これまでに実施されたミッション
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「月探査ミッションの一覧」の記事における「これまでに実施されたミッション」の解説
以下の一覧は、月探査目的以外で月をフライバイしたミッションも含む。 ミッションの成否についての注記表示説明成功 ミッションが成功(運用終了) 打ち上げ失敗 打ち上げに失敗(運用終了) 宇宙機の故障 宇宙機の不具合で失敗(運用終了) 部分的失敗 ミッションが部分的に失敗(運用終了) 運用中 ミッションが進行中(現在運用中) N/A 月探査ミッションに該当せず(成否判定対象外) 種別について、インパクターは硬着陸する衝突機や衝突体など、オービターは軌道船または軌道周回機、サンプルリターンは試料回収、重力アシスト(重力援助)とフライバイ(近傍通過飛行)は共に天体の重力を利用する航法であるスイングバイの一種、ランダーは軟着陸する着陸船または着陸機、ローバーは探査車を表す。 宇宙機打ち上げ日打ち上げ機運用者種別成否パイオニア0号(Able I) 000000001958-08-17-00001958年8月17日 ソー DM-18 エイブル I USAF オービター 打ち上げ失敗 地球周回軌道を脱出しようとした初の試み。燃料ターボポンプのギアボックスが不調のため、一段目の爆発を招き、軌道投入に失敗。最高到達高度 16キロメートル (9.9 mi)。 ルナ1958A 000000001958-09-23-00001958年9月23日 ルナ OKB-1 インパクター 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。過剰な振動のため、ロケットが空中分解。 パイオニア1号(Able II) 000000001958-10-11-00001958年10月11日 ソー DM-18 エイブル I NASA オービター 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。加速度計の不具合のため、二段目の切り離しが時期尚早だった。最高到達高度 113,800キロメートル (70,700 mi)。 ルナ1958B 000000001958-10-11-00001958年10月11日 ルナ OKB-1 インパクター 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。過剰な振動のため、打ち上げ機が爆発。 パイオニア2号(Able III) 000000001958-11-08-00001958年11月8日 ソー DM-18 エイブル I NASA オービター 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。地上管制官が誤った指令を発したため、二段目の切り離しが時期尚早だった。電気的接続が切れ、三段目も点火に失敗。最高到達高度 1,550キロメートル (960 mi)。 ルナ1958C 000000001958-12-04-00001958年12月4日 ルナ OKB-1 インパクター 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。過酸化水素ポンプの冷却系統の密閉に不備があり、コアステージの性能低下を招いた。 パイオニア3号 000000001958-12-06-00001958年12月6日 ジュノーII NASA フライバイ 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。一段目の切り離しが時期尚早だった。最高到達高度 102,360キロメートル (63,600 mi)。 ルナ1号(E-1 No.4) 000000001959-01-02-00001959年1月2日 ルナ OKB-1 インパクター 打ち上げ失敗 打ち上げ機の誘導の問題により、月面衝突の失敗を招き、月を通過飛行して太陽周回軌道へ入った。最接近時の距離 5,995キロメートル (3,725 mi)(1月4日)。 パイオニア4号 000000001959-03-03-00001959年3月3日 ジュノーII NASA フライバイ 部分的失敗 二段目の性能が高すぎたため、計器の計測範囲を超える、想定よりも高い高度でのフライバイ(距離にして 58,983 km)となった。3月4日22時25分 UTC に最接近。地球周回軌道を脱出した最初のアメリカの宇宙機となった。 ルナ1959A 000000001959-06-18-00001959年6月18日 ルナ OKB-1 インパクター 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。誘導システムに不具合。 ルナ2号(E-1A No.2) 000000001959-09-12-00001959年9月12日 ルナ OKB-1 インパクター 成功 1959年9月14日21時02分に月面衝突に成功。月の表面に到達した最初の宇宙機となった。 