WRESTLE KINGDOM 19
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/24 03:34 UTC 版)
JR東海 推し旅 Presents WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム | ||||
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会場の東京ドーム
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公式大会曲 | Base Ball Bear「tobu_tori_」 | |||
情報 | ||||
主催 | 新日本プロレス | |||
開催日 | 2025年1月4日 | |||
都市 | 東京都文京区 | |||
会場 | 東京ドーム | |||
WRESTLE KINGDOM年表 | ||||
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新日本プロレス東京ドーム大会年表 | ||||
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WRESTLE KINGDOM 19は、2025年1月4日に東京ドームで行われたの新日本プロレス主催のプロレス興行。
キャッチコピーは翌日開催のWRESTLE DYNASTYと合わせて「世界を動かす2DAYS!」[1]。
概要
2024年6月9日に大阪城ホールにて行われた「レック Presents DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL ~BEST OF THE SUPER Jr.31 決勝戦~」の第5試合終了後に開催が発表された[2][3]。
この大会では、新たにドーム内のグループシートを活用した座席や1,231席限定の廉価席「逸材シート」を導入した[4]。なお、これらの座席とロイヤルシート、バルコニー席は9月2日までに完売した[5]。
7月1日、2025年1月5日に「WRESTLE DYNASTY」と題した東京ドーム大会の開催も発表され、2022年以来3年ぶりに東京ドーム2連戦が開催される[6]。
また、新日本プロレス傘下のスターダムと連携して、「WRESTLE KINGDOM WEEK」と題し、年末年始期間中は両団体のイベントを東京都内にて集中開催することも発表された[7][8][9]。
11月21日、この大会の冠協賛がJR東海に決定したことが発表され[10]、大会の正式名称が『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム』となった[11]。
大会までの時系列
10月21日、両国国技館大会にて棚橋弘至がプロレスラー引退を発表。その2日後引退会見を行ったがその際にEVILが乱入し、WK19での遺恨決着戦を要求。その数日後に第一弾カードとしてこの対戦が正式発表された[12][13]。その後、前哨戦を重ねるうちに遺恨は深まり、12月には棚橋が自身の早期引退を賭けてランバージャック・デスマッチ形式での完全決着戦を宣言した[14]。
その後、11月4日のエディオンアリーナ大阪大会の結果を受けて、ザック・セイバーJr.と海野翔太のIWGP世界ヘビー戦など選手権5試合が決定した[15]。さらに、11月8日のボストン大会を受けて鷹木信悟対KONOSUKE TAKESHITAのNEVER無差別級王座戦が[16]、11月17日のhistoric x over IIにて岩谷麻優対AZMのIWGP女子選手権試合が決定した[17]。
この年11月から12月にかけて行われたWORLD TAG LEAGUEは内藤哲也&高橋ヒロム組が優勝。その優勝コメントで内藤がヒロムに対して2020年3月に予定されつつも中止となった師弟対決を提案し、それをヒロムが承諾。これにより本戦すべてのカードが出揃った[14]。
対戦カード
第0試合 ■IWGP世界ヘビー級王座挑戦権争奪ニュージャパンランボー | ||
◯後藤洋央紀 | 34分35秒 オーバーザトップロープ |
グレート-O-カーン● |
※1分毎に1選手が登場してくる時間差バトルロイヤル。出場選手はテーマ曲によって発表。 | ||
その他の出場選手(※退場順)ジョシュ・バーネット、ボルチン・オレッグ、永田裕志、YOSHI-HASHI、KENTA、高橋裕二郎、天山広吉、真壁刀義、小島聡、本間朋晃、タイチ、SANADA、矢野通、石井智宏、アレックス・ゼイン | ||
