マシン名と搭乗者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 09:59 UTC 版)
「チキチキマシン猛レース」の記事における「マシン名と搭乗者」の解説
括弧内は日本放映時の声優。 本編のナレーションを務める実況中継アナウンサーは野沢那智が担当した。一人称は「私」または「僕」で、声のみで素顔は画面には一切登場しない。一度だけ手だけが登場したことがあった。ビデオ版の冒頭ナレーションは増岡弘が担当している。以下、写真はグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで展示されたレプリカのもの。なお、レース中は妨害ありインチキありとほぼルール無用だが、他人のマシンでゴールしたり、ゴール手前で先端を延ばすなどの行為をするとさすがに失格となる(いずれもブラック魔王がそうなった)。 カッコ内は声優。/の場合は、「アニメ/ゲーム」となっている。 00 - ゼロゼロマシン(メーン・マシーン)[The Mean Machine](邪魔マシーン) - ブラック魔王(ディック・ダスタードリー)[Dick Dastardly](大塚周夫/高木渉(パチンコ))、ケンケン(マットレー)[Muttley](神山卓三/辻親八(パチンコ)) 本作の主役とも言える悪党のブラック魔王と愛犬ケンケンの2名が搭乗するマシン。なお、ゼロゼロ"マシーン"は誤り。多数のロケットノズルに球形キャノピーを備えた未来的な外観を持つ。他車への妨害行為のために、様々な装備(プロペラ、ドリル、マシンガン、大砲、磁石、ミサイルなど)を搭載する。妨害工作を準備すべく大きく先回りする、アクセル全開で一気にライバルを抜き去るなど、マシンの基本性能も高い。しかし、最終的にはコースアウト等による失格や悪巧みに失敗して他車に追い越されてしまうため優勝・入賞経験はなく、ほとんどのレースで最下位に甘んじている(4位や5位、失格を除いて。また、ケンケンにサインをせがまれ止まったこともあった。)。 赤と紫のストライプの帽子を被った悪党のブラック魔王は変装が得意(警備員、老婆、雪男など)で、その変装はほかのレーサーも見破れることはほとんど無い。しかし、あまりにも上手すぎるためワニに変装した時はメスのワニに本物のワニと間違われて惚れられたり、指名手配中のお尋ね者の時は本人と間違われることもあった。 ケンケンは威張り散らし妨害の準備やマシンの修理をすべて押し付ける主人のブラック魔王に反感を持っており、彼が自滅して酷い目に遭うと笑う(笑われたことにブラック魔王が怒って殴られることもある)。尻尾をプロペラの様に高速回転させて揚力を得る能力があり、それで難を逃れた事も多々ある。なお、ブラック魔王はケンケンを苦労して育てたと言っており、ケンケンに対する愛情はそれほどながらある模様。時にはケンケンもブラック魔王に代わってマシンを運転できる。どちらも一人称は「俺」。悪人顔のために全く無関係なカボチャ泥棒に間違われたこともある。 ケンケンの笑い声は元来、「イシシシ」もしくは「ウヒヒヒ」だったが、担当の神山が声を押し殺したことで独特の発声となり、ケンケンのシンボルである笑い声が生まれた。また、英語版では文句を言う台詞がすべて一致している。ケンケンは、飼い主を助けてあげたにも拘らずブラック魔王からしっぺ返しを受けたりするので「恩を仇で返しやがって!」などと言っていることから心底ブラック魔王を嫌っているわけではない。 実況アナは、作中におけるブラック魔王との掛け合いが多い。一度セメントによるコース妨害を企んだときは実況アナをブラック魔王が「うさぎ」呼ばわりしたことがあり、ゼロゼロマシンがトップになったり妨害が成功すると「くそ〜っ」と悔しがり、反対にゼロゼロマシンが自滅すると「ざまあみやがれ!」と大喜びする。 1 - ガンセキオープン(ボウルダー・モービル)[The Boulder Mobile](動く丸石) - スラッグ・ブラザーズ [The Slag Brothers](タメゴロー(グラベル・スラッグ)[Gravel Slag](加藤修)、トンチキ(ロック・スラッグ)[Rock Slag](緑川稔/加藤修(3DO)、乃村健次(PS))) 車体の殆どが岩石で構成されたオープンカー。