一段目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:09 UTC 版)
明朝第17代皇帝思宋烈(崇禎帝)の妃華清は臨月。そこに華清を賜れとの韃靼王の使者が。李蹈天は賛成するが、呉三桂は反対する。李蹈天は自らの左目をくりぬいて使者に渡し、当座を切り抜ける。この功に皇帝は妹を李蹈天に与えようとするが当の栴檀皇女が承諾しない。皇帝は官女に梅と桜の花を持たせて戦わせ、梅が勝ったら承諾するようにと命ずる。 この花いくさの最中に韃靼の軍が宮廷に攻め入る。李蹈天が裏切ったのだった。皇帝は李蹈天に殺害される。華清妃は呉三桂の手引きで逃れるが、海登の湊でついに砲弾に倒れる。呉三桂は死んだ妃の腹から皇子を取りだし、代わりに殺した我が子を身代わりとして腹に入れる。栴檀皇女は呉三桂の妻、柳歌君に守られながら、海に逃れる。
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