怪人協会幹部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:14 UTC 版)
災害レベル至上主義であり、災害レベル竜は「幹部」として扱われる。首領は怪人王オロチで、参謀はギョロギョロ。 ギョロギョロ 声 - 子安武人 災害レベル竜。村田版にのみ登場。怪人協会の参謀にして司令塔。オロチに対しては臣下として振舞ってはいるが、怪人王オロチはギョロギョロに洗脳されていて逆らえないため、事実上のトップでもある。超能力を操る一つ目を持つ大柄な怪人。 駆動騎士の情報によると、あらゆる超能力で用いて、相手の有無を言わせず蹂躙する。 バリアや敵を押しつぶすことができる強力な念動力を使いこなし、 テレパシーも使える他、虫のような小型の分身を飛ばして遠隔視もできる。また怪人の強さも測ることができ、怪人協会所属の怪人はギョロギョロによって災害レベルを測定され、災害レベル竜ならば幹部扱いとなる。本気で戦う際にはその全身から目が表れ、念動力による300倍もの重力で敵を押しつぶしてしまう。 かつて強力な怪人を作り上げる方法を模索した時期があり、やがて「死の淵を強い精神力で乗り越えて成長することですさまじく強くなり、それを繰り返しながらも自我を失わなければより強力になっていく」という結論に至る。そして、その研究の果てに元は人間だったオロチを現在のような存在に作りあげた。そしてガロウを第2のオロチとして育てようとした。 ギョロギョロ自体はただの肉人形で本体は地下深くに隠れていた。 サイコス 災害レベル竜。怪人協会参謀のギョロギョロを操っていた本体でメガネをかけた長髪の女だが、現時点では人間なのか怪人なのかは不明。超能力の力はギョロギョロの時とは比較にならないほど強力である。ギョロギョロの時は一方的にS級ヒーローのタツマキにやられていたが本体が戦う場合それなりに抵抗はできる模様。それでもタツマキとは相当な実力差があるようで、本体でのタツマキとの戦闘時も、すぐに拘束状態にされていた。そこで尋問を受けている際にオロチが乱入し、超能力の拘束から逃れる事に成功、タツマキを超える超能力を手にするためオロチとの融合を画作するが、自分に洗脳されているフリをしていたオロチに精神を侵食されかける。力を振り絞り乗っ取りに成功したかのように見えたが、オロチと精神を共有した状態になる。 怪人王オロチ 声 - 斧アツシ 災害レベル竜。村田版にのみ登場。怪人協会の首領にあたる怪人で、見上げるほどの巨体と禍々しい風貌を持つ。一人称は「私」。 駆動騎士の情報によると、怪人協会のボスにして、怪人細胞の持ち主。 ゴウケツからは、地球上にアレより強い化け物は存在しないと断言されるほどの実力を有しており、製作者のギョロギョロをして「究極生物」と評している。肉体は怪人細胞で構成されている。普段は伸縮自在で高速な頭の角で敵を刺突し、本格的な戦闘の際は、いくつもの蛇のようなもので構成された四肢を解放し、本体や四肢の蛇から超高温の熱線を放つ。格闘技術もガロウ並の天才かつ技術も繊細で、ガロウとの戦闘の際は彼の使う武術を一目見ただけですぐさま習得し、ギョロギョロの指示通りに手加減してガロウを殺さずに戦闘不能に追い込んだ。全力を出す戦闘の際には更に炎をまとった人型の戦闘形態に変化し、四肢の格闘技術と、腕や胴体から放つ熱線で戦う。 寡黙で、ギョロギョロの言うことを聞く描写が多いが、逃げ帰った覚醒ゴキブリを容赦なく食い殺すなど、敗者には冷酷な面を持つ。ギョロギョロによると、元々はただの人間だったが、彼に目をつけたギョロギョロの育成によって死線を乗り越えて強くなり続けることで現在のような存在になったとのこと。ギョロギョロによる教育によって洗脳されてもおり、ギョロギョロからは一応敬語を使われてはいるが、その命令(指示・お願い)には逆らえない。 度重なる強化や強くなりすぎたこと、洗脳などによって、自我や感情はやや希薄になっており、自ら「霞がかっている」と評しているなどサイタマと似た一面も。育ち過ぎたポチでもかなわないサイタマと出会った際には、自分とまともに戦えるかもしれない存在によって久々に興奮し、饒舌となっていた。 