が実行に移した「Cプロジェクト」の存在を知り、完成した有機ヒューマノイドに自らの記憶を移し、同時に、アクアの記憶も移植することで全くの別人「御堂真弥子」を造り上げた。 これによって真弥子の身体に乗り移った前国王は、自らのかつての身体を暗殺されたよう見せかけて処分。まんまと自分が死んだように見せかける事に成功した前国王は、普段はアクアの記憶を利用し、自らの精神を真弥子の身体の中に潜ませていた。また、自身の身体が滅んだ現在も自分に忠誠を誓う御堂には、真弥子の父親を演じさせ、真弥子に自らの記憶を繋ぎとめさせる効果を持つ、特殊な細胞安定剤を含有した薬品を服用させていた。だが、当の真弥子本人は自らの身体の中に死んだはずの前国王の記憶と人格が潜んでいた事や、自らの記憶が本当はアクアのものであった事については全く知らなかった。その一方で、前国王の人格は、真弥子の人格の記憶を読み取る事も出来る。[要出典] 真弥子の身体に潜んでいた国王の人格は、自らに狂信的な忠誠を誓う御堂を通して、ディーブらエルディア旧情報部のメンバーを動かして、自らの秘密を知りなお且つ再び王位を手に入れようとしている自らの最大の障害であるプリシアの抹殺を目論む。更に自身もまた、真弥子の人格と入れ替わった際に、幾度かの殺人を起こしており、事実上今回の事件の黒幕となってもいる(つまり、小次郎やまりなが一連の事件の犯人だと考え、追い続けていた「暗殺者テラー」そのものである)。 御堂と二階堂が裏取引きを行った際、自らも交渉に同席したが、おそらく二階堂が報酬の更なる値上げを請求したためか[独自研究?]、交渉決裂となり殺害。この時盗聴阻止のため、プリシアの気に入っている音楽を大音量で流していた事で、クローゼット内に潜んでいたまりなは交渉の内容を完全には聞き取れなかった。更に二階堂の右手には、いざこざの末に抜き取ったと思わせるべく、何らかの手で入手したプリシアの[独自研究?]毛髪を絡みつかせていた。しかし二階堂を殺害しても、肝心の国璽の一つは茜が隠し持っていたため、手に入れる事はできなかった。 その後、小次郎や茜を拷問した事で二階堂と御堂の裏取引きを知ったディーブが、御堂と密談を行った際に自らも同席。真弥子の身体に眠る自らの存在を知ったディーブとその側近達に襲い掛かるが、自らの存在を恐れたディーブには国璽を持ち去られてしまう。が、トリスタン号に隠れている事を突き止め、ディーブから国璽を奪い取った後、彼を殺害。死体はその直後にディーブの部屋に侵入したまりなに発見された。 そして、戴冠式の日。真弥子が「トリスタン号」に乗り込んできた小次郎から国璽を手に入れた事で、遂に国璽の全てを手に入れた前国王であったが、首相のアクアが自分や御堂を裏切ってプリシアの次期女王即位を認めた事を知った前国王は、アクアに真相を話され、アイデンティティの危機を晒された真弥子の身体をまた乗っ取り、バスルームに入ったアクアを殺害した。この時、犯人をプリシアに仕立て上げるために、死体となったアクアの指で、プリシアの頭文字である「p」を書いた。[独自研究?]真弥子が正気を取り戻した時、目の前にアクアが見えなかったため、真弥子はアクアが怒って姿を消してしまったのだと勘違いしていた。そしてこの辺りから、前国王の記憶を繋ぎとめておくための薬を飲んだ副作用により[独自研究?]、真弥子が自律神経の崩壊を始めたのと同時に、前国王自身も精神に更なる変調をきたす事になる。再度の王への即位に失敗した怒りから[独自研究?]、御堂を殺害した前国王の人格は、真弥子の身体の中で完全に消失し、真の意味での最期を迎えたのであった。『1st』での設定 物語開始の数十年前にエルディアで共産主義革命が起こり、当時子供であった彼は前国王とともに他の王族を見捨てアメリカへ逃亡。その後亡命政府を率いてエルディアへ戻り革命政府を打倒し、若き国王となりエルディアに王制を復活させる。そして亡命時に見捨てられた他の王族が自分たちを恨んでいることを知り彼らを粛清。しかし王制復帰の数年後、国王は世継ぎのいないまま急死。 ラストマ・グルリタ・ラシャール卿 英名表記はSir Lastma Gurrita Lac(s)hal。エルディアの国璽の製作者。一世紀前に自害。 男 声:大橋隆昌(PLUS) 真弥子を拐かそうとした誘拐犯の1人。 兵士 声:東久仁彦(PLUS) まりなに銃殺されたディーブ配下の男。 松苑雪乃(まつぞの ゆきの) 性別:女 年齢:27歳 職業:エルディア国際学校・養護教諭 声:たかはし智秋 『1st』にのみ登場。 人懐こく明るい保険医。その正体は他国のスパイで、日本政府の見解ではC計画の情報や研究結果の奪取が目的としている。本名は苑雪(えんせつ)。 ネル 性別:女 年齢:15歳 声:清水愛 『1st』にのみ登場。 プリシア御付のメイドを務める、日本生まれのエルディア人。思考はプリシア優先でまたプリシアからは妹のように想われている。プリシア一家を慕う彼女の両親は、飛行機で日本へ逃亡したプリシア一家を追って徒歩・バス・ヒッチハイクで7か月かけて日本へ向かった。 伊吹多聞 性別:男 職業:刑事 声:金光宣明 『1st』にのみ登場。 所轄警察署事件課所属の部長刑事。小次郎の師である桂木との付き合いが長く、小次郎のことを小僧扱いしたがる。 青海慎吾 性別:男 『1st』にのみ登場。 人気若手俳優で、桂木探偵事務所へ身辺警護の依頼をする。月9・木9ドラマに出演しブログアクセス数も毎日40万件以上。左右の眼の色が異なるオッドアイ。その正体はエルディア先代国王の隠し子。 アキ 性別:女 『1st』にのみ登場。 桂木探偵事務所の事務員。 アラムとヴィダ 『1st』にのみ登場。 プリンを追う黒服の男たち。小次郎に撃退される。正体はレム・クライム家に仕える使用人でプリシアの護衛。黒服の護衛たちはアラムとヴィダのほか、ユスフムという人物もいる。 飛刀 性別:男 『1st』にのみ登場。 読み方は“フライングダガー”。アメリカでエルディア次期国王の候補者を殺害して回る、ディーブ一味の殺し屋。元はエルディア公安局時代の源三郎の直属の部下。冷酷で機械的に命令をこなす男で、源三郎自ら暗殺術を仕込んだ。
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