静止通信衛星
地球の周りを地球の自転周期に同期してまわる人工衛星は、地球上からは静止しているように見える。これを静止衛星と呼び、赤道上空3万5900kmの高さに打ち上げることでほぼ公転周期が24時間になる。地球上からの角度が常に一定のため、地上の2点間の無線通信を行うのにこの衛星を中継局として用いると、打ち上げ角度を一定にできるため広く使用されている。これが静止通信衛星である。
静止通信衛星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 04:09 UTC 版)
1964年、静止通信衛星による国際通信網を運営するための国際協同の組織・インテルサットが日本や米国を含む18カ国で作られた。インテルサットは1965年にインテルサット I号シリーズの衛星を打ち上げて商用の国際衛星通信サービスと開始した。 ソビエト連邦はモルニヤ衛星を使ったが、1973年に打ち上げられたカナダのアニク 1号は世界初の国内通信用の静止通信衛星であった。
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