育ち過ぎたポチとの交戦の余波で地下アジト全域を揺るがしたサイタマを警戒して対峙し、ゴウケツやムカデ長老を倒したことで地上で噂されていた「ゴーストタウンの化け物」の正体が彼であることを確信する。サイタマに興味を覚えるが、サイタマからは「過去に戦った連中と同じでどうせワンパンで終わるんだろう」と興味を持たれなかった。サイタマに対して凄まじい攻撃を仕掛けていくもワンパンで倒され、“恐怖"という感情を認識し地下深く落ちていった。 後に描きかえられた話では、古代の地底人が描いたと思われる壁画のある場所までサイタマを誘導し、自身にそっくりな絵が描かれていることと何故か読むことができた古代文字から自身が神になるべくして生まれた存在だと確信し、サイタマを生贄にして神になろうとした。しかし、サイタマはマグマを風呂代わりにしていてオロチの話は碌に聞いておらず、最初から本気を出して地球のエネルギーを直接吸い取ったガイア砲をサイタマにぶつけるも、サイタマのマジ水鉄砲で打ち消され、一撃で倒された。止めはさされなかったが、瀕死の状態で祭壇まで行き力尽き、サイタマの攻撃の余波で現れた壁画の全貌によると、オロチにそっくりな者の絵は実は神の生贄の1つに過ぎなかったことが判明する。 その後、致命傷を負いながらも大勢の怪人を吸収することで回復をする。今までサイコスに洗脳されたふりを告白し、サイコスまでも乗っ取ろうとするが、最後はサイコスと精神を共有した状態になる。 ゴウケツ 声 - 乃村健次 災害レベル竜。村田版にのみ登場。怪人協会の幹部。人間の数倍の巨躯と四つの目を持ち、棘の多い体をしている。怪人王オロチに実力を買われている。 元々は高名な武術家で、最多の出場者が集まった第一回スーパーファイトの初代王者だったが、数年前にとある怪人に惨敗した後、怪人の巣に連れて行かれ、暴力で全てを支配するという自身の野望を叶えるために怪人細胞を食べて怪人化した。敵には残虐ながら怪人の中でも元人間ということもあってか、武術会のレベル低下を思わず嘆いたり、怪人化して自我を失った元弟子たちを「それはそれでかわいい」と形容したり、怪人の勧誘も比較的丁寧に行うなど理知的な面も見せる。 元一流の武術家としての高い戦闘技術と怪人としての強靭な肉体を有する。連戦でボロボロだったジェノスを撃破する、スイリューを赤子扱いするなど高い実力を持つ。 ジェノスを撃破後に武術大会の場であるスーパーファイトの会場に現れるが、強力な出場選手たちを怪人にして怪人協会の手下に加えることが目的で、病院に搬送されていた選手も三羽ガラスを使って会場に集めさせた。その脅しに屈したり怪人細胞による強化に目が眩んだベンパッツ、ハムキチ、ボルテーン、チョゼらの怪人化に成功させる。しかし彼らを倒したスイリューの戦いぶりを見て、殺すには少し惜しいと考え、怪人協会の幹部にもなれるかもしれないと寝返ることを勧めるも、断わられたことでスイリューをいたぶって重傷を負わせる。 その後は怪人細胞の多量摂取で推定災害レベル竜の怪人となって万能感に浸っていたバクザンに実力の差を見せつけ、怪人協会のアジトの場所を教え会場を後にする。しかし、その後やってきたサイタマによってスーパーファイトの会場まで首が吹っ飛ばされた。 ジェノスからは、過去に戦ったどの怪人よりも強くS級ヒーローを集合させサイタマの力も借りて一斉に叩く必要があるほどの相手と評され、スイリューからも反則とまで言われるほどの強さであったが、サイタマからは、他の怪人との違いが分からなかったと言われた。 大怪蟲 ムカデ長老 声 - 坂東尚樹 災害レベル竜。村田版にのみ登場。怪人協会の幹部。ムカデ先輩とラフレシドンに続き、金属バットと交戦する。全長が確認できないほどの体躯を誇り、外殻の硬度は金属バットの攻撃やメタルナイトのミサイルも全く受け付けず、バングとボンブの奥義を喰らっても外殻の脱皮によってダメージを無力化するほど。 2年前にブラストと交戦し敗北、瀕死の重傷を負いブラストを憎んでいる。