静止衛星打ち上げ機 Mark-III (GSLV-III)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 15:46 UTC 版)
「インド宇宙研究機関」の記事における「静止衛星打ち上げ機 Mark-III (GSLV-III)」の解説
詳細は「GSLV-III」を参照 状態: 現役 静止衛星打ち上げ機 Mark-IIIは現在開発段階のロケットで、静止トランスファ軌道へ4トンの投入能力を持つ。3段式で110トンの液体燃料コア・ステージ(L-110)とそれぞれ200トンの推進剤の固体燃料補助ロケット(S-200)と25トンの推進剤を搭載する液体水素ロケット(C-25)によって構成される。離床時には約626トンで高さは43.43mでペイロードフェアリングの直径は5mでペイロードの体積は100立方mである。これまで静止軌道へ重量の大きい衛星を打ち上げる時にインドでは他国へ依存していたが完成すれば他国への依存を断ち切るばかりか衛星打ち上げ市場においても優位になる。ロケットはGSLVの技術を受け継ぐが派生型ではない。2014年12月18日に弾道飛行試験に成功した。2017年6月5日、試験衛星をGTOに投入成功。2018年11月14日2回目の試験衛星のGTO投入に成功。2019年7月22日、初の任務としてインド初となる月面着陸を目指した月探査機チャンドラヤーン2号を搭載し打ち上げ。これに成功した。
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