ポルノグラフィティ 楽曲に関して

ポルノグラフィティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/06 20:48 UTC 版)

楽曲に関して

プロデューサー

デビュー当初から2012年までは本間昭光と田村充義の2人体制でプロデュースを手掛けていた[注釈 20]

人名 プロデュース期間 備考
吉俣良 1998年
田村充義 1998年 - 現在
  • デビュー前から現在に至るまで、全楽曲の制作に携わっている。
本間昭光 1998年 - 2012年
  • 1998年夏にプロデューサーに就き、2012年3月リリースの9thアルバム『PANORAMA PORNO』までトータルプロデュースを手掛けた。
  • ak.homma名義で「アポロ」「サウダージ」「アゲハ蝶」などの作曲、ほぼ全楽曲の編曲を手掛けていた(詳細は制作活動の項目を参照)。

影響

岡野は邦楽ではTHE YELLOW MONKEYユニコーンなど、洋楽ではボン・ジョヴィガンズ・アンド・ローゼズに影響を受けている。特にガンズ・アンド・ローゼズから受けた影響は大きく、ボーカルのアクセル・ローズへの憧れから、高校3年の文化祭で演奏した際の衣装は父親の釣り用のベストだったと語っている[5]。また自身が詞曲を手掛けた「Let's go to the answer」と「東京ランドスケープ」の歌詞中にはガンズ・アンド・ローゼズの楽曲「Welcome to the Jungle」と「It's So Easy[注釈 21]」 がそれぞれ登場している[注釈 22]

一方、新藤は邦楽ではBARBEE BOYSチェッカーズ中森明菜などに影響を受けている。特にBARBEE BOYSから受けた影響は大きく、新藤が初めて購入した楽器は高校1年の頃に買ったソプラノ・サックスで、KONTAのようにサックスを吹きながらボーカルをやりたかったと語っている他、高校2年の文化祭ではBARBEE BOYSのコピーバンドを組み演奏している[28]。洋楽ではガンズ・アンド・ローゼズエクストリームエリック・クラプトンなどに影響を受けており、エクストリームのギタリストであるヌーノ・ベッテンコートへの憧れは強く、シグネチャーモデルのギターも所有している[注釈 23][28]

また、両者共にバンドマンを志したきっかけは「中学生のときにXを聴いたこと」と述べており、新藤が初めてコピーした曲は「」である[29]

制作活動

作詞

インディーズ時代からほぼ全楽曲の作詞を岡野と新藤が手掛けている[注釈 24]。中でも、デビュー曲の「アポロ」をはじめ、「サウダージ」「アゲハ蝶」「メリッサ」「ハネウマライダー」「オー!リバル」「THE DAY」といった代表曲の作詞を手掛けてきた新藤の詞の世界は、岡野の歌唱力と並び、ポルノグラフィティのもう一つの顔と称される[30]

作曲

インディーズ時代からTama(デビュー当初はシラタマ名義)がメインソングライターを担っており、2004年の脱退まで「サボテン」「幸せについて本気出して考えてみた」「」「ラック」といったシングル表題曲など、数多くの楽曲の作曲を手掛けた。また、デビュー当初はプロデューサーの本間昭光(ak.homma[注釈 25])から楽曲提供を受けており、長らくシングル表題曲は作詞:新藤晴一(デビュー当初はハルイチ名義)、作曲:ak.hommaの組み合わせで制作されたものが多かった[注釈 26]。これはデビュー曲の制作に煮詰まっていたことがきっかけで、2001年当時のインタビューで新藤は「ゆくゆくはTamaの曲を増やしていきたいという気持ちがある。それが出来るようになるために今、本間さんとやっている。」と語っている[5]。岡野は「メンバー自身で書いていない楽曲でのデビューにコンプレックスがあった」「当時の自分らとしては少なからず本意ではないところもあった」と当時を振り返っており[31]、2006年の「ハネウマライダー」のヒットを機に「自分たちだけの手で制作をしてみたい」という思いが強くなっていったという[31]。そして、2007年には現在の制作スタイルに繋がるきっかけが詰まったアルバム『ポルノグラフィティ』をリリースし[31]、2008年12月にリリースした27thシングル『今宵、月が見えずとも』からは全楽曲の作曲を岡野と新藤が手掛けている[注釈 27]

編曲

1stシングル『アポロ』から32ndシングル『EXIT』(2011年3月) までのほぼ全楽曲にak.hommaが携わっていた[注釈 28](8thシングル『幸せについて本気出して考えてみた』からはメンバーとの共同編曲[注釈 29])。9thアルバムの制作を意識し始めた2011年5月頃、キャリアを重ねたメンバーの「未知なる化学反応を通じての新しい音の獲得」と「"ポルノグラフィティ"のさらなる進化への昇華」を目指したいという意向から、スタジオミュージシャンやエンジニアといった制作チームのメンバーを一新。同年9月にリリースした33rdシングル『ワンモアタイム』からは楽曲毎に異なるアレンジャーを迎え、メンバーと共同で編曲を行っている。

現在の主なアレンジャー
人名 初担当楽曲
篤志 ネガポジ
江口亮 9.9㎡
近藤隆史 ワンモアタイム
tasuku
立崎優介 ルーズ
田中ユウスケ ワンモアタイム
トオミヨウ ゆきのいろ
宗本康兵 FLAG







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