ブラストへの復讐のために怪人協会と協力を結び、なかなか表に出てこないブラストを戦場に引きずり出そうと躍起になっていた。ギョロギョロによると、ムカデ長老とまともに戦えそうなヒーローはブラストを含めて4人で、他にはタツマキとメタルナイトとキングがムカデ長老への脅威になるとしている。 フェニックス男に呼び出されバング、ボンブ、ジェノスの足止めとブラストへの復讐のため暴れまわる。3人の攻撃で大ダメージを負うも脱皮しすぐに再生するが、駆けつけてきたキングの「ブラストを連れてきた」という挑発に乗り、待ち構えていたサイタマのマジ殴りで砕け散った。 黒い精子 声 - 梅原裕一郎 災害レベル竜。怪人協会の幹部。普段は1体にまとまっているが、実際は11兆4491億71万2554体の個体の集合であり、斬ったり潰したりしても細胞ストックが尽きない限り、分裂したり巨大化しながら攻撃を仕掛ける。群体でも通用しない相手の場合は、個体の自我を殺し統合・合体することで「多細胞精子」となり、二度と分裂・変形ができなくなる代わりに、個体とは比較にならないほどの「高性能」となる。さらに10兆の個体が合体し「黄金精子」となる。通常でもアトミック侍を追い詰め、「黄金精子」になると弱っていたとはいえ、通り掛かっただけでタツマキを倒せるくらいになったが、その直後、覚醒したガロウに秒殺される。怪人の中ではかなり頭の切れる方で、戦況を分析したり、ガロウ戦後ストックが1体になり弱体化し圧倒的不利状況に陥ったあと、育ち過ぎたポチとともにサイタマのペットとして飼われる選択をしたり、その後登場するネオヒーローズに関して自分なりの考察をしたりしている。 村田版では、怪人協会に来たのはあくまでヒーロー協会を潰す目的で集まっただけで、オロチの配下になるつもりはなく手を組むのも今回限りと話しており、他の強力な怪人も同様の考えを持った者が多いようである。 駆動騎士の情報によると、一匹一匹が自我を持っており、分裂状態でも高い戦闘能力を持つ。 村田版では更に内容が追加されており、連携はより優れ、数はより多くなっている。 ホームレス帝 災害レベル竜。怪人協会の幹部。神通力を操り、「光パワー」と自称する力で、強力な破壊力を持つ光弾を放出して攻撃する。ただし、この光弾は距離を詰められた状態で使うと爆発で自身も致命傷を受けるのが弱点。村田版では、ゾンビマンの銃弾を光弾で防いでいた。 かつては普通のサラリーマンだったが理不尽な理由で無理やり解雇させられ、世捨て人となっていたが自己中心的に繁栄している人間の愚かさに気づき、そんな世界で下等な扱いを受けることに耐え切れなくなり死を選ぼうとする。その時突然彼の前に「神」が現れ、愚かな人類を滅ぼすために神通力を授かった。駆動騎士の情報によると、身体能力自体は一般人レベルだが、至近距離からの攻撃を避け、瞬時に応戦するなど反射神経は優れている。光弾は無尽蔵に放出することができ、ホームレス帝自身は全く疲弊している様子が無い事から、黒い精子からはエネルギーの出どころは他にあるのではと推測されている。 最終決戦まで生き残ったが、ゾンビマンに「神」のことを語ろうとしたため、「神」に神通力を没収され、急速に力尽きた。 「人類を地球に対する害として排除する」「爆発する光球を操る」などワクチンマンとの共通点が多い。 村田版では更に内容が追加されており、威力はより強く、技の応用はより広くなっている。 彼の怪人という経緯としては、怪人細胞や突然変異などではなく、全く異なるタイプである。アマイマスクとは正反対の【純粋な人間タイプの怪人側】という非常に珍しい怪人である。 エビル天然水 災害レベル竜。怪人協会の幹部。液状の体に目玉が二つ浮かぶ凶悪な怪人。 殺意や焦燥など他人の感情に反応、超高圧の水流をビームのように射出して攻撃する。殺気の無い相手には攻撃をしない。童帝の分析によると、水流の噴出によって消費した水分は空気中から吸収して再生できる他、油分を含んだ怪人を吸収することで、特殊攻撃の対策を取るなど知力はかなり高い。 駆動騎士の情報によると、液体生命体で、水分を奪うことで体積を増やすことも可能。 