嵐の大洋とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 嵐の大洋の意味・解説 

嵐の大洋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/25 04:29 UTC 版)

嵐の大洋
嵐の大洋の位置
ラテン名 Oceanus Procellarum
英語名 Ocean of Storms
直径 2568 km
面積 2,102,000 km2
月面座標 北緯18度24分 西経57度24分 / 北緯18.4度 西経57.4度 / 18.4; -57.4座標: 北緯18度24分 西経57度24分 / 北緯18.4度 西経57.4度 / 18.4; -57.4
月面緯度 北緯18.4°
月面経度 西経57.4°
テンプレートを表示

嵐の大洋(あらしのたいよう)は、の西に位置する広大な月の海の一つであり、月の表側にある。嵐の大洋は月の海の中で最も広い海であり、南北の長さは2,500キロメートルにおよぶ。ほとんどの月の海と同様に、嵐の大洋はマグマが凝固した洪水玄武岩によって厚く覆われている。嵐の大洋の周辺には多くの湾や海があり、南部には雲の海湿りの海がある。北東にはカルパチア山脈をはさんで雨の海がある。

嵐の大洋には、無人の月探査機サーベイヤー1号サーベイヤー3号ルナ9号ルナ13号が着陸した。アポロ12号も嵐の大洋に着陸している。

2009年10月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、月探査機「かぐや」の撮影画像から、嵐の大洋西部にあるマリウスの丘に、地下の溶岩トンネルに通じる縦穴(マリウスヒルズホール)を世界で初めて発見した。今回発見された縦穴は、直径65m、深さ約80~90mの垂直な穴で、穴底部分は横幅370m、内高20~30mの溶岩トンネルになっている。[1]

2014年にはアメリカのマサチューセッツ工科大学などの研究チームなどは、この海について火山流出物によってできたとする証拠を提供している[2]

脚注

  1. ^ 地下トンネルに通じる縦穴か=「かぐや」画像解析で発見-宇宙機構(時事通信社),2009年10月25日 掲載
  2. ^ 月面の「嵐の大洋」、溶岩流出で形成 米研究”. www.afpbb.com. 2020年7月14日閲覧。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「嵐の大洋」の関連用語

嵐の大洋のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



嵐の大洋のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの嵐の大洋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS