藤田晃生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/14 16:28 UTC 版)
| 藤田 晃生 | |
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2023.11.04
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| プロフィール | |
| リングネーム | 藤田 晃生 |
| 本名 | 藤田 晃生 |
| ニックネーム | Japanese young punk |
| 身長 | 178cm |
| 体重 | 86kg |
| 誕生日 | 2002年7月14日(23歳) |
| 出身地 | |
| 所属 | 新日本プロレス |
| スポーツ歴 | アマチュアレスリング |
| トレーナー | ザック・セイバーJr. |
| デビュー | 2021年8月24日 |
藤田 晃生(ふじた こうせい、2002年7月14日 - )は、日本の男性プロレスラー。愛媛県新居浜市出身。新日本プロレス所属。血液型A型。
来歴
少年時代
小学3年生の時からプロレスに興味を持つようになった。2011年、東日本大震災の影響が色濃く残る中、鈴木みのるが語った『被災者への想い』に圧倒され、将来の夢をプロレスラーと決めた。
小学1年から中学まで少林寺拳法を習っていた。新居浜西中に進学後は、少林寺拳法を続けながら全国レベルの強豪である駅伝部に入部。
デビュー以前
愛媛県立八幡浜工業高等学校時代はアマチュアレスリングを経験し[1]、2019年にJOC中国・四国大会の71キロ級で優勝を果たす。
2020年12月に行なわれた新日本プロレスの新弟子テストに合格し、2021年4月に道場入りした。
ヤングライオン時代
2021年8月24日、後楽園ホール大会において同期の大岩陵平とのデビュー戦を行い、10分時間切れ引き分けに終わる[2]。
2022年3月にNEW JAPAN CUPに初出場。1回戦はシードとなり、3月10日のアイメッセ山梨大会にてYOSHI-HASHIと対戦し敗北。2回戦敗退に終わる[3]。
4月16日、後楽園ホールで行われた「後楽園ホール60周年 還暦祭」では、第1試合で全日本プロレスの井上凌と対戦してギブアップ勝ちを収め、シングルマッチでの初勝利を挙げると[4]、20日の後楽園ホール大会では、第1試合で中島佑斗と対戦して勝利し、新日本プロレス内でのシングルマッチに初勝利する[5]。
7月9日、全日本プロレスに初出場。横浜ラジアントホール大会にてタイガーマスクとのタッグで田村男児、井上組と対戦。タイガーが井上からフォールを奪い勝利[6]。
10月2日、永田裕志、中島、大岩とのタッグで全日本プロレスの後楽園ホール大会に出場。宮原健斗、井上、安齊勇馬、大日本プロレスの野村卓矢組と対戦し、井上からギブアップ勝ちを収める[7]。
12月25日、中島、大岩とのタッグで全日本プロレスの後楽園ホール大会に出場。大森北斗、井上、安齊組と対戦し、井上からギブアップ勝ちを収める[8]。
TMDK時代
2023年1月5日、NEW YEAR DASH!!にてセコンド業務をしていたところ、前日の「WRESTLE KINGDOM 17」でTMDKに加入したザック・セイバーJr.からTMDKに勧誘されて受諾し、ヤングライオンながらTMDK入りを果たす[9]。
1月21日、WRESTLE KINGDOM 17 in 横浜アリーナでの第0-1試合で大岩とのタッグでプロレスリング・ノアの矢野安崇&小澤大嗣と対戦し、小澤からギブアップ勝ち[10]。
2月19日、中島、大岩とのタッグで全日本プロレスの後楽園ホール大会に出場。VOODOO-MURDERSの諏訪魔、斉藤ジュン、斉藤レイ組と対戦し、中島が諏訪魔からフォールを奪われて敗北[11]。
5月7日、中島、大岩とのタッグで全日本プロレスの大田区総合体育館大会に出場。本田竜輝、椎葉おうじ、井上組と対戦し、井上からギブアップ勝ちを収める[12]。
5月26日、国立代々木競技場第二体育館大会ではロビー・イーグルスとのタッグで外道、クラーク・コナーズ組と対戦。外道からフォール勝ちを収める[13]。
5月29日、大岩、ボルチン・オレッグとのタッグで全日本プロレスの後楽園ホール大会に出場。佐藤光留、田村、井上組と対戦し、井上からフォール勝ちを収める[14]。
6月9日、ザックとのタッグで『ALL TOGETHER AGAIN ~元気があれば何でもできる!~』に出場。クリス・リッジウェイ、ショーン・レガシー組と対戦し、リッジウェイのアンクル・ロックにギブアップ負け。
8月13日、G1 CLIMAX 33両国国技館大会でヤングライオン卒業を宣言し、海外遠征を行うこととなった[15]。
ヤングライオン卒業後