搭乗者のタメゴローとトンチキは原始人の外見をしている二人組。二人とも長い毛で全身を覆われているため、両者の区別は困難だが、基本的にトンチキが運転を担当している(一部の回ではタメゴローが運転を担当)。二人が手に持っている棍棒は、お互いの頭を叩きあうことで車のスピードを上げる他、石を用いてトスバッティングの要領で敵を攻撃するのにも使ったり、プシーキャットの修復にも使ったことがあった。また、トンチキが棍棒を折り曲げてブーメランにしたこともあった。お互いの頭を叩きあう際、たまにエスカレートし、殴り合いの喧嘩に発展することがある。 車体の素材が岩石を固めただけという非常に簡素な造りとなっているため、レース中に車体やタイヤが破損しても、コース脇にある適当な岩石を加工して車体を修理し、レースを続行することが可能。たまに壊した岩が丸くない形になることもある。エンジン不調の時はエンジンから声が出ることもある。卵から恐竜(有翼竜)を出して空を飛んだこともあった。吹き替えでは普通に喋っているが、英語版とPSゲームの吹き替えでは創作の原始人語で会話しているため、全く聞き取れない(英語版ではよく聞くと何を喋っているかわかる場合もある)。二人の一人称は「俺」。なお、優勝・二位・三位をあわせた入賞回数は14回(3回/8回/3回)と最も多い好成績のマシンである。 2 - ヒュードロクーペ(クレーピー・クーペ)[The Creepy Coupe] (ぞくぞくクーペ)- グルーサム・トゥーサム [Gruesome Twosome] モンスター(ビッグ・グルーサム)[Big Gruesome](神山卓三)、ドラチビ(リトル・グルーサム)[Little Gruesome](たてかべ和也/龍田直樹(3DO)) 幽霊屋敷をモチーフにした車で、車内にはドラゴンが潜んでおり、レースの状況に応じて首を突き出して火を吹いたり、翼を伸ばして車体ごと空を飛ぶことができる。ただし、ドラゴン自体は小心者でヒヨコを怖がったり、ミルクちゃんやタメゴローまたはトンチキに殴られて撃退されることもある。車体には蛇や亡霊を装備し、運転席のレバースイッチや口笛で登場する。屋敷の周りをコウモリが飛び回っている。 搭乗者はフランケンシュタインの怪物のモンスターと子供ドラキュラのドラチビ。モンスターは巨漢で、ゴーストタウンのお化け屋敷に潜む幽霊たちを撃退した。ドン・カッペに負けないくらいの力持ちで、悪走路時にはマシンを軽々持ち上げて歩くこともできる。だがその外見とは裏腹に性格は温厚。一方、ドラチビは他のレーサーと比べて口数が少ないが、見た目に反して空を飛んでマシンを引っ張りあげることも可能。二人のとも一人称は「俺」。入賞回数は12回(3回/3回/6回)。2017年版では搭乗者の名前が、タイニー(Tiny)、ベラ(Bella)に改められている。 3 - マジックスリー(コンバート・ア・カー)[The Convert-A-Car](変身カー) - ドクターH(プロフェッサー・パット・ペンディング)[Professor Pat Pending](槐柳二/佐藤正治(3DO)) ボートに車輪とプロペラを付けたような外観で、レース状況に応じて、メカニックを様々な形状に組み替える機能(作中では通称は「忍術」と呼ばれる)が特徴。運転席のスイッチひとつで変形し、陸海空に加えて地中も進めるほか、悪路にも対応できる上に、二足歩行もできる。時にはホッピング、絨毯、熱気球など原型を留めない形状と化すこともあるが、あまりにも変形のレパートリーが多いため、選択ミスにより失敗することも多い。ドライバーのドクターHは、天才発明家でもある落ち着いた人格者(他のマシンに抜かれて怒るなど、競争意欲がないわけではない)。ブラック魔王が破壊したコースの修復やトラップの解除を行ってレースを再開させたり(逆にゼロゼロマシンの妨害に反撃して返り討ちにすることも多い)、トラブルを起こして動けなくなった他車を救助するなど、優勝への固執はそれほど見られない。