ルナ3号(E-2A No.1) 000000001959-10-04-00001959年10月4日 ルナ OKB-1 フライバイ 成功 初めて月の裏側の画像を地球へ送信した。 パイオニア P-3(英語版)Able IVB 000000001959-11-26-00001959年11月26日 アトラスD エイブル(英語版) NASA オービター 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。設計上の欠陥により、ペイロードフェアリングが空中分解。 ルナ1960A 000000001960-04-15-00001960年4月15日 ルナ OKB-1 フライバイ 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。三段目の切り離しが時期尚早だった。 ルナ1960B 000000001960-04-16-00001960年4月16日 ルナ OKB-1 フライバイ 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。発射から10秒後にロケットが空中分解。 パイオニア P-30(英語版)(Able VA) 000000001960-09-25-00001960年9月25日 アトラスD エイブル NASA オービター 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。二段目の酸化剤システムの不具合により、切り離しが時期尚早だった。設計上の欠陥により、ペイロードフェアリングの空中分解を招いた。 パイオニア P-31(英語版)(Able VB) 000000001960-12-15-00001960年12月15日 アトラスD エイブル NASA オービター 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。一段目が切り離される前、まだ燃焼しているうちに二段目を点火してしまい、打ち上げ機が爆発。 レインジャー3号(P-34) 000000001962-01-26-00001962年1月26日 アトラス LV-3 アジェナB NASA インパクター 宇宙機の故障 誘導の問題により、一部打ち上げに失敗。宇宙機のエンジンを使って修正を試みたが、あと36,793キロメートル (22,862 mi)のところで月に到達し損なう。 レインジャー4号(P-35) 000000001962-04-23-00001962年4月23日 アトラス LV-3 アジェナB NASA インパクター 宇宙機の故障 太陽電池パネルの展開に失敗し、打ち上げから10時間後に電力が尽きる。4月26日、付随的に月の裏側に衝突。 レインジャー5号(P-36) 000000001962-10-18-00001962年10月18日 アトラス LV-3 アジェナB NASA インパクター 宇宙機の故障 太陽電池パネルが誤って電力系統から離れてしまい、打ち上げから8 3⁄4時間後に電池を使い果たした。飛行コースの軌道修正が完全ではなく、月に到達し損なう。 スプートニク25号 000000001963-01-04-00001963年1月4日 モルニヤL OKB-1 ランダー 打ち上げ失敗 地球低軌道からの脱出に失敗。誘導システムの電力の不具合により、上段の点火が阻まれた。 ルナ1963B 000000001963-02-03-00001963年2月3日 モルニヤL OKB-1 ランダー 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。誘導の失敗。 ルナ4号(E-6 No.4) 000000001963-04-02-00001963年4月2日 モルニヤL OKB-1 ランダー 宇宙機の故障 中間軌道の軌道修正に失敗、軌道の摂動により脱出速度が与えられるまで、地球高軌道に留まった。 レインジャー6号(P-54) 000000001964-01-30-00001964年1月30日 アトラス LV-3 アジェナB NASA インパクター 宇宙機の故障 1964年2月2日に衝突したが、電力系統の不具合により画像を地球へ送信するのに失敗。 ルナ1964A 000000001964-03-21-00001964年3月21日 モルニヤM OKB-1 ランダー 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。酸化剤のバルブの不具合のため、三段目の性能が低下。 ルナ1964B 000000001964-04-20-00001964年4月20日 モルニヤM OKB-1 ランダー 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。接続不良による電力の不具合のため、三段目の切り離しが時期尚早だった。 レインジャー7号 000000001964-07-28-00001964年7月28日 アトラス LV-3 アジェナB NASA インパクター 成功 1964年7月30日13時25分48秒 UTC に衝突。 レインジャー8号 000000001965-02-17-00001965年2月17日 アトラス LV-3 アジェナB NASA インパクター 成功 1965年2月20日9時57分37秒 UTC に衝突。 