東京カイアンツ
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「かっとばせ!キヨハラくんの登場人物」の記事における「東京カイアンツ」の解説
オー監督(王貞治) カイアンツの監督。現役時代はホームランの世界記録を作るほどの名選手だったが、監督としては無能と言われている。暗い性格だが調子は良く、本来モリ同様ツッコミ担当だったが、大ボケも多い。しかし何かと損な役回りも多い。在任時はクワタと共に西部にイヤガラセをしていたがほとんどが失敗か自分の首を絞める羽目になっていた。自身もまた、クワタのイヤガラセの最大級の被害者でもある。「ピッチャーカトリ!」という言葉に命をかけ、辞任後もカトリのことをつけ回している。オールスター戦で監督をした時はカトリが選ばれていないのに「ピッチャーカトリ!」を告げた。タコによく例えられている(クワタのタコ焼き屋の看板の絵(似てるというだけではっきりとオーがモデルだと言われたわけではないが)で登場したコマが唯一登場の話すらある)。通称「ワンちゃん」、「タコ男」。1988年辞任。辞任の際の最後の言葉もやはり「ピッチャーカトリ!」退団時に主役のストーリーも描かれた。辞任後も度々出ている。バットを持つと血が騒ぎ、所構わず千本ノックを始めてしまうナガシマとはONコンビでよく共演していて、染之助・染太郎のまねをして「おめでとーございまーす!!」と大騒ぎをするのが恒例になっている。。 なお、一度だけキヨハラが見た夢の中では、モリ監督になって西部のユニフォームを着たことがある(その際のオー監督はホシノだった)。 背番号は1。 フジタ監督(藤田元司) 1989年就任。オー監督同様、クワタのイヤガラセ・いたずらに非常に苦労したキャラクターだが、反面、命令に背く場合は容赦なくクワタを干す強さも持つ。しかし、それでも苦労しており、一度げっそりしてしまったほか、呪いのワラ人形で脅されて彼に代打を出せなかったことも何度かある。イメージアップを図るためにクワタに明るく振舞うことを強制して、彼を苦しめた。初登場時は「球界の紳士」と言われたが、本性は「球界一の瞬間湯沸かし器」で、時にはホシノ監督にすら殴りかかる。オチアイとは痔持ち仲間。クワタに名前を「モトジ」と名前を間違えられたことがある。作中に登場する中では唯一自宅が描かれている監督だが、2度の話で2度とも家をメチャクチャにされている。(1度目は前述のオー監督によるもの。2度目はもちつきで故意に手を叩かれたキヨハラに、餅役にしたクワタを殴らせようとするも、暴走した彼にメチャクチャにされてしまった)1992年勇退。 背番号は73。 ナガシマシゲオ監督(長嶋茂雄) 当初は評論家。1993年就任。通称「ミスター」、「チョーさん」。常に笑っている目つきをしている。派手好き・目立ちたがり・自己中心的な性格。「動物的カン」からトンでもないことを思いつく。息子のカズシゲを溺愛し、息子の行く先々に必ず現れている。オーとは2人で海老一染之助・染太郎の曲芸の披露など、コンビ出演が多い。カール・ロイスの友達だと一方的に思い込んでいる。基本的にボケで温厚だが、ツッコミにも回っている。しかし、怒る時は怒り、キヨハラなどをどつく。「ん〜」、「いわゆるひとつの」など、彼独特のナガシマ語を使う。『ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん』からレギュラーキャラクターになった。 なお、評論家時代にクワタとオーのイヤガラセによりモリが近鉄戦の最中に心労で倒れてしまいその後の代理監督をナガシマが務めたことがあり、その際に西部のユニフォームを着用している。 エガワやナカハタが入団した頃にもカイアンツの監督を務めており、ナカハタからは今(93年の就任前)も「監督」と呼ばれた。 