怪人同盟とその関係者
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「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム」の記事における「怪人同盟とその関係者」の解説
怪人同盟のメンバーは、オーディションによって選ばれた。 風田 三郎(かぜた さぶろう) / サナギマン / イナズマン 1年A組に在籍する超能力を持った問題児で、怪人同盟のリーダー。 自分を含めた超能力者たちを「新人類」と称し、弦太朗や美代子らを「旧人類」と見下すなど、表面上は傲慢な性格であるかのように振舞っているが、一方では繊細な心の持ち主でもあり、小学生時代から自分の超能力を家族やクラスメイトたちなどに疎んじられてきた経緯から、深い悲しみや葛藤を抱えていた。怪人同盟のメンバーを除く周囲の人間への不信感も、そのトラウマに起因したものである。 物語の始まる5年ほど前に瑠美、大太、誓夫と共に、アクマイザーによってゲートとしてさらわれている。序盤での弦太朗との逃走劇は、パルクールを取り入れている。この要素は本来、坂本が監督を務めた映画『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』内において、NEVERメンバーの誰かにパルクールさせるという案が実現できなかったため、そのアイディアを本作品にて達成させたものである。 名前の由来は漫画『イナズマン』の風田サブロウ。 『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』 フォーゼを助けるため登場。イナズマンは、フォーゼの危機を救う際「先生」と呼ぶなど、本作品の延長線上にある存在であることを窺わせている。時系列上では弦太朗はまだ三郎と出会っていないため、イナズマンに先生と言われたフォーゼは戸惑っていた。 小巻 瑠美(こまき るみ) 怪人同盟の紅一点で、愛称は「ルビィ」。サブリーダー的存在であり、演説じみたことも行う。 戦闘では他のメンバーと違い、優雅な振る舞いでサイコキネシス(念動力)などの超能力を駆使し、他人をマインドコントロールして操るなど、極力自らは手を汚さない遠距離戦法を用いる。ヘラクレス・ゾディアーツとの戦闘では美羽とタッグを組んでダスタードと戦う。原典は漫画『イナズマン』のルビィ。 小牧瑠美役のオーディションには、実際に選ばれた山谷花純のほか、今野鮎莉や飯豊まりえも参加していた。 演じた山谷花純は、本作品をきっかけに『白魔女学園』(および続編の『白魔女学園 オワリトハジマリ』)や『宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION』・『モブサイコ100』など、坂本の監督作品に出演することとなる。 近藤 大太(こんどう だいた) 怪人同盟のメンバーで、愛称は「コング」。メンバー1の巨漢で、戦闘においては超能力だけでなく、持ち前の怪力を生かした力技も得意とする。 あまりしゃべることは無く、口を開いても大半は「ウホッ」という口癖のみ。原典は漫画『イナズマン』のコング大王。 演じたキャッチャー中澤は、本作品をきっかけに『ウルトラマンジード』や『モブサイコ100』など坂本の監督作品に出演することとなる。 『仮面ライダージオウ』 2018年の天高生徒で、歴史改変の影響により仮面ライダー部に所属している。ネズミとともに、変身解除したソウゴとゲイツを仮面ライダー部に案内した。同作品では本作品とは異なり、喋り方も普通なものとなっている。 根津 誓夫(ねづ ちかお) 怪人同盟のメンバーで、愛称は「ネズミ」。小柄ですばしっこい。 一見ひ弱そうな外見だが、宇津木遥やダスタードと互角に渡り合う腕っ節の持ち主であり、コングとタッグを組むこともある。 またネズミの声の様な掛け声を発することも多いが、コングと異なり普通に喋るシーンが存在する。原典は漫画『イナズマン』のチカメネズミ。 『仮面ライダージオウ』 2018年の天高生徒で、歴史改変の影響により仮面ライダー部に所属している。コングとともに、変身解除したソウゴとゲイツを仮面ライダー部に案内した。 番場 影人(ばんば かげと) / ヘラクレス・ゾディアーツ ヘラクレス・ゾディアーツに変身する男。表向きは「怪人同盟」や超能力者たちを支援している超能力研究者だが、その実態は国際犯罪組織のボスであり金の亡者でもある武器商人。三郎たちに近づいたのも彼らを超能力兵士として売り飛ばすためだった。ライダー部によって自らの本性が暴かれた後、悪あがきとしてライダー部や怪人同盟、それに超能力者たちにダスタードを差し向け、自らは美代子を人質にとって逃亡し、追跡してきたメテオを軽くあしらうも、三郎が変身したイナズマンに圧倒され敗北。最後は流星に逮捕された。 劇場パンフレットやディレクターズカット版の追加シーン、およびパーフェクトパック初回限定特典の復刻台本によると、元はホロスコープスの構成員として、コズミックエナジーによる人類の強制的進化(=ゾディアーツ)に関する研究に携わっていたが、後に研究途上で超能力開発に乗り換えたため、我望をはじめとするかつての同志と袂を分かったという過去を持つ。またディレクターズカット版の追加シーンでは、『仮面ライダーエターナル』に登場した超能力兵士クオークスを育成する超能力研究施設ビレッジにも所属していたことが、JKの台詞によって示唆されている。苗字は『イナズマン』の敵組織「新人類帝国」の首領・帝王バンバのオマージュ。
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