通信衛星とは? わかりやすく解説

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つうしん‐えいせい〔‐ヱイセイ〕【通信衛星】

読み方:つうしんえいせい

マイクロ波による長距離電波通信中継局役割を果たす人工衛星。コミュニケーションサテライト。CScommunication satellite)。


通信衛星

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通信・放送衛星

遠くはなれて直接通信できない2点を結ぶ「通信衛星」

通信衛星は、遠くはなれて直接通信できない2点中継(ちゅうけい)するためのものです。宇宙中継をするためには、両地点から通信衛星が見えていることが必要です。太平洋上に静止衛星インテルサット」が打ち上げられ国際電話テレビ中継おこなわれるようになりました日本でも1983年打上げの「さくら2a」で実用化され、現在「さくら3b」が国内通信新聞紙面の電送活躍してます。

通信衛星「さくら」
通信衛星「さくら」

各家庭のアンテナでも受信できる「放送衛星」の電波

通信衛星と放送衛星大きなちがいは、通信衛星が地上受信局として大きなアンテナなどの施設必要なのに対し放送衛星小さなアンテナで各家庭受信できるように衛星出力大きいことが特徴です。日本では宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))の放送衛星「ゆり」シリーズをはじめ、民間会社による通信・放送衛星も打ち上げられ運用されています。

放送衛星「ゆり」
放送衛星「ゆり」


通信衛星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/25 06:14 UTC 版)

通信衛星つうしんえいせい: communications satellite)とは、マイクロ波帯の電波を用いた無線通信を目的として、宇宙空間に打ち上げられた人工衛星である。CSやCOMSAT(コムサット)などと略される。その出力が大きく、使用目的が人工衛星から直接放送するものを放送衛星(BSまたはDBS)という。




「通信衛星」の続きの解説一覧

通信衛星(CS)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:03 UTC 版)

日本における衛星放送」の記事における「通信衛星(CS)」の解説

スカパーJSAT」を参照 N-SAT-110東経110度)※3:スカパー!(CS1/CS2ネットワーク)、i-HITSCATV向け番組配給通信)、放送以外のサービス通信サービスなど) JCSAT-110R東経110度)※2BSAT-3c/JCSAT-110RCS機能N-SAT-110予備衛星。 JCSAT-2A(東経154度):SPACE DiVA JCSAT-3A東経128度):スカパー!プレミアムサービスパーフェクTV!サービス)、放送以外のサービス通信サービスなど) JCSAT-4B(東経124度):スカパー!プレミアムサービス(スカイサービス)、放送以外のサービス通信サービスなど) JCSAT-RA:予備衛星原則として東経126度で待機し経度±2度にあるスカパー!使用衛星付近軌道遷移しやすくしている。 SUPERBIRD-C2東経144度):SOUND PLANETその他の放送サービスi-HITS放送以外のサービス通信サービスなど) ※2正式名称BSAT-3c/JCSAT-110R普段BSAT-3cとしてBS機能のみを使用しJCSAT-110RとしてのCS機能使用せず。※3:SUPERBIRD-D/JCSAT-110別称を持つ。

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通信衛星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 10:11 UTC 版)

宇宙セグメント」の記事における「通信衛星」の解説

静止地球軌道(GEO) は、衛星テレビラジオ放送データ通信モバイル通信ビジネスサポートする中軌道(MEO) と低軌道(LEO) の衛星も、さまざまなアプリケーション使用される。 通信衛星は、通信ペイロード (リピーターアンテナ) とサポートする衛星バス (ソーラー アレイバッテリー姿勢軌道制御システム構造と熱制御システム)で構成され打ち上げロケットによって軌道配置される成功する衛星運用者には、適切な軌道スロットまたはコンステレーション、および望ましい地域および市場 (つまり、衛星サービス需要高まっている市場) に効果的な電力帯域幅提供する衛星が必要である。 衛星ラジオは現在、約 500 万人加入者にサービス提供し、[要出典]衛星携帯電話データ オペレータは、世界中接続提供する。[要出典]現在、ブロードバンド モバイル端末は、ビデオ会議を含むさまざまなアプリケーションインターネットへのアクセス改善している。

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「通信衛星」を含む「宇宙セグメント」の記事については、「宇宙セグメント」の概要を参照ください。


通信衛星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 15:32 UTC 版)

パキスタン宇宙高層大気研究委員会」の記事における「通信衛星」の解説

パキスタン最初衛星中国によって打ち上げられたBadr-1である。現在パキスタンはPAKSAT-1とPAKSAT-1Rの2台の衛星運用している。 SUPARCOは最初デジタル通信衛星開発1986年はじめた政府アメリカとの交渉行ったが、パキスタン計画アメリカ政府反応見せなかった。変わり中国パキスタン衛星打ち上げることを提案した衛星中華人民共和国に船で搬送され1990年パキスタン最初独自開発デジタル通信実験衛星長征2E西昌衛星発射センターから打ち上げられた。この衛星設計寿命をこえ成功裏終わった。この衛星打ち上げがSUPARCOの鍵となる成功になった。badr-1の後、SUPARCOはbadr-Bの開発続け、この衛星開発にも成功している。 パキスタンのPaksat-1はもともとPalapaとして知られていた。これはHughes Space and Communications Companyによってインドネシアのために打ち上げられたものであったが、後にインドネシア電力異常に陥り衛星利用できない表明した保険給付支払が行われ、衛星権利Hughes Space and Communications Company移動された。その後衛星M/s Hughes Global ServicesでHGS-3となっていたが、パキスタンはこれの権利を「満期貸与」として獲得しパキスタン衛星宙域である東経38度に再配置した。軌道変更の後、2002年12月20日衛星最終位置である東経38度の静止軌道固定された。Paksat-1は運用中サービス提供可能な状態であるが、2012年広範にサービス終了する予定である。 2011年8月14日中国長征3BによってPAKSAT-1Rが打ち上げられた。これは1トン超える重量であり、中国空間技術研究院東方紅4号プラットホームを下に製作された。この衛星はPAKSAT-1に置き換えられる予定である。衛星ブロードバンドeラーニング遠隔医療衛星TV、緊急通信など旧来的、現代的な固定衛星サービス全てサポートしている。PAKSAT-1R衛星合計30個の中継器持っている18個はKu-band用であり12個がC-band用である。高い信頼性システム使用可能性確保するため、2箇所の完全冗長衛星地上局ラホールカラチ建設されており、一方が主となって働き、もう一方バックアップを担う。

※この「通信衛星」の解説は、「パキスタン宇宙高層大気研究委員会」の解説の一部です。
「通信衛星」を含む「パキスタン宇宙高層大気研究委員会」の記事については、「パキスタン宇宙高層大気研究委員会」の概要を参照ください。

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