また一度キヨハラが見た夢の中で、息子のカズシゲになってヤグルトのユニフォームを着用していたことがある。 背番号は33(評論家時代は現役の時の3、1度目の監督就任時の90のユニフォームで登場することがある)。 コンドーコーチ(近藤昭仁) カイアンツのコーチ。1989年就任。フジタ監督の側近。『ベロベロベースボール』など、他の野球漫画で出演は多いが、この漫画ではほんの少ししか出ていない。1991年退団。1993年横浜の監督に就任、最終回の1つ前の回の会議の部分でも体の一部が映っていた。 背番号は72(カイアンツ)→60(横浜)。 ナカムラコーチ(中村稔) カイアンツのコーチ。1989年就任。1990年、クワタ復活を喜びフジタ監督にクワタの即先発起用を進言していた。1992年退団。 背番号は76。 マツイ(松井秀喜) カイアンツの外野手。1993年ドラフト1位で入団。あだ名は「ゴジラ」。高校出とは思えないオジン臭さ。普段は温厚だが、バットを持ち興奮すると尾が生え、熱線を吐く。「ウガ」と鳴き、たまに人語を話さない時がある。教育係はクワタだった。ノモ同様にマイペースすぎるためか、年上に対してやや無礼な態度を取る事も。当初はまだ良識的な一面もあったが、回が進むごとにますます怪物ぶりを発揮し、後に人間かどうかもわからない本物の怪物になった。1994年、『ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん』にタイトルが変わり、主役の座をキヨハラから奪い取った。 背番号は55。 エガワ(江川卓) 耳のでかいカイアンツの元エース。常にマイペース。「コーフンしないで下さい」が口癖。1987年現役引退(漫画では本当は引退は嘘で、球界に復帰の予定をしていた。しかし引退試合中、肩にキヨハラの打球をまともに受けて、それが元で復帰不可能になった)。引退後は解説者に就任。たびたび出演していたが、1990年の大運動会を最後に以降はまったく登場しなくなった。肩に故障持ちだが、中国針を10本刺せば9回まで投げられる(実際は江川本人の作り話)。妻はスチュワーデスなのだが、高所恐怖症のため、大の飛行機嫌い。マユ毛が太かったりギザギザだったり、一定しない。 背番号は30。 ナカハタ(中畑清) カイアンツの内野手。明るい、陽気な性格。決まり台詞は「ゼッコーチョー!」。チームリーダー。カイアンツの選手でクワタ、ハラの次に出演が多く、引退時には主役のストーリーも描かれた。当初はボケの多い非常識なキャラだったが、後々常識的に。入団時監督だったナガシマを、今でも「監督」と呼ぶ。1989年現役引退後は解説者に就任。1993年打撃コーチとしてカイアンツに復帰(漫画では14巻)。ナガシマ語の通訳が出来る。第5巻(1988年)にて、クワタがセリーグ各チームの4番打者(オチアイ、ポンシェ、ヒロサワ)をカイアンツに入団する代わりに、大洋のコバ監督に引き抜かれそうになる描写があった。 背番号は24(現役)→72(コーチ)。 ハラ(原辰徳) カイアンツの4番打者。内野手(その後外野にコンバート)。通称「若大将」(若年寄り)。涙もろい性格。陰が薄く、頼りないキャラで哀愁を漂わせている。当初はクワタのイヤガラセの被害者だったが、クワタのイヤガラセに加担し始め、段々クワタの悪友になっていった。作中での登場回数はカイアンツの選手でクワタの次に多い。年度の成績はキヨハラ以上だったこともあるが、レフトの守備は苦手で、平凡なフライを見当違いの場所を守って落球してしまったことがある。たまにはファインプレーを見せることもあり、日本人vs外人の対抗戦ではポンシェのホームラン級の大飛球をフェンスによじ登ってキャッチ。その際、キヨハラやクワタを含む他の全員は信じられない様子で、ほっぺたをつねり合っていた。はね返ったボールを怖がる、フェンス恐怖症。