コスモス60号(E-6 No.9) 000000001965-03-12-00001965年3月12日 モルニヤL ラヴォーチキン ランダー 打ち上げ失敗 誘導システムの短絡回路のため、上段が再始動に失敗。地球低軌道からの脱出に失敗。 レインジャー9号 000000001965-03-21-00001965年3月21日 アトラス LV-3 アジェナB NASA インパクター 成功 1965年3月24日14時08分20秒 UTC に衝突。 ルナ1965A 000000001965-04-10-00001965年4月10日 モルニヤL ラヴォーチキン ランダー 打ち上げ失敗 酸化剤の圧力喪失のため、三段目が点火に失敗し、軌道投入に失敗。 ルナ5号(E-6 No.10) 000000001965-05-09-00001965年5月9日 モルニヤM ラヴォーチキン ランダー 宇宙機の故障 ジャイロスコープの不具合の後にコントロールを失い、着陸のための減速に失敗し、1965年5月12日19時10分 UTC に月面に衝突。 ルナ6号(E-6 No.7) 000000001965-06-08-00001965年6月8日 モルニヤM ラヴォーチキン ランダー 宇宙機の故障 中間軌道の軌道修正操作を実施後、エンジンの停止に失敗し、月を通り過ぎて太陽周回軌道へ入る。 ゾンド3号(3MV-4 No.3) 000000001965-07-18-00001965年7月18日 モルニヤ ラヴォーチキン フライバイ 成功 1965年7月20日に9,200キロメートル (5,700 mi)の距離で月を通り過ぎる。将来の惑星探査ミッションに向けた技術実証試験を実施。 ルナ7号(E-6 No.11) 000000001965-10-04-00001965年10月4日 モルニヤ ラヴォーチキン ランダー 宇宙機の故障 着陸直前の姿勢制御に失敗し、降下制御が阻まれた。1965年10月7日22時08分24秒 UTC に月面に衝突。 ルナ8号(E-6 No.12) 000000001965-12-03-00001965年12月3日 モルニヤ ラヴォーチキン ランダー 宇宙機の故障 着陸用エアバッグがパンクし、予定された着地の直前に姿勢制御を喪失、1965年12月6日21時51分30秒 UTC に月面に衝突。 ルナ9号(E-6 No.13) 000000001966-01-31-00001966年1月31日 モルニヤM ラヴォーチキン ランダー 成功 月面着陸に初めて成功。1966年2月3日18時45分30秒 UTC に着地。2月6日22時55分までデータを送信した。 コスモス111号(E-6S No.204) 000000001966-03-01-00001966年3月1日 モルニヤM ラヴォーチキン オービター 打ち上げ失敗 上段が姿勢制御を喪失、点火に失敗。地球低軌道から脱出できず。 ルナ10号(E-6S No.206) 000000001966-03-31-00001966年3月31日 モルニヤM ラヴォーチキン オービター 成功 1966年4月3日18時44分 UTC に軌道に入り、初めて月周回軌道に乗った宇宙機となった。5月30日までデータを送信した。 サーベイヤー1号 000000001966-05-30-00001966年5月30日 アトラス LV-3C セントールD NASA ランダー 成功 1966年6月2日6時17分36秒 UTC に嵐の大洋に着陸。7月13日に電力が尽きるまでデータを送信した。 エクスプローラー33号(AIMP-D) 000000001966-07-01-00001966年7月1日 デルタ E1 NASA オービター 打ち上げ失敗 磁気圏探査機。ロケットが予定よりも速い速度に達し、月軌道に投入できず。地球軌道でのミッションに再利用された。 ルナ・オービター1号 000000001966-08-10-00001966年8月10日 アトラス SLV-3 アジェナD NASA オービター 部分的失敗 8月14日15時36分 UTC 頃、軌道投入。燃料不足で軌道離脱が早められ、次のミッションとの通信干渉を避けるために1966年10月29日13時30分 UTC に月面に衝突。 ルナ11号(E-6LF No.101) 000000001966-08-21-00001966年8月21日 モルニヤM ラヴォーチキン オービター 部分的失敗 1966年8月28日に軌道に入る。画像の送信に失敗。他の機器は正常に作動。月の組成調査のためにガンマ線とX線観測を実施、月の重力場、月環境での隕石の存在、月での放射線環境を調査。電力が尽きた後、1966年10月1日に運用終了。 サーベイヤー2号 000000001966-09-20-00001966年9月20日 アトラス LV-3C セントールD NASA ランダー 宇宙機の故障 中間軌道の軌道修正操作中にスラスタ一基の点火に失敗、制御を喪失。1966年9月23日3時18分 UTC に月面に衝突。 