シンコム【SYNCOM】
読み方:しんこむ
《synchronous communication satellite》1963年に打ち上げられた米国の静止通信衛星。
通信衛星
(シンコム から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 00:45 UTC 版)
- ^ “こんなに細くて大丈夫? 知られざる「海底ケーブル」の世界 (1/2)”. ITmedia エンタープライズ (2015年7月24日). 2018年4月29日閲覧。
- ^ “シンコム2号”. 宇宙情報センター(宇宙航空研究開発機構). 2018年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月6日閲覧。
- ^ Henry, Varice F. (1965年7月). “Television Tests with the Syncom II Synchronous Communications Satellite (NASA technical note D-2911)” (PDF). ntrs.nasa.gov. アメリカ航空宇宙局. 2018年1月6日閲覧。
- ^ “シンコム3号”. 宇宙情報センター(宇宙航空研究開発機構). 2018年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月6日閲覧。
- ^ “Syncom 3” (英語). アメリカ航空宇宙局 (1964年8月19日). 2022年1月5日閲覧。
- ^ “五輪の映像を“宇宙中継”で世界へ 巨大アンテナ”. テレビ朝日 (2021年7月22日). 2022年1月5日閲覧。
シンコム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 04:09 UTC 版)
「:en:Syncom」も参照 シンコム 1号は、最初の静止通信衛星となる予定であった。1963年2月14日、ケープ・カナベラルから人工衛星打ち上げ用の中型ロケット、デルタ B 16号機でシンコム 1号が打ち上げられたが電子回路が故障、静止軌道に向かう途中で沈黙した。 同年7月26日、デルタ B 20号機でシンコム 2号が打ち上げられた。ただし完全な静止状態ではなく、メキシコ沖の大西洋上空で8の字に動いていた。アメリカ航空宇宙局による音声、映像、テレタイプ端末、ファクシミリのテストに成功している。帯域幅に制限があるため、映像中継に音声は付けず、その品質は良くなかったが視聴は許容できる範囲であった。 1964年8月19日、デルタ D 25号機でシンコム 3号が打ち上げられ、問題なく太平洋の赤道域上空、経度180度で静止。同年の東京オリンピックにおいて日米間のテレビ画像伝送がシンコム 3号を用いて実施され、通信衛星の有用性を広く世界の放送・通信関係者に印象付けることとなった。1965年1月1日にアメリカ国防総省へ引き渡し、軍事用通信として活用した。1969年4月に停止した。
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