ただし、優勝を狙う時はちゃんと狙い、自身もトロッコスペシャルの丸鋸タイヤを錆付かせるなど他車の妨害をする事もある。英語版ではイギリス訛り、日本語版では「〜ますです」と英語訛りの敬語で話し、一人称は「私」。入賞回数は10回(3回/2回/5回)。 4 - クロイツェルスポーツ(クリムゾン・ヘイベイラー)[The Crimson Haybailer](深紅の爆撃機)- コウモリボス(レッド・マックス)[Red Max](梶哲也/龍田直樹(3DO)) 複葉機と車が融合したような真っ赤な車体が特徴。飛行が可能だが、逆に言えば空を飛ぶ以外特徴の無いマシンで、同じく空を飛べてしかも自分より多機能なヒュードロクーペやマジック3に空中戦で負けたことがある。また予期せぬ落下には対応できず、他のマシンを飛び越えようとして反撃され、プロペラを壊されて不時着することも多い。マシン前部には機関銃を装備しており、通常の弾丸の他にコショウも発射可能。プロペラを大きくして丸鋸のように他のマシンを切断したり、斧をプロペラに付けて障害物を破壊することも可能。プロペラは人力で始動を行う(一度手を離し損ねて、プロペラに巻き込まれたことがある)。ドライバーのコウモリボスは、誇り高いが気も短い、チョビ髭に赤尽くめの服装の撃墜王(パイロット)で、警察の上層部に知り合いがいる。ブラック魔王と同じく空軍所属の航空兵であるが、別の部隊もしくは組織に所属しているので面識がないらしく[独自研究?]、『スカイキッドブラック魔王』には登場しない。一人称は「俺」または「儂」。入賞回数は9回(3回/4回/2回)。 5 - プシーキャット(コンパクト・プシーキャット)[The Compact Pussycat](化粧具つき仔猫) - ミルクちゃん(ペネロッピー・ピットストップ)[Penelope Pitstop](小原乃梨子/佐久間紅美 (パチンコ)) ピンク色のオープンカーで、日よけのパラソルや、メイクアップに関する様々な装備を満載。パラソルを広げて浮遊することもできる。搭乗者は本作に登場する唯一の女性ドライバーであるミルクちゃん。金髪のかかったポニーテールで、ピンクの服に赤い手袋と白いロングブーツが特徴。実況中継アナウンサーやブラック魔王を除くドライバーはミルクちゃんに甘くて依怙贔屓する事も多く、彼女自身もその状況を利用している。キザトト君とはいい雰囲気になる場面がしばしば見られる。本人曰く「男の子には負けたくない」。普段はおっとりしているが、時には乱暴で男勝りな面もある。 プシーキャットに敵を攻撃する機能は備えておらず、他車を意図的に妨害することはあまりない。しかし走りながら洗車をしたり、エンジンに仕込んだグリルで鳥の丸焼きやポップコーンを作ったりして、水や煙で意図せず後続車に迷惑をかけることはある。英語版では南部訛り。一人称は「あたし」。『ペネロッピー絶体絶命』の主役でもある。入賞回数は11回(4回/2回/5回)。 6 - タンクGT(アーミー・サープラス・スペシャル)[The Army Surplus Special](お荷物予備小隊) - 軍曹閣下(サージェント(サージ)・ブラスト)[Sargeant "Sarge" Blast](細井重之)、新兵くん(プライベート・メークリー)[Private Meekly](小宮山清/龍田直樹(3DO)) 戦車とハーフトラックを組み合わせたような形状の車体を持つ。搭乗者は、階級は軍曹なのに部下に「閣下」と呼ばせる横柄で小太りの上官と、ガリガリに痩せた部下の新兵。軍曹の指揮下で新兵がハンドルを握る。「撃てー!」「撃つー!(たまに「分かったー」)」のかけ合いで主砲から砲撃、特殊な弾(ミサイル、トリモチ、投げ縄、放水など)を発射したり、後ろ向きに砲撃して反動で加速する。悪路時ではキャタピラを大きくしたり、延ばすことができる。軍曹が地雷を投げて目の前に設置し、自分で踏んで爆風で空を飛んだこともある。キャタピラ駆動のため、全マシンの中でスピードが遅く、重量も重いのが弱点。軍曹閣下が搭乗する砲台部分は車体と分離も可能だが、砲台部分が引っこ抜けてしまうトラブルになる事態が多い。 