1度、クワタに誘拐されて、イケヤマ(パークレオの代わり)とともに西部の助っ人(アキヤマの代わり)として試合に出場、珍しいカイアンツ以外のユニフォーム姿を披露したが、ボケなどで目立ったイケヤマと対照的に、一切出番が無いまま終わり、クワタに同情された。 背番号は8。 コマダ(駒田徳広) カイアンツの内野手。普段は眼鏡着用。馬面なためよく馬扱いされ、別名ウマダ。当初は常識的で馬扱いされるのを嫌がっていたが、後期からはノるようになり、ボケの面が目立つようになった。好物はニンジン。効果音は「ヒヒーン」。走った際の効果音は「パカッ!パカッ!」。人間と思えない力(馬力)を時折発揮。本物の馬との人参早食いで圧倒的な勝利を収め、「人間じゃない」と言われたこともあった。出番が多いわりにはキヨハラとの絡みはほとんど無く、クワタとの絡みが大半。1994年、FAで横浜に移籍。 背番号は50(登場時)→10(1988年以降)。 サイトー(斎藤雅樹) 1989年カイアンツのエースに覚醒。フジタ監督からの信頼も厚く、クワタが最も敵視する人物の1人である。性格は単純かつ純粋。クワタにしょっちゅうだまされている。またイヤガラセの被害も多かった。シマリのない顔で「だぁ」と声を出すのが特徴。直球を投げる時は口を閉じ、変化球を投げる時は開けて投げる癖がある。 背番号は41(登場時)→11(1990年以降)。 マキハラ(槙原寛己) カイアンツの投手。常に先発ローテーションを占めるが、その分クワタに敵視され、しばしばイヤガラセの被害を受けた。ポストエガワとして、エガワ引退後のエースを志すも、サイトーの台頭で果たせなかった。クワタ、ミズノと「若手三羽ガラス」の愛称を持ち、初期は3人で行動していた。膝に故障持ち。キャラクターが薄い。 背番号は17。 ミズノ(水野雄仁) カイアンツの投手。徳島県・イケタ高校(徳島県立池田高等学校がモデル)出身。高校時代は「阿波の金太郎」の異名を持ち、キヨハラ、クワタが一年の時のLP学園と対戦している。クワタ、マキハラと「若手三羽ガラス」を組み、初期は3人で行動していた(その際、クワタを制裁するのは基本的に彼の役目)。しかしその後リリーフに回され、作中で出番が減ってしまった。基本常識人だが、一度、クワタと組んでパースに扮し、怪我から復帰したグロマティを騙して傷つける、というイヤガラセをして面白がっていたのがオー監督にバレて、クワタともどもお仕置きで他の選手3人を背負ってのランニングをさせられた。5巻で結婚したことが判明している。 背番号は31。 キダ(木田優夫) カイアンツの投手。速球派で、1990年はエース級の活躍をしたが、その後は好不調の波が激しく作中でも10巻以降は出番がない。木の格好で「木だ!!」と叫ぶギャグを持っている。一度クワタ作の大リーガー養成ギプスによってヨダよりも速い球を投げられるようになった反面投げるボールが(腕の振りが速すぎて)すべて地中に埋まってしまうという大迷惑を被らされたことがある。気弱だが、選手生命は長く「かっとばせ!キヨハラくん」連載開始当初からいる数少ない現役選手の1人であったが、石川ミリオンスターズで引退。 背番号は47(登場時)→19(1993年以降)。 ミヤモト(宮本和知) カイアンツの投手。地味だが、先発投手陣のリーダー格。1989年公式戦、日本シリーズで連続優勝投手に輝くなど幸運を持っている。その幸運ぶりをクワタに妬まれることもあった。カイアンツ投手陣で彼が一番まともと思われる。 背番号は13(登場時)→21(1990年以降)。 コーダ(香田勲男) カイアンツの投手。キヨハラとは違った形のデッパ(こちらは1本ではない)が特徴。超スローカーブが得意で、「蝿も止まれる」と豪語している。カーブの握り方について問われると、「こうだ!!」と(カーブの握りを見せながら)叫ぶ持ちネタがある。フジタ監督に日本一の褒美として監督の名前入りの木刀を貰った。 背番号は48。 