ルナ12号(E-6LF No.102) 000000001966-10-22-00001966年10月22日 モルニヤM ラヴォーチキン オービター 成功 1966年10月25日に軌道に入り、1967年1月19日までデータを送信。ルナ11号で実施されるはずだった写真撮影ミッションを完了。 ルナ・オービター2号 000000001966-11-06-00001966年11月6日 アトラス SLV-3 アジェナD NASA オービター 成功 1966年11月10日19時51分 UTC 頃に軌道に入り、写真撮影による地図作成ミッションを開始。1967年10月11日に軌道離脱の噴射をして月の裏側に衝突、ミッション終了。 ルナ13号(E-6M No.205) 000000001966-12-21-00001966年12月21日 モルニヤM ラヴォーチキン ランダー 成功 1966年12月24日18時01分 UTC に嵐の大洋に着陸成功。月面から画像を送信、月の土壌を調査。12月28日6時31分 UTC に電力が尽きるまで運用された。 ルナ・オービター3号 000000001967-02-05-00001967年2月5日 アトラス SLV-3 アジェナD NASA オービター 成功 1967年2月8日21時54分 UTC に軌道に入る。ミッション終了時に軌道を離脱、1967年10月9日に月面に衝突。 サーベイヤー3号 000000001967-04-17-00001967年4月17日 アトラス LV-3C セントールD NASA ランダー 成功 1967年4月20日0時04分 UTC に着陸、5月3日まで運用。1969年にはアポロ12号の宇宙飛行士が訪れ、一部の部品を取り外して地球に持ち帰った。 ルナ・オービター4号 000000001967-05-04-00001967年5月4日 アトラス SLV-3 アジェナD NASA オービター 成功 1967年5月8日 UTC に軌道に入り、7月17日まで運用。その後、軌道を離れ、1967年10月6日に月面に衝突。 サーベイヤー4号 000000001967-07-14-00001967年7月14日 アトラス LV-3C セントールD NASA ランダー 宇宙機の故障 着陸予定時刻の2分半前、7月17日2時3分 UTC に連絡が途絶えた。NASAは宇宙機が爆発したか、月面に衝突したと判断した。 エクスプローラー35号(AIMP-E) 000000001967-07-19-00001967年7月19日 デルタ E1 NASA オービター 成功 月と惑星間空間を調査する磁気圏探査機。1973年6月27日に任を解かれた。1970年代の間に月面に衝突したと推定される。 ルナ・オービター5号 000000001967-08-01-00001967年8月1日 アトラス SLV-3 アジェナD NASA オービター 成功 ルナ・オービター計画の最後のミッション。8月5日16時48分 UTC に月周回軌道に入り、8月18日まで写真撮影による調査を実施。1968年1月31日に軌道を離れ、月面に衝突。 サーベイヤー5号 000000001967-09-08-00001967年9月8日 アトラス SLV-3C セントールD NASA ランダー 成功 9月11日0時46分44秒 UTC に静かの海に着陸。1967年12月17日4時30分 UTC に最後の信号を受信。 ゾンド1967A(英語版) 000000001967-09-27-00001967年9月27日 プロトン-K/D ラヴォーチキン フライバイ 打ち上げ失敗 有人ミッション計画に向けての技術実証試験。一段目のエンジンの一つが点火されず、軌道に到達できず。 サーベイヤー6号 000000001967-11-07-00001967年11月7日 アトラス SLV-3C セントールD NASA ランダー 成功 11月10日1時01分04秒 UTC に中央の入江に着陸。11月17日10時32分 UTC に月面から短い距離を飛行、2.4メートル (7 ft 10 in)移動した後、2度目の着陸。12月14日19時14分 UTC に最後の連絡。 ゾンド1967B(英語版) 000000001967-11-22-00001967年11月22日 プロトン-K/D ラヴォーチキン フライバイ 打ち上げ失敗 有人ミッション計画に向けた技術実証試験。二段目エンジンの点火に失敗し、軌道投入できず。 サーベイヤー7号 000000001968-01-07-00001968年1月7日 アトラス SLV-3C セントールD NASA ランダー 成功 サーベイヤー計画最後のミッション。1月10日1時05分36秒 UTC、ティコ・クレーターから29キロメートル (18 mi)の地点に着陸。1968年2月21日まで運用。 ルナ1968A 000000001968-02-07-00001968年2月7日 モルニヤM ラヴォーチキン オービター 打ち上げ失敗 三段目の燃料が尽きた後、軌道投入に失敗。 ルナ14号(E-6LS No.113) 000000001968-04-07-00001968年4月7日 モルニヤM ラヴォーチキン オービター 成功 有人ミッション構想に向けた通信テスト及び月の質量集中(英語版)の調査。4月10日19時25分 UTC に軌道に入る。 