N.E.E.T.

実用日本語表現辞典

neet

別表記：ニート

「neet」の意味・「neet」とは

「neet」とは、英語の頭文字を取った略語で、「Not in Education, Employment, or Training」の頭文字を組み合わせたものである。学校に通っていない、仕事に就いていない、職業訓練を受けていないという状況にある若者を指す言葉である。この言葉は、イギリスの労働力調査で初めて使用され、その後、国際的に広く用いられるようになった。

「neet」の発音・読み方

「neet」の発音は、IPA表記では /niːt/ となる。IPAのカタカナ読みでは「ニート」となり、日本人が発音するカタカナ英語の読み方でも「ニート」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「neet」の定義を英語で解説

「neet」は、"A young person who is no longer in the education system and who is not working or being trained for work."と定義される。つまり、教育システムから離れ、仕事に就いていない、または職業訓練を受けていない若者を指す。

「neet」の類語

「neet」の類語としては、「idle youth」や「unemployed youth」などがある。これらはいずれも、学校に通っていない、仕事に就いていない、職業訓練を受けていないという状況にある若者を指す言葉である。

「neet」に関連する用語・表現

「neet」に関連する用語や表現としては、「freeter」や「hikikomori」などがある。「freeter」は、フリーターを指す言葉で、正規雇用ではない仕事に就いている若者を指す。「hikikomori」は、社会から引きこもってしまった若者を指す。

「neet」の例文

1. English example: "The government is planning a new policy to reduce the number of NEETs."（日本語訳：政府はNEETの数を減らす新政策を計画している。）
2. English example: "He has been a NEET for three years since he dropped out of college."（日本語訳：彼は大学を中退してから3年間NEETである。）
3. English example: "The rise in the number of NEETs is a serious social issue."（日本語訳：NEETの数の増加は深刻な社会問題である。）
4. English example: "There is a need for support to prevent young people from becoming NEETs."（日本語訳：若者がNEETになるのを防ぐための支援が必要である。）
5. English example: "She is worried about her son who has become a NEET."（日本語訳：彼女はNEETになった息子を心配している。）
6. English example: "NEETs are often seen as a burden on society."（日本語訳：NEETはしばしば社会の負担と見なされる。）
7. English example: "There are various reasons why people become NEETs."（日本語訳：人々がNEETになる理由は様々である。）
8. English example: "The number of NEETs has been increasing in recent years."（日本語訳：近年、NEETの数が増加している。）
9. English example: "He is trying to get a job after being a NEET for a long time."（日本語訳：彼は長い間NEETだった後、仕事を得ようとしている。）
10. English example: "There is a negative stigma attached to being a NEET."（日本語訳：NEETであることには否定的なスティグマが付いている。）

（2023年10月17日更新）

デジタル大辞泉

ニート【NEET】

読み方：にーと

《not in education, employment or training》学校にも行かず、就職しようともせず、職業訓練も受けない若者のこと。1990年代末に英国で名付けられた。2000年代になって日本でも問題化。→フリーター →若年無業者

[補説] 日本では、内閣府と厚生労働省がそれぞれ次のように定義している。
［内閣府］15〜34歳までで、学校に通学せず、独身で、収入を伴う仕事に就いていない人。
［厚生労働省］15〜34歳までで、仕事に就いておらず、家事も通学もしていない人。

時事用語のABC

ニート（にーと）（"NEET; Not in Employment, Education or Training"）

働かず、学校教育を受けず、職業訓練に参加しない者

大学や高校などの学校を卒業したあと、就職意欲もなく進学もしない若者を指して使われる言葉。英語で“働かず、学校教育を受けず、職業訓練に参加しない”を意味する Not in Employment, Education or Training の頭文字から名付けられた。1990年代後半にイギリスで生まれた。

ニートは、働いていないことからフリーターとは異なり、働く意思のないことから失業者として数え上げられることもない。そのため、従来は雇用政策上のさまざまな統計から抜け落ちていた。

厚生労働省は2004年版「労働経済白書」で、52万人（2003年現在）のニートがいるという推計を発表した。また、内閣府の研究会は今年３月に、厚生労働省の統計ではニートに含めていない「家事手伝い」も含めて総数約85万人（2002年現在）のニートが存在するという推計を発表している。

ニートの存在は失業率などに反映されないことから失業問題から見落とされがちだが、年金や健康保険など国の社会保険制度の根幹に影響があると見られ、新たな雇用問題を生み出している。

（2005.06.06掲載）

転職用語辞典

NEET

NEET（ニート）とは、もともとイギリスで使われるようになった 言葉で、「Not in Education, Employment or Training」の略を言います。
「教育を受けているわけでもなく、就業者でもなく、 就業訓練を受けているわけでもない人」のことを指していましたが、 日本では「引きこもり」「オタク」のような意味も含まれて伝えられています。
日本におけるNEET（ニート）とは、「働く意欲のない、無気力な若者」 のように伝えられていますが、本来の言葉の由来とは離れた意味で 使われることが多くなっています。

ウィキペディア

ニート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/04 00:39 UTC 版)

ニート（イギリス英語: Not in Education, Employment or Training, NEET）は、就学・就労していない、また職業訓練も受けていない若者（15歳-29歳）を意味する用語である。

ウィキペディア小見出し辞書

N.E.E.T.

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/07/21 03:39 UTC 版)

「高機動無職ニーテンベルグ」の記事における「N.E.E.T.」の解説

Next Evolution Exceed Typeの略称で、特別な力を持った人間のことを指している。

Neet

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/07/11 03:46 UTC 版)

「ニート (曖昧さ回避)」の記事における「Neet」の解説

「:en:Neet」、「wikt:en:neat」、および「wikt:en:NEET」も参照 ニート（Not in Employment, Education, or Training） - 雇用されておらず、求職もしておらず、学業にも就いておらず、職業訓練も受けていない者を指す。 NEET (企業) - 上記の若年無職・失業者によって設立される日本の企業集団。 自宅警備隊 N.E.E.T. - 日本に存在するコスプレサークル団体の名称。N.E.E.T.は「Not Employment Embattled Team」(非労働武装集団)の略。 SMA NEET Project