軍曹は自分の責任を棚に上げることが多く、ブラック魔王に反転させられた時は逆走していることに気付かずそのままスタート地点へ戻ったり、ブラック魔王の罠にかかったのを自分のミスにも関わらず新兵のせいにして飯抜きにしたこともあった。なお、新兵も新兵で軍曹が「左へ行け」と言ったのに間違って右へ行ったり、「ゴールにそびえ立つ」という命令を勘違いしたり、軍曹が攻撃の命令をしても無視することがあるなど、連携に問題がある。2人の会話は「行けー!」「行くー!」、「隠れてろー!」「隠れてるー!」、「進めー!」「進むー!」など、多くがかけ合いである。 入賞回数は万年リタイアのゼロゼロマシンの次に少ないが、優勝回数の3回を含めた入賞回数は4回(3回/1回/0回)で他のマシンと比較してそれほど少ないわけではない。一度新兵がポッポSLに乗る「ヨタロー」を間違えてトロッコスペシャルに乗る「ドンカッペ」と名前を間違えてしまったことがある。軍曹の一人称は「俺」または「儂」、新兵の一人称は「自分」または「私」。 7 - ギャングセブン(バレットプルーフ・ボム)[The Bulletproof Bomb](防弾逃走車) - [The Anthill Mob] トラヒゲ一家(アントヒル・モブ:親分 [Clyde](水島晋/佐藤正治(3DO)、北村弘一(CR)、永野広一(PS2のPV))、子分たち [Ring-A-Ding] [Danny] [Rug Bug Benny] [Mac] [Kirby] [Willy](神山卓三、加藤修、緑川稔、細井重之、たてかべ和也、雨森雅司など/神山卓三、加藤修、細井重之、龍田直樹、真地勇志、郷里大輔(3DO))外観は禁酒法時代の黒塗りセダンそのもの。運転席のある前方に搭乗者である小柄な7人の指名手配中のギャング全員が集中して乗車する。後部座席は基本的に無人だが、たまにトラヒゲ一家以外の人物がいることがある。また、自動運転機能がついているらしく、トラヒゲ一家が乗っていなくても車自身の意思で動くこともできる。 マシンは床が抜けるようになっており、いざというときには子分たちが足で走って加速を助ける。事故や他車からの妨害で屋根が外れたり車体が真っ二つになることもあるが、比較的簡単に復活できる。日本語版では防弾仕様の自動車であると紹介されている。 トラヒゲ一家はそれぞれ役割があり、親分はマシンの運転と子分たちへの命令、子分たちは他車への妨害やマシンの修理を行う。それぞれ名前がありトラヒゲ一家の親分は「クライド(子分たちからは「ボス」と呼ばれている)」、子分たちは「リングアディング」(たてかべ和也/龍田直樹)、「ダニー」(加藤修)、「ラグ・バグ・ベニー」(細井重之)、「マック」(緑川稔/真地勇志)、「カービー」(雨森雅司/郷里大輔)、「ウィリー」(神山卓三)。子分の中でもリングアディングはクライドの発言にボケた回答をするなど、発言が多い。 指名手配中でレース中も警察から追われているため、常に警察無線を盗聴して逃げる準備をしており、逃亡時にはしばしば小人や野球選手などに変装し、別コースへ避難することもある。加速の際に足を使っているのは、警察から逃げるために会得したもの。レースの大ファンの保安官の協力でレースで優勝したこともある。メンバーの一人称は全員「俺」。入賞回数は11回(4回/5回/2回)。 姉妹作品『ペネロッピー絶体絶命』では帽子やコート、子分達の名前が違う物に変更されている。 8 - ポッポSL(アーカンサス・チャグバグ)[The Arkansas Chuggabug](アーカンソーのガタゴト車) - ヨタロー(レイジー・ルーク)[Lazy Luke](高田竜二/佐藤正治(3DO))、熊八(クマッパチ)(ブラバー・ベア)[Blubber Bear](細井重之)木造のテラスに車輪を付け、ロッキングチェアの座席にガラクタを寄せ集めたようなカントリー調マシン。後部にある石炭ストーブのようなボイラーが動力源。動力源が完全に剥き出しの状態であるため、他のマシンの標的にされやすく、攻撃されるとボイラーが膨らんで爆発し、しばしばマシンが稼働しなくなる。まれにエンジンの火力が暴走しスピードアップすることもある。