ゾンド1968A(英語版) 000000001968-04-22-00001968年4月22日 プロトン-K/D ラヴォーチキン フライバイ 打ち上げ失敗 有人ミッション計画に向けた技術実証試験。誤指令による二段目エンジンの停止後、軌道投入に失敗。打ち上げ脱出システムのプロトタイプを使って宇宙機は回収された。 ゾンド5号(7K-L1 No.9L) 000000001968-09-14-00001968年9月14日 プロトン-K/D ラヴォーチキン フライバイ、旋回 成功 有人ミッション計画に向けた技術実証試験。2匹のリクガメのほか、様々な形態の生物を乗せた。9月18日に1,850キロメートル (1,150 mi)まで最接近、月を半周して地球に帰還。9月21日16時08分 UTC にインド洋に着水。初めて地球生命体が月に行って周回し、初めて回収に成功した月宇宙機となる 。 ゾンド6号(7K-L1 No.12L) 000000001968-11-10-00001968年11月10日 プロトン-K/D ラヴォーチキン フライバイ 宇宙機の故障 有人ミッション計画に向けた技術実証試験。11月14日に2,420キロメートル (1,500 mi)まで最接近、フライバイを実施。11月17日に地球の大気圏に再突入するも、パラシュートをうまく扱えず、回収に失敗。 アポロ8号 000000001968-12-21-00001968年12月21日 サターンV NASA 有人オービター 成功 初の有人月ミッション。12月24日9時59分52秒 UTC から4分間エンジンを噴射、月周回軌道に入る。月を10周した後、12月25日6時10分16秒 UTC にエンジンを噴射し、地球に帰還。12月27日15時51分 UTC に太平洋に着水。 ゾンド1969A(英語版) 000000001969-01-20-00001969年1月20日 プロトン-K/D ラヴォーチキン フライバイ 打ち上げ失敗 有人ミッション計画に向けた技術実証試験。4基ある二段目エンジンの一つが時期尚早に停止、軌道投入に失敗。三段目エンジンも時期尚早に停止。打ち上げ脱出システムを使って宇宙機は回収された。 ルナ1969A(英語版) 000000001969-02-19-00001969年2月19日 プロトン-K/D ラヴォーチキン ランダー/ローバー 打ち上げ失敗 初のルノホート探査車の打ち上げ。打ち上げ51秒後に打ち上げ機が空中分解して爆発。 ゾンドL1S-1(英語版) 000000001969-02-21-00001969年2月21日 N-1 OKB-1 オービター 打ち上げ失敗 初のN-1ロケットの打ち上げ。月を周回して地球に帰還するはずだった。打ち上げ70秒後に一段目が時期尚早に停止。発射場から50キロメートル (31 mi)の辺りに打ち上げ機が墜落。打ち上げ脱出システムを使って、発射台から35キロメートル (22 mi)の辺りに宇宙機が着陸。 アポロ10号 000000001969-05-18-00001969年5月18日 サターンV NASA 有人オービター 成功 アポロ11号に向けた最終リハーサル。 ルナ1969C(英語版) 000000001969-06-14-00001969年6月14日 プロトン-K/D ラヴォーチキン サンプルリターン 打ち上げ失敗 月面に着陸して月の土壌試料を持ち帰るはずだった。四段目の点火に失敗し、地球周回軌道に到達できず。 ゾンドL1S-2(英語版) 000000001969-07-03-00001969年7月3日 N-1 OKB-1 オービター 打ち上げ失敗 月を周回して地球に帰還するはずだった。打ち上げ10秒後に一段目のすべてのエンジンが停止。打ち上げ機が発射台に墜落して爆発。打ち上げ脱出システムを使って、宇宙機は発射場から2キロメートル (1.2 mi)の辺りに安全に着陸。 ルナ15号(E-8-5 No.401) 000000001969-07-13-00001969年7月13日 プロトン-K/D ラヴォーチキン サンプルリターン 宇宙機の故障 7月17日10時00分 UTC に月周回軌道に到達。7月21日15時47分 UTC に降下のためのロケット逆噴射を開始。軌道離脱の噴射の3分後に連絡が途絶え、月面に墜落したと推定される。 アポロ11号 000000001969-07-16-00001969年7月16日 サターンV NASA 有人オービター/ランダー 成功 史上初の有人月面着陸。1969年7月20日20時17分 UTC に着陸船イーグル号が月に着陸。 ゾンド7号(7K-L1 No.11L) 000000001969-08-07-00001969年8月7日 プロトン-K/D ラヴォーチキン フライバイ 成功 有人ミッション計画に向けた技術実証試験。8月10日に1,200キロメートル (750 mi)まで最接近、月フライバイ。地球に帰還し、8月14日18時13分 UTC にカザフスタンに着陸。 コスモス300号(E-8-5 No.403) 000000001969-09-23-00001969年9月23日 プロトン-K/D ラヴォーチキン サンプルリターン 打ち上げ失敗 3度目の月試料採取の試み。