ラック_(ポルノグラフィティの曲)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ラック_(ポルノグラフィティの曲)の意味・解説 

ラック (ポルノグラフィティの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/30 07:25 UTC 版)

ポルノグラフィティ > ラック (ポルノグラフィティの曲)
「ラック」
ポルノグラフィティシングル
初出アルバム『PORNO GRAFFITTI BEST RED'S
B面 Theme of "74ers"
Anotherday for "74ers"
リリース
規格 レーベルゲートCD2
ジャンル J-POPロック
時間
レーベル SME Records
作詞 新藤晴一
作曲 Tama
プロデュース 田村充義本間昭光
ゴールドディスク
日本レコード協会
  • ゴールド
チャート最高順位
オリコン
  • 週間1位
  • 2003年12月度月間7位
  • 2004年度年間103位
ポルノグラフィティ シングル 年表
愛が呼ぶほうへ
(2003年)
ラック
(2003年)
シスター
2004年
EANコード
EAN 4547557000573
(SECL-53〜54)
テンプレートを表示

ラック」(英語: Lack)は、ポルノグラフィティの楽曲。2003年12月3日SME Recordsより14作目のシングルとしてリリースされた。

概要

前作『愛が呼ぶほうへ』から約4週間ぶりのリリースとなる、リリースラッシュ第4弾シングル。

リリース翌日の2003年12月4日より開催されるライヴツアー『6thライヴサーキット "74ers"』のプレカット・シングル[1][2]と位置付けられた作品で、CDには表題曲の他にツアーでも使用される予定のインスト2曲を[1]、付属DVDにはツアーのプランニングドキュメントを収録[1]

表題曲の「ラック」は自身74曲目となる楽曲。カップリング2曲には「74ers」というタイトルが付けられていることから、偶然ながら収録曲全てが74に絡む形となった。

完全生産限定盤(10万枚)のみの限定発売[1]。後のSMEコピーコントロールCD撤退に伴い、同年発表のシングル4作(『』『音のない森』『メリッサ』『愛が呼ぶほうへ』)が通常CDで再リリースされたのに対し、本作は再リリースされず、現在は廃盤となっている[2]

Tamaは自身が作曲を手掛けた表題曲を「チャート的ではない[3]」と評しているが、2003年12月15日付オリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得。同ランキング1位獲得は6th『アゲハ蝶』以来で、前作『愛が呼ぶほうへ』と同時トップ10入りも記録した。

2004年7月にTamaが脱退したため、本作が3人体制でのラストシングルとなった。

収録曲

LGCD2
# タイトル 作詞 作曲 編曲 時間
1. 「ラック」 新藤晴一 Tama ak.homma, ポルノグラフィティ
2. 「Theme of "74ers"」   岡野昭仁 ak.homma
3. 「Anotherday for "74ers"」 新藤晴一 Tama ak.homma
合計時間:
DVD
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「Planning Document of "74ers" [注釈 1]    
合計時間:

楽曲解説

  1. ラック
    • タイトルの「ラック(英語: Lack)」は「欠乏」や「不足」などを意味し[5]、サビでは「欠落感」というワードが繰り返される[2]。また、歌詞中には同音異義語のラック(英語: Ruck)の意である「ガラクタ」が登場する。
    • ロックヒップホップの融合という時代の流れにアプローチしてみたい[6]」というTamaの意向のもと、4thアルバム『WORLDILLIA』リリース後の約1か月のオフ期間に「月飼い」などと共にデモ曲が制作された[3][5]。スタッフ間での評判も良かったことから[6]、5月頃には前シングル3作(「音のない森」「メリッサ」「愛が呼ぶほうへ」)に先立ってレコーディングが行われ[注釈 2][3]、作曲を手掛けたTamaは制作途中の段階で「昭仁の熱唱」「爆発的な躍動感」「スタジアムロック」といった「"ライヴ"を想像してもらえる曲になると感じた」と振り返っている[5]
    • 7月19日出演のライヴイベント『SOUND MARINA 2003 in SAKA 〜Feel the Voice 2〜』では、1曲目に未発表の本楽曲が先行披露された[4]
    • MVも「ライヴ」をテーマとしている。撮影は川崎市ラ チッタデッラ内数カ所で行われ、ファンクラブ会員が多数参加している。
  2. Theme of "74ers"
    • 作曲を手掛けた岡野は「晴一が書いてきた(ライヴ演出の)ストーリーのたたき台みたいなものを見て、思うがままにメロディにしていった[3]」と振り返り、ピアノの鍵盤を押しながらメロディを繋いでいく形で制作された[3]
    • 『6thライヴサーキット "74ers"』ではオープニングで使用された他[3]、ストリングスアレンジを加えた「Theme of "74ers" (Ending Version)」が本編のエンディングで使用された[3]
  3. Anotherday for "74ers"
    • インスト曲とされているが、実際には歌詞が4行あり[7]、ポルノグラフィティ初の全編英語詞となっている。
    • Tamaにしては珍しくレコーディング5弦アクティブベースを使用しており、クレジット表記はないがトランペットも演奏している[4]

Additional Musicians

  1. ラック
  2. Theme of "74ers"
    • 不明
  3. Anotherday for "74ers"
    • 不明

収録作品

# タイトル 収録作品
1 ラック
アルバム
ミュージックビデオ
ライヴ映像
ライヴ音源
2 Theme of "74ers"
ライヴ映像
  • ライヴ映像作品『"74ers" LIVE IN OSAKA-JO HALL 2003』
  • ライヴ映像作品『ポルノグラフィティ20th Anniversary Special Live Box』[注釈 5]
ライヴ音源
3 Anotherday for "74ers"
ライヴ映像
  • ライヴ映像作品『"74ers" LIVE IN OSAKA-JO HALL 2003』

脚注

注釈

  1. ^ ツアーに向けたソロ・インタビューや本作のレコーディング風景、メジャーデビュー前や映像作品化されていない『2ndライヴサーキット "D4-33-4"』『3rdライヴサーキット "ジャパンツアー"』『4thライヴサーキット "Cupid(is painted blind)"』のライヴ映像を一部用いたドキュメント映像[4]
  2. ^ ボーカルのみ、10月頃に再録したテイクが使用されている[6]
  3. ^ 特典映像の『Amuse Fes 2015 BBQ in つま恋 ~僕らのビートを喰らえコラ!~』に収録。
  4. ^ "NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜" DAY1』に収録。
  5. ^ 『"NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜" DAY1』『"NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜" DAY2』に収録。

出典

  1. ^ a b c d ラック(完全生産限定盤)”. ソニーミュージックオフィシャルサイト. 2022年6月9日閲覧。
  2. ^ a b c ポルノグラフィティ / ラック [CD+DVD] [CCCD] [限定][廃盤]”. CDジャーナル. 2022年3月11日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 『6th LIVE CIRCUIT "74ers" Document Book「Real Days」』ソニーマガジンズ、2004年4月17日、62-64,228,238頁。 
  4. ^ a b c 『PORNOGRAFFITTI × PATi・PATi COMPLETE BOOK ~15years file~ 1』シンコーミュージック、2014年12月22日、245,258頁。 
  5. ^ a b c 『ラック』SME Records、2003年12月3日、「Planning Document of "74ers"」04:27-05:40
  6. ^ a b c ポルノグラフィティ全書 〜ALL TIME SINGLES〜SME Records、2024年9月3日、SPブックレット050頁。
  7. ^ Anotherday for "74ers"”. うたまっぷ. 2023年8月13日閲覧。

関連項目


「ラック (ポルノグラフィティの曲)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ラック_(ポルノグラフィティの曲)」の関連用語

ラック_(ポルノグラフィティの曲)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ラック_(ポルノグラフィティの曲)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのラック (ポルノグラフィティの曲) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS