井上凌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/12 02:57 UTC 版)
井上 凌 Ryo Inoue | |
---|---|
![]() 2023.08.23 撮影 | |
プロフィール | |
リングネーム | 井上 凌 |
本名 | 井上 凌 |
ニックネーム | Rush kick crazy[1] |
身長 | 177cm |
体重 | 85kg |
誕生日 | 2002年8月18日(22歳) |
出身地 | 福岡県久留米市 |
所属 | 全日本プロレス |
スポーツ歴 | レスリング |
トレーナー | 大森隆男 |
デビュー | 2022年1月2日 |
井上 凌(いのうえ りょう、2002年8月18日[2] - )は、日本の男性プロレスラー。福岡県久留米市出身。全日本プロレス所属。

経歴
高校時代の3年間でレスリングを経験。2020年12月に行われた全日本プロレスの公開入門テストに合格[3]し入門。同期には斉藤ジュン、斉藤レイ、塚本竜馬がいる。
同期の三名から遅れて2022年1月2日、田村男児を相手にデビュー[4]。
4月26日に後楽園ホールで行われた「後楽園ホール60周年 還暦祭」では、新日本プロレスの藤田晃生と対決し敗北[5]。その後、全日本の10月2日後楽園ホール大会では再び藤田と火花を散らし(結果は井上が藤田に敗北)[6]、ライバル関係となっている。
11月13日、Jr. BATTLE OF GLORY初戦よりレガースを着用し、キックスタイルに変貌[7]。なお同リーグ戦は先輩の大森北斗より金星を挙げたものの、その1勝のみに終わった。
2023年はJr. BATTLE OF GLORYで先輩のライジングHAYATOや佐藤光留から勝利を奪うが、勝ち点5で最下位に終わる[8]。
2024年は年始恒例のバトルロイヤルで優勝を飾る。しかし2月20日の立花誠吾とのGAORA TV チャンピオンシップ戦に敗れ、4月28日には左膝関節内側側副靱帯損傷で欠場[9]。6月24日に復帰したものの、8月17日に田村男児とのタッグでアジアタッグ王座挑戦[10]、9月1日に地元福岡で“ミスター斉藤”土井成樹の持つ世界ジュニアヘビー級王座挑戦[11]、10月29日に宮原健斗とのタッグでアジアタッグ王座挑戦、11月23日に河野真幸&土方隆司とのトリオで全日本プロレスTV認定6人タッグ王座挑戦と、4か月連続でタイトルマッチに臨むもすべて敗退する。12月には宮原とのコンビで安齊勇馬&ライジングHAYATOのアジアタッグ再挑戦が決まり、前哨戦では不意討ちや凶器攻撃で安齊を襲い、安齊と舌戦を繰り広げたものの、31日の大晦日興行ではクリーンファイトで熱戦を展開。惜敗したものの、井上コールの大合唱を巻き起こした[12]。
得意技
- 大観音スープレックス
- リストクラッチ式バックドロップ・ホールド[13]。石川修司の宮原殺し2019と同形だが、井上はそのまま固めてフォールする[14]。
- 2023年11月19日の対ライジングHAYATO戦で初公開し、殊勲の星を挙げた[15]。
- プリンスキラー
- 右腕で相手の腰を、右足で相手の右足を捉える。そのまま前方回転し、自分の右足を絡めて相手の右足を固める。
- プリンスとは自身の後輩ながら躍進する安齊勇馬のことで、対安齊用に開発した技。2024年12月15日初公開[16]。
- 各種キック
- ハーフハッチスープレックス
- ミサイルキック
- 串刺しエルボー
タイトル歴
- 新春バトルロイヤル 優勝(2024年)
入場テーマ曲
- 「Tooth and Nail」Dokken
- 「井上凌オリジナルテーマ曲」鈴木修
エピソード
- 目標とする選手に、川田利明と小川良成を挙げる[4]。川田とは「麺ジャラスK」にて対面も果たし[17]、キックの指導も受けている[7]。
- デビュー時のコスチュームの紫色は、「珍しい色を着て戦いたかった」と自身で選んだもの[4]。2023年3月21日大田区総合体育館大会にて、川田利明を意識した黄色と黒がベースのロングタイツに変え、さらに金髪に変貌した[18]。2024年からは自身のオリジナリティを出すべくショートタイツに替えた[19]。
- 2024年2月のGAORA TV王座戦では、高難度の空中殺法であるサスケ・スペシャルを繰り出した。しかし試合後、蹴り技という個性が埋没すると佐藤光留に叱責され、また5 - 6月の欠場期間中に自身の方向性を「蹴りを主体にした激しいスタイル」に定めたことから、以後サスケ・スペシャルは封印し使っていない[20]。
脚注
- ^ 全日本プロレス「DREAM POWER SERIES 2025」パンフレットより
- ^ 井上 凌 [@inoue0818_ajpw] (2022年8月18日). "本日、20歳の誕生日を迎える事ができました!新たな目標に向かって、頑張りたいと思います!今後とも宜しくお願いします!!#ajpw #ajpw50th #井上凌誕生日". X(旧Twitter)より2022年10月15日閲覧。
- ^ “2021年度 新練習生 公開入門テスト 合格者発表”. 全日本プロレス (2020年12月13日). 2022年10月28日閲覧。
- ^ a b c “1/2【全日本】50周年イヤー幕開けで新人・井上凌がデビュー 田村に完敗も奮闘 目標は川田利明”. プロレス格闘技DX (2022年1月2日). 2022年10月28日閲覧。
- ^ “4/16【後楽園還暦祭】「野毛道場が強い!」新日本・藤田がシングル初勝利 全日本・井上との新人対決制す”. プロレス格闘技DX (2022年4月16日). 2022年10月28日閲覧。
- ^ “10/2【全日本】あすなろ戦士vsヤングライオンで聖地沸騰 新日・藤田が井上撃破も大乱闘”. プロレス格闘技DX (2022年10月2日). 2022年10月28日閲覧。
- ^ a b “世界最強タッグ&ジュニアリーグ戦が同時開幕!世界タッグ王者の諏訪魔&KONOが宮原&野村を地獄へ落とす!光留が世界ジュニア王者の亮生から勝利の好発進!”. バトル・ニュース (2022年11月13日). 2023年1月17日閲覧。
- ^ 「【全日本】「Jr.BATTLE OF GLORY 2023」得点結果」『プロレス格闘技DX』2023年12月3日。2025年3月12日閲覧。
- ^ “【全日本】井上凌が「左膝内側側副靱帯断裂」の疑いで5・3仙台、5・4三条両大会を欠場”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2024年5月1日) 2025年3月12日閲覧。
- ^ 「【全日本】MUSASHI&吉岡がアジアタッグV2 阿部&立花が挑戦表明」『プロレス格闘技DX』2024年8月17日。2025年3月12日閲覧。
- ^ 「【全日本】地元福岡で井上奮闘も土井が世界ジュニア盤石V2 光留迎撃へ」『プロレス格闘技DX』2024年9月1日。2025年3月12日閲覧。
- ^ 「【全日本】井上大奮闘で大コールの連続も HAYATO&安齊がV2でアジアタッグ王者として越年」『プロレス格闘技DX』2024年12月31日。2025年3月12日閲覧。
- ^ 井上 凌 [@inoue0818_ajpw] (2023年11月21日). "こちらの新型スープレックスは「大観音スープレックス」と名付けさせていただきます。". X(旧Twitter)より2023年11月21日閲覧。
- ^ 井上 凌 [@inoue0818_ajpw] (2023年11月20日). "いいえ、ホールドしているので全く違う技です!". X(旧Twitter)より2023年11月21日閲覧。
- ^ “11/19【全日本】井上がJr.リーグ白星発進 新技でHAYATO狩り 「この結果になって当然」”. プロレス格闘技DX (2023年11月19日). 2023年11月21日閲覧。
- ^ 井上 凌 [@inoue0818_ajpw] (2024年12月16日). "新技「プリンスキラー」". X(旧Twitter)より2025年4月12日閲覧。
- ^ 井上 凌 [@inoue0818_ajpw] (2022年7月4日). "本日は麺ジャラスKさんにお邪魔させていただきました!料理も美味しくいただき、最後には川田さんと写真を撮らせていただきました!憧れの方と写真を撮らせていただき、とても嬉しかったです❗️ありがとうございました‼️". X(旧Twitter)より2022年10月28日閲覧。
- ^ “永田が三冠王座初防衛もCC出場選手たちが包囲!拳王&征矢が世界タッグ王座戴冠で諏訪魔と絶縁宣言!宮原と北宮の因縁は終了?期待の“X”はやっぱり小島聡!”. バトル・ニュース (2023年3月22日). 2023年4月4日閲覧。
- ^ 「【全日本プロレス 井上凌】今年の目標は世界ジュニア王座の獲得、そしてプロレス大賞新人賞受賞です」『まるスポ』2024年1月13日。2025年3月12日閲覧。
- ^ 「【全日本】井上凌「今年は後輩の安齊が三冠王者になって鬱憤が溜まった1年だった。来年はそれらを晴らす1年にしたい」」『まるスポ』2024年11月28日。2025年3月12日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 全日本プロレス公式サイト 選手名鑑
- 井上凌 (@inoue0818_ajpw) - X(旧Twitter)
- 井上凌 (@inoue0818_ajpw) - Instagram
- 井上凌 (@ajpw08inoue) - TikTok
- 井上凌のページへのリンク