ルナ1958Cとは? わかりやすく解説

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ルナ1958C

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/26 07:42 UTC 版)

E-1 No.3
任務種別 月衝突
任務期間 軌道投入に失敗
特性
製造者 OKB-1
打ち上げ時重量 361 kg
任務開始
打ち上げ日 1958年12月4日
ロケット ルナ8K72 s/n B1-5
打上げ場所 バイコヌール宇宙基地ガガーリン発射台

ルナ1958C (Luna 1958C)[1]またはルナE-1 No.3 (Luna E-1 No.3)[2]は、1958年の打上げ失敗で失われたソビエト連邦宇宙船である。重さ361 kgのルナE-1宇宙船は4回打ちげられ、全て失敗したが[3]、その3回目に当たる[4]の表面への衝突を目的としており、実現すれば月面に到達した初の人工物となるはずであった。

金属の雲を作って地球から観測し宇宙船を追跡出来るようにするため、1 kgのナトリウムを放出する予定であった[5]

ルナ1958Cは1958年12月4日にルナ8K72ローンチ・ヴィークルに積まれて[3]バイコヌール宇宙基地ガガーリン発射台より打上げられた[2]。発射245秒後に潤滑油が消失して過酸化水素ポンプが停止、ロケットのコアステージのエンジンが故障した[3]

出典

  1. ^ Williams, David R. (2005年1月6日). “Tentatively Identified Missions and Launch Failures”. NASA NSSDC. 2010年7月30日閲覧。
  2. ^ a b McDowell, Jonathan. “Launch Log”. Jonathan's Space Page. 2010年7月26日閲覧。
  3. ^ a b c Wade, Mark. “Soyuz”. Encyclopedia Astronautica. 2010年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年7月26日閲覧。
  4. ^ Krebs, Gunter. “Luna E-1”. Gunter's Space Page. 2010年7月26日閲覧。
  5. ^ Wade, Mark. “Luna E-1”. Encyclopedia Astronautica. 2010年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年7月26日閲覧。



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