酸化剤漏れのため、地球低軌道に到達後、月遷移投入に向けての四段目エンジンの噴射に失敗。打ち上げからおよそ4日後に、宇宙機は地球の大気圏に再突入。 コスモス305号(E-8-5 No.404) 000000001969-10-22-00001969年10月22日 プロトン-K/D ラヴォーチキン サンプルリターン 打ち上げ失敗 4度目の月試料採取の試み。制御系統の不具合のため、地球低軌道に到達後、月遷移投入に向けての四段目エンジンの噴射に失敗。宇宙機は打ち上げ後一周以内に地球の大気圏に再突入。 アポロ12号 000000001969-11-14-00001969年11月14日 サターンV NASA 有人オービター/ランダー 成功 ルナ1970A(英語版) 000000001970-02-06-00001970年2月6日 プロトン-K/D ラヴォーチキン サンプルリターン 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。 アポロ13号 000000001970-04-11-00001970年4月11日 サターンV NASA 有人オービター/ランダー 宇宙機の故障 酸素タンク爆発のため、ミッションを中止し、月周回軌道に乗らずに月を通過して地球に帰還。 ルナ16号(E-8-5 No.406) 000000001970-09-12-00001970年9月12日 プロトン-K/D ラヴォーチキン サンプルリターン 成功 ゾンド8号(7K-L1 No.14L) 000000001970-10-20-00001970年10月20日 プロトン-K/D ラヴォーチキン フライバイ 成功 有人ミッション計画に向けた技術実証試験。無事、地球に帰還。 ルナ17号(E-8 No.203) 000000001970-11-10-00001970年11月10日 プロトン-K/D ラヴォーチキン ランダー/ローバー 成功 ルノホート1号を展開。 アポロ14号 000000001971-01-31-00001971年1月31日 サターンV NASA 有人オービター/ランダー 成功 アポロ15号 000000001971-07-26-00001971年7月26日 サターンV NASA 有人オービター/ランダー/ローバー 成功 PFS-1 000000001971-07-26-00001971年7月26日 サターンV NASA オービター 成功 アポロ15号から展開。 ルナ18号(E-8-5 No.407) 000000001971-09-02-00001971年9月2日 プロトン-K/D ラヴォーチキン サンプルリターン 宇宙機の故障 月面への降下中に通信が途絶え、ミッション失敗。 ルナ19号(E-8LS No.202) 000000001971-09-28-00001971年9月28日 プロトン-K/D ラヴォーチキン オービター 成功 ルナ20号(E-8-5 No.408) 000000001972-02-14-00001972年2月14日 プロトン-K/D ラヴォーチキン サンプルリターン 成功 アポロ16号 000000001972-04-16-00001972年4月16日 サターンV NASA 有人オービター/ランダー/ローバー 成功 PFS-2 000000001972-04-16-00001972年4月16日 サターンV NASA オービター 成功 アポロ16号から展開。 ソユーズ 7K-LOK No.1(英語版) 000000001972-07-03-00001972年7月3日 N-1 OKB-1 オービター 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。月を周回して地球に帰還するはずだった。 アポロ17号 000000001972-12-07-00001972年12月7日 サターンV NASA 有人オービター/ランダー/ローバー 成功 最後の有人月面着陸。 ルナ21号(E-8 No.204) 000000001973-01-08-00001973年1月8日 プロトン-K/D ラヴォーチキン ランダー/ローバー 成功 ルノホート2号を展開。 エクスプローラー49号(RAE-B) 000000001973-06-10-00001973年6月10日 デルタ1913(英語版) NASA オービター 成功 電波天文衛星。地球の電波発生源からの干渉を避けるため、月周回軌道上で運用。 マリナー10号(RAE-B) 000000001973-11-03-00001973年11月3日 デルタ1913 NASA フライバイ 成功 惑星間探査機。カメラのテストのため、月の北極の地図を作成。 ルナ22号(E-8LS No.206) 000000001974-05-29-00001974年5月29日 プロトン-K/D ラヴォーチキン オービター 成功 ルナ23号(E-8-5M No.410) 000000001974-10-28-00001974年10月28日 プロトン-K/D ラヴォーチキン サンプルリターン 宇宙機の故障 着陸時にひっくり返った。 ルナ1975A(英語版) 000000001975-10-16-00001975年10月16日 プロトン-K/D ラヴォーチキン サンプルリターン 打ち上げ失敗 軌道投入に失敗。 ルナ24号(E-8-5M No.413) 000000001976-08-09-00001976年8月9日 プロトン-K/D ラヴォーチキン サンプルリターン 成功 ルナ計画最後のミッション。1976年8月11日に軌道に入り、8月18日16時36分 UTC に危難の海に着陸。試料カプセルは8月19日5時25分 UTC に発射、96 1⁄2時間後に回収。170.1グラム (6.00 oz)の月のレゴリスを持ち帰った。 ISEE-3(ICE/Explorer 59) 000000001978-08-12-00001978年8月12日 デルタ2914 NASA 重力アシスト 成功 ジャコビニ・ツィナー彗星へ向かう途中、1982年から1983年にかけて計5回のフライバイを実施。 ひてん(MUSES-A) 000000001990-01-24-00001990年1月24日 M-3SII ISAS フライバイ/オービター 成功 フライバイ用に設計されたが、はごろもミッション完了後、追加ミッションとして月周回軌道上に置かれた。 はごろも 000000001990-01-24-00001990年1月24日 M-3SII ISAS オービター 宇宙機の故障 ひてんから展開。通信に失敗。月周回軌道に乗るも、データを受信できず。 GEOTAIL 000000001992-07-24-00001992年7月24日 デルタ II 6925 ISAS/NASA 重力アシスト 成功 地球高軌道の調整のため、一連のフライバイを実施。 WIND 000000001994-11-01-00001994年11月1日 デルタ II 7925-10 NASA 重力アシスト 成功 1994年12月1日と同27日に合わせて2回のフライバイを実施、地球-太陽間のラグランジュ点 L1に到達。 クレメンタイン(DSPSE) 000000001994-01-25-00001994年1月25日 タイタン II (23)G スター37FM USAF/NASA オービター 成功 月探査目的を完遂。月周回軌道からの離脱には失敗。 HGS-1 000000001997-12-24-00001997年12月24日 プロトン-K/DM3 ヒューズ社 重力アシスト N/A 通信衛星。誤った軌道に届けられた後、対地同期軌道に向かう途中、1998年5月と6月に2回のフライバイを実施。 ルナ・プロスペクター(Discovery 3) 000000001998-01-07-00001998年1月7日 アテナ II NASA オービター 成功 のぞみ(PLANET-B) 000000001998-07-03-00001998年7月3日 M-V ISAS 重力アシスト 宇宙機の故障 火星に向かう途中、2回のフライバイを実施。 WMAP 000000002001-06-30-00002001年6月30日 デルタ II 7425-10 NASA 重力アシスト 成功 2001年7月30日にフライバイ、地球-太陽間のラグランジュ点 L2に到達。 SMART-1 000000002003-09-27-00002003年9月27日 アリアン5G ESA オービター 成功 2006年9月3日にミッション終了、USGS月面図幅のLQ26に衝突。 STEREO A 000000002006-10-25-00002006年10月25日 デルタ II 7925-10L NASA 重力アシスト 成功 太陽周回軌道に入るため、2006年12月15日にフライバイ。 STEREO B 000000002006-10-25-00002006年10月25日 デルタ II 7925-10L NASA 重力アシスト 成功 太陽周回軌道に入るため、2006年12月15日と2017年1月21日の2回、フライバイを実施。 ARTEMIS P1 000000002007-02-17-00002007年2月17日 デルタ II 7925 NASA オービター 運用中 追加ミッションとして、THEMISが月周回軌道に移動された。2011年7月に軌道に乗った。 ARTEMIS P2 000000002007-02-17-00002007年2月17日 デルタ II 7925 NASA オービター 運用中 追加ミッションとして、THEMISが月周回軌道に移動された。2011年7月に軌道に乗った。 かぐや(SELENE) 000000002007-09-14-00002007年9月14日 H-IIA 2022 JAXA オービター 成功 2009年6月10日にミッション終了、USGS月面図幅のLQ30に衝突。 おきな(RSAT) 000000002007-09-14-00002007年9月14日 H-IIA 2022 JAXA オービター 成功 かぐやから展開。ミッション終了後は軌道を離れ、2009年2月12日にUSGS月面図幅のLQ08に衝突。 おうな(VRAD) 000000002007-09-14-00002007年9月14日 H-IIA 2022 JAXA オービター 成功 かぐやから展開。