カワベ(川邉忠義) カイアンツの投手。1990年ドラフト2位で入団。でかい顔が特徴。1軍では活躍出来ずに終わる。1990年、開幕投手を誰にするかで悩むフジタ監督の独り言の中で、スポットが当たる横顔シーンがある。 背番号は20。 ヤマクラ(山倉和博) カイアンツの捕手。当初は正捕手だったが、1987年MVP獲得後は怪我に泣き、ナカオ、ムラタの活躍からレギュラーの座を奪われてしまい、1990年現役引退。能無しとクワタに言われたことがある。ヤ枕という駄洒落がある。 背番号は15。 ナカオ(中尾孝義) 捕手。1989年、中日からニシモトとのトレードで移籍。怪我の影響で中日での人気は下り坂だった。カイアンツでは優勝に貢献して大活躍。当初はクワタとバッテリーを組むのを嫌がっていたが、クワタの悪ふざけにちゃっかり乗っている辺り、相性は良い。1992年途中、オークボとのトレードで西部に移籍。翌年引退。 背番号は9(中日)→22(カイアンツ)→14(西部)。 アリタ(有田修三) 捕手。1986年、近鉄からアワグチ(淡口憲治)とのトレードで移籍。控え捕手だったためにヤマクラ、ナカオに比べれば地味な存在だった。単独台詞はない。その後1990年タイエーに移籍。翌年引退。 背番号は9(カイアンツ)→22(タイエー)。 ムラタ(村田真一) カイアンツの捕手。1990年ヤマクラから正捕手の座を奪い、ベストナインに輝き、彼を引退に追い込んだ。フジタ監督から背番号15番をもらい、ヤマクラを泣かせたことがある。 背番号は56(登場時)→9(1991年以降)。 モトキ(元木大介) カイアンツの内野手。1990年、タイエーに1位指名されるも拒否。野球浪人中は1位指名をしたタイエーのタブチ監督にイヤガラセを試み、わざわざ球場へ足を運んでいた。野球留学と偽り、ハワイへ行き、翌年の1991年入団。初登場時は大人しいキャラクターだったが、本性は腹黒い。調子が良く、侮れない大ボケ男。そのためかナカハタからは「クワタと意外といいコンビになるかも」と言われたことがある。将来のスター選手に育てようとしていたが、マツイが入団したおかげで存在感が薄くなり、「誰?」とキヨハラに言われてしまったことがある。 背番号は37(登場時)→2(1994年以降)。 オーモリ(大森剛) カイアンツの内野手。1990年、ドラフト1位で入団した。未来のチームリーダーとして期待されていたが、大成せず。彼を1位指名したことについて、フジタ監督は「ヨダを指名すればよかった」と、嘆いていた。出る度にクワタのイヤガラセに遭う。「ご飯の大盛り(大森と掛けた駄洒落)」が唯一のネタ。 背番号は24(登場時)→32(1995年以降)。 シノヅカ(篠塚和典) カイアンツの内野手。安打製造機と呼ばれ、バッティングセンスは抜群。だが地味。登場回数は多いものの、ほとんど背景の一部としてしか登場しない。西部のツジと違って、台詞が少なく、存在感が薄い。 ただし一度だけ、(オー監督が「背番号6をロに付けさせる」と言っていた、とクワタに騙されて)ナカハタと一緒になってロに「日本式のバッティングを教える」と出鱈目なバッティング(ガニマタになって、股のあいだからバットを突き出して打つ)を教え、オー監督にハンマーで殴られた描写がある。 背番号は6。 オカザキ(岡崎郁) カイアンツの内野手。攻守、共に優れている内野のレギュラー。しかしこの漫画では扱いが悪く、地味で影が薄い。陰気そうな顔のせいで、ナカハタからコマダと共にチームリーダー失格の烙印を押される。しかしニコニコしている描写も多いために、見かけほど暗い性格ではない。 コマダ語(というよりアクシデントでまともに喋れなくなったコマダ)の通訳ができる。 背番号は45(登場時)→5(1988年以降)。 スグロ(勝呂壽統) カイアンツの内野手。1987年ドラフト5位も入団は翌年。