第1試合 60分1本勝負■ IWGPジュニアタッグ選手権4WAY東京テラーラダーマッチ | ||
◯藤田晃生 ロビー・イーグルス (挑戦者組&SJTL2024優勝組) |
13分05秒 ベルトを奪取 |
ケビン・ナイト KUSHIDA (第76代王者組) フランシスコ・アキラ TJP (挑戦者組) ドリラ・モロニー クラーク・コナーズ (挑戦者組) |
※JET SETTERS(ケビン&KUSHIDA組)が2度目の防衛に失敗。ロビー&藤田が新チャンピオンとなる | ||
※4チーム同時に試合を行い、いずれかの1チームが吊るされたベルトを獲得した時点で決着とする。 | ||
第2試合 60分1本勝負 ■IWGP女子選手権試合 | ||
○岩谷麻優 (第3代王者) |
8分46秒 二段式ドラゴンスープレックスホールド |
AZM (挑戦者) |
※岩谷が9度目の防衛に成功 | ||
第3試合 60分1本勝負 ■NJPW WORLD認定TV選手権4WAYマッチ | ||
○エル・ファンタズモ (挑戦者) |
10分04秒 サンダーキス'86→片エビ固め |
成田蓮● (第6代王者) 大岩陵平 (挑戦者) ジェフ・コブ (挑戦者) |
※3選手同時に試合を行い、いずれかの1選手が勝利した時点で決着とする。 | ||
※成田が初防衛に失敗。ファンタズモが新チャンピオンとなる | ||
第4試合 60分1本勝負 ■棚橋弘至ファイナルロード・ランバージャックデスマッチ | ||
◯棚橋弘至 | 15分07秒 首固め |
EVIL● |
※選手が場外に転落した場合、またはエスケープした場合、セコンドがリング内に戻し即座に試合を続行する。なお場外カウントはなしとする。 | ||
第5試合 60分1本勝負■NEVER無差別級&AEWインターナショナルダブル選手権試合 | ||
●鷹木信悟 (第46代王者) |
12分42秒 レイジングファイヤー→片エビ固め |
KONOSUKE TAKESHITA◯ (AEWインター王座) |
※鷹木が2度目のNEVER防衛に失敗。TAKESHITAがNEVER無差別級新チャンピンとなる | ||
第6試合 60分1本勝負■IWGPジュニアヘビー級選手権試合 | ||
●DOUKI (第97代王者) |
5分23秒 レフェリーストップ(負傷) |
エル・デスペラード◯ (挑戦者) |
※DOUKIが5度目の防衛に失敗。デスペラードが新チャンピオンとなる | ||
第7試合 60分1本勝負 ■IWGP GLOBALヘビー級選手権試合 | ||
◯辻陽太 (挑戦者) |
19分39秒 ジーンブラスター→片エビ固め |
デビッド・フィンレー● (第3代王者) |
※フィンレーが5度目の防衛に失敗。辻が新チャンピオンとなる | ||
第8試合 30分1本勝負 ■スペシャルシングルマッチ | ||
◯内藤哲也 | 17分08秒 デスティーノ→片エビ固め |
高橋ヒロム● |
第9試合 60分1本勝負 ■IWGP世界ヘビー級選手権試合 | ||
●海野翔太 (挑戦者) |
43分44秒 セイバードライバー(you’ve been tangoed special)→片エビ固め |
ザック・セイバーJr.◯ (第11代王者) |
※ザックが3度目の防衛に成功 |
主な出来事
- 大会開始直後の午後5時から、Xのトレンドに新日本プロレス関連のワードが多くランクインした[18]。
- 大会開始前、YOHがビールの売り子の扮装でパンフレットを販売しながら場内を回った[19]。
- 第1試合終了後、バックステージで藤田とロビーの前に菅林直樹会長を抱えたYOHが現れ、YOHが持ち込んだ調印書への調印式を行った[20]。
- 第4試合終了後、EVILらHOUSE OF TORTUREに襲われていた棚橋をAEWの柴田勝頼が救出。翌日のWRESTLE DYNASTYでの試合が決定した。
- 第6試合、DOUKIの入場の際に中村獅童がスペシャルパフォーマーとして登場。「連獅子」の白獅子姿でDOUKIと共に入場した[21][22]。
- 第6試合、DOUKIボム(ダイビング・セントーン)を場外に放ったDOUKIは着地の際に左肘を脱臼[23][24][25]。そのまま数ヶ月間の長期欠場に入った[26]。
- 第8試合終了後、バックステージにてオーカーンが内藤とヒロムに翌日行われるIWGPタッグ王座決定戦への挑戦を呼びかけ、両者が応じ、翌日の同王座戦が3way戦に変更された[27]。
関連項目
- 新日本プロレス
- 新日本プロレスの東京ドーム興行
- 新日本プロレスのスタジアム興行
- ザック・セイバーJr.