海外遠征から2ヵ月、10月12日にロビー・イーグルスとのタッグでSUPER Jr. TAG LEAGUEへの参戦が発表される[16]。結果は4勝4敗の五分でリーグ戦を終える。
2024年5月、BEST OF THE SUPER Jr.初出場を果たしたが、リーグ戦3勝6敗の成績に終わった。
6月16日札幌大会にて、ロビー・イーグルスとのタッグでコナーズ&モロニー組が持つIWGPジュニアタッグ王座に初挑戦したが敗れた。
11月、ロビー・イーグルスとのタッグでエントリーした『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2024』で制覇する[17]。
2025年1月4日『WRESTLE KINGDOM 19』では、タッグリーグ覇者としてIWGPジュニアタッグ王座を懸けた4WAY東京テラーラダーマッチに挑み、自らの手でベルトを奪取し史上最年少で同王座戴冠を成し遂げた[18]。
2月4日、後楽園ホール大会にて、IWGPジュニアヘビー級王座を持つエル・デスペラードに挑戦するが、破れる。
6月1日『BEST OF THE SUPER Jr.』大田区大会の優勝決定戦にて、YOHを撃破し、初優勝を飾った[19]。この22歳10か月での制覇は、ウィル・オスプレイの持つ23歳1か月を塗り替える最年少優勝記録となった[1]。
7月6日、後楽園ホール大会にて、エル・デスペラードにIWGPジュニア王座初戴冠を目指して再挑戦。かなりの善戦を見せるも、惜しくも敗戦となった。
10月23日に開始した『SUPER Jr. TAG LEAGUE』では、ロビー・イーグルスと組み、参戦。
得意技
フィニッシュ・ホールド
- Abandon Hope
- ブレーンバスターの体勢で抱え上げて相手を横にひねりながら後方に倒れこみ、右肩に顔面を叩きつける。小橋建太の『ブラック・クラッシュ』が原型で、現在の藤田のフィニッシャー。
- SUPER Jr.タッグリーグ2023でロビー・イーグルスと組んでTAKAみちのく&DOUKIと対戦した際に初使用された。
- ネ申スペシャル
- 両脚をリバース・インディアン・デスロックで固めたロメロ・チンロック。うつ伏せにした相手の両足に片足を引っ掛け、ロメロ・スペシャルのように両腕を掴み、相手を引き伸ばしながら近くに引き寄せた後、両腕を放してチンロックする技。BEST OF THE SUPER Jr.31のクラーク・コナーズ戦で初披露し、コナーズからタップアウト勝ちを収めた。なお、技名についてはBEST OF THE SUPER Jr.31時点では無かったものの、大会終了後に藤田がファンを公言しているYouTuberの加藤純一のチャンネルに出演し、決定した[20]。
タイトル歴
- IWGPジュニアタッグ王座(第77代)(パートナーはロビー・イーグルス)
- BEST OF THE SUPER Jr. 優勝(2025年)
- SUPER Jr. TAG LEAGUE 優勝(2024年)(パートナーはロビー・イーグルス)
エピソード
- ヤングライオン時代の2022年8月10日、G1 CLIMAX 32広島大会にてEVILと対戦するザック・セイバーJr.の影武者として登場し、HOUSE OF TORTUREを欺きザックの勝利をアシスト[21]。同年11月には、今度は大岩陵平と共にザックの影武者となり、再びEVILおよびH.O.T.の面々を欺いてザックの勝利をアシストしている[22]。その際、「このヤングライオンたちはニュージャパンの未来だ」とザックに評された[22]。
- 正田壮史のことを「ズッ友」と呼んでおり、DDTで組んだ際にはタッグチーム名を「ZUTTOMOタッグ」と呼称している[23]。なお出会いは互いのユニットの先輩外国人であるザック・セイバーJr.とクリス・ブルックスを交えた2024年に行われた食事会であった[23]。
脚注
- ^ a b “【1ページ目】【新日本・BOSJ】史上最年少優勝・藤田晃生の濃すぎる〝サバイバル人生〟「生き抜いてきたなって思いますね」”. 東スポWEB (2025年6月2日). 2025年10月27日閲覧。
- ^ “大岩陵平&藤田晃生がデビュー戦で直接対決、解説真壁も絶賛「将来有望」 - プロレス : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年1月5日閲覧。
- ^ “3/10【新日本】「本気で勝ちに行きました」藤田が初NJCで奮戦もYOSHI-HASHI完勝で3回戦へ”. プロレス格闘技DX (2022年4月20日). 2023年10月31日閲覧。
- ^ “4/16【後楽園還暦祭】「野毛道場が強い!」新日本・藤田がシングル初勝利 全日本・井上との新人対決制す”. プロレス格闘技DX (2022年4月16日). 2022年10月28日閲覧。
- ^ “4/20【新日本】ヤングライオン藤田が新日本でもシングル初勝利中島撃破も「何ひとつ満足してない」”. プロレス格闘技DX (2022年4月20日). 2023年10月31日閲覧。
