太陽の王子 ホルスの大冒険
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『太陽の王子 ホルスの大冒険』(たいようのおうじ ホルスのだいぼうけん)は、東映動画製作の日本の劇場用アニメ映画。公開は1968年7月21日、上映時間82分、シネスコ(東映スコープ)。『東映まんがパレード』(のちの『東映まんがまつり』)の一本として上映された。
注釈
- ^ このうち『ゲゲゲの鬼太郎』(TVブローアップ版)は、公開当時のフィルムが紛失していたため、テレビ放送版のフィルムを再編集して収録した。
- ^ 本作品には、制作開始から完成までの間に中断期間があり、その間に東映動画を退社、あるいは降板するなどしたためクレジットされていないが、林静一、倉橋孝治らも参加している[2]。
- ^ 宮崎駿は当時この文書を大塚から見せられたと、2018年の高畑の「お別れの会」のコメントで述べている[7]。
- ^ 大塚によると、関からは演出(監督)について芹川有吾か矢吹公郎を勧められ、高畑については「もう少しあとでやってもらおうと思っている」と言われたという[6]。
- ^ 『龍の子太郎』はそれから14年後の1979年に東映動画によって長編劇場アニメ化された(監督は浦山桐郎)。作画監督を務めた小田部羊一は東映動画から依頼があったときにスタッフの条件として「演出(監督)は高畑勲」と述べたが、東映動画側は「高畑は絶対に認められない」という返事だったと回想している[9]。
- ^ 東映動画の社内組織上1965年3月に「長編漫画製作部」「TV漫画製作部」「技術部」が統合されて「製作部」となっていた[14]。
- ^ 当時、ソ連が横浜港とナホトカ港を結ぶ定期船を運航していた。
- ^ 『東映まんがまつり』系統で、円谷プロ作品、ならびに同プロ製作のウルトラシリーズが上映されたのは、これが唯一のケースとなった(前年公開の『キャプテンウルトラ』は東映作品)。これ以降、ウルトラシリーズを筆頭とする円谷作品は、『東宝チャンピオンまつり』で上映されている。
出典
- ^ a b 松野本、2009年、p.38
- ^ a b c 大塚、2013年、pp.305 - 307
- ^ 大塚、2013年、p.151
- ^ 東映アニメーション、2006年、p.32
- ^ a b 大塚、2013年、p.159
- ^ a b 大塚、2013年、pp.160 - 161
- ^ a b c “高畑勲さん「お別れ会」 宮崎駿監督は声を詰まらせながら、亡き盟友を偲んだ(追悼文全文)”. ハフィントンポスト. (2018年5月15日) 2018年5月16日閲覧。
- ^ a b c d 大塚、2013年、pp.162 - 163
- ^ 叶、2004年、pp.111 - 112
- ^ a b 大塚、2013年、pp.164 - 166
- ^ 富沢、1983年(同書収録のインタビュー)
- ^ 高畑勲監督お別れ会で号泣の宮崎駿監督...鈴木敏夫Pは「宮崎駿はただひとりの観客、高畑勲を意識して映画を作っている」と LITERA 2018年5月16日
- ^ a b c d e 大塚、2013年、pp.168 - 169
- ^ 東映アニメーション、2006年、p.33
- ^ 大塚、2013年、p.167
- ^ 社長が訊くニンテンドーDSi 小田部羊一さんと『うごくメモ帳』篇 - 任天堂
- ^ 叶、2004年、p.66
- ^ 叶、2004年、pp.100 - 101
- ^ 叶、2004年、p.102
- ^ a b 大塚、2013年、p.170
- ^ a b 大塚、2013年、p.171
- ^ 木村智哉「東映動画株式会社における映画製作事業とその縮小」谷川健司(編)『戦後映画の産業空間: 資本・娯楽・興行』森話社、2016年
- ^ なつぞら:劇中アニメを振り返り! 「神をつかんだ少年クリフ」 小田部羊一さん作「キアラ」も話題に 2019年9月24日 まんたんウェブ 2019年9月26日閲覧
- ^ a b 東映アニメーション、2006年、pp.42 - 43
- ^ a b 池田宏「永遠の『先達』のままで逝ってしまったパクさん」『キネマ旬報』2018年6月上旬特別号、キネマ旬報社、pp.18 - 19
- ^ 小田部羊一「"死"は"果種"(たね)なんだとパクさんは言った」『キネマ旬報』2018年6月上旬特別号、キネマ旬報社、pp.20 - 21
- ^ “もりさんのヒルダ”. アニドウ. 2019年1月13日閲覧。
- ^ 鷲谷花「美しい悪魔の妹たち 『太陽の王子ホルスの大冒険』にみる戦後日本人形劇史とアニメーション史の交錯」『ユリイカ』2018年7月臨時増刊号(総特集 高畑勲の世界)、青土社、p.261
- ^ a b c 鷲谷、2018年、pp.265 - 266
- ^ a b 鷲谷、2018年、p.264
- ^ a b 鷲谷、2018年、p.268
- ^ 鷲谷、2018年、p.263
- ^ 鷲谷、2018年、pp.263 - 264
- ^ 岩井俊二「僕の「やぶにらみの暴君」 - スタジオジブリ(『王と鳥』公式サイト)
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