ルーキーながら遊撃手のレギュラーとなり、「新人王はあなたしかいない!」とクワタにおだてられていた。しかし新人王は取れず、カワイにレギュラーを奪われる。8巻では、紅白戦でわざとオガタにボールをぶつけようとしたクワタに対し、コマダ達とともに飛びかかるが、皆が一様に飛び蹴りをかます中、彼だけはフライングクロスチョップをお見舞いしていた。1992年、オリッグスに移籍。 背番号は38(カイアンツ)→25(オリッグス)。 カワイ(川相昌弘) カイアンツの遊撃手。送りバントの達人。守備が巧い。老け顔のために「ジイ」というあだ名があるが、後輩のクワタにそれ(しかも間違えて「ジジイ」)で呼ばれた時は激怒した。高年者と思われがちだが、作品中ではまだ20代の若手。クワタとつるんでモトキにデタラメな先輩への挨拶の仕方を教えるなど、黒い面も。 背番号は60(登場時)→0(1989年以降)。 ヨシムラ(吉村禎章) カイアンツの外野手。LP学園出身。長打力、確実性を兼ね備えた4番候補。元々出番は少なく、地味な存在だった。1988年左膝の大怪我で、(怪我ネタから)出演が増える。笑った顔を膝に書き、「ヒザが笑っている」というギャグを持っている(『モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん』でも使い回されたネタ)。それ以外で唯一のボケシーンは、日本シリーズでフジタ監督に「サードに慣れてないキヨハラをもっと狙え」と言われ、皆で彼を飛び道具で襲うのに、おもちゃのピストルで参加したったシーン。 背番号は7。 ミノダ(簑田浩二) 外野手。1988年、金銭トレードで板急から移籍。板急時代は黄金期を支える名選手として活躍した。移籍後は年齢の衰えから、思うように活躍出来ず、1990年引退。翌年からカイアンツのコーチに就任。移籍当初は出番がもらえないことを嘆くシーンがあった。 背番号は1(板急)→2(カイアンツ)→71(コーチ時代)。 オガタ(緒方耕一) カイアンツの外野手。1989年より外野のレギュラーになる。足が速く翌年には盗塁王を獲得。甘いマスクで女性ファンに人気があり、フジタ監督から太鼓判を押されるほど。8巻の表紙に登場しているキャラだが、普段は地味。その8巻では、紅白戦でクワタに「彗星のように現れた」選手と言われ、わざとボールをぶつけられそうになって、ギリギリでかわした。 背番号は44。 イノウエ(井上真二) カイアンツの外野手。小さく生えた前歯が特徴。本来サブだが1989年はオールスターに選ばれるほどの大ブレイクで一気に人気者になる。サヨナラホームランを打ち、ヒーローインタビューを受けるも、クワタの乱入からインタビューの邪魔をされた。 背番号は52。 マツモト(松本匡史) カイアンツの外野手。1巻の最初の話から出ているが、出番はほんの少しだった。 背番号は2。 スミ(角盈男) カイアンツの投手。1巻から名前が出ていたが、本人は3巻で1コマだけ後ろ姿で登場したのみで、顔は1度も出ないまま、日ハムにトレードされた。 背番号は11。 グロマティ(ウォーレン・クロマティ) カイアンツの外国人外野手。ムードメーカー。ファンサービスの「バンザーイ、バンザーイ!」は彼の十八番。野球以外にバンドをやっている。イカ天へ出場することを目指して、1990年退団。フジタ監督にはまだ辞めてほしくないと言われ、クワタと一球勝負をするが負ける。クワタの言うことを聞くことになるが、カイアンツとの契約はしないで、クワタ専用の応援団にされてしまった。一見、気のいい外人で明るい性格だが、本性は黒い。愛称「グロウ」。 背番号は49。 ザンチェ(ルイス・サンチェス) カイアンツの外国人投手。スコアボードより大きい顔が特徴。わがままで、駄々をこねてはオー監督、チームメイトを困らせた。球界内の日本人選手VS外国人選手対抗戦では、投手であるにもかかわらず外野を守っていた(顔の大きさを生かして、キヨハラのホームランをアウトにした)。