- ^ “7/9【全日本】タイガーが田村を高評価も世界ジュニアV1戦へ注文「絶対取り返す気持ち見せてほしい」”. プロレス格闘技DX (2022年7月9日). 2023年10月31日閲覧。
- ^ “10/2【全日本】あすなろ戦士vsヤングライオンで聖地沸騰 新日・藤田が井上撃破も大乱闘”. プロレス格闘技DX (2022年10月2日). 2022年10月28日閲覧。
- ^ “12/25【全日本】あすなろvsYL再び 藤田が井上撃破も両軍再戦熱望”. プロレス格闘技DX (2022年12月25日). 2023年10月31日閲覧。
- ^ “【新日本】藤田晃生が「TMDK」加入 鈴木みのるから新ユニットに勧誘された成田蓮は回答保留 - プロレス : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年1月5日閲覧。
- ^ “WRESTLE KINGDOM 17 in 横浜アリーナ – 神奈川・横浜アリーナ – 第0-1試合 20分1本勝負”. www.njpw.co.jp. 2023年8月28日閲覧。
- ^ “2/19【全日本】諏訪魔がウナギと大舌戦で迎撃宣言 魔トリオ再結成が浮上”. プロレス格闘技DX (2023年2月19日). 2023年10月31日閲覧。
- ^ “5/7【全日本】YLトリオ快勝 中島が本田とバチバチも「安齊とやらせろ」”. プロレス格闘技DX (2023年5月7日). 2023年10月31日閲覧。
- ^ “BEST OF THE SUPER Jr.30 – 東京・国立代々木競技場 第二体育館 – 第1試合”. www.njpw.co.jp. 2023年8月14日閲覧。
- ^ “5/29【全日本】オレッグが全日本初参戦で存在感「強い人とは誰でも戦いたい」”. プロレス格闘技DX (2023年5月29日). 2023年10月31日閲覧。
- ^ “G1 CLIMAX 33 – 東京・両国国技館 2023/8/13 – 第4試合”. www.njpw.co.jp. 2023年8月14日閲覧。
- ^ “『SUPER Jr TAG LEAGUE』の出場10チームが決定!】デスペラード&ワトが未知数の“新タッグ”で出場! SHO&金丸、DOUKI&TAKA、ロビー&藤田、田口&DKCが初エントリー! YOHのパートナーは“未定”に…!!”. 新日本プロレス公式サイト (2023年10月12日). 2023年10月31日閲覧。
- ^ “藤田晃生が初栄冠 ジュニアタッグリーグVもモロニー&コナーズ乱入に怒り「これはないだろう」/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2025年10月28日). 2025年10月27日閲覧。
- ^ 千葉修宏. “【新日本】KUSHIDA&ケビン・ナイト2度目の防衛失敗 藤田晃生&ロビー・イーグルスが新王者組 - プロレス : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年10月27日閲覧。
- ^ 千葉修宏. “【新日本】藤田晃生がYOH下しBOSJ史上最年少優勝「どうだ新日ジュニア、スゲーだろ!」 - プロレス : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年10月27日閲覧。
- ^ 藤田晃生/ Kosei Fujita [@njpw_Fujita] (13 June 2024). “加藤純一公認 「ネ申 スペシャル」ミラノさん、村田さん これでお願います!”. X(旧Twitter)より2024年6月25日閲覧.
- ^ “G1 CLIMAX 32 – 広島・広島サンプラザホール 2022/8/10 – 第7試合 30分1本勝負 – 『G1 CLIMAX 32』Cブロック公式戦”. www.njpw.co.jp. 2023年1月5日閲覧。
- ^ a b “バトル・オータム ’22 – 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪) – 2022/11/5 – 第5試合 15分1本勝負 – 『NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント』準決勝”. www.njpw.co.jp. 2023年1月5日閲覧。
- ^ a b 東京スポーツ新聞社『東京スポーツ』2025年11月13日A版6面「藤田晃生 ズッ友正田を新日のリングに上げたい」
関連項目
外部リンク
- 新日本プロレス 公式プロフィール
- 藤田晃生 (@njpw_Fujita) - X
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