村田版では更に内容が追加されており、体積はより大きく、存在はより厄介なものになっている。 コアとなる心臓部が弱点だが、心臓部も液体なため物理的な攻撃が通用しない。だが、サイタマの一撃による衝撃を受け四散し行動不能状態となる。怪人協会壊滅後も心臓部は生きていたが、復活を見越して密かにマークしていた豚神に飲み込まれ、内側から抵抗するも致命傷を与えることができず消化された。マッドドクターフィッシュ 災害レベル虎。エビル天然水と共生してる魚の怪人。 ピラニアのように鋭い歯で相手を襲い、敵味方関係なく嚙み殺す。イアイアンに倒された。 エビル海洋水 災害レベル【不明】。エビル天然水が海に入ることで更に凶暴になった超海物。ムカデ仙人曰く「母なる海の化身」。 ムカデ仙人との連携でガロウを窮地に立たせるもサイタマのマジ殴りにより霧散された。 海大砲 巨大な水鉄砲のような技で、威力は1発で街を簡単に破壊するほど強力な技。 ブサイク大総統 災害レベル竜。怪人協会の幹部。不細工な普通の人間が、その容姿が原因で溜まった嫉妬心・劣等感を憎悪に変換、怪人化した「ブサイクモンスター(略称ブサモン)」と呼ばれる類の怪人。美しい・かっこいい者への嫉妬・憎悪によってより醜く強化される。ハグキ共々本気を出したバングに一撃で倒された。 駆動騎士の情報によると、相手の弱点を見抜く洞察力に加え、強靭な肉体と残虐性を用いて相手の精神と肉体を破壊する。 村田版では更に内容が追加されており、顔はより醜く、体はより強靭なものになっている。Gブサイク大総統 ハグキによって丸吞みにされた直後に脱出するも、胃液で全身が溶かされた醜悪な姿をしている。「G」は「ゲロ」の意味で、片目が取れかけている。ハグキの強力な消化能力を引き継いでおり、全身が強酸の塊のような状態になっている。斬撃が効かない体になったことで剣聖会のメンバーを簡単に倒し、クロビカリにも酸でダメージを与えるなど大幅にパワーアップをした。しかし、体を維持するためには食事をし続けなければならず、分裂した黒い精子達をも酸で溶かして食べ始めたことで黒い精子の怒りを買い、合体して金の腐食耐性を身につけた黄金精子にボコボコにされる。また、思い描いていたシナリオを台無しにされたことでホームレス帝からも怒りを買って攻撃を受け、勝ち目がないことを悟り逃走する。 ハグキ 災害レベル竜。怪人協会の幹部。目も鼻もない、巨大な口だけの醜い怪物。豚神と同様な戦闘スタイルで敵を丸飲みする。豚神を倒し最終決戦まで生き残ったが、ブサイク大総統共々本気を出したバングに一撃で倒された。鳴き声は、「ブモオオオオオ」。 駆動騎士の情報によると、無限の食欲に駆られ、重機をも嚙み砕く咬合力で、標的にしたものを胃袋に収めるまで止まらない。 村田版では更に内容が追加されており、実力はより高く、食欲はより旺盛になっている。 育ち過ぎたポチ(村田版では育ちすぎたポチ) 災害レベル竜。怪人協会内で飼われている番犬。バングやガロウからの攻撃を受けても大したダメージを受けない異常なタフネスを持つ巨大な犬の化け物。口から火炎弾のようなものを無数に放つ。その実力はニャーンやオロチからも認められ一目置かれている。 サイタマと遭遇し襲いかかるが、犬好きなサイタマからは怪人ではなく「犬」と認識されており、しつけとしてパンチ一発で「おすわり」をさせられて倒されたがとどめはさされなかった。その後、意識を取り戻しオロチからサイタマを殺すように命令されるが一目散で逃げ出す(村田版のみ)。 駆動騎士の情報によると、怒らせば辺り一面を更地にするほど驚異的な存在だが、自分より強い者には懐く習性がある。 怪人協会壊滅後も生き延びていたが大幅に弱体化しており、子犬ほどのサイズになってサイタマに近寄ってきた。犬好きなサイタマは家に連れ帰っている。 ニャーン 災害レベル竜。村田版にのみ登場。怪人協会の幹部。猫の怪人。元は飼い猫だったが、当時の飼い主に強引に愛情を押し付けられていたことに辟易していたようである。 「猫罰」という爪を使ったシンプルな攻撃を行うほか、3ミリ程の隙間があればあらゆる場所に侵入できる能力も持ち合わせている。