長征3号A
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/26 02:11 UTC 版)
長征3号A(长征三号甲火箭)はCZ-3AやLM-3Aの名でも知られる中国の衛星軌道用運搬ロケットである。3段式で、通常は通信衛星や北斗測位衛星を静止遷移軌道に投入するために用いられる。4基の液体燃料ブースターを備える大容量版である長征3号Bの基幹部分を構成する。 打ち上げ 長征3号Aロケットは西昌衛星発射センターの2エリアと3エリアから打ち上げられる。初打ち上げは1994年2月8日だった。2007年10月24日には、長征3号Aが中国初の月探査機嫦娥1号を打ち上げた。長征3号Aは2011年12月2日時点まで22回連続で打ち上げを成功させた。 技術データ 長征3Aは長征3と長征2Cを元に開発された3段ロケットである。その第3段は低温燃料(液体酸素および液体水素)により推進される。またそれは人工衛星のGTO打ち上げ専用である。GTO用途における打ち上げ能力は2,600 kgである。そのフェアリングの固定外殻は直径にして3 mである。
※この「長征3号A」の解説は、「長征3号」の解説の一部です。
「長征3号A」を含む「長征3号」の記事については、「長征3号」の概要を参照ください。
- 長征3号Aのページへのリンク