- STARDOM DREAM QUEENDOM - 『WRESTLE KINGDOM WEEK』のイベント
- NEW YEAR DASH!! - 『WRESTLE KINGDOM WEEK』のイベント
脚注
- ^ “【世界を動かす2DAYS!】2025年1月4日(土)、5日(日)東京ドーム2連戦のチケット“一般発売”がスタート! 特設サイトもオープンしました!”. 新日本プロレス. 2024年10月31日閲覧。
- ^ 藤中栄二. “【新日本】25年1・4東京ドーム大会など主要興行を発表、11月にはスターダムと合同興行 - プロレス : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年6月9日閲覧。
- ^ “【今後のビッグマッチスケジュールが決定!】10月14日(月・祝)両国国技館! 11月4日(月・休) 大阪府立体育会館、さらに11月17日(日)大阪府立体育会館で新日本×STARDOM合同興行が再び実現!来年1月4日(土) 東京ドームも正式決定!”. www.njpw.co.jp. 2024年6月9日閲覧。
- ^ “新日本プロレス・棚橋弘至社長、来年1・4東京ドーム「1231円」逸材シート特別用意「私が用意した格安シートを、ぜひご利用ください」”. スポーツ報知 (2024年7月5日). 2024年10月31日閲覧。
- ^ “【チケット情報更新】東京ドーム大会2025年1月4日(土)「ロイヤルシート・3-6列目」「バルコニースタンド」「ファミリーシート」「逸材シート」が完売!1月5日(日) 「ロイヤルシート・3-6列目」「ファミリーシート」は完売!【WK19】”. 新日本プロレス. 2024年11月1日閲覧。
- ^ “【電撃決定!】来年の東京ドームは“2連戦”! AEWを筆頭に、ROH、CMLL、STARDOMが集結! 2025年1月5日(日)『WRESTLE DYNASTY』東京ドーム大会が開催決定!!”. 新日本プロレス. 2024年11月1日閲覧。
- ^ “国内外のすべてのお客様へ感謝を伝えるインバウンド対応施策『ブシロードファン感謝ゴールデンウィーク』『WRESTLE KINGDOM WEEK』開催決定!!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2024年8月13日). 2024年12月13日閲覧。
- ^ “【新日本】スターダムと「レッスルキングダムウィーク」を開催 IWGP実行委員会は改めて組織化へ”. 東スポWEB (2024年7月3日). 2024年12月13日閲覧。
- ^ 千葉修宏. “【新日本】年末年始プロレス週間、目玉はAEWなど5団体参戦「WRESTLE DYNASTY」 - プロレス : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年12月13日閲覧。
- ^ “プロレス好き必見!? 東海道新幹線の車内で限定コンテンツ配信へ JR東海「推し旅」とコラボ”. 乗りものニュース (2024年11月26日). 2024年12月12日閲覧。
- ^ “イッテンヨン、イッテンゴの冠協賛に、JR東海が決定!さらに、JR東海「推し旅」に新日本プロレス with STARDOMが登場!!【WK19】”. 新日本プロレス (2024年11月21日). 2024年12月12日閲覧。
- ^ “棚橋弘至、来年1・4東京ドームでEVILと一騎打ち決定…26年1・4へ引退ロード開幕”. スポーツ報知 (2024年10月26日). 2024年10月31日閲覧。
- ^ 千葉修宏. “【新日本】来年1・4東京ドームでの棚橋弘至対EVIL正式決定「ファイナルロード特別戦」 - プロレス : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年10月31日閲覧。
- ^ a b “【来年1月4日(土)東京ドーム大会の“試合順”が決定!】セミで内藤哲也vs高橋ヒロムの“師弟対決”が実現!棚橋弘至vsEVILは“ランバージャックデスマッチ”に変更!【WK19】”. 新日本プロレス (2024年12月9日). 2024年12月12日閲覧。