隙間からの不意打ち、攻撃を避ける際や逃走時における手段としても活用できる事から汎用性はかなり高いと思われる。 怪人協会への勧誘を目的に臭蓋獄へ赴き、囚人十数人を怪人化させることに成功する。ヒーロー協会との全面戦争時は、怪人化した囚人達とプリズナーが対峙していた際に現れ、プリズナーに深手を負わせるものの、プリズナーが「愛情を強引に押し付けてきた昔の飼い主に似ている」という理由から嫌悪感を覚え、逃走する。 ぷりぷりプリズナーを振り切った後、サイタマがポチを一撃で倒した様子を目撃し、隙をみてサイタマに不意打ちを仕掛けるも全く効かず、恐怖感を覚えそのまま逃走する。 逃走後、地上に出てストレス発散目的でA級以下のヒーロー達をいたぶり始める。また、その際にヒーロー達が人質だったワガンマの救出に成功した事を知り、遊びのテーマとしてヒーロー達の前でワガンマをズタズタにしようと画策しワガンマを連れ去ろうとするが、突如現れた駆動騎士と交戦。互角の戦いを繰り広げ、駆動騎士を苦戦させるが、最後には駆動騎士の「戦術変形『金』」により丸焦げにされ倒された。その後もかすかに生きていたが、生物模倣兵器の参考にするために駆動騎士に回収された。 疾風のウィンド 声 - 村田太志 災害レベル鬼〜竜。新入りのためか幹部候補。怪人協会メンバーで特S級の賞金首。長髪で眉毛がなく、睫毛が長い。ソニックと同じく忍者の里の出身者で、彼の先輩にあたる「黄金の37期」。 人間状態でも音速のソニックの爆裂手裏剣を難なく受け止める高い実力を持つが、同じ里出身の「人身売買王アブラボウズ」といった実力者には戦力的にもかなわず、「暗殺者」として使い潰される虚しい人生に嫌気がさし、世界を支配できるだけの力を求めてフレイムと共に怪人協会に入り怪人化。人間の姿と怪人化した姿を自由に切り替えることができ、ソニックが戦慄するほどの速さを身に付けた。怪人化した姿は全身に豹の様な模様が浮かび上がる。閃光のフラッシュをヒーロー協会の実力的なトップとして高く評価している一方で、自分たちのスピードについてこれない他のヒーローは雑魚だと見なすなど自身の速さに相当な自信を持っている。怪人化した際の強さと速度は人をほとんど褒めないフラッシュをして「片方でも取り逃がしたら後々面倒になる」と評価せしめるほど。 怪人王オロチに対する忠誠心などは一切無く、いずれ自分たちの手で世界を支配することを望んでおり、自分たちの唯一の障害となる閃光のフラッシュを確実に討つためにソニックを勧誘に来てソニックに怪人細胞を渡した。その後、怪人協会に乗り込んできたフラッシュとの戦いでは善戦するが、最後はフレイムと共に閃光斬で倒された。 その後、転生フェニックス男の能力の影響で復活したがフラッシュに倒された時の記憶は無く、フラッシュを探している時にサイタマと遭遇し、ヒーローと認識してフレイムと共に攻撃をしかけるもあっさり見切られる。自分たちの技を見切ったとのことで殺しのターゲットにするが、先約があるとのことで後回しにしてフラッシュ探しを再開した(なお、人間体のまま全裸で行動していたため、サイタマには「ただの変質者」と認識されて見逃された)。 後に142話は描きかえられ、全裸ではなくなったが、転生フェニックス男との対戦で疲弊した童帝を使ってフラッシュをおびき寄せようとしたが、サイタマにフレイムもろとも一撃で倒され捕縛された。 元々は村田版にのみ登場していたが、原作115話にて逆輸入の形で登場している。 業火のフレイム 声 - 内匠靖明 災害レベル鬼〜竜。幹部候補。怪人協会メンバーで特S級の賞金首。基本的にに無表情で髪を逆立てているが、しゃべり出すと饒舌。炎を纏った攻撃をする。怪人化した姿は全身に血管の様なものが浮かび上がる。ソニックと同じく忍者の里の出身者で、ウィンドと同じく「黄金の37期」。常にウィンドと行動を共にする。 元々は村田版にのみ登場していたが、原作115話にて逆輸入の形で登場している。
※この「怪人協会幹部」の解説は、「ワンパンマン」の解説の一部です。
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