2009年6月29日に運用終了したが、月周回軌道上に留まる。 嫦娥1号 000000002007-10-24-00002007年10月24日 長征3号A CNSA オービター 成功 2009年3月1日にミッション終了、USGS月面図幅のLQ21に衝突。 チャンドラヤーン1号 000000002008-10-21-00002008年10月21日 PSLV-XL ISRO オービター ほぼ成功 2009年のミッション終了後も月周回軌道上に留まる。月面に水の存在を発見。 月面衝突プローブ(英語版) 000000002008-10-21-00002008年10月21日 PSLV-XL ISRO インパクター 成功 チャンドラヤーン1号から展開。2008年11月14日にUSGS月面図幅のLQ30に衝突。 LRO 000000002009-06-18-00002009年6月18日 アトラス V 401 NASA オービター 運用中 LCROSS 000000002009-06-18-00002009年6月18日 アトラス V 401 NASA インパクター 成功 LROを打ち上げたセントール・ロケット上段の衝突を観測。USGS月面図幅のLQ30に衝突。 嫦娥2号 000000002010-10-01-00002010年10月1日 長征3号C CNSA オービター 成功 6か月の月ミッションの完了を受けて、月周回軌道を離れ、地球-太陽間のラグランジュ点 L2に向かった。続いて小惑星トータティスの近くを飛行した。 Ebb(GRAIL-A) 000000002011-09-10-00002011年9月10日 デルタ II 7920H NASA オービター 成功 GRAILの一環で、ミッション終了時、2012年12月17日にUSGS月面図幅のLQ01に衝突。 Flow(GRAIL-B) 000000002011-09-10-00002011年9月10日 デルタ II 7920H NASA オービター 成功 GRAILの一環で、ミッション終了時、2012年12月17日にUSGS月面図幅のLQ01に衝突。 LADEE(英語版) 000000002013-09-07-00002013年9月7日 ミノタウロスV NASA オービター 成功 2014年4月18日にミッション終了、故意に月の裏側に制御墜落。 嫦娥3号 000000002013-12-01-00002013年12月1日 長征3号B CNSA ランダー 運用中 2013年12月6日に軌道に入り、12月14日13時12分 UTC に着陸。 玉兔(英語版) 000000002013-12-01-00002013年12月1日 長征3号B CNSA ローバー ほぼ成功 嫦娥3号着陸機から展開され、月面に着陸。 嫦娥5号T1 000000002014-10-23-00002014年10月23日 長征3号C CNSA フライバイ 運用中 嫦娥5号試料採取ミッション用の再突入カプセルの実証試験。 4M(英語版) 000000002014-10-23-00002014年10月23日 長征3号C LuxSpace社(英語版) フライバイ 成功 嫦娥5号T1の打ち上げに使用された長征3号Cの三段目に搭載。 TESS 000000002018-04-18-00002018年4月18日 ファルコン9フル・スラスト NASA 重力アシスト 成功 指定された地球高軌道に乗るため、2018年5月17日にフライバイ。 鵲橋 000000002018-05-21-00002018年5月21日 長征4号C CNSA 重力アシスト/L2軌道 運用中 リレー衛星。2018年12月に月の裏側に送られる嫦娥4号の通信の下準備として、7月14日に地球–月系のL2指定軌道に投入。 竜江1号 000000002018-05-21-00002018年5月21日 長征4号C CNSA オービター 宇宙機の故障 鵲橋と竜江2号と同じロケットで打ち上げられたが、月周回軌道に乗れず。 竜江2号 000000002018-05-21-00002018年5月21日 長征4号C CNSA オービター 運用中 鵲橋と竜江1号と同じロケットで打ち上げられた。 嫦娥4号 000000002018-12-07-00002018年12月7日 長征3号B CNSA ランダー/ローバー 運用中 2019年1月3日に月面に着陸し、探査車玉兔2号を展開した。月の裏側の大きな盆地を探査する。 ベレシート 000000002019-02-21-00002019年2月21日 ファルコン9 スペースIL ランダー 部分的失敗 民間着陸機の技術実証実験。局所磁気測定。予定された軟着陸には失敗。 チャンドラヤーン2号 000000002019-07-22-00002019年7月22日 GSLV-III ISRO オービター・ランダー・ローバー 運用中 着陸ミッションは通信途絶により失敗。 嫦娥5号 000000002020-11-24-00002020年11月24日 長征5号 CNSA オービター・ランダー・サンプルリターン 成功 月面に軟着陸の後、サンプルリターンに成功。
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