- ^ “【1月4日 (土)東京ドームの第2弾カードが決定!】“IWGP世界ヘビー戦”ザックvs海野!“GLOBAL王座戦”フィンレーvs辻!“IWGPジュニア戦”DOUKIvs デスペラード!“TV王座戦”成田vsコブvs大岩!“IWGPジュニアタッグ”は4WAY戦!【WK19】”. 新日本プロレス (2024年11月6日). 2024年12月12日閲覧。
- ^ “【東京ドーム2連戦の“追加カード”が決定!】1月4日(土)で“NEVER王座戦”鷹木vsTAKESHITAが激突!TAKESHITAが“AEWインターナショナル王者”の場合はWタイトル戦に!1月5日(日)その勝者に石井が挑戦! 辻vsペリーのスペシャルシングルマッチも決定!!【WK19】”. 新日本プロレス. 2024年12月20日閲覧。
- ^ “【来年1月4日(土)東京ドーム大会の“追加対戦カード”が決定!】イッテンヨンにIWGP女子選手権がラインナップ!連続“V8”防衛中の王者・岩谷麻優に、AZMが挑戦決定!! 【WK19】”. 新日本プロレス. 2024年12月20日閲覧。
- ^ “新日本プロレス1・4東京ドーム、試合開始と同時にSNS大反響…「#njwk19」「ジョシュ・バーネット」など続々「X」トレンドランキング入り”. スポーツ報知 (2025年1月4日). 2025年6月23日閲覧。
- ^ @njpw1972 (4 January 2025). “なんとYOH選手が、東京ドームのパンフレット売り子として緊急参戦!!!”. X(旧Twitter)より2025年6月23日閲覧.
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: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ) - ^ “ザックが海野と43分44秒の激闘を制しIWGP世界ヘビー級V3!内藤とヒロムが師弟対決!DOUKIとデスペラードの試合はアクシデントのレフェリーストップ決着”. バトル・ニュース. 2025年6月23日閲覧。
- ^ “東京ドーム騒然 プロレス入場に中村獅童登場 白獅子姿で豪快「毛振り」 息子がファンの王者を応援/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2025年6月24日). 2025年6月24日閲覧。
- ^ “1・4新日東京ドームで息子2人とパフォーマンスの中村獅童 公開の写真が「素敵な光景」「シビれました」”. スポーツ報知 (2025年1月8日). 2025年6月24日閲覧。
- ^ 首藤正徳. “【新日本】DOUKIが左ひじ負傷アクシデント「骨が出ている…」デスペラード不本意な王座奪還 - プロレス : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年6月24日閲覧。
- ^ “【新日本】中村獅童と入場のDOUKI 無念の左肘脱臼…レフェリーストップでデスペラードがJr.王座奪回”. 東スポWEB (2025年1月4日). 2025年6月24日閲覧。
- ^ “東京ドームの王座戦中に腕の骨が外れるアクシデント!開始5分で試合終了も「みんな一生懸命やってんだ。ケガしたくてするヤツも、させたくてさせるヤツもいねえんだ」”. バトル・ニュース. 2025年6月24日閲覧。
- ^ “【新日本】DOUKIもH.O.Tに電撃加入「J4Gなんて寒いチームに帰って本隊の奴らと組むと思ったか?」”. 東スポWEB (2025年6月15日). 2025年6月24日閲覧。
- ^ “内藤哲也&高橋ヒロム、きょう東京ドームで「IWGPタッグ」王座決定戦…3WAYマッチ”. スポーツ報知 (2025年1月5日). 2025年6月23日閲覧。
外部リンク
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