1987年解雇。その後も時々登場し、仏像、ゴルフのキャディなど野球に関係ない仕事に転職した。その際の口癖は「新シイ仕事、見ツケタヨ」。3巻以降は登場しなくなった。 背番号は20。 ロ(呂明賜) カイアンツの外国人外野手。台湾出身。1988年入団し、怪我のグロマティに代わり、レギュラーに抜擢される。本塁打を量産して一気に人気者へ。漫画でも4巻はレギュラー並に登場していた。しかしその後は現実の呂が大不振に陥り、その影響か、漫画でも5巻以降は目立たなくなり、6巻では、『がんばれ!クワタくん (3) 』の話で久々にセリフを言う。これが彼の最後のセリフで、その後は背景化した。クワタに「顔が自分に似てる」と言われた。温厚だが、1度だけ、自分に変装されたことに怒ってクワタを殴ったことがある。1991年退団。 背番号は97(登場時)→12(1989年以降)。 ガソリン(ビル・ガリクソン) カイアンツの外国人投手。愛称は「ガリー」。1988年入団。クワタのイヤガラセの標的にされ、何度も作中でひどい目に遭わされている。名前がガソリンなので背中に火をつけられたり、ヒザを潰されそうになったり(これはフジタ監督に阻止された)、手をハンマーにぶつけられて骨が折れたことも(しかし現実では漫画とまったく違い、桑田を尊敬している)。板神のジョーズと仲が良い。1989年退団。 背番号は20。 プラウン(マイク・ブラウン) カイアンツの外国人外野手。1990年入団。クワタの瞳にだまされて、痛い目に遭った外国人。地味で影が薄く、プラウン本人も「ボク、ゼンゼーンメダタナーイ…」と自虐していた。同年退団。 背番号は9。 プラットリー(フィル・ブラッドリー) カイアンツの外国人外野手。1991年入団。現役バリバリの大リーガー。フジタ監督の「バリバリ活躍して!」の「バリバリ」を、顔をバリバリ引っ掻くことと意味を勘違いした。また、入っているのに無理矢理トイレのドアを開けてサイトーを便器に落っことした。作中では明るい性格だが、実物は内向的で暗い性格。同年退団。 背番号は2。 モズピー(ロイド・モスビー) カイアンツの外国人外野手。1992年入団。いつもせっかち。常に動いていないと落ち着かないうっとうしい性格。あだ名は「モスラ」。ゴジラ(マツイ)に対抗して、モスラの格好で、自力で空を飛ぼうとしたことがある。1993年退団。14巻では「モスピー」と、間違って表記されている。 背番号は49。 パーフィールド(ジェシー・バーフィールド) カイアンツの外国人外野手。1993年入団。元大リーガー。日本食に慣れ、箸も使える。クワタにだまされて、草履を食べ物と信じ込んだ。その際(クワタに誘われたとはいえ)練習中に構わず食堂に行くなど、あまり真面目な性格ではない。同年退団。 背番号は29。 カワカミ(川上哲治) カイアンツ黄金時代の監督。野球の神様と言われるが、作中では威厳がない。「笑年野球教室」のコーチ役で登場し、ゲストとしてキヨハラ、クワタを呼んだ。しかし、ボケまくる2人に対し、真面目に野球の指導をやってもらいたいために土下座までした。『ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん』1巻にも少し出ている。 ショーリキオーナー(正力亨) カイアンツのオーナー。いつも笑っているが、ヒガシオを2億で引き抜こうとしたり、モトキを巡ってタブチ監督と1打席勝負をすることになったクワタに「手抜きしたら減俸」と言ったなど、やることはえげつない。その後『ベロベロベースボール』登場以降は少し雰囲気が変わり、以前のように笑う描写は少なくなって、代わりにネト〜っとした感じの不気味な表情に顔が定着する。
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