ゾンド7号とは? わかりやすく解説

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ゾンド7号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 09:55 UTC 版)

ゾンド7号
ソユーズ7K-L1型
所属 ソビエト連邦
国際標識番号 1969-067A
カタログ番号 04062
状態 運用終了
目的 宇宙船の試験飛行
打上げ機 プロトンロケット
打上げ日時 1969年8月7日
最接近日 1969年8月11日
(月に接近)
運用終了日 1969年8月14日
(地球に帰還)
質量 5979kg
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ゾンド7号(ゾンド7ごう、ロシア語:Зонд-7、英語:Zond 7)は、1969年ソビエト連邦によって打ち上げられた宇宙船。月に接近したのちに地球に帰還した。人が乗れるように設計されていたが、試験飛行のため無人だった。ゾンド7号は、L1計画のために設計されたソユーズ7K-L1型宇宙船の4回目の飛行だった。

概要

ソ連はアメリカのアポロ計画に対して、L1計画L3計画という二つの計画を構想していた。L1計画の目的の月接近飛行はアポロ8号によって、L3計画の目的の月着陸はアポロ11号によって、それぞれ先に達成されてしまったが(特にアポロ11号はゾンド7号打ち上げのわずか3週間前に有人月着陸を達成していた)、計画は引き続き進められることになった。

1969年8月7日、ゾンド7号はバイコヌール宇宙基地よりプロトンロケットで打ち上げられた。宇宙船は宇宙待機軌道に投入され、続いてロケットの地球周回軌道脱出ステージを点火して月へ向かう軌道に乗った。用を成した脱出ステージは切り離された。月へ向かう途中には地球の撮影を行った。

8月11日、ゾンド7号は月まで1984.6kmの距離に接近し、二回に分けて月の撮影を行った。宇宙船のは月の引力によって軌道を変え、地球へ帰還する軌道に乗った。8月14日、ゾンド7号は大気圏に突入し、予定の着陸地域であるカザフスタンコスタナイ近郊に軟着陸した。

参考文献

関連項目




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