煙突から煙を出して他のマシンを汚したり、視界を奪う煙幕代わりに使うこともできる。他にもリスにピーナッツを食べさせることでスピードを上げるエンジンや「虎の足」といった機能もある。 搭乗者は村育ちの田舎者(hillbilly)の既婚者でマイペースかつ呑気なヨタローと彼のペットである臆病なクマの熊八。ドライバーのヨタローはハンドル操作を足で行う上に居眠り運転が日常茶飯事のため、同乗者である熊八はいつも気が気でない。いつも歯をガチガチ鳴らしたり、両手を噛んで怯えていることが多いが、時にはヒュードロクーペのドラゴンをやっつけたり、ブラック魔王にボイラーを奪われたときに風車をエンジン代わりにするなど、頼もしい一面も持つ。悪路時、故障時では自らがマシンを押すこともある。自然国立公園では野生のクマと間違えられ森に追い返されそうになったこともあるが、最終的にはマシンに括り付けた凧にぶら下がって空中に隠れることで切り抜けた。アメリカ南部アーカンソー州の百姓なのにヨタローは原語版では字が読めず、日本語版では東北弁を使う。一人称は「おら」。田舎でかぼちゃ畑を営む農夫の「エルマー」(槐柳二)といういとこがいる。入賞回数は9回(4回/1回/4回)だが、マイペースゆえに優勝への意欲は薄く、優勝の要因は他のレーサーの自滅などが多い。一度だけナレーションに「トロッコスペシャル」と間違われたことがある。 9 - ハンサムV9(ターボ・トリフィック)[The Turbo Terrific](びっくりターボ) - キザトト君(ピーター・パーフェクト)[Peter Perfect](広川太一郎 正統派のフォーミュラカーで、他マシンのような特殊装備は持たない。車体が非常に脆弱で、鳥に突かれたり、くしゃみしただけでも壊れてしまうという弱点を持つ。しかしその分、キザトト君がマシンを蹴飛ばしたり引き延ばしたりすることで自然に治るなど、立て直しの早さは凄まじい。スペアタイヤを大量につけて加速することも可能。搭乗者のキザトト君は、普段オネエ言葉でナヨナヨした雰囲気で、ミルクちゃんには特に甘く、いつか彼女の婿になることを夢見ている。その反面、大岩を指一本で持ち上げる怪力の持ち主であり、トラヒゲ一家に対して凄むなどの頼もしい一面も持ち合わせる。激怒すると声のトーンが格段に下がる。「イッポコペンよ」など意味不明の造語を操るが、これは声を担当した広川太一郎のアドリブである。カラテの達人であり、弁護士のおじがいるらしい。一人称は「あたし」あるいは「僕」。入賞回数は8回(4回/2回/2回)。 10 - トロッコスペシャル(バズ・ワゴン)[The Buzz Wagon](ぶんぶんワゴン) - ドン・カッペ(ルーファス・ラフカット)[Rufus Ruffcut](雨森雅司/郷里大輔(3DO))、甚平(ソートゥース)[Sawtooth](小宮山清/嶋方淳子(3DO))木製のボディと丸鋸の車輪を持ち、正面には丸太を横にした巨大なバンパーを備える。車輪の丸鋸は切れ味が抜群で、他車を真っ二つにすることができるが、悪路(泥道、雪道、砂漠、氷上など)には弱く、水を浴びると錆びるので錆取り用の潤滑油の常備は欠かせない。車体が木製のため重量が軽く、カッペが指に丸鋸を付けてマシンごと浮遊できるが、木なので火に弱い。丸鋸を大きくして加速したり、ローギアにして地中に潜ったりすることも可能。 搭乗者が木こり (lumberjack)の「ドン・カッペ」とビーバーの「甚平」だけに、木の取り扱いはお手のもの。非常時には、甚平が周囲の木を用いて車体やコースを修理することもある。ドン・カッペは見た目通り、車を持ち上げるほどの怪力の持ち主である。ミルクちゃんには目がなく、キザトト君とは、恋を張り合うライバルでもある。「ミルクちゃんのケツを追っかけてるのは10番のカッペ君。エッチ!」とナレーションに突っ込まれたことがある。ケンケン同様、熊八や甚平も日本語版では言葉を話すが、他の搭乗者には通じていない。ドン・カッペは、ヨタローと同様東北弁で、一人称は「おら」。入賞回数は12回(3回/5回/4回)。
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