パラパD
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/18 19:15 UTC 版)
インドサット(英語版)社は2007年7月にパラパD衛星の製造と打上げをタレス・アレーニア・スペースに依頼した。 衛星バスはタレス・アレーニア・スペースのスペースバス-4000B3(Spacebus)を使用し、24本のCバンドトランスポンダ、11本の拡張Cバンドトランスポンダ、5本のKuバンドトランスポンダを搭載し、インドネシア、東南アジア諸国、中東、オーストラリアなどに、衛星通信やテレビ放送などを提供する。運用寿命は15年を予定していた。パラパDの製造および打上げコストは2億から3億ドルとされる。 インドサットとタレス・アレーニア・スペースは共同でパラパDの打上げ機として中国の長征3号Bを選択した。 2009年8月31日に西昌衛星発射センターから長征3号Bによって打ち上げられた。しかし3段目の2回目の燃焼に失敗し予定した軌道への投入には失敗した。衛星はその後軌道マヌーバを繰り返して予定していた静止軌道に移動したが、燃料が減少したため運用寿命は10年前後に減少した。 名称NSSDC ID打上げ日射場ロケット資料パラパD1 2009-046A 2009-08-31 西昌衛星発射センター 長征3号B
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